2024年9月20日 「遊廓と日本人」感想
田中優子「遊廓と日本人」講談社現代新書の、Audibleで聴き終えたのでその感想です。
宮本常一熱が冷めず、民俗学の本がいいと思いつつ、適当なのがなく、
「短いし、これで箸休めするか…」と思って選びました。
しかし!
そういうぬるい考えをぶち殴ってくれる良書でした。
文体と読み手のマリアージュ!!
今作の素晴らしさのひとつは、著者の田中優子さんの知的でキリッとしているけれど品のある文体と読み手、ナレーターの七海乃麻さんの上品な声が素晴らしくマッチしているところにあります。