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詩ことばの森(287)「雪の朝」

雪の朝

しんしん という音で
目が覚めたのだった
すぐに雪だなと思った

雪は静かに降っている
この世の音をすべて消して
静寂さだけを残しつつ

しんしん
しんしん
雪が降りつづく

(森雪拾)

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