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詩ことばの森(261)「銀色の川」

銀色の川

ここは   すすきの原
だあれもいない

去年は夏に訪ねたが
晩秋の野に風の音も静かだ

光って見えるのは
あれは   烏川    銀色の川

僕は孤独にはなれている
すすきの穂が無心にゆれている

川辺りの道を
ひとりで歩きつづけている

(森雪拾)

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