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''Dance dance anyway, it'll work.'' she says. #フェミニズム #ルッキズム #自己愛 #家族 #恋愛 #ちょっとした備忘録 #英語

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最近の記事

朝焼

またいつか情緒の波に呑まれた時やもしもの事があった時、その時の為に残したい。 こんな人にはもう二度と出会えないと泣き腫らしていたあの日から約2年。 今は違う男に恋焦がれているのだから笑ってしまう。 良くも悪くも皆代わりの人間がいるのだと、本当にそう思う。 あなたがいなくなったとしても、きっと数年後には私は意外にもけろっとしてまた何食わぬ顔で日々を過ごしているのだろうと思うと安心する。 何の見返りも要らない。 ただあなたが愛されているのだと感じて私の元で安心してくれるのであ

    • 玉葱

      全てが終わったあと、これをもう最後にしようと言われた。 じゃあいいよ、と言う私にちゃんと話をしたい、そうじゃないと進めない気がするという風な事を言っていた。 いつも終わった後は反省する、けど今回は特に反省してる。 そう言うのはあなたが私を愛の巣にまで連れ込んだからなんだろう。 そういう関係になるか、2人揃ってだめになるかだと思うからもう最後にしようというあの人を私はただじっと見つめていた。 怒る権利はあるよ、最低だったと思う、全部自分が悪いけどそれでも仲良くして欲し

      • Forget About You

        熱を出した私の為に飛んで帰ってきてくれた事を思い出す。 同じように愛する子どもの為に飛んで帰る姿を見送る。 止める権利なんて無いし寂しいと言う資格すら無い。 何も許されなくても何も言えない程の事をしているから。 いつもこうやってバチが当たるのは私だけなのだろうか。 もう何年も前に言葉を交わした人の姿を重ね合わせているのだとしたら、どんなに恐ろしい事をしているのだろうと思う。 せめて私の意思で想っていたいのだけれど。 口約束に騙されるのは何回目だろうと思う。 口

        • 不在の存在

          誰かの特別になりたいと思う事はそんなにいけない事なのか。 私が足りないと言えば足りないのだから、もっと愛されたかった。 これこそが傲慢というやつですか? 「ずっと好きでいてね」と言われたけれど「もちろん」と無邪気に答える私はもうどこかへ消えていなくなった。 私があなたをずっと好きでいたとして、あなたは私に何が出来ますか? 誰だって無条件に愛してくれる人は手放したくないんだろう。 満たされているあなたと違って私には誰もいませんでした。 私が祈るようにあなたを好きで

          さようならを言う前に

          思った事を上手く伝えられないのは、そもそも伝えたいと思っていないから。 心の内を知られてしまうのは、手の内を見せているようでこわい。 どんな人なのか予測がつかない方が何かと便利なのではないかと思う、変な偏見も付き纏わない。 そんな風に考えては人とは適度な距離を取る、変な噂話には首を突っ込まない、のめり込みそうになる人間関係からは早々に足を切ってきた。 表情が固い、何を考えているか分からないと言われる事は度々あったけれど、辛いと思う事は無かった。 弱いと悟られなければ

          さようならを言う前に

          波の向こうで

          何が引き金になったのかは分からない。 物理的にも精神的にももう帰る場所が無い事を、心が休まる場所が無い事を考え、ふと思い出したかのように悲しくなった。 金曜日の夜、私はひとり泣いていた。 頼れるものが無い事を、こんなにもさみしいと思った事は無かったのに。 思いつく事といえば、最近上司との距離が近くなった事だろう。 それなりに偉い立場の人なのだけれど、私を気遣ってよく一緒に帰ろうと誘ってくれる。 恋愛的な意味では無く、なんだか人間として可愛がってもらっているんだろう

          波の向こうで

          本能を知性で乗り越えろ

          向こう側へ堕ちる感覚がある、所謂ダークサイド。 その度に思い出し私を深淵の底から救い出してくれるのは、『本能を知性で乗り越える』という言葉。 バイリンガルニュースというPodcastsのホストである1人、Mamiさんという方の言葉です。 Mamiさんが引き合いに出していた例の一つは、セフレを好きになってしまったというもの。 例えばセフレに好意を寄せてしまい悩んでいるという人は少なくないが、これは誰かを好きになるという感情であり本能の部分。自分のコントロールの及ばない場

          本能を知性で乗り越えろ

          性教育に革命を

          日本は性教育が遅れていると言う。 娯楽メディアにも顕著に現れるその遅れ。 壁に手をつけ女性が逃げられない状態でキスを迫る事が壁ドンだともてはやされる国。最近では某リアリティショーで女性に無理やりキスをしたワンシーンを、コメンテーターのタレント達が「男らしい」と褒めそやしていた事は記憶に新しい。 かたや一方、私が日課として観ている海外ドラマでは、ティーン同士が性行為どころかキスの段階でお互いにコンセンサスを取っていた。 同意という言葉をまるで知らない日本の性教育。 つ

          性教育に革命を

          好きな人には顔が無かった

          あなたのことを絶えず考えているのに あなたの顔がどうしても思い出せない 気がついてみるとふと耳にした音楽の一節を くり返しくり返し口ずさんでいるのだ あなたに会いたいと思うのだが それは情熱というよりむしろ好奇心で 自分がいったいどうなっているのか もういちどあなたの前でたしかめたいのだ それから先のことは思い浮かばない あなたを抱くことも想像できない ただあなた以外の世界がひどくけだるく 僕は高速度撮影の世界の中の俳優のように ゆっくり煙草に火をつけるのだ するとあなたなし

          好きな人には顔が無かった

          フェミニスト1年目の誓い

          「女の子なんだから少しは配膳を手伝いなさい」と言われて育った。 今は仕事とのバランスが取れないため、自炊は全くしていない。 「男の俺でも自炊してるよ?」 その言葉の裏には''私は女では無い''という意味が隠されていますか? 小学生の頃短いスカートを履いていたら、ジャニーズ顔でイケメンだと有名だった友達に「エロいね」と言われた。 そうやって性的に見られる事が良い事なのだと思っていた私は少し嬉しくなった。 23歳になった今、それを思い出しながらようやく何もかもが間違っ

          フェミニスト1年目の誓い

          OK Boomer

          昨年から若い世代の間で広まったこの言葉。 歳上の人から的外れな事を言われたりされたりした時、「もう分かりましたよ、それで十分ですか?」という皮肉的な意味を込めて使われる言葉。 一気にTwitterのフィードで広まり私の目に飛び込んできたのは、ニュージーランドのクロエ・スウォーブリック議員の演説の動画だった。 彼女が気候変動について演説をしている最中、歳上の議員が野次を飛ばす。 それに対して彼女は一言、''Ok boomer.'' とだけ言いそのまま演説を続ける。 社

          OK Boomer

          愛され方が分からない私たち

          思春期真っ只中の中学生時代から、私は人と継続した人間関係を築く事が出来ないタイプなのだという事には薄々気が付いていた。 ある一定の所まで距離を詰めると、途端に嫌になってしまうのだ。友達が悪い訳でもこれといった明確な理由がある訳でもない。けれど何故か、移動教室の時に一緒に移動しようとか、そういう類の事でいつも息が詰まってしまった。 それは大学生になっても変わらず、むしろ拍車がかかったのか、自分のこの特徴を更に自覚するようになる。 夢中になって取り組んでいたサークルは、縦と

          愛され方が分からない私たち

          好きな人のかさぶたになりたかった

          もうずっと会っていないかつて好きだった人は、私がこれまで出会ったどんな人よりも素直だった。 機嫌が悪い時や落ち込んでいる時はそれが手に取るように分かるし、嬉しい時や楽しい時はあからさまににこにこしているような、そんな犬の様な人だった。 一方で、彼には社会人ともなれば身に付けなくてはいけない空気を読んだり、人に話を合わせたりする事が苦手な所もあった。 歳下ながらにもっと上手く立ち回れないものかと、犬の様な彼を私はいつも惚れた女の顔で見ていたのだった。 彼と仲良くなったき

          好きな人のかさぶたになりたかった

          ブスに発言権は無いって事?

          書けば書くほど自分の輪郭がはっきりしてくるなあと思う。 自分自身をフェミニストだと言う事に興味は無い。ラベリングしようがしまいがどちらでも良い。ただ私はフェミニストに分類されるのだと思う。 私は特別顔が可愛い訳でも無ければ、恋愛経験も殆ど無い。そのくせ短いスカートを履いていたら「エロいね」と言われたり、学校の先生に冗談混じりに明らかに違う対応をされたりと、ある程度の年齢から自分は消費の対象なのだと思わされる事が何度かあった。 それは私の思い過ごしだったのかもしれないし、

          ブスに発言権は無いって事?

          誰の為のトラウマか

          ドラマ『Nのために』の中で、過去のトラウマを抱えていた杉下に管理人の野原のおじいちゃんが 「苦労はね、忘れるのが一番。」 そう言いながら、温かな眼差しで杉下の頭を優しく撫でるシーンがある。 もう苦しまなくてもいいのだという安堵で杉下は涙を流す。 トラウマは、乗り越えられるか否かという論点で語られる事が多いけれど、杉下の様に過去に後ろ髪を引かれて生きてきた私は、「そもそも私にはトラウマを乗り越えようという意思があるのか」という大きな事実に気付き始めてしまった。 いつか

          誰の為のトラウマか

          私の遺伝子は要らない

          5歳年の離れた妹がいる事も手伝ってか、小さな子供の面倒を見る事は朝飯前だった。 どんなに悪い事をしても心の中では子供なんだから仕方がないという気持ちがある。その余裕を見抜いているのか、子供も私によく懐く。 けれど子供が欲しいと思った事は一度もない。授かりものだと言うけれど、つくる気は無ければむしろ要らないとすら思う。 なぜなら子供は親のコピペだという認識が私にはあって、それがずっと頭から離れないから。 知り合いの子供や公園で遊ぶ知らない子供。笑った顔がお母さんに似てる

          私の遺伝子は要らない