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別れ際の言葉
「お疲れ様でした。」
社会人における日常的に使う常套句だ。
社会人になった今、別れ際や仕事を上る時、お疲れ様でした、崩れた言い方をすればお疲れっす、が当たり前だ。
世間はお盆休み、私も社会人になって初の八日間という長期連休を手に入れたので、久しぶりに地元の友達と遊んだ。
地元の友達とは中学の同級生である。
小中高大社と、色んな友達や同僚、仲間たちと出会ってきたが、一番気が合って一番笑い合える、一番仲のいいと言える友達だ。
まぁ一番付き合いが長いのもあるし、最も濃い時間を過ごした仲間たちだし、何より本当に気が合う。
来れないメンバーもいたが、幼馴染の家でBBQをした。懐かしい話や近況報告、いろんな話で楽しく話した。
みんなそれぞれ仕事もプライベートも頑張っていた。
中学時代の懐かしい写真を見ては大笑いをしたり懐かし話で盛り上がったり、とても充実した時間だった。
なにより、みんな変わらない。それが一番嬉しい。
「あいつ今何してんのかな」とかいない人の話で盛り上がれるのも地元ならではだ。
私が一番印象に残ったのは帰り際。
一緒に帰る友達と車に向かう為、みんなと別れる時何気なく「じゃあね〜!」と言った。
そうすると隣にいた友人が「じゃあねって懐かしいね、なんか良い。」と言った。
確かに最近、じゃあねなんて言って別れることはなかった。会社も知り合いも別れ際はいつもお疲れ様かお疲れ〜だった。
あの頃に戻った気がした。
将来のことも特に考えずただひたすらに毎日が楽しかった中学時代、あの日の面影を思い出させるかのような描写、友人の台詞、重なった。
また、じゃあねって言いたいな、そう強く思ったと共に、彼らとまた会える日まで強く生きて日々の仕事も頑張ろうと思えた。
帰り際に近所の丘から見る夕陽はいつもより赤く燃えているように見えた。
また会えるさ。