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卵子凍結④|最悪を’マシ’にする方法2

卵子凍結1回目と2回目、その後を振り返ります。

►卵子凍結1回目

スタート前から採れても1~3個だと言われていました。
それでもと僅かな可能性にかけて臨んだ1回目ですが、採卵まで至れませんでした。
そこまでの薬代は支払い、採卵手術費は返金されました。
ピルを使用して体内をリセットし、周期を改めてもう一度試みることになりました。

►生活習慣の改善

1回目の不成功を経て、
「誰だって苦手なことはある。私の苦手がここにあっただけ」
と思うようにしたものの、できないことにぶち当たると頑張りたくなってしまう質でして、2回目に向けて取り組んだことを書いていきます。

・睡眠時間
平均8時間睡眠(1日7時間半~8時間半)の確保
・禁酒
私がお世話になっているクリニックでは飲酒については不問ですが、アルコールで今以上に卵巣機能や卵子の質が下がったらどうしよう…と不安があったので、自主的に控えようと決めました。
それまでの人間関係上なかなか難しかったのですが、禁酒宣言をしちゃうのが一番です。お酒の場で飲まないとどう思われるか、なんて不安が頭をよぎるかもしれませんが、こちとら死活問題なんだよと言い聞かせて無視!
※採卵周期中の飲酒の可否については、クリニックによって見解が違うようですので、かかりつけのクリニックで確認してください。
・食事
①朝ごはんを食べる、タンパク質をたくさんとる
今まで朝ごはんを食べていなかった人間が、急に立派な朝ごはんを用意できるようにはならないので、プロテインドリンクで代用。
②サプリをフル活用
葉酸、マルチビタミン、エクオール
食事で補えないものは、サプリに頼るのも仕方ないと割り切っていました。
※個人差がありますので、自分にあったサプリを見つけてください。
③カフェインを避ける
大好きな紅茶は絶ち、チョコレートも周期中はほぼ控える。
・運動
ジムに入会
費用が発生することによってできる限り通うようになる。ストレッチと1回30分のウォーキング中心。
・身体を温める
半身浴(毎日30分)
白湯しか飲まん
・ストレスを感じない
これが一番難しかったです。
仕事のストレスは当然避けられず、周期中は常に経過を気にしてずっと張り詰めたようになってしまったり。
それでも職場での出来事に対しては「私個人のことではない」と心の中で1歩距離を置いたり、「やってくれないは当たり前。やってくれたことに感謝」と捉え方を変えてみたことで、自分にしては穏やかに過ごせた所感です。

►卵子凍結2回目(リベンジ)

スタートは同じく「良くて1~3個」でしたが、周期中に見えていた5個すべてが育ってくれ、成熟卵で凍結成功となりました。

「やればできる」という言葉はやる気がなかったと言われているようで嫌いなのですが、この時ばかりは「やればできたじゃん!」と、努力が報われた喜びを嚙み締めました。

個人の見解としては、睡眠時間の確保が一番効いていたかと思います。基本的な事が一番大事なのですね。

►それ以降

喜びも束の間、2回目は私にしてみたら「最高の結果」だったということを思い知ります。
またも採卵見送りが1回、リベンジで採卵に至るも変性率が高く、凍結に至った卵子の数は僅かという結果が2回。

3回目の時は自覚症状があるくらい自律神経が乱れていて数値が悪かったので、4回目の時からメンタルヘルスマネジメントのセルフケアを勉強し、5回目の頃にはついに自炊を始め、朝ごはんももっとしっかりしたものに変えたりしましたが、半数が変性卵で2回目よりも悪い結果でした。
それでも5回目の'経過は'過去最高だったので、更にできることを増やしながらまたトライする予定です。

このあたりは、また別記事で語れる機会があれば。




卵子凍結とは何か、プロセスや費用感を知りたい、という方は、グレイスバンクのサイトにて詳しい説明をご覧ください。



*この記事は卵子凍結・保管への理解向上のため、グレイスバンクの提供でお届けしています。
*この記事で書いていることは、あくまで経験談であり、個人的感想です。

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