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エルデンリング考察:マリカを神にしたのは主人公か
ここではマリカと褪せ人の関係性について考察していきます。
この考察をしようと思ったきっかけは、半年前に公式から出されたDLCのプロモーション画像でした。
![](https://assets.st-note.com/img/1694254295225-DY4mg8Nxbd.png?width=1200)
トレントのような馬に乗った女性が映っています。
最初は金髪の三つ編み?からミケラ(トリーナ)かなとも思いましたが、OPのモーグに抱えられているミケラと比べて大人すぎるように思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1694254523712-n1IAHOrOPV.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1694264708522-x2VtPPT4nk.png)
ミケラは成長しない呪いなので、大きくなったというのは考えづらいでしょう。
ただ、髪型はミケラと一致しているので難しいところです。
マリカの髪型をミケラが真似しているということも考えられます。
典礼街オルディナのミケラ像は頭にマリカのような飾りをつけています。
![](https://assets.st-note.com/img/1694403397900-WNYJAVY80L.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1694404131443-TNy9bQfOh0.png?width=1200)
マリカの真似をしているのでしょうか。
また、オルディナのミケラ像もプロモーション画像よりかなり幼く見えます。
ここでは「トレントに乗っているのはマリカ」という前提で進めます。
トレントの古い主は誰か
画像の中にトレントが出てきたことで一つの謎が明らかになります。
それはエレの教会でラニが話していた「トレントの古い主」です。
ラニはエレの教会で主人公に次のように話します。
お前に、預かりものがあってな
トレントの古い主が、私に託したものだ
それは、霊喚びの鈴でな
黄金樹に還ることのなかった遺灰から、霊を喚ぶことができる
トレントの古い主=マリカなら、マリカが主人公に霊喚びの鈴と狼の遺灰を託したことになります。
霊喚びの鈴はともかく、何故、マリカが狼?と思うかも知れません。
これに関しては、マリカと三匹の狼の関係性の示すものがファルム・アズラにあります。
マリカとファルム・アズラの関係
王都ローデイルの女王の閨(寝室)の床の模様を見たことがあるでしょうか?
![](https://assets.st-note.com/img/1694256228199-tI5oLdhRuZ.jpg?width=1200)
コンパスアートのような特徴的な模様をしています。
なんとこの模様、ファルム・アズラのいたるところで同じ模様を見つけることが出来ます。
![](https://assets.st-note.com/img/1694256314735-puVkEkxXOM.jpg?width=1200)
閨(寝室)というプライベートな空間にファルム・アズラと同じ模様がある。
これはマリカにとってファルム・アズラが心を落ち着けられるような、身近な存在であったことを示します。
おそらく、マリカが幼少期をファルム・アズラで過ごしたのではないでしょうか。
これを裏付けるものは他にもあります。
それはファルム・アズラの最奥、マリケスの部屋にあるこの彫刻です。
![](https://assets.st-note.com/img/1694256368217-2lXUq3fpf9.jpg?width=1200)
三匹の狼と少女が仲睦まじく戯れています。
まぁ食べられる直前ではないでしょう。
のちに神になるマリカと関わりが深いファルム・アズラ。
そこにある少女と狼の彫刻。
群れからはぐれた3匹の狼はマリカと共にファルム・アズラで育ったと考えられないでしょうか。
このあと狼たちは死亡して遺灰になり、そしてマリカは神になります。
名も無い褪せ人とは誰か
しかし、はぐれ狼の遺灰のテキストには気になる単語が出てきます。
霊魂の宿った遺灰
はぐれ狼の霊体を3体召喚する
群れを追われた狼たちの霊体
名も無い褪せ人と出会い、狩りを共にしたという
素早い動きで敵を撹乱し、戦いを助ける
それは「名も無い褪せ人」です。
「マリカ = 名も無い褪せ人」というのはまず無いでしょう。
他の名前のある褪せ人、例えばバルグラムやヴァイクであれば、「名も無い」という表現は不自然です。
彼らは狭間の地に名が知れ渡っていますので。
「名も無い」というからには本当に名前が伝わってないモブか、もしくは、主人公ならば自然でしょう。
主人公には定まった名前がありません。
オープニングのセリフでも主人公は名も無き褪せ人と呼ばれています。
…そして、失われた祝福はまた、もたらされる
まだ名も無き、褪せ人の元に
霧の彼方に向かい、狭間の地に至り
エルデンリングに見えよ
そして、エルデの王となるがよい
いや、はぐれ狼なんか使ってないが?と思うかもしれません。
私は、DLCは過去の狭間の地が舞台だと思っています。
それは、プロモーション画像に神になる前のマリカが映っているからです。
主人公は過去に行き、マリカを助け、マリカを神にするのではないでしょうか?
その時、マリカと関係の深い狼たちが出てきてもおかしくありません。
主人公が金サインでマリカの狼たちを呼び出し、ボスを倒すなんてこともあるかもしれません。
つまり、遺灰のテキストの「名も無い褪せ人と出会い、狩りを共にしたという」とは、過去で主人公が狼とともに戦うことを示しているのではないでしょうか。
狼たちとの共闘ののち、主人公は何らかの理由で狭間の地を離れます。
主人公が王を目指して再び戻ってくるときのために、マリカがはぐれ狼の遺灰をラニに託したとしたら。
だんだん繋がってくる気がしませんか?