肌断食 スキンケア、やめました 【忙しい人のための要約・まとめ】
今回紹介する内容は翻訳家である平野卿子さんの『肌断食 スキンケア、やめました』の一部分です
▪︎スキンケアは必要だという刷り込み
化粧水やクリーム、化粧品を塗ると肌がしっとりとツヤツヤしますが、私たちはスキンケアをすることで肌がきれいになったと錯覚しているのです
残念ながら、ツヤツヤしているのは肌の上に乗っかったクリームや乳液であり、自分の肌ではありません。汚い肌でもクリームを塗ることできれいでツヤツヤに見えることから化粧品が売れているのが現状です
むしろ、クリームや化粧水、乳液をつけると肌がダメージを受けてしまいボロボロになってしまいます
本当に健康な肌というのはツルツルしているのではなく、子供の肌のように桃の表面のようにサラサラとしているものです
では、なぜスキンケア商品がたくさん売られているのかというと儲かるからです。化粧品の原価は驚くほど安く、5000円のクリームで100円から200円くらいとされています
必要のないクレンジング、乳液、化粧水、美容液、日焼け止めを使うことで一瞬肌がきれいになったと錯覚しますが、素肌は荒れていき、いつまでも新しい化粧水や保湿クリームを求めて彷徨ってしまうことが今の私たちの現状というわけです
▪︎肌をきれいにするために意識すること
・肌は放っておけばきれいになる
肌に悩んでいた著者である平野卿子さんは北里研究所病院に診てもらいながらスキンケアを完全にやめてみることにした結果、肌は乾燥してザラザラになり顔中が粉を吹き始め皮が剥けてしまい、2ヶ月ほどスキンケアをやめて過ごしても肌はずっとひどい状態だったと言っています
しかし、マイクロスコープでチェックしてみると、スキンケアをしていたときよりも少しだけキメが整っていることがわかりました
1年ほどスキンケアをやめたところ、『シワ、シミ、キメ、毛穴』などの全ての項目で平均以上になり肌がきれいになって若返ったらしいです
・肌には何も染み込まない
肌は何も染み込まないようにできています。私たちの肌には水を通さない角層があり、それが全身を覆っています
絵の具が肌に染み込まないのも、海に入って海水が肌に染み込まないのもこの角層が肌を守っているからとされています
しかし、スキンケア商品には界面活性剤が含まれています。この成分が肌のバリア機能を壊してしまい化粧水の成分を無理やり肌に染み込ませてしまい、素肌をどんどんボロボロにしてしまうというわけです
・何もつけなくても肌は自力で保湿する
肌は保湿などしなくても自ら天然の保湿成分で乾燥を防いでくれます。肌が乾燥する最大の原因としてスキンケアのしすぎです
特にクレンジングで洗顔すると肌の潤いの源である健康な皮脂膜や角質までごっそりととってしまい乾燥してしまうというわけです
・クレンジングはやめて水で洗顔する
お湯では顔を洗わずに洗顔は毎朝33℃以下の水で顔を洗いましょう。33℃以上だと皮脂も大事な皮質までも洗い流してしまいます
クレンジングを使って洗顔するのはデリケートな肌を洗いすぎてしまっているというわけです。クレンジングをやめるだけでも大きく肌は改善されていきます
・肌には日焼け止めをつけずに白色ワセリンをつける
肌には何もつけない方が良いですが、いきなりスキンケアをやめてしまうと最初は肌が乾燥して荒れてしまうことがあります
今まで肌のバリア機能を壊して保湿成分を根こそぎクレンジングで洗い流していたので素肌は弱りきっており、正常に戻るためには時間がかかってしまいます
どうしても肌が乾燥して耐えられない場合は応急処置として薄く白色ワセリンを塗りましょう。白色ワセリンは副作用のない保湿剤です
・肌のための努力は『水を飲む、汗をかく、擦らない』
肌のために努力をしたいのであれば、1日に2リットルの水を飲み、たっぷり睡眠をとり、運動して汗をかきましょう。また、体を冷やさず、肌を擦らない、紫外線を避けることです
肌を擦ってしまうと、表面が傷ついてしまい皮脂の分泌が悪くなり、肌に存在している良い菌が育ちにくくなります
余計なことをしてしまうことで肌は甘えてしまいダメになっていきます。私たちにやれることは余計なことをせず、自分の肌を信じることです
▪︎【結論】肌をきれいにするのにスキンケアは必要ない
男性もしっかりとクレンジングや洗顔、化粧水をつけて日焼け止めをする時代です
とはいえ、私たちの肌の悩みは消えないのはなぜでしょうか?
スキンケアは効果がないどころか、肌荒れを引き起こしてしまう原因とされています。子供は何もつけなくても肌がきれいなのにスキンケアをしている大人の肌は荒れているのでしょうか?
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