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若い時にやっとけばよかったっていう後悔のある人

むかしむかし、ある村に、悔之助(くいのすけ)という老人が住んでいました。悔之助は若者たちに、いつもこう言っていました。「若い時にやっとけばよかった」と。
悔之助の心には、たくさんの「やっとけばよかった」が詰まっていました。
旅に出ればよかった。
好きな人に想いを伝えればよかった。
新しいことに挑戦すればよかった。
もっと本を読めばよかった。
親孝行すればよかった。
ある日、村に不思議な少年が現れました。少年は悔之助に尋ねました。
「おじいさん、今からでは遅いのですか?」
悔之助は答えようとして、はっと気づきました。
「そうだな...今からでも、できることはあるのかもしれない」
その日から、悔之助は変わり始めました。
まず、村の子どもたちに昔話を聞かせ始めました。若い頃に集めておけばよかった思い出を、今、作ることにしたのです。
次に、近くの町まで散歩を始めました。若い頃に行っておけばよかった旅の、小さな一歩です。
そして、村の図書館で本を読み始めました。読書は、年をとってからでもできる旅だと気づいたのです。
不思議なことに、悔之助が動き始めると、村の若者たちも変わり始めました。悔之助の「若い時にやっとけばよかった」という言葉に、新しい意味を見出したのです。
「今のうちにやっておこう」
「まだ間に合ううちに始めよう」
「今日からでも遅くない」
という声が、村中に広がっていきました。
ある日、悔之助は村の広場で若者たちにこう語りかけました。
「確かに、若い時にやっておけばよかったことはたくさんある。でも、それを後悔するだけでは何も始まらない。今日という日は、明日の『若い時』なんだ」
後に悔之助は、村で最も活発な老人として知られるようになりました。そして、こう語ったそうです。
「後悔は、未来への道しるべになることもある。大切なのは、それに気づいた時に一歩を踏み出す勇気だ」
そして「今日始めれば、明日の後悔なし」ということわざが、この村から広まっていったとさ。
めでたし、めでたし。
と思う2024年10月29日18時03分に書く無名人インタビュー823回目のまえがきでした!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(作家・無名人インタビュー主宰)】

今回ご参加いただいたのは もりもりお さんです!

年齢:40代前半
性別:男
職業:会社員


現在:どうしても僕たち、同業者とか医療関係者とばっかり話をする機会っていうのが多いんで。

ミミハムココロ:
今、何をされている方でしょうか?

もりもりお:
病院で薬剤師として働いてます。

ミミハムココロ:
具体的にどういった内容を。

もりもりお:
循環器に特化した病院でプレイングマネージャーとして働いてます。入院の患者さんのお薬を準備したり、外来に来た患者さんのお薬を準備したりしているのが本業の仕事になります。

ミミハムココロ:
今「本業の」っておっしゃったんですけど、それ以外に何かお仕事されてますかね?

もりもりお:
趣味の領域になるんですけど、私はキャンピングカーに乗ってて。キャンピングカーの関連のWeb媒体のライターを少しやってます。

ミミハムココロ:
キャンピングカーに乗りながらライターをしているという。

もりもりお:
そうですね。キャンピングカーに乗って、自分の車についての記事や車中泊施設の利用の体験の記事を。また、本業や自分の好きなことを生かして薬に関する内容や車内でできるボードゲームの記事などを提供してます。

ミミハムココロ:
薬剤師の仕事の方はどうですか?やっていて感情としてはどういった感じですかね。

もりもりお:
そうですね、一般の人から見た薬剤師のイメージってどう見られてるんだろうっていつも考えながら働いてるんですよ。どうしても僕たち、同業者とか医療関係者とばっかり話をする機会っていうのが多いんで。なかなかそこら辺で自分たちが持ってる常識みたいなのが本当に一般の人たちからそう見えるかどうかってのは、いつも分かんないなと思いながら働いてます。僕は偏った環境があんまり好きじゃないんでキャンピングカーしかり、いろいろボードゲームとかゴルフとか結構趣味があるんでソロでそこのコミュニティに入り込んでいっていろんな人とお話をするっていうことをよくしています。

ミミハムココロ:
その「好きじゃないな」って感じ出したのはいつぐらいからですかね。

もりもりお:
そうですね、わりかし働き始めて結構早い段階から「この業界すごい狭いな」って感じ始めたのと。結局、若いうちはそんなにたくさん趣味とかも無いんで、家と職場の往復ばっかりしていくと「なんか自分がすごい狭い世界で生きているような気がする」って思いながらモヤモヤとしながら働いてきた感じですね。

で、その思いが一気にはじけたのが4年前のコロナ禍で。オンラインで離れた人たちとコミュニケーションとったりとかオンラインコミュニティに入ったりしてコミュニケートしていく中でますますその思いが強くなったって感じですね。

ミミハムココロ:
そのキャンピングカーのライターの方はやっていてどういった感情ですか?

もりもりお:
キャンピングカーユーザーは40代から60代が多いんですよ。で、よくあるのが「定年まで働いて、そこから落ち着いて旅行しよう」とかって考える人が結構多いんですけど。そうなってると何かしら体に病気があったりとか、目の方に影響があったりとかして旅行を諦めるっていう人が結構多かったりするんですね。そもそも病気にならないように啓蒙・啓発するためにいち薬剤師として発信できたらいいなっていう思いがあります。まずは具体的な活動として、とあるキャンピングカー雑誌の方に取材をいただいて薬剤師から見た防災対策というテーマで記事掲載していただきました。

ただ、大きな病気をしてない人たちに「血圧ちゃんと管理しましょう」とか「お酒飲みすぎると体に良くないですよ」とかって言ったところでけっこう反発する人も多いんじゃないかなって個人的には思うんですよね。好きにさせてくれって。医療者側はこれからそういう人たちを減らすために「特に循環器疾患について市民に啓蒙、啓発しましょう」って言われているんですけど、病気をしていない一般の人たちに本当に受けられるんだろうかっていうのが、すごい個人的には疑問として残ってるっていう感じです。

だったら共通の趣味を通じてそういった話ができたら、もう少しちょっと受け入れ方も違うのかなと思ったりして、今の活動を始めたっていう感じですね。

ミミハムココロ:
元気な人からのその反発ってのは、実際にあったのかそれとも起こりそうだなっていう段階なのか。

もりもりお:
薬剤師として働く中で、薬を渡す窓口で週刊誌の記事について意見を求められることはあります。また、アメリカのデータですが「コロナ禍になって医者や病院の信用度が下がった」みたいなデータも出てるらしくて。個人的な感覚ですけど、医療者側と非医療者の溝ってのはすごい深まったんじゃないかなって。このままだとなおさら医療者発信のイベントで病気の啓蒙・啓発なんて難しいんじゃないかなって思ってます。そこで、共通の趣味を通じて意気投合するなかで啓蒙・啓発していった方が受け取られ方も違ったりするのかなと最近は思ってます。

ミミハムココロ:
お仕事以外の暇な時間ってのは、そういうボードゲームとかゴルフ以外には何かしてませんか?

もりもりお:
基本的には、子どもがいるので家族と過ごす時間にあてています。

ミミハムココロ:
薬剤師の仕事で「ここ好きだなあ」みたいな部分はありますか?

もりもりお:
元々、予防医療的なものに興味はあって。循環器の病気でいけば、それこそ心臓が悪くならないように食生活とかお酒の取りすぎとかタバコとか、ライフスタイルから気をつけていきましょうねっていうのはすごい共感するし、そういう仕事にたずさわることができたらいいなとは思ってます。病院に来ている人は予防を通り過ぎて過ぎて病気になっちゃった人たちがほとんどなので。そうすると心臓に関して言えば「これ以上悪くならないようにする」のが最大のミッションになってくるんで。

ミミハムココロ:
ご自身はどうですか?食生活とか、お酒、タバコとかは。

もりもりお:
僕は一切しないんですよ。だから、良くも悪くもそれが習慣化してる人たちの気持ちがなかなか分かりづらいっていうところが難しいですね。このギャップはどうしようもできないので。厳しいことを言えば「それで病気したんならやめればいいじゃん」っていう一言で終わっちゃうんですけど、それがやめれないから皆さん困ってるわけでして。そこら辺はやっぱり同じような経験をしている同業者の方が、啓蒙・啓発すると説得力あるんだろうなっていうふうには思ったりします。

ミミハムココロ:
キャンピングカーにたどり着いたきっかけとかはありますか?

もりもりお:
きっかけは『クピ男の車中生活』っていうYoutubeチャンネルを見たのがきっかけですね。登録者が60万人か70万人ぐらいいる方なんですけど、その方がたまたま今、私が乗っている車を紹介した時に「あ、これ乗りたい!」と思ったんですよね。

その方はキャンピングカーを快適に使うためにDIYしていろいろ工夫されたりする方なんですけど、僕DIYは全然できないんで。改造しなくてもシンプルに「あ、うちでもこれだったら乗れそう」っていうのを見つけて、試乗しに行って買ったっていう感じですね。で、キャンピングカーに目をつけたきっかけっていうのはコロナ禍で、特に医療者なんかは「旅行しちゃ駄目」っていう空気感がすごい出てきたんで。でも「子供が小さい状況でこのまんま年月が去っていくのはなんかどうなんだろう」っていうのはすごい思ったんで。「だったらキャンピングカーでちょっと出かけるだけでも非日常感が味わえるんじゃないか」と思ったんですよね。

もともと車には全く興味がなくて、極端な話「乗れればいい」ぐらいの気持ちだったんですよね。でも、キャンピングカーに出会ってオーナーのコミュニティのオフ会イベントに家族で行って、全国規模で大人だけでなく、子供同士でも仲良くなったりできたし、そこでみんなでご飯食べたりお酒飲んだりしながら楽しく話したりっていう非日常的な体験ができたっていうのが、一番のいい思い出ですね。

ミミハムココロ:
そのライターっていうのはいつぐらいから始められたんですか?

もりもりお:
実際に始めたのは今年からですね。前々から「オンラインでできる仕事ってあるのかな」っていうのを色々探って調べていって、Webライターっていうのに辿り着いた感じです。そこでまあ「キャンピングカーの人たちって年齢層も高めな方だし、薬剤師としての経験も生かせるのかな」って思ったんで、そこに目をつけて今年の頭から始めました。なので、キャンピングカーに掛け合わせていわゆる薬に関する知識を入れたりとか、キャンピングカーの中で楽しめるボードゲームっていう形で紹介をしたりとか、自分の趣味をそこに掛け合わせて記事を書いてる感じです。

ミミハムココロ:
文字を書くことに対しては、何か昔から思い入れがあったとかはありますか?

もりもりお:
実は、文字を書くのはとっても苦手なんですよ。興味が無いことを自分がやってるのもなんか不思議な感じはしますけど、趣味としては興味を持ってるとこなんでまあそこはちょっと頑張ってやってるっていう感じですかね。

過去:なんか小っちゃいところからだんだん、それがすごい成長して大きくなっていくっていう過程がすごい好きですし

ミミハムココロ:
振り返ってみてですね、自分ってどんな子供だったなって思いますか?

もりもりお:
もう親の敷いたレールに乗っかった子供ですね。反発せずにそのまま言われた通りのレールに乗ってきたっていう感じですね。だからまあ、学校の先生とかからはいわゆる「良い子」っていう感じで通ってたんじゃないですかね。

ミミハムココロ:
それは自分としてはどうだったんですか?そういう生き方をしていて。

もりもりお:
どうなんですかね、野球やゴルフをやってみたいっていう思いはありましたけど。親の指定する習い事やドリルをやらされて「勉強しなさい」っていう感じで言われてきたので。まあ「自分の意志が思い返せばあったのかなあ」とは思います。その思いがこんな中年になって爆発して、自分でいろいろ行動を起こしてるっていう感じですかね(笑)。

ミミハムココロ:
勉強は好きでしたか?

もりもりお:
嫌いですよ。勉強が楽しいって思ったことは全くなかったですね。特に国語が苦手で。薬剤師なんで理系なんですけど一番得意なのは日本史でしたね。でも、文系に進まなかったのは国語ができなかったからなので。

ミミハムココロ:
日本史のどういうところが好きでしたか?

もりもりお:
歴史の流れを覚えたら点数が取れるところですね。勉強する時間も一番少なかったように思います。あと、戦国時代の武将の人間模様とか、生い立ちとかを学ぶと今の時代では考えられないことが山ほどあってすごい面白いなって思います。

ミミハムココロ:
だいたい小学校ぐらいまでを振り返ってみてどういう生活でしたか?

もりもりお:
先ほども言ったように、なぜかゴルフが好きだったんですよ。ただ当時ってジュニアスクールがあるとかそういうような時代じゃなかったんで。自宅の庭に小っちゃいカップを穴掘って埋めて、自分で自宅の庭でパターゴルフみたいな感じで遊んだりしてました。

ミミハムココロ:
その他の遊びと比べてどういうところが面白かったんですかね。

もりもりお:
大人になって気づいたゴルフの面白さは、コースによって戦略性を考えたりとか、長いパットが入ったりしたときの爽快さですかね。ただ、子供の時に「何でそれがハマったのか」って言われると意外とよく分かんないんですよね。感覚的なものとしかちょっと答えられないかなって思います...

ミミハムココロ:
中学、高校は振り返ってみてどうですか?

もりもりお:
活動的な方じゃなかったですね。いわゆる陽キャ陰キャで比較したら陰キャの方の部類に入るような感じですね。なんか部活も、高校は学校がちょっと遠かったんで、帰宅部でしたね。まあ今思えば「色々もったいなかったかなあ」とは思いますけど、そこを悔やんでもしょうがないなっていう感じですね。

ミミハムココロ:
もし入れるとしたら何か入りたかった部活とかはあったんですか?

もりもりお:
ゴルフやクイズをやりたかったですね。当時それを部活動にしている学校ってほぼ無かったんじゃないですかね。インターネットも発達していない時代だったので、高校受験する前に、自分で行きたい高校をろくに調べたりすることもありませんでした。なんかみんなと同じように受験して、みんなと同じような学校に行っちゃった感じですね。

ミミハムココロ:
大学卒業後から今にかけてはどうですかね。

もりもりお:
病院や調剤薬局を何度か転職をしながら働いてきてるんですけど、現時点では、コロナ禍が人生のターニングポイントになっていると思います。それまでは自宅と職場の往復をしながら、趣味でゴルフを楽しむぐらいの生活でしたから。

ミミハムココロ:
仕事に対するモチベーションとかは、何か変化とかはありますか?

もりもりお:
大きな組織の職場があんまり好きではなくて。スタートアップみたいなところの場所で、自分でゼロイチでいろいろ試行錯誤しながら仕事を進めていくっていうのがすごい好きなのかなって思ってます。なので、そういう環境下にいた方がモチベーションはすごい高いです。なんか小っちゃいところからだんだん、それがすごい成長して大きくなっていくっていう過程がすごい好きですし、それを自分が中心となって動けるっていうのはすごい楽しいなっていう感じですかね。あと1人だと気が楽ですしね。

ミミハムココロ:
誰かと一緒に何かをやるより。

もりもりお:
そうですね、例えば町の薬局さんでも小さな店舗だとね、薬剤師さん1人に受付の人が1人とかそういうのもざらにありますし、どっちかといえばそういう規模感の方が性に合ってんのかなって思ったりしてます。

ミミハムココロ:
最初は「レールに乗っかった子供」っていうふうに自分のことをおっしゃってたんすけど、それも含めてご家族からはどういうふうに育てられたなって思いますか?

もりもりお:
「とにかく親の言うことを聞いといたら大丈夫だ」みたいな感じの教育のスタイルじゃないですかね、当時は。本当にそれでいいのかっていうのを調べる術もないし。なんとなく、もやもやとしながらも自分は素直に従ってたっていう感じじゃないですかね。

ミミハムココロ:
親と衝突したこととかはありませんか?

もりもりお:
いわゆる反抗期はなかったですね〜

ミミハムココロ:
現段階で「これ話してないな~」みたいなお話はあるでしょうか?

もりもりお:
2つほど。「今、困っていること」と「未来に向けて挑戦したいこと」があります。

ミミハムココロ:
あ、ぜひ。

もりもりお:
まず、困っていることなんですけど、うちの妻が「自然派」とか「陰謀論」的なものに結構ハマってて.
この話って誰かに相談できる話でもないし、この場を借りて...

オンラインの仕事に自分が興味を持ったっていうのもきっかけとして1つあるんですけど。なんかコロナ禍になって特に陰謀論…「黒幕が暗躍してワクチンを広めて日本の人口を減らそうとしてる」とか。「熱冷ましにはキャベツの葉っぱを頭にのせるのがいい」とかいうのを言い出すようになったんですよね。

調べていくと自然派の女性のコミュニティ的なものがあるみたいで。そういうのを誰かが言ってて、情報を広げていったりとかっていうのがあるみたいなんですよね。インタビュアーさんはそういう陰謀論的なものとかって目にしたり聞いたりしたことってあります?

ミミハムココロ:
まあ、Twitter等でちょくちょくぐらいですね。

もりもりお:
我が家の場合、誰かがネットで書いてあることやSNSで発信していることや仲間内で話題になったことなんかをそのまま切りとって、教えてもらうっていう感じですね。でまあ、「信じるも信じないも…」みたいな感じでは言うんですけど、「でも言うってことは信じてんだろうな~」と思いながら見てるんですけどね。

ミミハムココロ:
え、じゃあ今後どうしていきたいとかありますか?

もりもりお:
身内だし、いまさら何か改めてほしいとかそういうのは難しいかなって。ただ興味があるのは、陰謀論の発信源はどこなんだろうって。自分なりに調べても結構「誰かから聞いた」みたいなのがすごい情報として多くって。

「黒幕が動かしてる」みたいなのとかもすごい言ったりもするし。「その黒幕ってだれやねん、別にいいじゃん」って思うんですけどね。自分が変えられることって限られているし。

今までは、陰謀論的な話は「なんか世の中いろんな人がいるのね」っていう程度だったんですけど。どうやら世の中には陰謀論で困っている人がそこそこいるみたいだし、 Abemaで取り上げられた時に「あー近くにいるな~」って。どこの誰が発信源なんだろうって。

未来:20代とか若い時にやっとけばよかったっていう後悔はあります、やっぱり。

ミミハムココロ:
今から5年後、10年後、もっと先の最後死ぬまでを想像してですね、未来に対してやりたいことはありますか?

もりもりお:
あります。キャンピングカーで日本一周ですね

ミミハムココロ:
それはどうしてでしょうか?

もりもりお:
ちょっと話が戻りますが、2年前に腸閉塞で死にかけたんですよね。で、それまで自分が自宅と職場の往復ばっかりだったから、時間をかけて他県とかの景色とか、色々歩いて回ったりとか全然してないんですよね。健康体で時間をかけて車を運転しながら全国を回ることができるのってそんなに残り時間に猶予はないなって感じてますね。場合によっては仕事を転職して、自分のやりたいことが実現できる環境に持っていけたらいいなっていうのは考えてます。

ミミハムココロ:
それはちなみに現段階で、できそうですか?

もりもりお:
難しいですね。子供もいるんで子供と過ごす時間とか家の事を奥さんに全部任せきりになっちゃうんで。そこら辺の折り合いをつけれるかどうかっていうところが課題ですね。

ミミハムココロ:
お子さんが一人暮らしなり成人なりして、家を出ていった後はどうでしょうか?

もりもりお:
そうですね、そこでできればいいなとは思うんですけど。そこまで待っちゃうともう60代ですからね。

ミミハムココロ:
ちなみになんで日本を一周したいんですか。

もりもりお:
若い時から旅行に興味はあったのにお金を理由にやらなかったんですよね。腸閉塞をきっかけに、今になって20代とか若い時にやっとけばよかったっていう後悔はあります。なんだかんだ若い時の方が自由がきいていたので。それがすごいもう後悔してもしきれないかなと思ってます。まあ、その時はその時でベストの選択を多分してきたとだろうと思うんですけどね。

ミミハムココロ:
ちなみにそのコミュニティの中で啓蒙活動を行う以外に、予防医療をどうやったら広められると思いますか?

もりもりお:
うーん、、、明確な答えは、今無いです。なんか普段のいろんな人との会話から「なんかそれは大きく間違ってるんじゃないかな」っていうような情報とかあればやんわりと訂正できたらいいなぐらいっていうところですね。多分それで、上から「ああした方がいいです、こうした方がいいです」って言うと下手すると喧嘩になる可能性もあるし、なんかその辺がいつも「難しいよね」っていうのはすごい思います。まずは、共通の趣味のコミュニティに参加しながら医療とは関係のない色んな人と話して思いとかを聞きながら、大きく間違っているのはやんわりと是正できるぐらいの関係性から築いていけるといいかなって思ってます。

ミミハムココロ:
そしたら最後、何か一言ありますか?

もりもりお:
今日はお時間いただいてありがとうございました。未来に向けて、自分のこれからの人生を見直していくっていう意味でこういう時間はすごく有用だったんじゃないかなと思います。やっぱり自分で過去のこととか、今現在のことを改めて言語化して喋るって普段の日常生活からしたら無いと思うんで。すごい貴重な体験だったかなと思ってます。ありがとうございました。

あとがき

もりもりおさん、ありがとうございました。

インタビュアーをするようになって色んな方のお話を聴いていると、やっぱりコロナ禍を機に人生が大きく変わったという人が本当に多いなと感じます。僕も自宅から大学のオンライン授業を受けていた頃は「将来はフルリモートワークを手に入れて今みたいな生活を続けるぞ!!」なんて意気込んでいました。でも、対面授業が再開したり就活を経験するうちに「まあ出社して対面で働くのでも良いか~」という気分になりました。ほんと僕は考えがコロコロ変わります。

その代わり、1つの仕事だけじゃなくていくつかの仕事をやりたいという気持ちが芽生えました。それこそ、もりもりおさんみたいな形が今は理想ですね。この夏に海士町へ行った時も「半官半X」という働き方に惹かれましたし。もちろん複数の収入源が欲しいというのも理由の1つなんですけど、単純に僕がすごく飽き性なんですよね。好奇心が強くて、すごく飽き性なんです。

なので、今の内定先も自分からじゃ絶対選んでなかったやろうけど、たまたま出会えたからせっかくやし飛び込んでみようのノリで応募したら受かったので決めました。あんまり給料とか福利厚生では選んでないです。すごくホワイトそうなので選びました。でも将来的には結婚とかもしたいのでやっぱりお金は欲しいんですよね。ほんと仕事ってどれを優先すればいいのか、就活を終えたはずなのに永遠に悩んでます。

副業がOKなのかも知らないし、そもそも副業なんてする余裕が入社後の自分にあるのかも知りませんが、社会人になって65歳とかになるまではなるべく色んな仕事に携わりたいなあと思っています。それこそ「キャンピングカーライター」みたいに専門性のある人は魅力的だと感じたので、自分も何か好きなものを専門分野にして仕事ができたら面白いやろな~とは思うんですけどね。とにかく色んなアンテナを張って生きていきたいです。

【インタビュー・編集・あとがき:ミミハムココロ】


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