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こどもと習い事をやる意味

4年前に子供と空手を始めて、
先日、晴れて、黒帯になりました!!
うっわーい!!!
大人でも嬉しいもんです。 \(T0T)/

「子供が習ってると大人も無料」というルールに惹かれ。
「運動不足だし、ずっと見学しているより、私もやった方楽しそうだな。」
ぐらい気楽に始めてしまった空手。

私自身の武道歴は、小学校の時クラブで柔道を1年ほど。
それが結構面白かったので、武道にはそんなに抵抗がありませんでした。

ただ、実際始めると、「こどもと習い事」というのはけっこう大変で、
うちの息子はそんなに空手にハマらなかったのですね。
なぜか私だけ帯が上がってしまう・・・という事態が続き、
私は苦悩しました。

「こどもの為に習い事をはじめたのに、何かが違う」

この事実は私のトラウマを刺激しました。

トラウマを乗り越えるのはなかなか

私自身が、嫌いや6年もピアノを習っていたことがあるからです。
私はピアノが嫌いでした。レッスンには行きますが、普段練習はしないので全く上達はしません。
なので、私は6年習っていたのにも関わらずピアノが全く弾けません。どうして通っていたのかというと、「母親のため」でした。
どうやら、母親はどうしても女の子だったらピアノを習わせたかったようなのです。直接そんなことを母から言われたことはないです。でも私は勝手に母親の気持ちを察してとりあえずピアノ教室に行く、という行動を続けていました。
「ピアノ教室には通う、でも私自身にはそれ以上の時間は投入しない」という謎の駆け引きで、私は「練習しない」「上手くならない」ということで母親に抵抗を続けてしまったのです。6年間も!

息子の空手に向かう態度は、
まろやかに私の過去のトラウマを刺激しました。
「嫌なことをやらせちゃってるのかもしれない」
「もっと好きなことをやらせてあげたい」

でも、空手に関しては過去のピアノと違うことがありました。
「親が一緒に習っている」ということです。
アスリートの親ほどのストイックさとか、情熱はありませんが、とにかく私自身はカラテが好きになりました。

習い事は大変です。
大人になると記憶力も、体力も、全て子供より劣ります。
仕事も忙しくて時間もありません。
お金もかかります。

だけど、子供も大変なのです。
新しい技術を身につける為には練習もしなくちゃいけないし、
他にもやりたいこともたくさんあるのです。

その中で、
「教室に通っているから、君だけ頑張れ」
というのは、なかなか大変なことなのかもしれない。
通ってる途中で楽しさの芽を見つけられる子はいいけど、
興味関心が他に向いてしまう子もいる。

黒帯は大人でもなかなか大変で、
私も審査に何回か落ちました。
ちょうど仕事が大変だった時だったりはしたのですが、
他のお家の親御さんはとっても優秀で。
落ちていたのは私ぐらいで。
情けなくなったりしていました。

えっちらおっちらですが、なんとか一区切りまで来て、
これからはまた別のターンに入ります。

黒帯になると今度は「先輩」と言われて、
色帯の子達に教える、というターンが待っているのです。

新しい形を覚えるたびに昔の形を忘れていく私にとっては試練ですが、
これもまたマイペースで楽しんでいければいいな、と思います。

息子には「黒帯になったら辞めてもいいよ」と約束してあります。
なぜ黒帯なのかというと、黒帯が「初段」だからです。
初段、ということはスタートということなのかなぁ、と私は理解しました。
だったら、スタートまではやった方がいいな、と。

息子が、楽しんでる母を横目で見ながら、
ゆるゆると約束の黒帯まで頑張ってもらえれば嬉しいなと思います。


空手で黒帯は「初段」と言います。
黒帯まできてやっとスタートだからです。


私の自己紹介的な本を出してます。こちらもご興味あれば。



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チェカンノ@イラストは上中下さん
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