私がおいしいをたのしいにするために―20210206
幼い頃から少食だった私は、毎日掃除の時間に居残り給食をさせられ、家では泣きながら(私にとって)量の多い食事を食べさせられ、外食では吐きそうになるのをむりやり飲み込んでいた。
飲み込めないこともあった。お店には大変迷惑がかかった。親はそれはもう激怒した。それが怖くてますます食べられなくなる。しかしまだ許容量以上を食べさせようとする。
その恐怖のかけらがまだ頭の隅に刺さっている。
幼稚園の卒園式のとき、とても優しくしてくれた先生に「小学生になったらたくさん食べないとね」と言われ