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余白

台風14号が近づいている。

2019年に上陸した台風15号では、2000本以上の電柱が被害を受けたそうだ。近年、台風の勢力が強くなっている。そのためか、電柱の地中化も盛んに議論されるようになった。

電柱が地中化されて、歩道と車道が分かれており、区画整理された街。

電柱が地中化されておらず、歩道と車道も分かれておらず、区画整理されていない街。

バスを運転する時、区画整理された街の方が安全だと思うかもしれないが、一概にはそうとも言えない

区画整理された街では、道幅が広いので車はスピードを出す。歩行者が道路を横断するためには道幅が広い道路を渡らなければならないことが多い。見通しがいいので、車も歩行者も油断しやすい。そのため、ひとたび事故が起きると死亡事故等の重大事故につながりやすい。

区画整理されていない街では、道幅が狭いので車はスピードを控える。狭いためガードレールや電柱に接触したりする事故はあるけれど、人身事故のような重大事故にはつながりにくい。

どちがよいかではなく、どちらにもいい面、悪い面があるということだと思う。

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それよりもタッピーは余裕がある人が多く住む街に住みたい。

タッピーは大学生のときピザ屋で配達のバイトをしていた。寒い冬のある日、かじかむ手でバイクに乗り、ピザを届けに行く。ある男性宅に到着すると、ちょっと待っててと言って家の奥に入ってしまった。しばらくすると、男性は「ハイッ、寒いだろ?頑張ってな」といって温かい缶コーヒーをくれた。

そのとき手も温かくなると同時に、心も暖かくなった

このような気配りが出来る人は、常に余裕があるのだと思う。

エレベーターに乗り合わせた人に、何階で降りるか聞いてボタンを押してあげる余裕

扉を開けたとき、前から人がくる。そのとき扉が閉まらないように手で抑えて開けておいてあげる余裕

狭い歩道ですれ違えないとき、先に止まって道を譲る余裕

余裕があるとは、自分だけでなく、他人の事も考えてあげられることだと思う。余裕がある人は魅力的だ。余裕がある人が多いと、街も魅力的になる。

街がハードなら、その街にすむ人々はソフトだ。ソフトが充実してれば、ハードは多少古くても構わないと思う。

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