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文美子のLeave Memories Message ③         先祖・家族・地域ルールを繋げる

Leave Memories Messageとは
「終活」の意味ですが、今まで生活してきた「歩」「栞」「記憶」「思い出」「希望」等を大切な人に託し、繋げるための「物事・心の準備」をしていくことを意味しています。

2023年5月現在、準備を進めていらっしゃる方は、
35歳~64歳までの方は、約15%
65歳から69歳の方は、22.3%
70歳~74歳の方は、約24%
75歳~79歳の方は30.4%との結果になっています。
行っていない方の理由としましては「面倒に感じる」「まだ対象年齢でないい」ということです。

また、「物事・心の準備」をすることに関しても賛否両論あるかと思います。普段から、家族とのコミュニケーションをとり、その都度伝えているということもあるかもしれません。子供の側からも、心配なので聞いているということもあるでしょう。それも「書き留めて伝える」ではありませんが、
口頭で言葉を通して託し、繋げるということになるのではないでしょうか。

⒈ 先祖のルーツは、自分を考えるうえでとても大切なものです。
・名前はどこから?先祖の身分、昔の地形やご先祖様はどんな方、生活歴等
・家系図を作成(親族との関係性、属性、性格等を知らせるため、場面で相談できる人や弔辞、物事を良く知っている人の引継ぎ)
・先祖の墓石、お寺の過去帳、戸籍謄本も大切な情報です
・ご先祖の菩提寺、ご先祖や親族の命日や挨拶の仕方

⒉ 地域との関係
・親しい人、親戚等のリスト作り(いざと言うときの絞り込みリスト含む)
 (年賀状、お中元、お歳暮、同窓会、趣味、その他の付き合い等)
・町会費、隣組で行う行事、当番、町会運動会、お見舞い、葬式のお手伝 い、草刈り等
・自宅の修繕関係業者、ガス、電気、水道修理の連絡先等
居住地域により様々でしょう。必要な内容をピックアップし伝えましょう

⒊ 家族での決め事や自分の考えを伝えましょう
・自分が、今までどのような生活をし、何に喜び、悲しみ、怒りを通して考えたことや伝えたいこと。好きな事、好きな食べ物。嫌いな食べ物や趣味
過去を振り返ることで、不安に感じていることやこれから何を行えばいいのかが見えてきます。
・ご夫婦でも、役割分担をしている場合には、意外と相手の役割の内容を把握していないこともあるようです。
例えば、知り合いの方は、ご主人が主に対外的な役割を担っていました。
ご主人に先立たれた奥様は、長く住んでいても対外的役割の内容を全く知らなかったため、子供さんに伝えられなかったということがあったようです。

その都度、家族と話をして共有できれば、より自分の気持ちが伝わるのではないでしょうか。

コミュニケーションも「書き留める」と同じくらい大切で重要なツールです。1回(書けば)伝えれば終わりではなく、変更や加筆は何度でも可能です。幸せのために、些細な事でもお互いに伝えあえればいいですね

~May you all be happy(皆様の幸せのために)~
ライフキュレーター・御室文美子
(終活ライフケアプランナー、看護師、社会福祉士、精神保健福祉士)





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