【広告運用初心者向け】「運用って難しい…」と感じる理由を解説してみました
広告運用を始めたばかりの人に「広告運用やってみてどうですか?」と聞くと、みんな口を揃えて「難しいです…」と答えます。
始めたばかりのころは、覚える用語が多かったり、指標の相関関係を覚えるのが大変だったりと、基礎的な部分で難しさを感じると思うのですが、
今回は、『案件を持つようになってから感じる難しさ』について解説してみたいと思います。
広告運用が難しいと感じる理由
神宮寺の見解:ゴールがわかりにくい
自分が運用している案件の適切なCPAは誰にもわからない。
クライアントには、目標を達成してもさらにCPAを下げてくれと言われる。
今月頑張ってCPAを下げたとしても、来月さらに低いCPAを求められる・・・。
「どこまでCPAを下げれば、納得してくれるのかな?」
「もうこれ以上下げれません、と伝えてもいいものかな?」
「これ以上下げれない根拠って提示できるのかな?」
という疑問が湧いてきます。
CPAは、商品の品質、ブランド、会社の知名度など無数の要因で構成されています。
その商品の適切なCPAは、誰にもわかりません。(私はそう思っています)
だいたいのケースは、LTVなどから逆算し、○年で投資(広告費用)を回収するならCPAは〇〇円くらいかな、
という感じでCPAは決められています。
競合商品のCPAももちろん加味しますが、商品スペックや認知度の違いがあるため、参考程度にしかなりません。
そんな中で、毎月毎月CPAを下げ続けるのは、大変ですし、モチベーションを保つのも難しいですよね。
そこから抜け出すヒントになる内容を書いていきますね。
Step1:クライアントとの信頼関係を築く
ポイントは、一人の運用者として、信頼を築く意識を持つことです。
会社としてクライアントの信頼を構築できるのが理想なのですが、それは難しいです。
一人一人が、個人として信頼を勝ち取る意識を持つことが一番重要です。
では、どうすれば、信頼をしてもらえる運用になれるか?
一番重要なのは、「改善の抜け漏れをなくす」ことです。
車の調子が悪い時、タイヤしか見てくれない修理工って怖いですよね?
エンジンとかガソリンとか大丈夫かなって思っちゃいますよね。
そんな修理工には、二度と修理は頼まないと思います。
広告運用も同じで、クライアントは「CPAが高い」ということしかわかりません。
それなのに、運用者がクリエイティブの改善の話しかしなかったら、
「この人大丈夫かな?」「ターゲティングとか理解してるのかな?」「他の会社の人に頼んだほうがいいかも?」って思われちゃいますよね。
「要素がたくさんあって全部網羅するのって無理じゃない?」
「クライアントにそんな細かい話をしたってわからないよ」
という意見もあると思いますが、そんなことないと思います。この2点について深堀りしていきます。
「要素がたくさんあって全部網羅するのって無理じゃない?」
私の見解は、「無理じゃない」です。全部実行するのは無理ですが、全部考慮するのが大切です。
成果改善における要素は、大きく分けると以下の4つに分類できます。
・媒体選定
・入札
・ターゲティング
・クリエイティブ
私は、常にこの4つの要素で振り返るようにしてます。
本日はざっくりしか説明しません。今度各項目を深くまとめたnoteも書こうと思ってます!
▼媒体選定
「今の媒体プランニングは最適かな?」「他にもっといい媒体ないかな?」と考え、媒体社にヒアリングしたり、社内の事例を調べたりします。
▼入札
「入札単価は適切かな?」「自動入札入れたほうがいいかな?」「目標CPA単価は最適かな?」
と入札に関わる部分のチェックをします。
自動入札の場合、あまりコロコロ単価を変えるのは、逆効果になるケースもあるので、そこは要注意です。
▼ターゲティング
「無駄なユーザーに配信が出ていないかな?」「試してみる価値のあるターゲティングはないかな?」
と、ターゲティングの側面で改善策を考えます。
あまり運用型広告に詳しくないクライアントは、ターゲティングを結構気にするケースも多いので、
予め媒体特性に応じたターゲティング設計を伝えておくと良いと思います。
ただ、媒体社推奨のターゲティングが必ずしも正解というわけではないので、
状況に合わせてチューニングできるように、色々と試しながら、成果の良いターゲティングを見つけていくアクションをオススメします。
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