文美子のLeave Memories Message ⑮ 再会
Leave Memories Message」とは、
わかりやすく「終活」を意味します。「Ending」「終」でなく、今まで生活してきた「歩」「栞」「記憶」「思い出」「希望」等を大切な人に託し、繋げるための「物事・心の準備」を意味しています。
Leave Memories Messageの「自分の身辺整理」について、少しづつ考えています。
最近は、SNSで新年の挨拶を済ませる事も多く、昔から付き合いのある友達は「元気だより」の年賀状で、現状を知り昔を懐かしんでいます。
「年賀状じまい」一人減り、二人減りと、やはり寂しい気持ちになります。
「いつかは年賀状じまい」ですが、まだ寂しさを感じて、やろうと言う気持ちになれません。
そんな中、年賀状が来たり、来なかったりの親友から「やっと子供も、巣立ち時間ができたの。会いたいわ」と電話がありました。
またまた、25年前に、3ヶ月お世話になった職場の上司から「お久しぶりです。会いたいです!」と突然メールが来ました。年賀状のみで、全く連絡取り合っていなかったので、ビックリしました。
上司と約束をして、理由もわからず当日をむかえました。
「突然でごめんね。時間も限られてるし『会いたい!』と思ったら、会いたい連絡してるの」と。
「会いたいと思って下さり、ありがとうございます」と言う気持ちで「嬉しいです」とお返事しました。
25年の歳月は、直ぐに時間を巻き戻し、3時間半の楽しい時間が過ぎ、再会を約束し別れました。
上司は言葉には出しませんが、自分の人生の大切な時間を、悔いのないよう「大切な人や、会いたい人に会っておく」という「身辺整理」をしているように感じました。
「Leave Memories Message」は大切な事ですが、なぜか寂しさと柔らかい心の覚悟みたいなものを感じてしまいました。
時間はあるようでない。後悔しないように「会いたい」と思ったら、「会いに行く」ことの大切さを、改めて教えていただきました。
ありがとうございます。
~May you all be happy(皆様の幸せのために)~
ライフキュレーター・御室文美子
(終活ライフケアプランナー、看護師、社会福祉士、精神保健福祉士)