詩ことばの森(263)「武蔵野の風」
武蔵野の風
武蔵野の風が 野を走る
闇を突き抜け 光を灯せ
冬に向かいて 凛然と立つ
野の草木の逞しさよ
我もまた この道を歩み
この道を進まんとす
はかなき生も 人はまっすぐに
ほのかな灯りを 求めんと欲す
かつて この山野を
昔人は弓もて立ちぬ
馬はいななき
平原はどよめきたり
ああ 今もまた
武蔵野の風が走る
疾風のごとく
怒涛のごとく
(森雪拾)
武蔵野の風
武蔵野の風が 野を走る
闇を突き抜け 光を灯せ
冬に向かいて 凛然と立つ
野の草木の逞しさよ
我もまた この道を歩み
この道を進まんとす
はかなき生も 人はまっすぐに
ほのかな灯りを 求めんと欲す
かつて この山野を
昔人は弓もて立ちぬ
馬はいななき
平原はどよめきたり
ああ 今もまた
武蔵野の風が走る
疾風のごとく
怒涛のごとく
(森雪拾)