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【要約】すべては「好き嫌い」から始まる 仕事を自由にする思考法【楠木建】
今回紹介する内容はは経営学者で一橋ビジネススクールの特任教授をしている楠木 建さんの著書『すべては「好き嫌い」から始まる』の一部分です
👇こんな人にオススメ👇
・転職や独立を考えている人
・何かに熱中したいけど見つからない人
・好きなことを仕事にするのは無理と諦めている人
▪︎好き嫌いで物事を決める大切さについて
①「好き」こそが競争に勝つための鍵
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著者は、「競争戦略」の分野で活躍しており、どの業界においても成功するためには「他と違う決定的な違い」を持つことが重要だと説きます
私たちが日々選ぶ商品やサービス(服、ビール、レストラン、時計、アイドルなど)は、価格が安いだけでなく、他とは異なる何かがあるからこそ選ばれています
この「違い」を生み出すためには、自分の「好き嫌い」を徹底的に突き詰めることが必要なのです
②プロになるには「好き」が必須条件
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プロフェッショナルとして成功するためには、その仕事が「好き」である必要があります
好きなことは、他の人が苦痛に感じるような長時間の作業でも自然と続けることができ、その結果として他の人にはできないスキルが身につきます
例えば、「アリ」が好きな人は、他人に評価されなくても、毎日アリについて調べることにワクワクします
結果として、その分野で他者と差別化できるスキルを磨けるのです
しかし、好きではないことを無理に続けても、周囲の評価や報酬がなくなると簡単にやめてしまいます
つまり、「努力しなきゃ」と思った時点で、向いていない可能性が高いのです
③ 「お客さんが求めること」より「自分の好き」を優先
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多くの人が「お客さんが求めているもの」を追い求め、流行に合わせてコロコロとやることを変えてしまいます
例えば、タピオカが流行ればタピオカ屋を開き、YouTubeで大食いや開封動画が流行れば同じことを真似する
しかし、そういったやり方では他との違いを作ることが難しく、好きでないことを続けるのは苦痛で、結果が出ないとすぐに諦めてしまいます
そのため、まず「自分が本当に好きなこと」を追求し、その後に「お客さんが求めること」を考えるべきです
この順序が重要です
例えば、アーティストがまず自分の好きな曲を作り、その後にリスナーの反応を見て楽曲を調整していくように、自分の好きを起点にして仕事を作り上げることで長く続けられるのです
④ 「好き嫌い」を分解して言語化する重要性
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ここまでの話を聞いて「好きなことを追い求めろ」と感じるかもしれませんが、著者は「無理な夢を追う」ことを勧めているわけではありません
夢を追うことは大切ですが、すべての夢が実現するわけではありません。そこで重要なのが、「自分の好き嫌い」を細かく分解して言語化することです
例えば、「対戦ゲームが好き」と感じたら、「人と対戦して勝ち負けがあることが好き」といった具合に、自分が何に惹かれているのかを深掘りしていきます
逆に、「人と一緒に仕事をするのが嫌い」と気づいたら、1人でできる仕事や成果報酬型の仕事が向いている可能性が高いのです
自分の「好き」と「嫌い」を具体的に言語化することで、どのような仕事が自分に合っているのかが見えてきます
⑤ 「好き」を仕事にするための現実的なアプローチ
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自分の「好き」を仕事にするために、必ずしもそのままの形で収益化する必要はありません
例えば、ゲームの実況が好きだとしても、それがすぐに収入につながらないなら、趣味として続ける選択もあります
そして、比較的「好き」でありつつも、収入が得られる仕事を見つけるのです
著者自身も「書くこと」と「音楽」が好きですが、音楽では収入が得られなかったため、書くことを仕事にし、音楽は趣味として続けています
このように、自分の「好き」を複数の要素に分解して、その中から収入につながる部分を見極めることが大切です
▪︎【まとめ】好きなことを見つけることから始めましょう
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この本のメッセージは、「好き嫌い」を起点にして、自分のキャリアや働き方をデザインすることです
「好きなことを仕事にする」ことは理想的ですが、無理に夢を追う必要はありません
まずは、自分が自然と続けられる「好きなこと」を見つけ、その中で収益化できる要素を追求すること
そして、お客さんのニーズに応じて仕事を調整していくことで、競争に勝つための「決定的な違い」を生み出すことができるのです
自分の好き嫌いを理解し、言語化することで、これからの時代において、より自由で充実した仕事人生を築いていくためのヒントとなるはずです
▪︎関連要約記事
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