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詩ことばの森(226)「さまよい」

さまよい

駅は
孤独な人びとが歩いていた

構内の灯りのさみしい青色
影ばかりが
通り過ぎていく

わたしもまた
同じ群衆となって
歩いていくだろう

重い足取りで
階段を昇り降りして
どこへいくのだろう
どこへ行けばいいのだろう

(森雪拾)

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