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一緒に同じ時代を生きて一緒に楽しく生きていければと思う人

むかしむかし、ある村に、共生(ともいき)という若者がいました。共生はいつも、周りの人々と「この時代を、一緒に楽しく生きていきたい」と願っていました。
共生は村の広場に、「みんなの木」を植えました。その木の下では、誰もが集まって、語り合い、笑い合い、時には悩みを分かち合いました。
朝には、パン職人と一緒にパンを焼き、
「今日も美味しい一日になりますように」と笑顔で分け合い、
昼には、農夫たちと畑仕事をしながら、
「この実りを、みんなで喜べたらいいね」と語り合い、
夕暮れには、子どもたちと遊びながら、
「明日はもっと楽しくなるよ」と約束し、
夜には、お年寄りと星を見上げながら、
「この時代に生まれて、みんなと出会えて良かった」とつぶやくのでした。
ある日、村人が共生に尋ねました。
「なぜそんなに、みんなと一緒に過ごすことを大切にするの?」
共生は空を見上げて答えました。
「同じ時代を生きているって、素晴らしいことじゃないですか。だから、この時間を、みんなで楽しく過ごせたら...それだけで幸せなんです」
後に共生はこう語りました。
「この時代に生まれた私たち。苦しいことも楽しいことも、分かち合いながら生きていけたら、それが一番の幸せだと思うんです」
そして「共に生きる時は、倍楽し」ということわざが、この村から広まっていったとさ。
めでたし、めでたし。
と思う2025年1月3日16時49分に書く無名人インタビュー989回目のまえがきでした!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(作家・無名人インタビュー主宰)】

今回ご参加いただいたのは 野村香瑚 さんです!

年齢:20代前半
性別:女性
職業:夢を持ち続ける大学生

instagram:https://www.instagram.com/chanel__tarte/



現在:自分自身が好きなことっていうのを見つめるタイミング、自分と対談、対話をする時間は設けているタイプ

qbc:
今何をしている人でしょうか?

野村香瑚:
そうですね、半年間留学でインドネシアの方に行ってきて、今はそれを用いて、日本で環境保全型の農業を学んでいる人になります。

qbc:
今、日本にいらっしゃるんですか?

野村香瑚:
はい。昨日帰ってきまして。

qbc:
あ、なるほど。ってことは、このインタビューを予約したときは日本じゃなかったんですね?

野村香瑚:
そうです。予約したときはインドネシアの方にいました。

qbc:
わかりました。今、気持ちとしてはどういう状況なんですかね?

野村香瑚:
気持ちとしては、逆カルチャーショックの現象に陥ってて。インドネシアの生活に慣れていた分、日本での生活にギャップを感じたり、戻りたいなっていう気持ちが高まっているのが、今の正直な気持ちかなと思います。

qbc:
日本に戻ってきたのって昨日ですよね?何に驚きました?

野村香瑚:
具体的には人の対応っていうのが一番自分の中で大きくて。今日も新宿とかに出かけていたんですけども、なんか日本はおもてなし文化が強い国って言われている中でも、店員さんの接し方とか電車内での人の様子とかを見てると、インドネシアと比べて少し冷たい部分があったり、笑顔が少なかったりとか。
インドネシアにいると「Hi!」とか言って気軽に会話できる部分が、できないなって感じたりとかっていう部分は、だいぶその冷たさ、気候もあると思うんですけど、冷たさっていうのをよく感じる感じでした。

qbc:
なんかその他あります?人以外に。

野村香瑚:
そうですね。それ以外だと、食。向こうは熱帯気候なので、甘じょっぱく脂っこいものが多いんですけど。日本はあっさりしてなんか私自身少し物足りないなって感じたり。
気候と食以外にも、何でしょう、何気ない…そうですね、でもやっぱりその二つが一番自分自身の中でカルチャーショックとして大きいものかなと思います。

qbc:
今日本に戻ってきて何をしようっておっしゃってましたっけ?

野村香瑚:
今、農業ですね。仕事はしてないんですけれども。学生の身で農業をしようとしていて、その農業の方法が、環境保全型農業っていうものになっております。

qbc:
農業を勉強する?それともする?

野村香瑚:
そうですね。大学で農業を学んでいるんですけども。大学での農業での勉強はもちろん、実践的に農場などで農業を行って勉強する。するっていう言い方が合ってるのかわかんないんですけど、そういった形になってます。

qbc:
これはなんか大学側が用意したプログラムに参加するって言う意味ですか?

野村香瑚:
ではなく、サークルを去年立ち上げたんで。今現在、そのサークルの中で農場を借りて、環境保全型農業というものを実践している形です。

qbc:
サークルを立ち上げたっていうのは何のサークルを立ち上げたんですか?

野村香瑚:
それは、先ほどお伝えした形の環境保全型農業っていう。そもそも化学肥料だったり、農薬を用いないで農業を行うっていう方式なんですけど、そのやり方でその農地で10種類程度の野菜を栽培して、マルシェや学園祭などで販売するっていう形になっています。

qbc:
っていうサークルを立ち上げたと?

野村香瑚:
はい、そうです。

qbc:
なるほど。ちょっと話を整理すると、まずインドネシアに行ったっていうのは何で行ったんですかね?

野村香瑚:
インドネシアでは、気候的な観点で、稲作が年に3から4回栽培することができるんですね。で、日本だと年に1回が通常だと思うんですけど。気候的な面はもちろん、海外での稲作の方式だったり農業方式が、日本でもイミテーション、真似できる部分だったり学ぶべき部分があるかなと思って。日本だけでなく海外の農業を学びたいっていうところから、インドネシアを選びました。

qbc:
農業を勉強しにいったということですね?

野村香瑚:
そうですね。向こうの大学の農学部に在籍して、その大学で学んだり。あとは現地の農地に行って、実際に農業形式を学んだりしていました。

qbc:
その今野村さんのミッションというか、やりたいことっていうのは何ですか?全体として。

野村香瑚:
一番、自分自身の人生の中でのゴールは、世界の子供たちや人が手を繋いで、地球儀の周りを何か手繋いでるイラストがよく絵本などで見ると思うんですけど、そういった社会、世界や社会を作り上げることかなと思っています。

qbc:
で、それのゴールの中で今やってるのが?

野村香瑚:
今やってるのは、環境保全型農業をメインにしていて。そもそもマズローの五段階欲求とかにあるように、人々の根本にある部分を満たすことで、人の幸せだったり人生の軸とかが決まっていって、人生が豊かになってくると思うので、そもそも根本の食。で、食をキープするためには農業で食料生産をしていかなければならなくて。
さらに地球環境を守るために、環境保全型農業という選択肢を取って、私自身は環境保全型農業を軸にその夢を叶えるための手段として行っているという状況です。

qbc:
サークルはもう完全に1人で立ち上げたんですか?

野村香瑚:
はい。立ち上げ当初は1人だったんですけど、今は30人ほどメンバーがいる状況になってます。

qbc:
そのサークルと今回の留学って、直接的に関係がある?

野村香瑚:
直接的には関係はないんですけども、どちらも、その自分自身の目的としては環境農業と環境保全っていうところは繋がってくるのかなと思います。

qbc:
なるほどね。じゃあ何かその活動っていう意味で言うと、どんな気持ちです?最近は。

野村香瑚:
その活動っていうのはサークルの活動っていう認識で合ってますか?

qbc:
その全体。今生きていることで、今その目的に向かっていろいろやってるわけじゃないですか。その暮らしとか何でも、どんな気持ちです?

野村香瑚:
そうですね。具体的には模索中というのが正直なところで。具体的には、そのサークルの中でも、環境保全に興味があるわけではなく農業に興味を持って参加してくれる子が多いので。そうなるとどういうふうにサークルとして動かしていくべきなのかっていう悩みを持っていたりだとか。
あとは、インドネシアから帰国した気持ちですと、そのこれからどう生かそうとか、インドネシアのどういう部分を真似て日本にも活かしてできるのかなとかだったりっていうのを、今考えてるかなって形です。

qbc:
気持ちとしてはどんな気持ちですか?喜怒哀楽とかの感情は?

野村香瑚:
感情としては、まだ決まりきってないのでモヤモヤだったり不安。不安が大きいですけど、今生きてる分には楽しいし、これからどうなってくのかなっていう期待とか希望は持っているかなって感じです。

qbc:
なるほどね。インドネシアの生活どうでした?

野村香瑚:
そうですね、はっきり単刀直入に言うと、もう楽しいの一言に尽きる。自分にめちゃめちゃ合っていたので。もう本当に帰りたくなかったのもあるし、自分自身が一番自分のありのままでいられる生活環境であったなぁと感じます。

qbc:
なんか海外って他も行かれたことあるんですか?

野村香瑚:
数ヶ所ありまして。韓国、ハワイ、ドバイ、ケニアに行ったことがあります。

qbc:
なんか滞在とか、今回みたいに半年の留学みたいな、そういう旅行観光じゃないものってありました?

野村香瑚:
留学は初めてで、今挙げたのは観光で伺った場所になります。

qbc:
なるほど。インドネシアの何がフィットしてたんですかね?

野村香瑚:
そうですね、なんか全てと言って過言ではないぐらいなんですけど。特に食に関しては、あのイガバカールっていう料理がありまして。牛の肋骨を甘く煮た料理なんですけど、ご飯との相性もいいので。日本人お米大好きな人も多いと思うんですけど、私も米大好きなので、
米に合う料理がたくさんあるっていうのは、一番自分に合ってたかなって思うし。インドネシアの米も、日本とそこまで変わらなかったので、食に抵抗なく対応できたのかなと思います。

qbc:
食べ物以外は何かありますか?

野村香瑚:
そうですね、先ほど挙げたように、やっぱ人っていうのは大きいかなって思ってて。道すれ違っただけでも笑顔で声かけられて話し合うくらいの仲まで発展するほど、人と人との距離がすごい近い国だと思っていて。私自身も、新しい人との出会いが好きだったり、人と話すことで生まれる新たな発見だったり会話が大好きなので、そういった意味では、交流する上でインドネシアの方と相性があったのかなと思います。

qbc:
順位づけって難しいですけど、一番楽しかったことはなんですか?

野村香瑚:
一番楽しかったことは、自分と同じ夢を持っている友達に会えたことです。その友達も、私と同じような理由で農学部に在籍していて。夢も、具体的な職業は決まってないけど、私と同じように世界の環境とかを変えたかったり、世界の状況を変えたいっていうふうに話していて、一緒に努力することができた仲間で。友達だけでなく仲間でもあったので、国を超えて、世界で同じような意思を持っている人と出会い、一緒に頑張っていこうと努力し合えたことっていうのは大きかった、とても自分にとって重要な財産であったなと思います。

qbc:
その友達はどこの国の人だったんですか?

野村香瑚:
インドネシアです。

qbc:
その子とは具体的に、何をしたんですかね?

野村香瑚:
そうですね。一緒の授業を取得していたんですけども、それ以外にもその授業の課題とかを一緒にカフェとか大学の中でやり合うときに、それぞれの夢だったり、それぞれの国の政治状況とか社会問題などを語り合って。で、各国の状況、同じような状況だったり違う状況を共有し合って、語り合ったっていうのが一番大きいかなと思います。

qbc:
語り合ったというのは、いつどういった場面ですか?何かまとめてやったのか、それとも日々話し合ったのかっていうと?

野村香瑚:
日々ですね。そんな、この時っていうのではなく、1週間に1回ぐらいはその子と一緒に時間を1、2時間共有することがあったので。その日々話し合っていく中で、絆を深めてったっていう部分が大きいかなと思います。

qbc:
仲良くなったきっかけって何だったんですか?

野村香瑚:
仲良くなったきっかけとしては、同じ授業を取得していて。その彼女の手紙に書いてあったのは、私自身が初めてその教室に行ったときに、いろんな人に声をかけてたのが印象的だったらしくて。でもその彼女は私に声をかける勇気がなかったみたいなんですね。けど別の場所、クラスの授業ではなくて、別の食堂で私を見かけたときに思い切って彼女から私に声をかけてくれて、そっから距離を縮めて仲良くなっていったっていうのが、最初のきっかけですね。

qbc:
なるほど。今、趣味とかってどんな趣味あります?

野村香瑚:
趣味っていうのは、そのインドネシアについて話したこととはまた別のことで、私自身の趣味っていう認識で合ってます?

qbc:
はい。

野村香瑚:
趣味は、いろいろあるんですけど、一番の今の趣味はランニングです。日々走ったりしています。

qbc:
走ってるときはどんな気持ち?

野村香瑚:
走ってるときの気持ちですね。走ってるときの気持ちは、ほぼ無感情というか。もうその景色を楽しんで、呼吸に意識をするので、逆に何も気持ちを…なんか気持ち的にはフレッシュなんですけど、あまり何も考えないことでアイディアとか浮かんだり、リフレッシュにもなるので、その時間が自分自身の中では大切な時間になってます。

qbc:
その他、なにかパパパッと羅列すると、どんな趣味があるんですか?

野村香瑚:
料理とか、あと日記書いたりnote書いたりっていうのが好きだったり。あとは、文章を読むこと。新聞とか本とか、何でも文字を読むことは好きです。趣味は、あと体を動かす系でいうと、マラソン以外にも、ヨガだったりストレッチとかだったり。集団、団体競技ではないんですけど、1人でやる競技とかが結構好きです。

qbc:
今、大学何年生なんですか?

野村香瑚:
大学3年です。

qbc:
じゃあ大学在学中ということですね。休学とかじゃなくて。

野村香瑚:
そうですね。向こうのインドネシアの大学で取得した単位を、日本の大学に単位に換算できるので、休学とかはせずに、今そのまま大学3年の後期になっております。

qbc:
なるほどね。性格について人からはなんて言われます?

野村香瑚:
そうですね。結構明るかったり、誰とでも仲良くなれるようなタイプだね~みたいな形ではよく言われたり。第三者の目からすると、明るかったりにぎやかだったりするとは言われます。そうですね。

qbc:
自分自身ではどんな性格だと思います?

野村香瑚:
そうですね。誰とでも仲良くなれるなとは思っていますが、明るいっていうよりも、外とかでは明るく接しているので、根っからの明るい人ではなくて、その第三者との関わりをするときには明るく。自分の中では、冷静さだったり、真面目というか一つのことに集中するみたいな性質もあるのかなというふうに思ってます。

qbc:
なんかいろんなことをしたりする、いろんな農業に関することだったり留学だったりとか、何かそのモチベーションっていうのはどこからやってきてる人なんですか?

野村香瑚:
そうですね。私自身は、やりたいこととか興味を持ったことは何でもやりたいなと思っていて。自分自身が大切にしているモットーというのが「今を生きる」なので。今自分がやりたかったり興味を持ったことっていうのは、もしかすると明日死んでしまうかもしれないし、何があるか分からないので、とりあえず飛び込んでみるっていうところは、自分自身のモチベだったりやる気に繋がっている部分ではあるかなと思います。

qbc:
なんかロールモデルっていうか、手本にしてるような人っているんですか?

野村香瑚:
そうですね。何人かいらっしゃるんですけど、一番に今自分自身が思い浮かんでロールモデルにしてるなと思う人は、OURHOMEのEmiさんっていう方で。Voicyというラジオアプリみたいなのがあるんですが、そこで発信をされたり。あとは神戸の西宮で、インテリアだったりライフショップを運営されている方を、私自身はモデルにさせていただいてます。

qbc:
そのEmiさんって方をWeb上で見てるんですけど、なんかぱっと見、今野村さんがやられてることと直接的な繋がりを感じられない感じだったんですけど。アパレルっぽい方なのかなと思うんですけど。

野村香瑚:
職業としては全く異なるとは思うんですけど、彼女自身はアパレルを商品として販売していますが、考え方だったり自分自身の選択の仕方とか、あとはジャーナリングの方法とかだったりっていうのを、Voicyっていうラジオアプリでは毎日放送されていて。そういった考え方だったりっていうのを、私自身は特に真似ているところで。直接的に専門分野は異なる人ではあるんですけど、人生の生き方の参考にさせていただいています。

qbc:
なるほどね。ちょっとまた性格に戻るんですけど、家族だったりパートナーだったり親友だったり、その距離の近い人から言われる性格の一面とかってあります?

野村香瑚:
そうですね。あ、いい方で言うと、挑戦的。行動力があって、友達が多い方みたいな形で言われるんですけど。
悪い方で言うと、抜けてるし、言葉遣いとかもっと直すべきところはいっぱいあるよみたいな形はよく言われます。

qbc:
何してるときが一番楽しい人ですか?お話聞いてきて結構領域が広いんで、これが好きですみたいな感じでいうと?

野村香瑚:
私自身は、何かに挑戦してたり、自分自身がやりたいことにフォーカスしてるときは一番楽しいなと思います。それも1人ではなくて、人と何かに挑戦してるときが一番楽しいかなというふうに感じています。

qbc:
それは考えてるときと、行動に移してるときと、あるいは全て終わってそれが評価されてるときとか、いろいろパターンがあると思うんですけど、どこが一番?

野村香瑚:
その3パターンの中でいうと、行動しているときが一番楽しいなと私の中では感じていて。去年、2023年の夏に、ロードバイクで農旅っていうのをしたんですね。
いろいろ農家を回ったりもしたんですけど、そういったときも、いろんな人と出会って話してっていう行動してるときが一番、計画とか立てたりその後振り返るときよりも、一番楽しいなと感じることが多かったり。
あと、インドネシアの留学中とかも、現地にいてみんなと交流していたときが一番楽しかったので。考えるよりも先に行動するタイプではあるので、やっぱり行動するときが一番私の中では楽しいなと思っているときです。

qbc:
それに気づいたのっていつです?

野村香瑚:
大学に入ってからだと思います。高校時は、そこに挑戦するまでの壁が高かった。壁がまず高くて厚かったので、そこに飛び込めず頭の中でモヤモヤ考えてたりとか。考えすぎて行動に移せずその結果を評価されるので、その結果が自分が考えている結果じゃないのに、何で評価されるんだろうと思ってもやもやしたりもしてたので。大学に入って一番自分自身の楽しいことをやることができてるなというふうに感じます。

qbc:
ちなみに一番楽しいことって割とスラスラ出てきた感じがするんですけど、なんかそれってご自分の中で整理したことあるんですか?
自分が一番好きなことは何ですかっていう質問にスラスラ答えるって割と誰でもできるわけじゃないと思ってるんですけど。

野村香瑚:
そうですね。そういった意味では、そのEmiさん、私自身がロールモデルにしている方もやられてるような形でノートに書いて優先順位づけだったり、自分自身が好きなことっていうのを見つめるタイミング、自分と対談、対話をする時間は設けているタイプかなと思っています。なので見つかりやすいと思います。

qbc:
好きな食べ物は何ですか?二つ、インドネシア編と日本編で。

野村香瑚:
わかりました。いっぱいあるんですけど一つですよね?

qbc:
はい。そうですね。一旦。

野村香瑚:
インドネシアで一番好きなのは、イガバカールっていうさっきの。骨付きのお肉を甘く煮たものが一番好きです。

qbc:
日本では?

野村香瑚:
日本では、特に今ブームで好きなのが、麹。納豆とかにかけたり。あと、何でも合うんですけど、野菜とかに付けて食べるのが一番大好きです。

qbc:
ありがとうございます。


過去:そういった好きをかけ集めていったときに、その農業を通して今描いている夢を解決できる手段になるのではないかなって

qbc:
過去について聞いていきたいと思うんですけども、子供の頃はどんな子供でした?

野村香瑚:
そうですね。子供の頃は2分割というか。生まれてから大体小学校3年生4年生ぐらいまでは本当に活発で、リーダー気質で。弟もいるので、何か姉御気質な感じでした。
で、小3小4からはいろいろ思春期にも入り、自分自身が本当にやりたいことだったりとかを隠しながら、なんか人に合わせたり。あとは受験などもあったので、人にいいように見られるような形で見栄を張ったりとか、あとは優等生っぽく生きていたかなというふうには感じます。

qbc:
なんか本当ちっちゃい頃好きだった遊びとかは?

野村香瑚:
遊びはおままごとが好きでした。

qbc:
どんなおままごとしてたんですか?

野村香瑚:
そうですね。私自身がママ役で友達と遊んだりとか。あとは1人でも、もうなんでしょう、大人ぶっていろいろなことを…具体的に言うと、ノートとかに漢字は書けないけど漢字真似して書いてみたりとか、おままごとでお買い物に行くふりを家の中でやったりとか。あとぬいぐるみを赤ちゃんに見立ててあやしたりとか。将来の子供の名前とかまでなんかすごい考えてたりした記憶はあります。

qbc:
なんか小学校全体を通して、印象深かった出来事ってあります?

野村香瑚:
印象深かった出来事は、そうですね、6年間あったので各年度ごとにいろんな思い出があるんですけど。一番は、そうですね…喧嘩したこと。喧嘩というか、友達とぶつかったりしたことが一番記憶に残ってます。

qbc:
何年生のときに?

野村香瑚:
親友と喧嘩というか。私自身は大人数で人といるよりもその親友1人といる方が好きで、ずっと今までも小3小4ぐらいまではその子とずっと2人でいたんですけど。やっぱり学年が上がるにつれて、その人とだけ交流することは難しくなるじゃないですか。なので、親友以外の友達にその親友を取られたといいますか、その子だけと遊ぶ以外の方法を取られたときに、ちょっと悔しいというか。もっと親友と一緒にいたいなって思って、そこで喧嘩をした記憶があり。
全員と対等に仲良くなるというか、1人だけでない、1人だけ自分が好きな人とだけ関わる世界から、みんなと関わる世界にガラッと変換したなという記憶はあります。

qbc:
それって、今振り返ってそう考えてるということなんですか?

野村香瑚:
今振り返って、はい、そう思います。

qbc:
当時の感情ってどんな感じだったんですか?

野村香瑚:
当時の感情は、もっとその子といたいなとか。そうですね、悔しかったり、自分自身が好きなこととかやりたいことだけを突き通せないっていう現実に向き合わなければならなかったので、悔しかったり悲しかったりした記憶はあります。
なんかどうしようもできない状況にぶち当たって、自分が思っている通りにいかないっていうこともあるんだなっていうのに直面したような衝撃というか、っていうのを感じた記憶があります。

qbc:
なるほどね。それも、ジャーナリングの力なんですか?そういう気付き、過去に対する解釈っていうのも。

野村香瑚:
そうですね。ジャーナリングもあると思いますし、一応日記だったり振り返ることは、小学校の4年生から一応毎日日記はやっていて。毎日続かない日もあるんですけど、できるだけ書くようにしていて。そうすると、その日の出来事とかを振り返ったり、その日はそういうふうに書いてあったとしても、2年後3年後、また10年後とかに振り返って読み返したときに、そのときの感情を振り返ることができるんで。
あの時こうだったなっていう記憶が鮮明に残っていたり、そのときと振り返ったときとでは違う感情で、その出来事、一つの事実っていうのを繰り返し振り返ることができるのかなと思います。

qbc:
中学生はどんな感じだったんですか?

野村香瑚:
中学生は、先ほど言ったように、もう本当に優等生ぶって。ぶってというか、優等生で。
受験のために勉強を頑張っていた時期かなっていう形です。

qbc:
高校生は?

野村香瑚:
高校生は、部活と勉強の文武両道っていう学校に在籍していたので。部活はチアリーディング部だったんですけど、本当に体育会系で、朝練昼練放課後練があるような、超ハードな部活に在籍し、毎日身体も頭もいっぱい使い、本当に濃密な3年間だったなというふうに感じます。

qbc:
高校生活は良い悪いで言うとどうだったんですか?

野村香瑚:
高校生は、今振り返るといい時間だったなと思いますが、当時はすごい忙しさ、部活に時間を拘束されて、結構ハードで。悪いっていう言い方ではないですけど、大変っていう気持ち、感情の方が大きかったです。

qbc:
なるほどね。大学選びは、どうやって選んだんですかね?

野村香瑚:
大学1年のときに大学見学、学校見学に行ったときに、自分が行きたい大学を見つけたので。そのときから理系文系はもう決めて。高校1年の夏に大学は決めて、そこに向かって勉強していったという形です。

qbc:
その大学は何が良かったんですかね?

野村香瑚:
そもそも自分自身が学びたいのが、農業っていうのは決めてたんですけど。その立地的な環境と、あとはその自分自身が学びたいことに対する環境が整っていたので、そこがいいなって選択したんですけど。でも実際今、私が通っているところは、そのとき考えてたところとは違う大学です。

qbc:
そうなんだ。農業っていうのはどうやって選択されたんですか?

野村香瑚:
ありがとうございます。先ほど私が、その世界の子供たちはっていう話をしたとき、夢があるっていうのをお話したと思うんですけど。その夢自体は、小学校の3年生ぐらいのときからずっと自分の中で持っていて。平和だったり、環境だったり、優しい世界にしたいなとぼんやりと考えていたんですけど。それをどういった手段でやるかは悩んでいました、実質。ただ、普段の日常から、食が好きだったり自然が好きだったので、そういった好きをかけ集めていったときに、その農業を通して今描いている夢を解決できる手段になるのではないかなっていうのに気づいて、大学は農学部っていう学部を選択しました。

qbc:
ありがとうございます。なんかご両親からはどのように育てられましたか?

野村香瑚:
そうですね。そのVoicyでEmiさんという方ともその話については話してるんですけども。実際に両親ともに共働きだったので、自分自身がやりたいことを放任主義でいろいろ、そこまで制約なく、やりたいことをやらせてくれるような両親でした。

qbc:
自分の人生に転換点みたいなのがあるとしたら、どこにあると思います?

野村香瑚:
2つあって。一つ目が先ほど話した小学校の4年生ぐらいのときに。二つ目が大学入学のときです。
その小学校3年4年ぐらいのときは、やはり自分自身が今までわがままだったりやりたいこと好きなことだけをやり続けていたので、それだけでは通じない社会があるんだなっていうのを感じたのがまず一つ。

で、そこから大学入学までは自分のやりたいことだったり、好きなことは抑えめで生きてきたんですけど。大学ってやっぱりクラスとかっていう単位が、クラスで集団で動くって体があんまりないじゃないですか。なので、本当に自分がやりたいこと、具体的にはサークルで、そういった部分を立ち上げたりとか。
あとは授業とかも、自分が好きな授業を受けることによって、やりたいことを行動に移すっていうことができるようになったのが、その大学入学が転機だったので。それはその人生において、どっちが悪いわけではないんですけど、私の中では、大学入る前までは、少し暗黒期というか。ではあるかなというふうに感じています。

qbc:
またなんかロールモデルの話になっちゃうんですけど、サークルを作ったりみたいなそういうアクティブな行動力っていうのは、どこから来てるんでしょう?

野村香瑚:
そうですね。小学校の3年生4年生ぐらいまではそういったアクティブな感じで、クラスでいろいろリーダー気質で、クラスの歌を作ったりとか、イベント…イベントまではいかないですけど、行事で舵を切ってやってたので。そういった部分では、そのときの経験だったりそのとき動いてたことが、また大学入学してできてるのかなっていうのと。
あともう二つ目としては、大学に入ってアントレプレナーシップっていう授業を受けて。本当に考えてるだけじゃなくて行動に移さないと何も変わらないっていうのを授業で学んだので。
そういった意味では、その2つの出来事が一番今の自分の行動力とかやりたいことをやるっていう部分に繋がっているんではないかなと思います。


未来:やればやるほど、そこにまた新しいやりたいことも増えていく

qbc:
未来について聞いてきたんですけど。これから5年10年30年40年で、最後自分が死ぬっていうところまでイメージして、どんな未来を今イメージされてます?

野村香瑚:
そうですね。死ぬときは、その時代にお葬式っていうものがあるかわからないんですけど、なんかVRとかオンラインになってるかもしれないんですけど、実際に自分自身のお葬式に来てくれた人たちが笑顔で見送ってくれるような。すごいこの人楽しく過ごしててよかったねって言ってくれるようなお葬式にしたいなっていうのは思いますね。

qbc:
それ以外は?お葬式以外っていうか。直近の未来でも全然。

野村香瑚:
死ぬまでの設計図というか予定、自分自身のやりたいこととしては、そうですね、職業はまだ決まってないんですけど、10年後ぐらいには起業をして、自分で会社をできればなっていうのを考えてるのと。あとは日本だけでなく、海外を視野に入れているっていうのは、自分自身の中であるところです。

qbc:
その起業とかもEmiさんの影響なの?野村さんがどのように構成されてるかみたいなのをちょっと知りたくて、こういう質問したんですけど。
なんか、パーソナリティ由来っていうか元々持ってる性格と、後から自分が経験した中でのもので人間で作られてるのかなって、インタビューしてて思ってるんですけど。なんかそういう意味では、今の自分って、何が何割みたいなのって、どういう説明の仕方になりますかね?

野村香瑚:
そうですね。大学での学び、そのアントレプレナーシップに限らず、農業に関することも含めてが大体5割ぐらい。それが一番大きいかなっていうふうに思ってます。
で、あとの5割は、そうですね、2割はEmiさんが含まれてると思うんですけど。残りの3割
は、今まで自分自身が生きてきた中で経験してきたこと。例えば、ちっちゃいことなんですけど、小学校とかで学級委員などをやってそこで自分がやりたいことを提案して行動に移したっていうような、その一つの過程、行動してきたっていうことの一つの過程が積み重なって、今の自分がやりたいこととかに繋げることができたりしているのかなと思います。

qbc:
なるほど。

qbc:
もしもの未来の質問っていうのをしていて、もしもあんまり上手い感じの大学生活じゃなかったら、どういう人生ラインになってるんですか?

野村香瑚:
なるほど。アントレプレナーシップっていう授業と、あと環境保全型農業っていうものに、私自身が出会わなかったとしたら…

qbc:
うんうん、そうですね。

野村香瑚:
そうですね。もしそういう未来になってたとしたら、きっとこんなふうに活動とか行動はできていないというふうに私自身は思ってます。

qbc:
その場合、何してると思う?

野村香瑚:
行動せず、多分1人で黙々と本とか読んだり、その人と関わって行動するわけではなく、根暗で。noteもやってるんですけど、発信とかもせず、人と関わることもせず、自分自身とただ向き合う時間で悶々としてたような気がします。

qbc:
それって高校生のラインの延長線みたいな感じ?

野村香瑚:
そうですね。先ほど人生の転換期みたいなのをお聞きしてくださったと思うんですけど、その転換を迎えず、自分自身になんか布をかぶせたような、本当の自分を出せずにそのまま生活していたのかなというふうに思います。

qbc:
なんかそういう意味では、影響の受けやすさみたいのってあるんですかね?素直さみたいな。

野村香瑚:
そうですね。いい意味で素直だと思うんですけど。真に受けやすく、情報を手に入れたときにそれを鵜呑みにしやすいタイプなので。本当にいろんな情報の影響は受けやすいタイプです。

qbc:
なんか気をつけてることあります?

野村香瑚:
気をつけてることは、特に今、情報の世界でいろんな情報を目に入れると思うんですけど、誹謗中傷とかだったり悲しいニュースとかっていうのを、朝から見ないようには気をつけてたり。
あとは、自分自身が1回それを自分の中で消化した後に、人に伝えることで、自分の言葉にして合っているかの確認。勘違いしやすいタイプでもあるので、それを相手に伝えたりすることで、1回自分の中で消化したりして、それが合っているのかっていうのを確認するようには自分の中でしています。

qbc:
何か事故起こしたことあるんですか?その自分が影響を受けやすいっていうことで、困ったりしたことって具体的に何かあるんですか?

野村香瑚:
特にインドネシアの留学中は、海外の方、インドネシアだけでなく、フィリピンや韓国、ラオス、ベトナムの方と関わることが多かったので、英語を用いてコミュニケーションをとっていたんですね。そうなると、英語は直接的にものを言うようなコミュニケーションの取り方になるので、一つ一つの言葉を真に受けて傷ついてしまったり。オブラートに包んだりするっていう文化もないので、そこでショックを受けたりして困ったことはあります。

qbc:
どんな気持ちになった?

野村香瑚:
そうですね。単純に、向こうは傷つける気持ちはなくても、こっちは勝手に悲しんだり、留学をやめたいって思ったこともあって。留学1ヶ月後ぐらいに日本に帰りたいなとか、留学なんで来てしまったんだろうとか、私には合ってないのかなっていうのをすごい悩んだ時期はあります。

qbc:
あ、そうなんだ。それを脱却した解決策は何だったんですか?

野村香瑚:
ありがたいことに、海外の方だけでなく日本人の方とも留学していたので、自分自身の気持ちを素直にその方に話したときに、やっぱりコミュニケーションの差異ってあるよとか、英語だからこそ直接的に言ってるけど、その人の本当の気持ちは違うと思うよっていう、仲介者となってくれた人がいたので。
それを通して、真に受けることだけじゃなくって、その人と心と心で会話したり、ただに真に受けるだけじゃなく、自分自身も伝えたいことは正直に伝えていいんだなっていうのに気付かせてもらえたり。その仲間がいたからこそ、仲介者がいたからこそ、その方とのコミュニケーションを円滑に進めることができたのかなと思います。

qbc:
なるほど。アントレプレナーに関して、野村さんの中にその片鱗はありました?小さい頃はあったってお話でしたっけ。

野村香瑚:
そうですね。元々あったんですけど、その殻を閉じていたんですね、大学入るまでは。アントレプレナーシップっていう授業の中で、様々な講師、実際に起業されている方が隔週で講演をしてくださるっていう授業スタイルだったんですけど。そこで一言一言に背中を押されて、殻を破ってもいいし、ただ考えてるだけじゃ前に進めないから、行動に移した方が成功に繋がるなっていうのは、その方々から聞いて学んだことではあります。

qbc:
うんうん。そりゃそうなんだけどって話で、そう聞いたからって行動に移せるかどうかってまた全然溝があるわけで。それを平気で…平気で飛び越えられたんですか?いきなり行動に移すっていうのは。そんなことはない?

野村香瑚:
そうですね。そんないきなりではないんですけど(笑)実は、アントレプレナーシップ、起業家精神を育成するFLOGSっていう取り組みがあって。蛙っていう意味のFLOGS、飛び越えるっていう意味も持ってる団体なんですけど。そのFLOGSの、登壇者ではなくて、ボランティアに参加したときに、そのときに同世代の子たちが、起業精神を養っている、養っているというか実践しているのを見て。
やっぱり講師からとは違う同世代からの強い刺激をもらい、同世代の私でも何かできるんじゃないかな、この日に決めて行動しなきゃって思って、そのFLOGSのボランティアをした日に、初めてコミュニティを立ち上げたんですね。そこの一歩が大きかったのかなとは思います。

qbc:
なるほどね。今その不安と期待が両方ある状況なんですかね?

野村香瑚:
そうですね。自分自身がやりたいことをやってて楽しさもありつつも、具体的に職業とか、生きていくための職に就けていない状況ではあるので、そこは不安ではあるし。完全な楽観主義とかではないので、不安も持ちつつ生きているという感じです。

qbc:
10万円あったら何します?

野村香瑚:
10万円あったら海外に飛んで。またインドネシアに飛びます。

qbc:
そういう意味では別の国っていう選択肢はない?

野村香瑚:
今までは、アフリカのケニアとタンザニアに行って、稲作を現地に伝えていきたいなと思っていたんですが、やっぱりインドネシアに半年間滞在して、その国のことが大好きになり。やはりインドネシアにもう一度行き、自分自身ができること、特に農業なんですけど、農業していきたいなというふうに思ってます。

qbc:
ありがとうございます。最後の質問ですね。最後に言い残したことは?っていうので、遺言でも、読者向けメッセージも、インタビュー後の独り言みたいになってもいいんですけど。最後に残したことがあればお伺いしております。

野村香瑚:
はい、ありがとうございます。この記事を読んでくれる方がいたら、その方に対してのメッセージなんですけど、私自身は、その先ほど話したように暗黒期もあり、今は楽しく生きている時期でもあり、どっちもの時期を経験したからこそ「止まない雨はないな」と思っています。自分自身がやりたいことだったり好きなことっていうのは、やって損はないし、本当に人生一度きりなので、やればやるほど、そこにまた新しいやりたいことも増えていくと思うので。
人生、辛いこととか悲しいことも、もちろん今でも私自身もあるんですけど、そういう人たちがいたとしても、前を向いて、一緒に同じ時代を生きていると思うので、一緒に楽しく生きていければなというふうに思っております。

qbc:
ありがとうございます。

あとがき

人は変わるね。

【インタビュー・あとがき:qbc】

【編集:mii】

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