外側の外側にいる人たち
朝から夕方まで、カフェでカタカタ書き続けていた。ビジネス街にある店だということもあり、自宅近くのカフェとは異なり仕事中の人が多い。窓際のカウンター席にはコンセントがあるため、パソコン作業をする客が大半だった。
両隣の客が何度か変わる。あるときは海外の人と仕事の打ち合わせをするビジネスマンが、あるときはどうやら最終面接を目前にしている就活生が。(でかでかと「最終面接」と書かれている用紙が見えてしまった)
いろんな人がいるなあなんて当たり前の感想が頭に浮かぶ。いろんな人が、いろんな世界でがんばっているんだなあ。
昨日は記事制作に取り掛かる前に必要だから、とエンドクライアント企業が設けた研修に参加した。想像していたよりも多くの人が同席していて、この仕事に関わる会社・人の多さを実感した。
書き手はわたしひとりだ。そして、書くときはひとりだ。取材の際はクライアントや取材相手と顔を合わせるため、その存在を体感できるけれど、基本的にはいつだってひとりだ。
だけど、やっぱり当たり前のことなのだけれど、向こう側には人がいる。それも、わたしが思っているよりも多くの人が。
そして、その先には不特定多数の人がいる。読んだり、見たりする人たちが。
だから何だと言われたら困ってしまうのだけれど。
直接関わることがなくても、人は人と生きている。そこにいる人のことをちょっとでも想像してみたら少しでもやさしい気持ちになれる気がするし、よりよいもの・ことを生み出す力になり、思考のきっかけにもなるんだろう。たとえば、満員電車で過ごす時間も。
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