SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM
何かというと夜にシャッタを切ることが多い。
理由は大きくふたつ。
ひとつ目は「他人の目があったり、写り込んでしまう場所でカメラを出すことに抵抗がある」こと。
ふたつ目は「昼間は仕事に拘束されていたそれどころじゃない」こと。
いずれの理由も、言ってしまえば自分の中だけの問題で、特に後者は最近解消気味だし、この際なので妙な怯れを捨てて明るいところで撮りたいと思っている。
ようやくと「広角」を手に入れた
K-70とSIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM Artを使い始めてしばらく。
過去に広角か魚眼かで散々逡巡した挙げ句に魚眼を買ったものの、例によって使いあぐねてしまった経緯があるにも関わらず、SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HSMを入手。
曰く、これは魚眼じゃないから大丈夫、と。
強烈なパースと、本体手ぶれ補正と
最安値を探して手に入れたこのレンズ。
当時の職場最寄りのコンビニで受け取っての帰路。
ターミナル駅にある普段なら絶対行かない喫茶店に寄って、ホームを見下ろす窓からの試写。
駅構内は思った以上に暗い。
本来なら絞りやシャッタスピード、その他自分の満足行くまで設定してから撮るべきなのだろうが、ポン付けして広角端、絞り優先で手持ち開放で撮る。
撮り上がりを小さな液晶で確認したとき、あまりのパースにすげぇな、と声が出た。
しばらく、つけっぱなしで持ち歩く
駅で撮ったパースにクラクラ来て、しばらくのあいだ常用レンズとして使ってみた。
が、やはり。
魚眼のときと同様に「このパースをどう使うんだよ……」問題が発生。
深く考えても答えが出せないことはわかっているので、活動範囲の中で「見たことある構図やな……」と思いはしつつも、シャッタを切る日々。
某日、帰り道
最寄り駅は2面2線のホームになっていて、それぞれのホームの行き来は地下を通るこでできるようになっているが、エスカレータがない。
各ホームにある改札を出ると、駅構内の地下道と壁一枚隔てて同じく反対側へ出られる地下道があり、そちらにはなぜかエスカレータがある。
膝が悪い事もあって、仕事終わりの帰宅時には降車後すぐに駅から出てそちらの地下道を通って家路につくことしばしば。
いかんせん、結構な時間まで拘束されることが多かったことも有り、誰もいない地下道を通ることが多かった。
某日、休み
運良くどこからも電話がかかってこない休日。
痛む膝をかばいつつ近所を回る。
珍しく昼の太陽がある時間にシャッタを切る。
せっかくの広角を活かすべく
ある程度色々な場面でシャッタを切ったものの、わざわざ何かを撮影するために出かけるわけでもなく。
また、生活圏内でしか撮ることが殆どないことや、技量が高いわけでもないこともあって、せっかくのパースや最短さ撮影距離を活かせないまま、しばらくが経過して後、GPSユニットを手に入れた。
持ってるカメラは、K-70。
言わずもがな、PENTAX。
GPSユニットが手元にあるということは。
重装備ではなくても星景が撮れる。
そうとなったら、北極星を中心にした星の動きが見える、というようなよくある1枚を撮ってみたいと深い考えもなく思いはしたものの。
いざ撮るぞとなると、どこで?という問題が。
Google先生に問うても、自宅からの経路を考えると今ひとつ「行ける」と確信が持てる場所がなく。
若干諦め気味だったその時、部屋の中で、ふと目についた北斗の拳のコンビニコミック。
そうか、割と近くに「北が絶対抜けてるところ」があったわ。
行ってきた
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