『東京放置食堂』をみた
つい最近片桐はいりのエッセイを読んだのもあって、始まったら見てみようと思っていたドラマ。
見る前は『深夜食堂』のような雰囲気かな、と思ったけれどそれとはまたひと味ちがうようだ。
『深夜食堂』のマスターは寡黙で相手に過剰には踏み込まない、でもいつもそこにいて食事という一点でその人を支えてくれる。
対して、片桐はいり演じるのは、店主の渚とともに伊豆大島の〈風待屋〉という小さな居酒屋を切り盛りしている元・弁護士の真野日出子。彼女は、自転車の二人乗りを見かければ迷いなく注意してしまうような、ちょっとおせっかいともいえる性格。店を訪れる客にも伝えるべきと思ったことをストレートにビシッと言う。
個人的にはマスターのスタンスが好きかなと思うけれど、片桐はいりにこの役どころはとてもしっくりくるなと思う。
タイプは全然ちがうけれど、こんなふうにひとつの場を通してひととき繋がる関係性というのはなんだか好き。来週からも見てみようと思う。
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