「逆狂」に逆らう漢達〜HERE「本気で狂い咲き」ツアー、千葉編2024.11.4稲毛K's dream
「逆狂」に逆らう漢達〜HERE「本気で狂い咲き」ツアー、千葉編2024.11.4稲毛K's dream
稲毛K'S DREAM
SatoMansion
toybee
HERE
HEREのリリースツアー「HEREの本気で狂い咲きツアー2024」千葉編。SATOMANSION、toybee、HERE のスリーマン。
日曜日とあって早い時間の始まりにしてくれていて、帰りに焦らずに済み、ゆっくり物販も観られてとてもありがたかったです。尾形さんとも武田さんとも話せましたし、toybeeメンバー3人とも久しぶりにゆっくり話せて嬉しかった。
K's dreamは初でしたが(toybeeとしても初だそうで)、噂通り音がいいなぁ〜!!あと照明やスクリーンが凄かった!
サトマンとtoybeeは前方で、HEREは後方で聴いてたんですが、どこで聴いても音がクリアでした。うるさすぎなく、ラウド。心地よいバランスでした。
明かりがホントきれいなのと、バックスクリーンを使えてカラフルな効果やステージのメンバーを映すなど、意識的に視覚効果を狙った演出もしたら面白そう…と思いました。
(特にHEREは、バックスクリーンのカラフルさがめちゃくちゃマッチしてた)
ライブは3組とも最高でした。
全部、熱かったー!し、楽しかった!
toybeeにとっては気心知れた、知れすぎたSatoMansionに、Queでの初共演をきっかけに呼んでくださるところまで(実はグッズ製作を株とみで請け負ってるそうで業者です!って尾形さんに言われてた・笑)距離を縮めてくれたHEREと、繋がりの強い3組、楽しくないわけないですやねー!
とみさんがMCで、どのバンドも逆境を乗り越えてさらに登ろうとしてるんだ、と熱く語っていました。それを体現していたそれぞれのステージ。
私はもはや、とみさんどころか尾形さんよりもはるかに歳上ですが、それぞれの「逆狂」を踏まえたステージングに拳を突き上げながら、私もまだまだやらねば!!と思わされる、そんなスリーマンでした。
SatoMansion
VooDooMansion
VOICE
LOVE ME BABY
RIDE ON
残響
クロスカウンター
栄光
月光
シャイン
サトマンはQueで見た時よりも熱い熱いロックなステージで、ほぼ喋らず駆け抜けてました。
自身、大きなワンマンである(なんでこんなことやってんだと苦しくなるくらい大変…と和夫さん、話してました)「南部事変」を終えたあとでだいぶ気が楽、と爆発的な、純粋に音楽!!ロックンロール!!なステージ。
私、この4兄弟バンドは和夫さんのボーカルも伸之さんのギターも、英樹さんのドラムも幸城さんのベースも大好きで、箱推しってやつで、これ以上好きになったらヤバいバンドのひとつなのです。
中でも英樹さんのドラムのドスン!と強いバスドラムの音がたまらぬ。そして、掠れた味わいの、色気たっぷりの和夫さんの声、最高だよねぇぇえ!!
「LOVE ME BABY」、速いスカのリズムの中を疾走するハープの音、気持ちいい。大好き。
Queで聴いたときよりも、洒脱より骨太な方に音が振れていた気がします。飾り気のない、ストレートな、時にパンクなロックサウンドでした。踊りまくって楽しみました!
そして、和夫さんの愛あるとみさんへの悪口雑言(笑)が今回も楽しかったです。かつて競い合った、つかず離れずのところでお互いの奮闘を見てきたからこその「恨み節」だとわかるので、全然、嫌な感じがしない…どころか、和夫さんのあおりについ「いえー!!」と笑顔で答えがちなtoybeeファン達でした。ごめんね、とみさん(笑)
HERE
最高ですから最強なんです
土壇場READY GO
ゾッコンROCK ON
逆狂
俺が満開だ
どれほど僕が君のことを愛してるとか
カリスマになんてなれなくてもいい
ロックスターに会いに行こう
BANG-BANG-ZAI
己STAND UP
トリはもちろん、HERE。
HEREもQueでの初対バン以来でしたが、今回も楽しませてやる!の強い圧が満載。「狂い咲き」の冠通り、自分達が燃え盛ろうという意思、それがみんなを巻き込んでいく熱気でいっぱいのステージ。
そして、何よりも強いエンタテイメント性! 逆境や苦闘を歌詞に乗せながらも、何よりも眼の前のオーディエンスを楽しませることに腐心したステージングが、大人で、カッコいい。バックスクリーンのカラフルさがHEREにはピッタリでした。
尾形さん、3曲目くらいでほとんどすっぴんに近くなっちゃってたほど、汗をかきながらの熱唱でした(声の不調は言われるまでまったく感じなかった、感じさせなかった熱唱でした)。
三橋さんは華やかにかっこよすぎるし、武田さんは静かなかっこよさ(おふたり、なんだか阿吽像のようでした)。ジャイアントスイングも目の前で見られてテンション上がりました。
そういえば、トイラジで隼さんがジャイアントスイングの際のファンの方の仕切り(危ないから広がってー!と自主的にファンから声がかかる)に驚いた話をしてましたが、実は近くで目撃してまして、何が起こるかわからなかったらしい隼さんの「わ、わぁ…」という丸い目と棒立ちと、その後、ソソソソッと下がって壁際のベンチの前でつくねんと佇む姿が可愛かったです。そこでは驚いてたけど(笑)、中盤では揺れて聴いてらして、すごく楽しんでるなーと感じました。
toybeeファンでHEREにぶち抜かれてる方が何人もいるんですけど、めちゃくちゃわかるんですよな。ねぇ 尾形さんの強い目力と声の磁力がすごくて、見入ってしまう。
ベースの壱さんは私、大の好みのベーシストでして(めちゃくちゃうまいし、常に笑顔なのが最高です)、後ろからずっと壱さんコールを送り続けられて楽しかったです。
新曲の「カリスマになんてなれなくてもいい」がとても良くてCDも買ってもーた。リスバンも武田さんが物販してらしたので、武田カラーでゲット!衣装で作られたリスバンなんて、ファンにはたまらないですね、こりゃ。
toybee
ライド・アンド・ライブ
SuperImagination
道化師のラブソング
ステルオンナ
惑星ダブリス
TeenageBlack
LOOK BACK
全米は泣かない
toybeeは2番手でした。
板付きでの始まり、珍しいなーと思ってたら、そのまま、ライド・アンド・ライブ。
ツアー初日の千葉LOOKとは違う形(トモキさん→隼さんに音のバトンがあって、少しダブリスのこれまでのオープニングに似たコードで進んでいって、イントロへ。隼さんはこの日はスライドバーを使う曲がなかったのでネックを左手でグーッと滑らせて鳴らす「エンジン音」でした)。
うぉー!となって、緩やかにみんなで旅に出発!
短い期間での工夫がいきなり感じられたところで、惑星ダブリスもQueenのようなドラムから始まる新しい形。定番が見えてきた曲も替えていく柔軟さに痺れました。
LOOKBACKの前に少し長めのMC。
HEREもサトマンも、バンドとしての逆境を知っているバンドだ、と、ロックはできるがロールはできない、どんどん仲間はいなくなる、続けていくことは難しい、でも、やっていくんだと、この3バンドはもっと大きいとこにいけるバンドなんだ、と短いなかでもしっかり吼えてたとみさんでした。
タイチさんのベースが良く届いて、今日の音はノリが太く感じました。ステルオンナもすんごいよかったなー。
道化師のラブソングは、最後のサビ前の静かになるところ、クラップ起きちゃうのがなーと思ってたら、サウンドを替えてきて起きないようにしてあったので、綺麗に「隠れて泣いた」がキマってよかったです。
今日のセトリはうまく旧譜と新譜のバランスが取れててとても好きでした。
稲毛は間口が狭くて縦に長い構造なんですが、ぎゅっとコンパクトに全員の姿を目に納められて、その分、音もダイレクトに強く届いて、普段よりも全体が掴みやすかったです。
バックスクリーンに、とみさんが入れ子構造になっていっぱい映ったのはだいぶ面白かったです(カッコいいよりもここは面白かった・笑)。隼さんがパッ!と映ったときには胸がギュン!ってなってときめいてたのに…だって、いっぱいいたんだもん(笑)
始まるときにくるっと後ろを向いた隼さんの、ライトを浴びたシルエットが美しかったなぁ…(強火の隼さんマニアの感想)。
トイラジにてライブレポ!
稲毛のすぐ次の水曜日のトイラジ(toybeeのレギュラーラジオ番組、ラジオ成田で毎水曜日21時から放送)で、この日の話を長めにしていたんですが、尾形さんも和夫さんも聴いてくださったみたいでありがたいですね。
アーカイブありますのでよかったら皆様も。前半に稲毛のことを話してます。
楽しいにもほどがあったのでまたぜひHEREにもサトマンにもご一緒していただきたいです!