秋の漂い⑫ 太宰治の生家「斜陽館」
太宰治の故郷は、青森県の金木です。
弘前から五所河原で、津軽鉄道に乗り換えて金木に到着です。
「青森県は、どのくらい寒いのだろうか」と不安でしたが、不安も何のその
晴天に恵まれ暑かったです。
金木駅から歩いて10~15分位の間に見どころが点在します。
駅を降り、駅前の道を真っすぐ歩いていくと、道が二股に別れ(メロス坂通り、荒馬通り)どちらから行っても太宰治の生家である斜陽館にたどり着きます。
斜陽館に到着し、受付を済ませて中に入ります。広い土間が裏口まで続いています。ピカピカの廊下の突き当りに蔵があります。蔵の中にも展示品がありますが、撮影禁止になっています。1階には、お部屋の区切りもあまりない、広いお部屋がありました。
土間の左右にお部屋があり、展示以外のお部屋が喫茶室・休憩スペースになっています。
大邸宅で生活する様子を思い浮かべてみました。
当時は、青森県で4位の資産を保有し、斜陽館から駅に向かって広大な土地が、すべて太宰治の所有地だったとお話しをお聞きしました。
現在15時過ぎ。電車の時間は16時10分頃。
今までお昼ご飯を食べる時間と場所がなく、近くで探してみました。斜陽館から、ほど近いお土産屋さんにはラーメンがありましたが、暑い日でしたのでお寿司を選択し「奴寿司」さんにお伺いしました。
青森県のご当地ネタに期待しながら「おまかせ寿司」にしてみました。
ご当地寿司なのでしょうか。「フカヒレ」のお寿司は初めましてでした。
全部のネタが美味しかったです。
平日でしたが、ほとんど地元の方が道を歩いてる姿を見かけず、お会いすることなく、観光客の方が町中を歩いている感じで、とても静かな町でした。
とても貴重な思い出になりました。
御室文美子