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オンライン・ハイブリッドでの演習系授業メモ

2020年度に担当していた演習系授業の記録を残しておきます。

0.環境

・専門学校の日本語学科N2クラス(20〜30名)
・オンライン⇒途中からハイブリッド(教室数名・Zoom多数)授業

1.目標

・大学のオンライン授業/企業のテレワークで必要なツールを一通り使える
・自分の意見をさまざまな表現方法で他者に伝えられる

2.内容

①写真を4枚以上準備、画面共有しながら自己紹介
②Googleスライドによるプレゼン(2テーマ)
③Google Formsによるアンケート調査⇒分析⇒資料作成⇒報告会
④絵コンテ作成⇒動画撮影⇒編集⇒ナレーション吹き込み⇒鑑賞会

3.反省などなど

①進学先でのオンライン授業や就職先でのテレワークという同機づけ。みんな積極的に取り組んだ。

②は2回とも同じ流れでテーマだけ変えただけだったが、2回目については微妙だった。ここは同じ流れをひっぱらないほうがよかったと思う。

③でも②の二つ目のテーマ(コロナ)を発展させようとしたが、大失敗だった。最初に自分たちで納得いくように決めたとかでないかぎり、同じテーマで長く引っ張るのはよくない。要はアンケートをとる⇒分析⇒報告という過程が体験できればいいので、テーマはコロナで縛らず自由にすればよかった。講師の描くストーリーを押し付けるべきではない。

④一人(講師)対クラス全員というよりは一人対一人の時間をできるだけ多く作った。毎回全体の予定と今日のタスク確認、出席とりながら一人一人進捗&今日の作業確認をした。作業ごとにブレイクアウトルームにわけ、巡回したり、先生と相談する部屋をつくった。全然やっているように見えない人をせかしたりもしたが、意外とみんな最後にはちゃんと提出してきた。

スケジュールを何度も確認して完成までにこの作業が必要、というのが伝われば、あとはみんな一斉に同じ速度で同じ作業、よりもそれぞれのペースで、それぞれの作業を進めるほうがいいような気がする。

全体を通じて、このクラスは自分で撮った写真とか動画とか見ながら話すと普段積極的でない人もどんどんことばがでてくる。こういう活動がたくさん出来るとよいと思った。

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