無名人インタビュー:コロナ倒産でニートになった28歳の人
どん! ばん! ぼん! ダイエット中のqbcです、友達も募集しています。思えば、私自分から友達になってくださいとか、言ったことなかった。恥ずかしい。自分に自信がないからかもね。ああ、さみしい。さみしい熱帯魚。
で、問題はですね、たとえば私ウツなんですとか、私ニートなんですとか言ったりする人もいるわけじゃないですか、それで私は不幸だと。でもね。案外ね、パートナーがいるんですよ。ウツで薬飲んでて大変なんですよね、と言いつつ彼女がいる。そりゃウツは大変でしょうよ。私もなったことがあります。過労でなったならまだいいですが、育った環境でなったら大変だろうと思いますよ。そりゃ大変でしょうね。
でも恋人がいるならそれでよくない? 多くを望みすぎですよ。多くをね。あなたたちは多くを望みすぎだ。私なんかいないもん。こないだデートしたけど、デートしたきり音沙汰なくなるという。フェイドアウェイフロムqbcです。
ということ今回のちんニートさんにも彼女がいるそうです。去年の話だったので分かれている可能性もあります。でも、インタビュー当時にはいました。い、ま、し、た。
ちんでニートでも十二分の彼女はできるってことですね。すばらしい。お早い人生の感性ですね。まだまだ私の人生は完結しません。未完結です。ああ。
ということでちんニートさん回、楽しんでいただければもっけの幸い!
今回ご参加いただいたのは ちんにーとう さんです!
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1、今、ニートです。
qbc:どうしますか? インタビュー。
ちんニート:今日考えたんですけど、ノープランが自分らしいなと思って。
qbc:では。今、何をされている方なんでしょうか?
ちんニート:今、会社には属してないです。しかもコロナで倒産しちゃったんですよ。
周り見ると、俺だけでなくて、コロナ倒産した人たちたくさんいまして、中には、命絶った人もいたり、意気消沈しちゃって、うつ病になってしまったりした人たちも多くて。
だから、こんなバカな俺でも、一応生きてるんだよっていう形で、ちょっとふざけた内容を出していこうかなあと、最初noteを始めたきっかけでもありました。
qbc:え、まじめ! そういう理由でふざけてたんですね。
会社を経営されてたんですか?
ちんニート:そうですね。
qbc:何系のお仕事ですか? ちん関係? さしつかえない範囲で。
ちんニート:どっから話したらいいかな。物乞い→便利屋→遺品整理から最終的には、外国の方をターゲットにする便利屋になったんですけど。
qbc:なるほど特殊そうですね。
ちんニート:もともと公務員で、いろいろな理由があって辞めて、そのあと転職先も決まってたんですけど、これじゃあ今までと変わらないって思い、そこから自分で仕事を始めたんですよ。
お金持ってなかったんで、とりあえず飛び込み営業からスタートしました。いいところまで行ったんですよ。で、そこから、日本全国まわっている営業マンがいるよって聞いて、そんな面白い営業あるんだって思って、いっしょに日本全国一周して、気がついたらまた地元の北海道戻ってきて、外国人を対象にした便利屋をやったっていう感じですね。
で、コロナの時期と被ってしまって、倒産ですよね。
qbc:一番印象的だったことってなんですか?
ちんニート:アバウトに言うと人生、何があるかわかんないなってことですかね。笑
qbc:なるほど。
ちんニート:こんな俺でも生きてるんだからってことを、このインタビューで密かに伝えたいですね。
qbc:密かって言うか、もう明言してますけどね。派手なヒストリーですけど、おだやかな落ち着いたお話のされ方ですね。
ご自身では、どんなタイプだと思われていますか?
ちんニート:楽しさを常に追求している感じがします。あとは、リスクを取っていく人間だなと感じたり。
qbc:趣味は? なんか詰将棋みたいなインタビューになってしまってすみません。質問詰めw
ちんニート:趣味は、酒飲むことですね。
qbc:もともと経営者志向があったのですか?
ちんニート:経営者になりたいと思ったことはなかったです。ただ、周りと働くのが合わない、安定は求めてないと思うことはありました。
qbc:公務員で働いてたときって、周りと合わなかった?
ちんニート:みんなと同じ意識で働くとかっていうのは苦手なんだと思います。自分がこうだって思ったら突き進んでやるタイプで。
公務員は、安定で素晴らしいんですけど、何か自分みたいな人間は、まったく真逆だったんで、合わなかった。
で、そこで先輩に起業の仕方を教わったんです。
qbc:なるほどなるほど。
ちんニート:そこから、起業して金ないんだったら飛び込みやれ、でしたね。最初は何も知らないんで、お客様から罵声の嵐でした。
qbc:売る物は? 何を売った?
ちんニート:お客さんから不用品回収して、利益を作りました。
qbc:まじか。発想が違うわ。英語教材とか売ってるのかと思った。売るものをくださいってことですよね?
ちんニート:そうです。とりあえず売るものをください、仕事をくださいって感じで。便利屋。物乞いですかね。
qbc:なるほど、ありがとうございます。何年ぐらい物乞いをされましたか?
ちんニート:物乞いを四ヶ月間だけですかね。
qbc:うまくいったんですね、物乞いが。センスがすごいな。どうやってステージクリアしたんですか?
ちんニート:とりあえず出してくれそうな家っていうのが、1,000軒くらいピンポンしたらわかってくるんですよ。仕事をくれるとこが。
お客さんのハートをつかむ方法も、頭の中でマニュアル化されて。
qbc:そのときは北海道?
ちんニート:北海道です。
2、物乞いから死へ
ちんニート:お金つくったんで、異業種交流会みたいなのに入りました。そこで、周りの人達にこーやれば?あーやれば?って意見をもらい、不用品回収の延長で、遺品整理とか生前贈与とか、終活事業のサービス始め、その当時は軌道に乗ったんですよね。
qbc:聞くようになりましたね、遺品整理。
ちんニート:自分がはじめたころって、北海道ではほんとうに少なかったんですよ。だから、資金なくても新規参入は容易でした。
qbc:何期くらいやったんですか?
ちんニート:一期です。うまく行ったなと思っていた矢先に、仮想通貨に手を出してしまって。
すごい安かったときに、たまたま買ったんですよね。それがバカみたいに利益上がってて、これなら仕事しなくていいや、もうこのまま仮想通貨だけで食べていけるんだなと思ってたら、その後に投資詐欺みたいなのに遭って。
それで、何もかも失ったんですよ。笑
qbc:なるほど。
ちんニート:で、何もかも失った状態のときに、日本全国回ってる営業マンと会ったんですね。そんときは、商材卸してもらいました。で、車中生活、家なき子ですよ。
qbc:何を売ってたの?
ちんニート:インターネットのプロパイダーの営業です。料金が高いお客様とかいるんですよ、二重契約してるお客様。二重契約者のリストがあって、一本化しましょうよって案内して、自分たちのプロパイダーに変えるみたいな。
やっぱり営業なんで、手数料金多いんですよね。月に100万近くまで行った月もありました。
そんなときに、たまたま個人でやってる営業マンたちが、みんなサボりだしたんですよね。そしたら母体となる会社が、このままだとヤバイから赤字になりそう、だから事務所に戻って、仕事みんなしようよってなったんですよ。そして事務所でテレマーケティング勤務になり、その瞬間に、皆が給料60%くらい下がりました。
qbc:また極端な話ですね。
ちんニート:
やっぱり自分一人でやったほうがいいなと思って。持ってる資金を元手に、北海道でまた起業しようってなったんですよ。
で、北海道に帰って来たら、状況がまた変わってて、不用品回収とか遺品整理がすっごい業種として増えてたんですよね。昔と同じやり方じゃ勝てなくて、
じゃ、昔のお客さんに手を貸してもらおうと思って、固定客だったお客様に飛び込み営業をしたんですけど、感触が悪いんですよね。なんで感触が悪いんだと思ってたら、あるお客さんからポロって一言もらいました。
自分が日本全国回って営業してるときに、北海道で大地震があったんですよ。その地震のときに、結構俺に連絡きてたんですよ、うちに来てやってくれって。
けど、会社番号も解約してて、
そのときに助けなかった、助けられなかったんですよね、全国回ってたから。
qbc:現地にいなかったわけですからね。そのときに助けなかった、助けられなかったんですよね、全国回ってたから。
自分が日本全国回って営業してるときに、北海道で大地震があったんですよ。その地震のときに、結構俺に連絡きてたんですよ、うちに来てやってくれって。
けど、会社番号も解約してて、
そのときに助けなかった、助けられなかったんですよね、全国回ってたから。
ちんニート:助けにこられないんなら、事業やめればいいんじゃないとか、いろんなこと言われました。どうしようとか考えてたら、その当時、自分は海外の女性と付き合ってたんですよね。
だから、海外を対象にした便利屋とか、そういう切り口で攻めれば、競合いなくてやりやすいかなって考えたんですよね。そのジャンルで資金をがっつりかけて、勝負したんですよ。
で、タイミングよく雪まつりがきて、雪まつりの時期は海外の方多いんで、今しかチャンスはない、って思ってたら、海外の人たち全然いないんですよね。
もう、資金がショートするなって。コロナっていっても一週間か二週間で終わるっしょって思ってたんですよ。でも二ヶ月くらい長めにみてても、まあ終わらないし。そこでもう破産するしかないと思って、破産しました。それでニートになりました。
qbc:あー真面目な方なんですね。
ちんニート:マジっすか! そう受け取られる?
qbc:いや、しっかり真剣に真面目に生きてらっしゃるなって印象でしたよ。
ちんニート:そう言ってもらえるとすごくうれしいっすよ(笑)
qbc:そうです? 自分のやりたいこと、向いてるものを探して、ちゃんと自分で考えて工夫してやってらっしゃいますよね。それ、たぶんご自身でも自負があると思うんですけど。これこそ真面目ですよ。
ちんニート:今の褒め言葉だけでお酒が飲めそうです。
qbc:お客さんから、地震があったときに助けられなかったって言われたじゃないですか。ほんとうにはちゃめちゃな人間は、そこで逆上して、その人たちを殺しますよ。
ちんニートさん、その話したとき、申し訳ないなって感じてらっしゃる話し方でしたよ。
で、なら仕方ない、じゃあ今度はターゲットを変えようって工夫ができる人は、素敵な人だと思いましたよ。
3、夢の国ジョージア
qbc:これまでの経験ふまえれば、なんかどっかの会社に拾ってもらえそうな気がしますけど。会社に就職はもう考えていない感じですか?
ちんニート:そうですね、なんていうんですかね、この4年くらい、金なしコネなし人脈なしで、いろいろ切磋琢磨、自分でしたんですけど、それが、なんだかんだ財産になってるなって思ったんですよね。
qbc:財産になってると思いますよ。
ちんニート:経験とか人との関わりとか、自分でお金を稼ぐ素晴らしさとか。会社員が悪いとか言ってるんじゃなくて、自分にはこれが向いてるな。と感じちゃうんですよね。
qbc:例えば、新規事業を俺と一緒にちょっとやらないか、とか。そういう誘いがあってもやらない? 自由はなくなる、でも収入は安定する。そういう生活を求めようとは、あんまり考えない?
ちんニート:なってみないとわからないですが、また自分でやりたいと思うんですよね。
qbc:いつからニート生活なんですか?
ちんニート:ニート生活したのは四月からです。
qbc:もう半年じゃないですか。
ちんニート:もう半年ですね。今考えているのは、日本って、税金高いとか、がっかりするニュースばっかりじゃないですか。だから、海外に住んでみて本当にそう思うのか、ジョージアとかに海外移住するかって。
qbc:ジョージア州?
ちんニート:違いますね、ジョージアっていう国があるんです。アゼルバイジャンとか、ヨーロッパのウクライナとかの下なんですけど。
qbc:へー。
こちらです。
ちんニート:これ録音しなくて良いんですけど、この国ほんとうにすごくて。物価が低く、月3万円ぐらいで暮らせるんです。しかもビザ、一年間無料なんですよね。
なら自分が海外で過ごしてみた内容を発信するのも悪くないなーとか感じつつ、
今、このご時世であればノマドワーカーとしても全然面白く暮らせるなあと。なら、この国に移住しようかなあって。でもコロナだし。それだったら国内で地方移住かなあって思って。
4、リスクを取る人
qbc:自分を試すのが好きですか?
ちんニート:そうですね。自分の長所といったら、リスク取った行動ができるってところだと感じてて。
見た目とかお金とか学歴がなくても、ストーリー性で勝負して、ビジネスができる。だから、これからも、リスク取った行動をnoteに書いて、がんばっていきたいなって思ってます。
qbc:いやー、なんか落ち着いた良い方ですね。
ちんニート:ありがとうございます。
qbc:副業もなにも、ちんニートさんはサラリーマンやってないんですから、むしろnoteが本業ですよね。
お休みの日は何やってるんですか?
ちんニート:今はアニメーション動画で生計をたてて、プラスでFXや株の投資でやってる感じです。その2つが自分の今の収入の大半です。
qbc:それで良いんですか?
ちんニート:それじゃあダメなんですよ。今、ど底辺まで転落したんで、どうやって這いあがって行こうかなって。そういうのもあって、noteで自分をさらけ出してこれからやっていこうって思って。
qbc:底辺になってもどうしてやろうかなっていう、逆に楽しんでる部分は、他の人にはない才能だと思いますよ。
モテるでしょ、ちんニートさんは。
ちんニート:最近、女の子とまったくしゃべってないですよ。彼女以外の女と半年以上しゃべってないです。彼女、大阪にいるんですけど。
qbc:男の人はしゃべってんの?
ちんニート:飲み屋の店員くらいですね。
qbc:大阪にいる彼女って?
ちんニート:彼女は、韓国人なんですけど、今、空港関係の仕事を日本でしてます。コロナの影響で一切出勤してないですね。
qbc:結婚しないの?
ちんニート:まずは自分で収入ちゃんと作んなきゃ結婚できないなあって。収入ができるようになれば、結婚もしたいと思ってます。
qbc:韓国の女性ってシビアでしょ。いや女性が現実的じゃない国なんてないか。
ちんニート:無茶苦茶シビアです。
qbc:なんか、普通に雑談してしまった。うーん、noteでここまで行きたいみたいなイメージありますか? noteで月にいくら稼ぎたいとか。
ちんニート:収益はあんまり考えてないです。自分が求めてる読者は、俺の記事を見て元気出してくれる、コロナの前みたく、今まで通り一歩歩んでくれる人がひとりでも多く増えればなあと。
qbc:私、ちんニートさんのこと、誤解してたわ。こんな真面目に話せる人だとは思ってなかった。
こういう真面目さ、ひたむきさみたいなものがインタビュー記事を読む人に伝えられたらなあと思いますね。またきっかけがあって、人生がうまく回りだすといいですね。
なんか、適当なまとめみたいになっちゃいましたけど、生きてりゃなんか拾える人ですよね。
ちんニート:生きてればなんとかなるよってタイプですね。
qbc:ちなみに、何歳なんですか?
ちんニート:二十七ですね。あ、ちがう二十八ですね。
qbc:まじかそんなに若いの?! もう人生二回くらい終わってるみたいな感じだけど、まだ二十後半なんじゃん。いいね。
ちんニート:俺、インタビュー前にどんな風に見られてたんですか?
qbc:「ちんニート」って変な人とのインタビューやだなーって思ってたよ。さっきお風呂入ったんだけど、このあと何で「ちんニート」なんて、できれば見つかりたくない人に見つかって、一時間も話さなきゃいけないのかな、て思ってたよ。
ちんニートなんかとしゃべりたくないよって。
ニートはいいけどさ、「ちん」ってなんで付けちゃったんだろうなって思って。
ちんニート:最初の5日間くらいは「ちんちんニート」でした。
qbc:きっつ(笑)
ちんニート:さすがにちょっとやり過ぎかと思って。
qbc:そうねえ。
ちんニート:そこはもう、ちんひとつ抜いて「ちんニート」で。
qbc:今、仕事は探してないの?
ちんニート:まったく探してないですね。コロナ終わって、海外行くしか頭にないんで。
コロナ終わった後、海外移住か地方移住しようとしてるぐらいですね。
qbc:どういう人向けのアピールですか? それ。
ちんニート:これからは、オフィスで働く人を対象にするビジネスじゃなくなってくると思うんですよ。誰でもスマホ1つで働けて、どこででも自分らしく暮らせる社会になると思うんですよ。そういうの目掛けて、望んでいる人達に向けていこうかなって考えてます。
qbc:オッケー。
ちんニート:貴重なお時間と情報、ありがとうございます。
qbc:こちらこそ。ちんニートさんがもっともっと活躍してほしいなって思います。ありがとうございました。
あとがき
今回は、きもち、グローバルなお話でしたね。
ということで彼女の話ですが、友達の話かもしれませんが、結局私は、こうやって朝に書くといろんなこと書いちゃうみたいですね、元気だから。元気だから。
そういう面持ちを朝はしてるってことですね。朝には、している。
ともあれ、ちんニートさんは、表面はめちゃくちゃですが、話しぶりおだやかでしたhttp://tanpen.jp/5/14.html。ちゃんとした人だと思います。
いちおう、100人にインタビューした私の話だから、邪険にしないで信じてよ。
人の話は真摯に聞こう。今日もそう思いました。
私のふだんの聞きぶりはめちゃくちゃなので。だってもうさあ、このインタビューの60分以外は私、ひどいものなんですよ。ああいけない露悪がでた。ああ。
次回もお楽しみにね!!!!!
編集協力:有島緋ナさん