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エルデンリング考察:嵐の王はプラキドサクスである

何を今更な話題ですが。
本考察では失地騎士から嵐の王について考えていきます。


失地騎士とは

失地騎士とはこの人のことです。

カメラを向けると距離を詰めてくる失地騎士(ストームヴィル城)

失地騎士は、敗戦によって守るべき領土を失ったようです。

全身を覆う重厚な全身鎧
何らかの理由、あるいは咎で
故郷を失くした失地騎士
たちの胴鎧

彼らは、いずれも一騎当千の猛者である
だからこそ、失地してなお騎士に叙されたのだ

失地騎士の鎧

しかし、優秀であったため、狭間の地の様々な場所で再雇用されています。
実際、黄金の一族の祝福王モーゴットに誘われています。
遺灰として手に入るイングヴァルは誘いを断り、オレグは誘いにのって黄金の一族に仕えました。

霊魂の宿った遺灰
失地騎士、イングヴァルの霊体を召喚する

かつて、嵐の王の双翼として知られた一方
失地騎士となったイングヴァルは、祝福王の誘いを断り
王なき城を、長きにわたり守り続けた
そして、辺境の英雄となったのだ

失地騎士、イングヴァルの遺灰

霊魂の宿った遺灰
失地騎士、オレグの霊体を召喚する

かつて、嵐の王の双翼として知られた一方
失地騎士となったオレグは、祝福王に見出され
百の裏切り者を狩り、英雄として還樹を賜った

失地騎士、オレグの遺灰

二人の騎士は失地する前は嵐の王に仕えていました。

失地騎士はどこにいたのか

失地騎士はどこを「失地」したのでしょうか。
嵐の王は、ゴッドフレイとの一騎打ちで敗れています。

最初のエルデの王、ゴッドフレイの王冠

黄金樹の始まりは、戦と共にあり
ゴッドフレイは戦場の王であった

巨人戦争、嵐の王との一騎打ち…
そして、好敵手がいなくなった

王の瞳は色褪せたという

エルデの王の冠

つまり、嵐の王はエルデの地にいたということです。
イングヴァルのテキストから、嵐の王が城にいたこともわかります。

霊魂の宿った遺灰
失地騎士、イングヴァルの霊体を召喚する

かつて、嵐の王の双翼として知られた一方
失地騎士となったイングヴァルは、祝福王の誘いを断り
王なき城を、長きにわたり守り続けた
そして、辺境の英雄となったのだ

失地騎士、イングヴァルの遺灰

エルデにある王なき嵐の城・・・ストームヴィル城しか考えられないですね。
失地騎士たちはストームヴィル城で嵐の王に仕え、ゴッドフレイ率いる黄金の一族に敗れ、領地を失ったということになります。

失地騎士と竜餐

ストームヴィル城やファムアズラにいる失地騎士の何人かは竜餐の祈祷を使います。
竜餐とは竜の心臓を取り込むことで、竜の力を宿す儀式です。

やっと竜餐の祈祷を使ってくれた失地騎士(ケイリッドの大竜餐教会)

竜餐は、プラキドサクスが、人間に飛竜(ベールやアギールなど)を狩らせるために始めた儀式です。
ギザ山の大竜餐教会にいる古竜フローサクスのセリフに次のようなものがあります。

…ベールは、古き時代、竜の王に背いた反逆者
王に挑み、大きく傷つけ、遂には敗れた凶竜
…いと憎き我らの仇
以来ベールと、彼の一族…飛竜たちは、竜餐の贄となったのです
人の戦士よ。我が王、プラキドサクスが、貴方たちに示したのです

猛き心、その飢えを満たす餐を
その小さな身に、竜を宿す高揚を

古竜フローサクス

失地騎士達がプラキドサクスに従っていたとすれば、竜餐の祈祷が扱えるのも納得です。

嵐の王VS黄金の軍勢の行方

ケイリッド前の燻り教会前の剣の碑を読むと、最後の戦場であったことがわかります。

ゴッドフレイ王の戦、最後の地
黄金の軍勢は止まることなく勝ち続け
だが祝福は失われ、色褪せた

剣の碑(リムグレイブ)

ゴッドフレイは嵐の王との一騎打ちの後、祝福を失いました。
つまり、ケイリッド手前まで戦い続けたことになります。
黄金の軍勢がストームヴィルを占拠した後、嵐の王はケイリッドまで後退したと考えると自然です。
ケイリッドには何があるのでしょうか。
獣の神殿、そしてファルム・アズラです。

獣の神殿とファルム・アズラの建造物はよく似ています。
ファルム・アズラは獣の神殿の近くにあったと考えるのが妥当でしょう。
獣の神殿の前にある橋の名前もファルム大橋です。

また、獣の神殿の西側ではいつも雨が降りますが、これは上空にあるファルム・アズラから水が落ちてきているのではないでしょうか。

地上へ落ちていく水(ファルム・アズラ)

ファルム・アズラは古竜の霊廟です。

霊魂の宿った遺灰
アズラの獣人の霊体を2体召喚する

ゆっくりと、空に崩れゆく遺跡
ファルム・アズラの獣人たちの霊体
それは、古竜を祀る巨大な霊廟であり
選ばれた獣人の武器は雷を帯びている

アズラの獣人の遺灰

嵐の王が古竜であるならばファルム・アズラの方へ後退するのは自然でしょう。

ファルム・アズラの痕跡

ファルムアズラには、嵐の王がいると言える痕跡がいくつもあります。

戦鷹

まず、ストームヴィル城で見られる戦鷹がいます。

古竜の雷とのコンボでヘイトがすごいことになっている鷹(ファルム・アズラ)

協力して褪せ人を狩りに来るぐらいには、鷹と古竜は関係が深いようです。

失地騎士

もちろん、失地騎士もたくさんいますね。
嵐の王がストームヴィル城からファルム・アズラまで後退したのであれば、配下であった失地騎士がたくさんいるのは自然です。

坩堝の騎士

また、ファルム・アズラには坩堝の騎士がおり、獣人と戦っている場面が見られます。
坩堝の騎士はゴッドフレイに仕えていたので、単身でファルム・アズラまで攻めてきたのでしょう。

最初の王、ゴッドフレイに仕えた
坩堝の騎士たち
の兜

斧飾りは、騎士オルドビスと
その部下たちの象徴である

原初の黄金樹、生命の坩堝の力を宿し
坩堝の諸相の祈祷を強化する

坩堝の斧兜

そして、ファルムアズラの嵐の中心にいるのはプラキドサクスです。

黄金樹に刻まれた
竜王プラキドサクスの追憶

指読みにより、主の力を得ることができる
また、使用により莫大なルーンを得ることもできる

時の狭間、嵐の中心に座す竜王
黄金樹の前史、エルデの王であったという
だが神は去り、王は帰還を待ち続けていた

竜王の追憶

ストームヴィル城の痕跡

ストームヴィル城にも古竜の痕跡らしきものが見られます。

爪痕

ストームヴィル城には爪痕のような傷があります。
手前の竜と比べればわかりますが、相当大きな爪痕です。
このサイズの爪痕を付けられるとすれば、プラキドサクスかベールクラスの竜しか考えられないでしょう。
もしかしたらプラキドサクスとベールはストームヴィル城で戦ったのかもしれません。

ベールの爪痕をご照覧あれ(ストームヴィル城)

玉座

ストームヴィル城の奥には玉座の間があります。
椅子というのは二足歩行でなければ座れませんが・・・

不釣り合いなネフェリ・ルー(ストームヴィル城)

古竜ランサクスは人に化けることができました。

古竜ランサクスの力を振るう祈祷

赤い雷の薙刀を呼び、上空から薙ぎ払う
その斬撃は雷を奔らせる

ランサクスはフォルサクスの姉であり
人の姿に化け
、古竜信仰の司祭として
騎士たちと交わったという

ランサクスの薙刀

フローサクスも人型をしていますし、古竜は人に姿を変えることができるのでしょう。

ここまでを踏まえて歴史の流れ

黄金樹の前史、プラキドサクスがエルデの王であった
神もいるが、誰かは不明。
獣人もおり、古竜を信仰している。
この時、エルデンリングは既に存在している。(現在の形とは違う)

ストームヴィル城が居城で、嵐の王と呼ばれた
(のちの失地)騎士や戦鷹が仕えていた。

飛竜ベールがストームヴィル城に攻め込む
どちらも痛々しいダメージが残っているので痛み分け。

プラキドサクスがベールを狩るために竜餐を始める
この時配下の騎士たちも竜餐を習得する。

ゴッドフレイ率いる黄金の一族が襲来する
プラキドサクス VS ゴッドフレイの一騎打ち。
プラキドサクスはファルムアズラまで敗走。
この時、神の気配はなく、プラキドサクスはファルムアズラで神を待っている。

黄金の時代到来
エルデンリングの形が変わる。

と、まぁこんな感じでしょうか。
DLCで竜餐を始めたのがプラキドサクスだったということがわかり、失地騎士がプラキドサクスと強く繋がりました。

結構、エルデの歴史が見えてきた感じがあります。
これを軸に更に考察を進めていきたいですね。

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