詩ことばの森(272)「野仏の道で」
野仏の道で
僕の散歩コースは
たいてい山林が多い
谷間を流れる小川の道で
秋の風に吹かれながら
気分良く歩いていると
石仏があったりする
江戸時代の年代が刻まれていて
古い土地を思わせるのだ
昔はお祭りやお供えもされて
村人の願いを聞いていただろう
今ではすっかり
あたりは森になって
村も人も住んでいないから
野の仏様もさみしそうだ
(森雪拾)
野仏の道で
僕の散歩コースは
たいてい山林が多い
谷間を流れる小川の道で
秋の風に吹かれながら
気分良く歩いていると
石仏があったりする
江戸時代の年代が刻まれていて
古い土地を思わせるのだ
昔はお祭りやお供えもされて
村人の願いを聞いていただろう
今ではすっかり
あたりは森になって
村も人も住んでいないから
野の仏様もさみしそうだ
(森雪拾)