絵を(残念ながら描くべきではない)！

絵を構築する際に達成したい目標が確実にある。みんなあると思うのだ。しかしその中で成功するなんてのは数個、いやあればいい方。失敗しないように塗っては消して塗り直して……画面の中で創造と破壊を繰り返すわけ。紙がボロボロになるまで描き続けるし、iPadのバッテリーがおかしくなるまで描くだろう。でも河野玄斗曰く「人の集中力には限界があるんです！」らしいので、残念ながら一生一枚の絵に向かい続けるのは難しい。東大生が言うんだから本当に難しいんでしょう。最終的に惰性で仕方なく、そしてあと片付けをして部屋の片隅に追いやるのだ……。
こんな結末になるのから容量を取る絵なんて描くべきじゃない！ゲイジュツってのは高尚でよいものとされてるらしいが、なんとまあ惰性で提出だとは。いいもんじゃないよね。やっぱり高潔な、よく知らないけどベルサイユのばらみたいな精神が必要なんじゃないのか。いいえ、残念ながらこの包丁はギコギコします。
時間には期限があって、ちょっと変だけど提出する、それをずーっと繰り返してる。よくないのはわかってるんですよ。なーんもよくない、色彩感覚も構図も構成も、なにもよくない。よくできたところは、できることなんだからプラスの評価にはならないだろ。たまに奇跡が起きて、私はキリストになってパンを無限にチギチギの気持ちになるが、まぐれだ。奇跡なんて2度起きなきゃ聖人にはなれまい。でも奇跡が2回起きたらそれは奇跡ではない。
全部できると思う、大体の絵は真似できる。本当にそう思っている。原理がわかるから、みんな大したことはしていない。やればできる範囲にいる。でも真似はできても自分のものにはできないから苦しいわけ。全ての絵にリズムがあって、私は運動音痴だからリズミカルに体が動かせない。左右もわかんないし、ユーロトラックシミュレーターのチュートリアルもクリアできない。ぎこちない画面をどうしたら許せるんでしょうか。本当に下手なので、助けて欲しいです。下手なのは全くの嘘なんですが(3割ぐらい本当)。わたしはほんとうに、面白い画面を作りたいだけなのに……泣。

ということで、絵なんて諦めて動画作りたいです、漫画も描きたいです、ゲームは制作中です。絵に未来なんかないので、みんなも絵なんて描いてちゃダメですよ。九九を覚えましょう。スーパーコンピュータになった方が有益です。脳みそのシワを増やすために川島教授に弟子入りしてきてください。