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やらざるを得ない状況に飛び込め

一体どうしたのかと問いたくなるほど、今月は外に出る予定が詰まっている。やるべきことと過ぎゆく時間に、必死に食らいついている感じ。今日も一件外に出る仕事が入っている。ありがたい限りだ。

周りのママ仲間や家族、取材先でお会いした人にとっては、珍しい仕事だと思われることも多い。昨日も、「へえ、そんなお商売をしてらっしゃるの」と言われたし、「えー、すごいね。才能だね」と言われることもある。

「才能」といわれるたびに、「いやー、才能というより、ただ書くことがたまたま好きだっただけだよ」と返している。その「好き」が才能だといわれれば、「そうか、好きなものがあってよかったなあ」とは思うのだけれど、実際のところ、「才能」は特に持ち合わせていない。「マジで文章書けないんだよ」という人に比べれば書ける、それだけだ。


仕事を始めて、何とか仕事の幅が広がったり増えたりしてこられたのは、単に飛び込んで泳ぎ続けてきたからだと思っている。

考えすぎてゼロ地点から進めないということにならないように、やる・やらないを判断したら、とにかくダイブしてしまう。一度ダイブしてしまったら、考えながらであっても、腕や足を動かさざるを得ない。でないと溺れてしまうから。そうして、動かしていれば自ずと前に進む。それだけだ。

「やらざるを得ない」という環境に身を置くことが、わたしのような考え込みやすいタイプにはいいのだろうな。そうして泳ぎ続けていたら、「分岐点がありますけど、どちらに行きます?」とか、「しばし足がつく浅瀬になりますよ」とか、周りの風景や与えられる環境も変わっていくものだと思う。


目の前にある水をとにかく掻き続ける。その中で、「腕はこう動かした方が楽かも」「息継ぎはこうやればいいんだ」と小さなバージョンアップを繰り返す。その小さな繰り返しを重ねることが、大きな変化に繋がっていくのではないかなあ。


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卯岡若菜
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