ブレークスルーした瞬間を振り返る【前編:回想】
会社の後輩であるM君から要望をもらったテーマで今日はnoteを書きたいと思う。
テーマは「ブレークスルーした瞬間」。
ブレークスルーという言葉はあまり聞き馴染みがない方も多いと思うが、M君曰く「爆発的成長」を意味しているとのこと。
M君は、今年の1月に中途入社した呪術廻戦ヲタクの25歳。
退職者等の兼ね合いもあり、急遽今年の4月から未経験ながら営業職にコンバートした。
やったこともない営業をいきなりやることになったので、それなりに苦労していて、壁にぶつかっているところだ。
「早く成長して目の前の壁を突破したい」という気持ちから、このテーマをオーダーしたのだと思う。
(ちなみに私が個人的にM君に借りがあったので、「希望のテーマでnote書くよ」と打診した。)
私自身、人に語れるほど大きなブレークスルーをした体験がないのだが、今日は捻り出して頑張って書こうと思う。
【ブレークスルーした瞬間①】社会人2〜3年目
過去のnoteにもまとめたので重複する部分が多々あると思うが、ご了承頂きたい。
私は社会人2年目に突然出向を命じられ、会社を移った。それが私とWeb広告の出会いだった。今はどっぷりweb広告に浸かっているが、別にもともとweb広告の仕事をやりたかったわけではない。
というか、そもそもやりたい仕事なんてなかった。目の前に出された食事がたまたまweb広告だったので、それを言われるがままに食べただけだ。
「やりたい仕事をやるのが一番!」なんてことがよく言われるが、やりたい仕事がある人の方が少ないと思う。それに、念願のやりたい仕事に就いたはいいものの、「やってみたら何か違った」と早々に気付いてしまうことも日常茶飯時だ。
話を戻すが、
私の場合、この時期に「3つの幸運」が重なったことでたまたまブレークスルーに繋がったと思っている。
ブレークスルーに繋がった3つの幸福
1つ目の幸運は、web広告の市場自体が伸び盛りのタイミングだったこと。
伸びてる業界は変化が激しく、凝り固まった常識もない。身を置いているだけでも、相対的には成長できる。さらに、上も詰まっていなくて若くても出世がしやすい。業界と時期の幸運によって短期間で色々な経験を積むことができた。
2つ目の幸運は、web広告の中でも当時新興プロダクトであったネイティブ広告の運用チームの立ち上げに関われたこと。
新興プロダクトには常識や定石はない。むしろそれらを自分で作っていかなければならない。私にはこの環境があっていたのだと思う。
「こうしなければいけない」みたいなものが多いのは息苦しいし、楽しくない。新しいものであれば何をやっても怒られないし、逆に何も指示されない。
すべて自分で考えてやらないといけないので能動的に動く癖も勝手についたのだと思う。
3つ目の幸運は、早期に上司がいなくなったこと。
いなくなって幸運だったというと人聞きが悪いかもしれないが、悪意はないのでご了承頂きたい。
立ち上げから1年弱くらいが経ち、チームとしても右肩上がりでどんどん成長していたタイミングで、2人で一緒にチームの立ち上げをやってきた上司が異動となり、私は事実上チームを任された。もちろんマネジメントなんてやったことないし、1プレイヤーとしてもまだまだ未熟だったし、なんなら社会人としても未熟だった。側から見ればわりと無謀な環境だったと思うが、私自身はこの時はプレッシャーなんて全く感じず、ワクワクしていた。もともと早く出世したいと思っていたので、自分にとってはまたとないチャンスだと感じていた。ここが頑張りどころだと覚悟を決め、身を粉にして働いた。
この3つの幸福が重なり、棚からぼた餅みたいな感じで当時最年少でのMVP賞までいただけたことで、周囲の自分に対する見方が変わり、実態以上の期待をかけてもらえるようになった。
特に優れたスキルや知識を持っていたわけではない平凡な若手サラリーマンだった自分にとっては、この体験は1つのブレークスルーだったように感じる。
【ブレークスルーした瞬間②】社会人7年目
2つ目のブレークスルーは社会人7年目でかなり最近の話だ。
4〜6年目も別にサボっていたわけではないし、新しいこともたくさん経験したが、どちらかというとなかなか報われない苦労が多かった時期のように感じる。その辺りの詳細はこちらのnoteにまとまっているので、詳しく知りたい方はぜひご覧頂きたい。
社会人7年目に何が起きたのか。
それは、このnoteの執筆を始めたことだ。
このnoteは自分の転職を機に、後輩たちにノウハウを残すための遺書として書き始めたのがきっかけだった。
こんなに多くの方に読んで頂けるようになるとは全く思ってもいなかった。
noteを書き始めて、Twitterで発信をするようになって、自分がこれまで蓄えてきた知識が想像以上に需要があったことを知った。そして、これまで社内からしか貰えていなかったフィードバックを世の中の多くの人から貰えるようになり、気付きの量が格段に増えた。
それまでは無意識的に「社内で必要とされること」を基準にしていたが、世の中に向けて発信活動を行う過程で「世の中で必要とされること」が自分の中での基準となった。視野が広がったことで、取得する情報量も増え、考え方も変化してきているように思う。
現時点では変化の過程という感じで、自分自身としては「ブレークスルーした」という実感はなく、実際してないと思うのだが、明らかに周囲の反応が変わったのは実感している。
自分的にはこれまで社内に向けてやっていたことをnote/Twitterに場所を移しただけ、という感覚だが、周囲の人からは何かすごいことをやっている風に捉えられることも増えてきた。こう思ってもらえるようになった要因については後編でまとめようと思う。
前編まとめ
前編は自分自身が「一皮剥けたな」と思えた瞬間の回想をメインに書かせて頂いた。
改めて「運」要素がめちゃくちゃ強いなと感じているが、「運も実力のうち」という名言もあるのでお許し頂きたい。
後編では、これらの出来事を客観的に振り返ってみて、どういうマインドや行動がブレークスルー(爆発的成長)に必要なのか?をできるだけ論理的に解説してみようと思う。
振り返ってみると、今の自分には欠けてしまっている部分もたくさん見つかり、反省して改めていきたいと思っている。
皆さんにとっても、何かヒントになる部分が一つくらいはあると思うので、ぜひ後編も読んで頂きたいです。
それでは〜👋
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