人間は一生、皮膚の内側で一人
瞳は光を景色に変換する機械、鼓膜は振動を音に変換する機械、鼻は物質を香りに変換する機械、脳はそれらを感情に変換する機械。手は感情を行動に変換する機械、喉は感情を言葉に変換する機械。人間は外界の現象を感情に変換して、変換した感情をまた外界にアウトプットし続ける機械。放たれた感情は外界でまた現象になって、その現象は人の中でまた感情に変換される。現象、感情、現象、感情、行き来する愛憎。感情は人の中にしか存在できない。
まじ、皮膚の内側にしか世界はないんだよね。伸ばした手と景色の境界