ラ コリーナ近江八幡 散歩
藤原定家筆の「古今和歌集」の注釈書「顕注密勘」の原本が発見されたそう。国宝級の発見。冷泉家の蔵に、なにやらあることは知っていたが、開けてみると大発見。冷泉家は書物の保管をしていた家系なので、他にもっと出てきそうな気はする。新しい発見に期待したい。こんにちは。
山に登る予定で、朝5時に起き、気分が乗らないので西本願寺に行き、最朝に参って、フラフラと。
行く予定になかった京都国立近代美術館で鉄斎展を見に行き(感想は割愛)、細見美術館へ行ったら休館中だった。
エンジンが搭載されています。ペダルがありません。ブレーキもありません。真っ先に「魔女の宅急便」を想像してしまった。
そんなこんなで、昼過ぎには帰路につきますが、どうも面白く無いので寄り道できる所はないかと考えた結果、なぜあれを見逃していたのかと今でも不思議に思っていた所へ。
ラ コーリナ近江八幡
お菓子屋さんです。バームクーヘンとか有名です。
ただ、私は、建築、建物に興味があって訪れています。藤森照信氏による建築物です。藤森氏というと、モザイクタイルミュージアムが記憶に新しい。なので、説明は省きます。
建物が自然と共生しています。敷地の周囲には屋根付きの通路があり、屋根の上には植栽が設けられています。裏に見える八幡山と溶け合うように設計されていることがわかります。
モザイクタイルミュージアムの記事でも書きましたが、私からすると、藤森氏は茶室創造の人。
彼のつくる建築はユニークなものが多いけれど、環境に対しても真剣に取り組んでいることが、、ここでは容易にわかります。
いろいろと考えさせられました。機能と低コストだけを追い求め、結果、画一的な世の中になっていっていますが、コレで良いのかと。コレが望んだ形なのか。許容されないものは失われていくわけだけど、あまりにも大きく色々なものを失っていないか。口癖のように言ってますが、心が貧しい状態にだけは陥って欲しくない。
わかりますでしょうか。屋根から水がしたたっています。雨ではないです。草葺きの屋根を維持するために隣山から水を引いてきて散水しているようです。動線になる所は、樋が設けられており、流す場所を指定しています。
実は2021年2月に、八幡山を登っています。
コロナ堝で鬱屈して辟易していたのだと思われます。現実逃避していたようです。八幡山を縦走して、ラ コリーナの脇を通って帰ってきています。なぜ見逃した??
あの山の中からは間違いなく見えない・・・はず。眺望が悪い。駐車場に入る時に見たことあるな とはなったので、見てはいるのだろう。この辺りは、何度も足を運んでいるけど、今の今まで見落としていた。
人をできるだけ、移し込まないように撮りましたが、お客さんはけっこういます。他府県ナンバーも多いし、海外のお客さんも。週末は混み合いそう。
人がいなければ、すごく、静かでゆっくりできそう。貸し切って読書したい。