公園哲学
公園の遊具を人生と照らし合わせると面白い。
ブランコは代償。
前に高く行くためにはそれなりの反動や後ろに下がらないといけない。いいことばかりではないがその経験がないと高く翔けない。
シーソーはバランス。
どちらが重ければどちらかが浮く。考え過ぎて重い石になるよりも気楽に軽く生きた方が案外目立つのかも?
ジャングルジムは目標。
向こう側は見えるけど、ゴールに辿り着くまでには狭い迷路を潜り抜けなければならない。迷子になったりうまく抜けられないこともあるが、抜け方はたくさんある。遠回りした方が早く向こうに着けるのかもしれない。
砂場は自由。
何も無いまっさらな砂は逆に言えば何にでもなる。自由に何をしてもいい無限の可能性を秘めたその舞台よは新たな力を発揮できるチャンスの場である。
雲梯は挑戦。
力のあるもののみがクリアできる。やればやるほど辛くなるし、落ちたらやり直し。でも何回でもやり直せる。諦めなかったもののみがクリアできるんだ。
滑り台は人生。
降っている時は楽で気持ちいい。しかし後戻りする時は滑ってなかなか戻れないし、もう一回やるためにはまた登らなくては行けない。楽で楽しい時間はあっという間。辛い時間は長いものである。
ベンチという休憩所から客観視することで色んな人の人間性が見えてくる。
公園こそが本質を見抜く力を養う場なのだ。
たまには公園で遊べ。