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自分の状態がわからない【躁鬱日記】

19歳の頃に一人暮らしを始め、ちょうど3年間住んだ家から、こないだ引っ越しました。

本当につらくて、何が辛いのかもわからず、引っ越し終盤の散らかった部屋でずっと泣いていました。

自分の大切なものが捨てられる気分でした。

自分が自分のために用意したものを失うということは、人生が自分のためのものじゃなくなるということです。それが本当に辛かったです。私はあの狭い、ゴミ捨て場が散らかって最悪の、誰も挨拶しない築30年超えのあんな集合住宅がとても好きでとても気に入っていました。次の家は、広くて、景色も綺麗で、まあまあ良いところですが、私はあの1Kが好きでした。引越しも掃除も無事に終わり、明日はいよいよ退去、引渡し日となります。

私は昔から断捨離が趣味というか、捨ての衝動がいつもある人間でした。過去の写真も、連絡先も、Blu-rayや書籍類も、何も残さず捨てるような人間です。なのに、あの1Kを失うことがどうにもつらくて、自分でも理由が説明できません。

実家でも、外でも、なかなか甘えることの出来なかった私が、唯一甘えられていたのが、あの部屋だったのかも知れません。

あの部屋があったから、私は人生を耐えられたのかも知れません。

あの部屋を失って、私はどうなってしまうんだろうと思います。私はどこに帰ればいいんだろうと思います。

結婚して、新婚枠で市営団地が当選しました。3LDKの大きな部屋ですが、家賃はそこまで変わりません。アタリを引きました。

なのに、引っ越してきて、何も嬉しくありません。

しんどい気持ちばかりが膨らみます。

こんなタイミングで鬱期が来たのでしょうか?

引越しと仕事に追われてバタバタしていたら、全てが雑になって、職場の大奥さんとギクシャクしている気がします。義祖母への電話の折り返しを忘れて、それを義母が怒っていたそうです。

私は本当に限界の中で手続きも何もかもしました。

仕事の昼休みを削って、いろんなところに電話をして、日数調整して、頭を下げて休みを貰ったりしました。貰った休みは、引越しのための日であって休みではありませんでした。

そんな日々の中で、ミスが起こり、追いつめられていっている気分です。

私はパニック障害ではありませんが、パニックのような状態になることが今までよくありました。机に伏せて、呼吸を整えないといけない時間があるときがあります。それはいつも、1人の時です。1人で「行動しないといけないのに、待つしかできない状況」という状態が、そういうパニックみたいな事になりやすいです。誰かがどこかで私を責めていて、それを弁明したいのに、ここから動いてはいけません、という状態です。出勤してからずっと1人でいるせいで、私が出勤していることを証明できないタイミングや、職場の買い出しに出かけて、買い物状況への上司からの返信がなく、店から出るに出られない状況などがそういうタイミングでした。このままでは怒られるかもしれない、しかしどうしようもない、という思考回路です。私はあの時、ダイソーの下段の棚を見るふりをして、馬鹿みたいにうずくまって呼吸を整えていました。

今、その状態になりそうなギリギリの呼吸の感じが続いています。

私は中学の頃から精神について本を読み、高校生に双極性障害2型の診断を受けてからは、より一層客観的に、自分の精神状態を観察できるように努めてきました。でも、いま、ずっとわかりません。自分が何がしたいのかわかりません。もうしんどいという気持ちだけです。

もうなにもかもやめたい

やり直したい

どこから?ひとり暮らしからです。

結局私はあの家が好きだという結論に行き着きました。

もう最初から生まれてきたくなかった。

こんなことを思うのは久しぶりです。

死にたさを他責にするような甘えた鬱は久しぶりです。

本当にもう疲れたのです。

私は私なりに頑張ったのです。

でもみんなにそれを証明できないんです。

もう私には私を守る部屋がないんです。

どうしたらいいのかわからないです。


よくわかりませんが、子を持つ母の苦しみは、こういう感じかなと思います。

逃げられないから。

私は本当に、産んで欲しくなかったです。

もう生きていたくありません。

もう本当に無理なんです。

どうしましょうか?

自分でも何が何だか分からずに泣くのは久しぶりです。 
よく考えます。


おわり

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