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MIHO MUSEUM

MIHO MUSEUMは滋賀県の湖東にあります。バスは石山から出てるのかな・・・情報が古いかもしれませんが、山の中に存在します。
冬期は閉館しているなど、年中開館してはいません。
前回は少し前になりますが、曜変天目をお目当てで伺った記憶があります。
良い展示とコレクションを兼ね備えている館ですが、足は遠い。
経営母体はMOA美術館と同じ所が運営しています。
今回の展示は「うまし うるわし 日本の食事」

日本文化、生活史、または茶の湯の変遷を勉強したり学んだ人出あれば身近な研究領域であるとは思います。
ついこないだも、昔の日本は米をたらふく盛って・・・なんて話をされましたが、これは、一時の時代に見られることです。
こうした風習は平安時代に見られる大饗の影響を受けており現在でも高盛飯などに名残、現在でもよくある懐石料理は茶の湯の成立後に現れます。「懐石」は現在では「会席」と表しますが、元々は禅僧が修行中に温めた石を懐に忍ばせたことを意味する「懐石」を元にします。以降、説明を省きますが、日本の文化であって食の形を示しながらも、多分に海外(代表的に主に中国、唐・明など)の影響を受けながら、日本の食文化は成立し(食材・料理のみでは無く食器、食事の場のあしらい、更に言えばその建物、建築物にまで及びます)現在につながっています。

長々と書きましたが、私の目的、その二はこれです。伝播の仕方は置いておいて、東アジアの文化史をまじめに勉強してみようかと思った次第です。とりあえず、一番近いところで手っ取り早く見られる館として思い当たったのがMIHO MUSEUMだったわけです。日本の文化を真剣に考えようと思ったら、国内だけでは絶対に完結出来ることは無く、一歩踏み込んだ考察をするには東アジア史は不可欠なわけ。当たり前のように刷り込まれていた知識からすこし脱却を図りたいわけです。

MIHO MUSEUMと言えば、館にまでの道のりも楽しみの一つでしょう。
歩くとチケット売り場やカフェを含む入口から、館まで10〜15分程度歩かなくてはいけません。それだけ敷地が広いってこと。そのためにバスも運行されていて、不安のある方は無料バスで往復することも出来ます。私は、暑さが去ったこともあり、歩くことが楽しい季節になったので歩いております。

館内。開放感溢れる設計と広さ。来館者も少なくゆっくり見ることができ、あまりストレスを感じることが無かったのは幸い。
春、秋の盛期の週末とかは混雑しているイメージしかないかも。展示内容によっては、その限りでない感じで混雑する。

館までの途中にあるトンネルは有名ですね。
桜の時期になると、反射でトンネル内が桜色になります。

アクセスの悪さをなんとかしてくれたら、度々に通いたい館ではある。
あとは、レストランで食事をしたいなと、毎回思うものの混んでいて入るまでに至らない。
季節の良いとき、混んでいない期間を狙って行くことを強くお勧めします。

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