見出し画像

     立夏養心

5月5日の今日は立夏です。
立夏は、二十四節気の第7番目で
夏季の始まりです。

夏季とは5、6、7月の3ヶ月で
立夏、小満、芒種、夏至、小暑、大暑の
六つの節気があります。

陰気が潜伏し陽気が最盛になり
一年の中でもっとも暑い季節です。
五臓の心は、火行に属し夏の臓器です。

起きやすい心の不調


寝つき悪い、頭がボーとする、夏バテ、熱中症、下痢、食欲不振などが起きやすいです。

心の養生ポイントは『養心安神』です。
一日での生活養生としては
・朝は花畑での散歩
・昼寝をする
・夜は頭をかっさで流す

心血を消耗する悪い習慣

◉夜更かし
23時は人体の造血機能が活発に行われる時間帯です。夜更かしは造血どころか、心血を消耗させてしまいます!長くなると目の乾燥、視力低下、動悸や不眠など血虚や陰虚の症状が現れます。

◉汗をかきすぎる
汗は心が蔵している液(潤い、水分)です。
『汗と血は同源』のため
かき過ぎると血液不足に繋がります!

◉体を冷やし過ぎ
夏には冷房の温度設定や冷たい飲食の過度の摂取に要注意。体が冷え過ぎると、傷つけられるのは心の陽気で、体温を36.5に保つため心がオーバーワークして疲れしまいます。また、それを支えるために血も消耗されます。

心の食養生

💮蓮子・蓮根
蓮子と蓮根は安心養神効果がとても高いです。不眠やイライラするなどの症状改善に役立ちます。

💮枸杞茶
枸杞の実は、心陰と心血を補う漢方の生薬でもあります。


💮小豆、鳩麦、緑豆のおがゆ
利尿効果が高く、健脾安神の効果や余分の熱を排出する効果があります。

💮ゴーヤー
利尿、健胃効果が高く、不眠や動悸、気持ちが落ちつかないなどの改善に優れた効果があります。

💮卵🥚
卵は補気滋陰効果があるため、立夏から毎日食べるとエネルギーを補い、心を養ってくれます。とくにお茶と中華香辛料で漬けた茹で卵の茶葉蛋(チャヨウダン)がお勧めです。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?