極限まで楽しんで死にたい人
むかしむかし、ある村に楽斎(らくさい)という若者がおりました。楽斎は「極限まで楽しんで死にたい」と常々言っておりました。
村人たちは楽斎のことを心配して、「命を粗末にしてはいけない」と諭しましたが、楽斎は聞く耳を持ちませんでした。
ある日、楽斎は村を出て、「極限の楽しみ」を求めて旅に出ることにしました。
旅の道中、楽斎はありとあらゆることに挑戦しました。断崖絶壁を登り、荒波の海に飛び込み、猛獣と戦いました。そのたびに死の危険と隣り合わせでしたが、楽斎はその刺激を楽しんでいました。
しかし、ある時楽斎は深い谷底に落ちてしまいました。怪我こそしませんでしたが、這い上がることができません。「ここで死ぬのか」と楽斎は思いました。
そのとき、一羽の鶴が舞い降りてきました。鶴は楽斎に問いかけました。
「若者よ、なぜそのような危険なことばかりしているのか」
楽斎は答えました。「極限まで楽しんで死にたいからさ」
鶴は首を傾げて言いました。「では聞くが、今まで本当に楽しかったか?」
楽斎は考え込みました。確かに刺激的ではありましたが、本当の意味で「楽しい」と感じたことはあったでしょうか。
鶴は続けました。「真の極限の楽しみとは、命がけで危険なことをすることではない。日々の小さな喜びを大切にし、人々と心を通わせ、自分の人生を豊かにしていくこと。それこそが、極限の楽しみというものだ」
その言葉を聞いた楽斎は、はっとしました。鶴は楽斎を谷から救い出すと、こう言いました。
「さあ、本当の意味で人生を楽しむ旅を始めるがよい」
それから楽斎は、人々との出会いや自然との触れ合いを大切にしながら旅を続けました。困っている人を助け、美しい景色に感動し、新しいことを学ぶ喜びを知りました。
やがて楽斎は故郷の村に戻り、自分の経験を村人たちに語って聞かせました。
「極限まで楽しむとは、命を粗末にすることではない。日々を大切に生き、人生の一瞬一瞬を心豊かに過ごすことなのだ」
楽斎は長生きをし、最期の時を迎えるその日まで、穏やかに、そして心から楽しみながら人生を送りました。
そして「本当の楽しみは日々の中にある」ということわざが、この村から広まっていったとさ。
めでたし、めでたし。
と思う2024年9月14日19時00分に書く無名人インタビュー893回目のまえがきでした!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(作家・無名人インタビュー主宰)】
今回ご参加いただいたのは 猪井あくり さんです!
年齢:不詳
性別:男性
職業:イノブタと人間のMIXストリーマー
現在:喋るのが好きです。
ポンプ:
今何をされてるんですか。
猪井あくり:
主に、ツイキャス、Twitchっていう配信プラットフォームで配信させていただいておりまして
YouTubeで動画、そしてTikTokさんの方ではFunnybunnyさんという事務所のお力を借りながら配信させていただいているという形です。
ポンプ:
どんな内容の配信ですか。
猪井あくり:
主に有名なゲーム、ポケットモンスターとかスプラトゥーンとかのゲームを配信でさせていただいております。
そして雑談。他にはバイノーラルマイクを使わせていただきまして、ささやきとか心地の良い音が出せる器具を使って音を楽しんでいただくASMR配信もさせていただいております。
ポンプ:
三つのコンテンツってそれぞれどういう経緯で始められたのか教えていただいてもいいですか
猪井あくり:
ゲームは元々好きだったんですがそれが転じて、もっとみんなに自分のやってるゲームを知ってもらいたいのと、いろんな人と一緒にゲームができたらなっていうのがあります。
楽しさを共有する時間をゲーム配信とさせていただいております。
雑談に関しては、お時間を頂戴して皆様と対話という、自分が生活してる中で新しい面白そうなことが思いついたら皆さんに共有しましょうとか。
皆様に意見を聞く場所として雑談枠を設けさせていただいております。
ASMR配信に関しては雑談配信とかで出たんですけども、皆様から要望ありましたので。
バイノーラルマイクを使った配信をさせていただいております。
ポンプ:
それぞれに関してお伺いしたいんですけれどもまず、ゲーム配信はいわゆるゲーム実況をされてるんですか。
猪井あくり:
そうですね。ゲームだったらいわゆるランキングを狙うとかもそうですし、真面目にやる場合もそうですし。
リスナーさんが参加できるような場所を整えてお話をさせていただきながらゲームをするといったことや。
あとはストーリーのゲームをあまりしないようにしてるんですね。
ストーリーっていうのは自分が楽しんで、自分で見るっていうのはできる限り楽しんでいただくっていうのもあるんですけども。
それでもいわゆるポケモンのようなストーリーも大事だし、対戦もどちらもメインコンテンツであるっていうものに関してはストーリーをさせていただくこともあります。
ポンプ:
ゲーム配信の面白いところはどんなところですか。
猪井あくり:
面白いところは、ゲームをやってる人には「こういうことあるよね」っていう共感を得られる、そしてゲームをやってない人には、「こういう面白い世界があるんだ」っていう興味を沸かせるっていうところにゲーム配信の面白さってあると思います。
やってみたいなっていう1歩を踏み出すための、いわゆるモデルのような形ですね。
ポンプ:
興味を持ってもらうための工夫ってありますか。
猪井あくり:
ストーリーの場合ですと、「さっきこういうことで」「こういうことがあったんだ」っていう頭の中で考えることも解説付きのようなもので出させていただいて。
「こういう話の繋がりがある、だから面白いんだな」
っていうのをわかりやすく伝えるっていうのがストーリー系のゲーム・・・自分だとポケットモンスターですけども。
それの配信です。
で対戦系のゲームだと「こういう敵がいるんだ」「でもこういうこともできるんだ」、でも本来の戦い方とは違う戦い方もたまにはして、本当に楽しそうに心から笑って全力でゲームをしてるのが面白いのかなっていうのがあって。
見てて楽しそうっていうのを意識してやらせていただいてます。
でやってみたいなって思ってもらえるといいなと思います。
ポンプ:
雑談はTikTokですか、YouTubeですか。
猪井あくり:
TikTokもやりツイキャスとかもそうですし。
プラットフォームは関係なくっていう感じですね。
ポンプ:
雑談は、どういう方とどんな会話をされるんですか。
猪井あくり:
来ていただいた方の話を傾聴することもあれば。自分から発信することとしたら、お写真をいただいたとか。写真とかイラストですね。
あとこういう動画が出ますよっていう説明とか。何ヶ月だからっていう記念のためのサプライズが、”ここに用意されてますよ”、っていうこととか。そういう告知がメインになってしまうんですが。
それ以外にも最近あったこととか。
他には、最近ゲームが出たらしいんだけどっていう話について聞いたりとか。
そしてこれは独特かもしれないんですけど悩み相談乗ったりとかさせていただいております。
ポンプ:
雑談コンテンツの面白さっていうのはどういったところにあるんですか。
猪井あくり:
そもそも喋るのが好きです。が、それ以上にゲームって最終的には、お話の内容=ゲームなので、その人のパーソナル情報を聞けるっていう・・・こうやって動いててこういうことをしているからこういうことになってる、っていう話を聞いたりとか・・。
日常という一部分を教えていただくことによって「こんなことがあるんだ」「この人はこんなことができるんだな」「こういうことをしてるんだな」っていうのを聞かせていただいている感じですね。
ポンプ:
お相手ってどういうふうに募集かけられてるんですか。
猪井あくり:
雑談って言うんですけども、配信しているので相手はコメントなんですね。文字なんですよ。
匿名ですからね、インターネットっていうのは。だからこそ悩みを出しやすいし。
アカウントっていうものがあって、それを介して本人の悩みを聞かせていただいて傾聴したりとか、解決策がちょっと気になるなって言っていたら一緒に考えたりとか。
他には「こういうことがあったんだ・・どうしよう」ってなってたら、確かにそうだなって共感をする。傾聴、共感、そして解決策を一緒に探る。
あと、質問はクローズの方が多いですかね。
クローズ質問をすることによって何に困ってるかわかりやすく聞くことができるかなと思って。
オープンって明確な原因以外ってふわふわとしてるじゃないですか。
だからクローズ当てて要点を確定させてから、他に何があったのって聞いて。
要は悩まずに答えられるとクローズかなっていう。(クローズで)方向性を決めさせていただいてから(オープンで)聞いて。
どうしたらいいのっていうのを一緒に考えていこうとするのが雑談ですかね。
ポンプ:
今お話いただいた配信以外ってどんなことをされてるんですか。
猪井あくり:
動画の編集をさせていただいてるんですけども。
あとはそれに関連する業務をさせていただいてます。
過去:奔放ですね。
ポンプ:
ちっちゃいときってどんな方だったんですか。
猪井あくり:
奔放ですね。一言で表すと。
親が言うには、気づいたらどっか行って知らん間に帰ってくる、みたいな・・・。
ポンプ:
ご自身の記憶とマッチしてますか。
猪井あくり:
結構してるんですけどなんでしょうね・・・なんか、ふらっと行きたくなるんですよ。ふらっと帰ってくるみたいな感じが多いですね。
ポンプ:
いくつぐらいの記憶ですか。
猪井あくり:
結局どのタイミングでもやってますね。
いくつになっても、知らない間にどっかに行くとかね。
友人から連絡が来て「どこにいるの」「どこどこにいるけど」みたいな。
(友達)「今日約束の日だよ」
(猪井あくり)「約束の日って来週でしょ」
みたいなところもたまにあったりとかね。
ずっとそんな感じです
ポンプ:
奔放さ加減で、思い出に残っているエピソードはありますか。
猪井あくり:
気になったからっていう理由で、自分の住んでいる市を歩きで一周したっていう。
ポンプ:
どのくらいかかりましたか。
猪井あくり:
丸一日、朝6時ぐらいに出かけて、帰ってきたの22時過ぎたぐらいでしたっけ確か。
ポンプ:
ご家族は心配では・・・
猪井あくり:
もちろん心配してたんですけど携帯持っていたので。
一周したんですけど実際は短いんですよ。市っていうのはあくまで自分が思ってる/見えている世界だったので。
だからそんなに広くはなかったんですけどそれでも丸一日かかるぐらいの距離を歩きました。
ポンプ:
ゴハンは。
猪井あくり:
食べなかったですね。歩いてたら楽しくなっちゃって、気づいたら1日を過ごしたって感じですね。
ポンプ:
それは1回きりですか。
猪井あくり:
1回ですね。めちゃめちゃ怒られたので。
ポンプ:
その行動の理由って、なんですか。
猪井あくり:
”行きたくなった”ですね。そういうのって衝動的なものじゃありませんか?
例えば衝動買い、あとは衝動的に行きたくなっちゃったっていう理由とか。
突然ご飯食べに行くとか。
久しぶりの友達にふと気になったから電話してみたとか。
人によってスケールが違うと思うんですけど自分は行動に移したのが、結果として一日中歩き回ったっていうことがありますね。
ポンプ:
いつどんな時期でもやっぱり奔放っていうキャラクターが前面に出ちゃってるタイプだったんですか。
猪井あくり:
少し前はそこまでなかったと思います。でもある程度自由が利いた時はめちゃめちゃ奔放でしたね。
これはあんまり褒められたエピソードじゃないんですけど。
学校に行くのが面倒だったので昼までゲーセン行って、昼から授業に入るとかですかね。
あとは気になる場所行って気がついたら・・・県を二つぐらい跨いで日帰りで遊びに行ったり。
ポンプ:
距離でいうと。
猪井あくり:
ある一地方を地図で見たときに下の県から上の県まで行ったぐらい・・・
行きに数時間かけて帰りに数時間かける。到達した場所の滞在時間は数分みたいな。
「世界の車窓から」みたいなそんな感じですね。
ポンプ:
どういう交通機関で行ったんですか。
猪井あくり:
電車です。各駅停車で。
それ以降はだんだんとおとなしくなっていったかなと思います。
ポンプ:
少し前におとなしくなったと言ってましたが経緯を聞かせてもらえますか。
猪井あくり:
おとなしくなったというか、ちゃんとしたっていう・・。
同人イベントっていうのに参加させていただいておりまして。いわゆるコミックマーケットのようなコミュニティに参加させていただいて。物品を売る側として潜り込んだりとか。そのタイミングでお話させていただく方が年齢層高めだったり、何かしらしてる方が多かったのでその方たちと話してて恥がないようにっていう形なんですけども。
基本的に生活は真面目じゃなかったんですけど自分の活動に関しては真面目にやってましたね。
ポンプ:
奔放だった人がおとなしくなったところでメンタルってどういう変化がありますか。
猪井あくり:
学校を例に説明させていただくんですけど
自分は学生生活って光と闇みたいなものだと思ってて。学生生活をちゃんと送っていればいるほど闇だったと思うんですよ。
学生生活って要は社会生活を培うためのものっていうのと、お勉強をして良い学校に入るためのものだと思うんですね、大きく分けて。
社会生活を培うことに関しては、自分が入りやすい社会というものを知覚するわけじゃなくてその人たちが作り出すマジョリティーの中に入るか入らないか。これが学校の集団生活=社会生活だと思ってて。
これが適合するか適合しないかわかりませんよっていう。
だからこそいじめなんてものが起きると思うんですけどもこれがまず1個目。
そして次はこれが闇だと思ってる部分で。
生きづらい世界でどうやって生きるかっていうのが学校の社会生活だと思います。
それは人によっては本当に存在することすら辛い。
自殺してしまう方だっていらっしゃるぐらい辛い場所であると。
それを闇と提言させていただいております。
そして、自分がインターネット上でこうやって活動させていただいてて同人と言われるイベントに参加していただいているのは住みやすいんですよ。
こだわりが強い方によってはちょっと話によって違うかもしれないんですけども、その世界って必ず何かに対して、同じ趣味/共通点を持っていて、方向性は違えど相手を尊重することができるんですよ大体の方は。
例えばポンプさんは好きなことってありますか。
ポンプ:
インタビューが好きです。
猪井あくり:
ですよね。インタビュー好きじゃないと話を長く聞くってむずかしいと思うんですけども。
インタビューが好きっていうのと、対話が好き/話すことが好きっていうのがあると思うんです。
方向性は違えど相手のことって理解できると思うんですよ。相手を知ることが好きっていう。
それが同人のコミックマーケットっていうジャンルはアニメの作品とか違えど、こういう世界について好きだよっていうことを開示する場所で。
その開示してる状態でお話し合いをしてみんなでワイワイできる場所。
なので住みやすい場所にいて、相手と尊重し合うことができて、社会に生きる一個人として成長できる場所の一歩だと思ってます。
なので学生生活はストレスを体験する場所で、ちゃんとしたコミュニケーションを学ぶのはどちらかという学校というよりかは、共通の趣味がある人が集まってる共通の話題があって(っていう場所)。
話しやすいですし、話し合う中で社会性って培われていくと思うので。
ストレスに耐えるのもそうなんですけども、学校でいじめられたりとか無視されるとその時点でその人の成長って止まってしまう。
なのでそれを飛び出す準備をする場所を、光と闇って形で形容をさせていただいている形です。
ポンプ:
「光」は要するに飛び出す力になりますか。
猪井あくり:
飛び出す力と、そのための場所ですね。
ポンプ:
場所というと「闇」の要素でもあるということになりますか。
猪井あくり:
そうですね。生み出すものは同じなんですけど生み出しかたが、どのような存在かによって変わってくるような形ですかね。
学校だったら、ある部活のメンバーがカーストの上を握ってて、みたいなのあると思うんですけど。
カーストが上だったとしても仲良くしてくれる人っていると思うんですよ。
権威のある部活だろうがなんだろうがスクールカーストの上にいる方でも、どんなやつでも仲良くなりたいって考え方がいらっしゃったら、こうやって普通に仲の良いクラスで友達と話せてみんなでワイワイするっていう一つの場所が出来上がると思うんですね。
これは光になるんです。暮らしやすい場所で話してて社会性も培われていく。若干嫌なことがあっても話し合いで解決できそうな場所。無視とかない自分が育つ場所ですね。
逆に言うと同人の世界って言っても、この同人イベントは結構そういう光の方がやってて、この界隈を盛り上げていきましょうっていう考えの方が多いので盛り上がるんですけどもインターネットの小さいグループとかだと「これ以外は許せない」「これ以外はありえない」っていう考えがあるので、そういう集落的な考え方をすると闇ですね。
なので結局はどこにでも闇を生み出すものがいて。
学校は強制的に集められるので闇が生まれやすいと思います。
未来:極限まで楽しんで死にたい。
ポンプ:
光と闇っていう物事の整理の仕方で、あくりさんの未来をイメージしたいんですが、未来の光と闇ってどんな構造になってますか。
猪井あくり:
光と闇を自分で構造した場合、こういう感じになるだろうなっていう予想ですか。
ポンプ:
多分どっちも存在していると思うんですけど・・・
猪井あくり:
自分の人生観の話をしていきます。
人生観なんですけども自分の幸せグラフってあると思うんですね。
自分の生涯を「幸せ」と「不幸」をグラフにしていって点線で繋いでいって平均すると最終的に0になる。
自分はそう考えてるので、その分どんなときでも楽しめるようにって考えではあるんですけども。
自分の未来を考えるのであれば、極限まで楽しんで死にたい。ですかね。
自分のビジョンとしてはそうですね、今までの過去で嬉しくないことがたくさんあったわけですので。自分でも選びたくないようなこともたくさんあり世界一辛いなってなるようなことがあったので。
自分の周りだけでもせめて楽しい時間を提供させていただいてるんですけども。そんな感じでプラマイゼロになるようなそのマイナス分を帳消しにするような楽しみを持って今は多分、未来の展望をそうやって考えてます。全てを持っていく感じですね。
ポンプ:
具体的に、楽しむための手段は今何かありますか。
猪井あくり:
それが今の配信活動繋がってると思います。人と話してるって感じですよね。
ポンプ:
あくりさんのロジックだと、思いっきり楽しんでもプラマイゼロになっちゃうということですよね。それについてはご自身で何か感じることとかありますか。
猪井あくり:
少なくともみんなには最高に楽しんでいきたいなっていうのがあって。
このロジックでいくと、必ず起こるんですけども全員が幸せだったら幸せの平均レベル上がるんすよ。
例えばみんなが幸せだって思ってても、石につまづいただけでも「不幸せだ」ってなってしまうぐらいに平均レベルを上げてしまえば、自分が感じるマイナスだったとしても、全体的に見たらなんか命に関わるようなものだったりとか本当に嫌なことだったりとか、それにならないくらいの波になるので。
そう考えたらやっぱり、プラマイゼロになるとはいえその0のラインを引き上げていきたいっていうのはありますね。
ポンプ:
もし今やってることが手段としてなくなってしまったら、何を取っ掛かりに楽しもうと思いますか。
猪井あくり:
今手元にあるカードを全力で触ると思います。
ポンプ:
それはなんですか。
猪井あくり:
例えば「猪井あくり」という存在なんですけれども、これがなくなったらこの世界を別の方向性から楽しむっていうのもありますし、活動の仕方も変えたりしますし。
それが猪井あくりというカードがなくなった場合です。
ポンプ:
例えば配信ツールをなくしたとしたら、どういう活動をされますか。
猪井あくり:
そうですね・・・自分を発信する方法を何かしら今自分は持っているので、配信以外でも自分を表現する方法はあるんですね。
配信というカードがなくなった場合は、何かしら作って出すようなクリエイティブなことをしてっていう感じですね。
クリエイティブの話って確実になくならないと思ってて。
例えば、自分から出る言葉もそれこそクリエイティブの一環だと思ってて。
例えばポンプさんが考える質問の内容も聞きながら多分考えてるとか、聞きながらこういう部分気になったからもう1回質問してみようとか。
それで生み出されたものなんだと思うんですよ。猪井あくりという存在から刺激を受けてこういう質問を考えようってなって。これもクリエイティブであって。
自分としてはそのクリエイティビティが他の方からもなくなって欲しくないなと思ってるので。自分を表現するということを絶対になくして欲しくないなっていう。
ポンプ:
っていう発信を今されてるんですか。
猪井あくり:
そうですね。配信活動の一環でお写真を頼ませていただくことが多いんですけども。何かしら自分から出せるものがあれば、何かしら周知をさせていただくとか。それこそ何回も動画で使って少しでも皆様の目に触れるような形で置いておく感じですね。
何かしら周知させる手段として置いておく、みたいな。
お写真はクリエイティブ的なものだと思うので、そのクリエイティブを出していただいたことに対する謝礼のようなものですね。
最終的にそれに繋がってますね。
ポンプ:
それというのは何に繋がったことになるんでしたっけ。
猪井あくり:
皆様のクリエイティビティを絶やさないための手段です。
インタビューだとしたら「この人、話の流れを作るのうまいな」って思ったら真似したくなりませんか?
うまいイラスト見たら自分も作りたくなるっていう感じもあって。動画もめっちゃうまい動画があったら、真似して作りたくなるとか。
綺麗な歌声だから自分もカラオケ行ってみたいな、とか。
表現する方法って何かに感化を受けて、最終的に自分のためになると思うんですよね。
そのクリエイティビティが絶やされない限り、創作とかそういうものに対しての面白さって絶対なくならないと思っているので。
だからこそみんなと生きていく場所ですよね。それが手段です。
それが楽しむための手段だと思いますしクリエイティブのための手段だと思いますし自分の考えてる全ての根幹だと思います。
ポンプ:
猪井あくりさんご本人がこの世からいなくなってしまうっていうところに対して、何か思われることってありますか。
猪井あくり:
そうですね。自分がいなくなることに関してっていう感じなんですけども。誰かの心に強く想い居続けていたらそれが第2の自分になってくれると信じているので。昔のアニメであったような話なんですけども。忘れられたときは多分、死ぬときだと思うんですよ。
その意思すら残っていたらそれは生きることになるので、頭の片隅ぐらいにでも誰かが置いといてくれればそれは多分消えないものだと思ってます。
本人がいなくなっても誰かが自分の考え、マインドを理解してくれてたら次のための進みをしてくれると思うので。
ポンプ:
インタビューを通してご自身の考え方を常に準備できているようにお見受けするんですけれども普段はどんなことを考えてらっしゃるんですか(笑)。
猪井あくり:
「楽しい」。
今考えていることが全て楽しいことに変換できるような感じなので「楽しい」ですね。
ポンプ:
最後に。言い残したこと、ありますか。
猪井あくり:
自分のマインドに共感してくれる方がいらっしゃったらぜひともね、遊びに来てほしいなと思いますね。
そのための周知をお願いします。ていう形ですかね。
残したいことというかポンプさんに対してですけども。
自分が無名人ではあるんですけども。
そのための自分の考えもそうですしさっき言ってた答えなんですけども、自分のマインドを理解してくれる人っていうのは繋がっていきたいみんなのクリエイティブを絶やさないための何かしらの働きとして出させていただいてるんですけども、そのために、行っているという点においては、ポンプさんも多分同じだなと思ってて。
インタビューはクリエイティブな行為ですしそのクリエイティビティなこと・・・文章もそうですし何かしらの別のこともそうですしね。
作り出してるものに関しては多分向かっている先って同じだと思ってます。インタビューっていうのも。
なのでこれから先もどうぞ探してきてください。そしてもっと皆様に知っていただくことができればね自分にもね恩恵がありますので(笑)。
どうぞよろしくお願いしますという回答でいかがでしょうか?
ポンプ:
いやもう、ありがとうございます。あっという間(の1時間)ですね。
あとがき
楽しいインタビューでした。
とりもなおさず猪井あくりさんのお陰です。
衝動的な行動は僕も似たような経験があって、
ふと思い立って世田谷から結果鎌倉まで自転車をひたすら漕いだ事がありました。
海辺に着いたと思ったら、空が雨雲らしき様子で真っ暗になってしまったので(夏の天気あるある)、慌ててすぐに引き返す、といった顛末でした。
いま思い返すと「自由だなぁ〜…」と、思わず笑ってしまいます。
で話変わって。
今回を通じてインタビューのクリエイティビティをもっと広げていきたいと改めて考えました。
猪井あくりさんありがとうございました!
またお会いしましょう!
【インタビュー・編集・あとがき:ポンプ】
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