詩ことばの森(278)「冬枯れの庭に」
冬枯れの庭に
冬枯れの庭に
ぽつんと一つ
灯りをつけた
花が咲いている
ひとりで歩く
寂しい庭を
やわらかな灯となって
花が咲いている
こうしてまた
今年も終わり
自らの足跡をたしかめるように
冬の寺の庭を訪れた
あたたかな日射しに
照らされた
冬の庭には
時折 冷たい風が吹く
(森雪拾)
冬枯れの庭に
冬枯れの庭に
ぽつんと一つ
灯りをつけた
花が咲いている
ひとりで歩く
寂しい庭を
やわらかな灯となって
花が咲いている
こうしてまた
今年も終わり
自らの足跡をたしかめるように
冬の寺の庭を訪れた
あたたかな日射しに
照らされた
冬の庭には
時折 冷たい風が吹く
(森雪拾)