逆転親子。
「逆転親子」という言葉を初めて聞いた。
夕刊UNIにもちょくちょく登場している私の父であるが、先日「肺がん」の診断が下った。
今から詳しく検査をして、どのような治療方針になるかを決めていきましょうと医師からは説明を受けている。
父は20年前に心筋梗塞をしてからというもの、数年に一度は何らかの体調不良を引き起こし、救急車で運ばれたり手術したりを繰り返しているが、このたびはまたデカイのがやってきたなぁと思っていた。
母は血圧が高いからショックを受けると倒れてしまう!という言い訳を前提に、長女である私に「uniちゃん、お願い‼︎」と病人が出たり、人が亡くなったりするたびに私を頼り、全てを託すことが習慣になっている。
「仕方ない。なぜか私にはそういう役回りが回ってくるのだ。」
そう自分では諦め半分で受け入れて、今までの人生を生きてきたところがある。
しかし。
先日の父の検診日に付き添っていたときに、気分が悪くなり病院で倒れてしまった。心臓がドキドキして立っていられなくなった。
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