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認知行動療法を自己流でやってる人

「挫折」という言葉を聞くと、それこそネガティブな雰囲気を持たれてしまうところがあるよね。ですが、「挫折を乗り越えた人間は強い」という、人間という存在に深みを持たせるニュアンスで使われることもあったり。
では、挫折を乗り越えることができなかった世界線の自分を想像することは、あるのだろうか。
少なくとも、私は考えたことはあまりないし、仮に考えたところで、ダークな世界のなかに自分が閉じ込められているのだろうな、とふわっと考える程度だったりします。

ですが、もし乗り越えなかった先に明るい世界が待っていたとすると仮定するならば。いや、これはポジティブな感情の中で生きているのであれば、その世界線の自分にとっては、挫折は乗り越えたのも同然なのかもしれない。

なんだか何を言っているのかがわからなくなってきましたが、結局挫折というのは、自分の周りに起きた事象にすぎないのかもしれないな。
と思う2024年11月19日23時00分に書く無名人インタビュー953回目のまえがきでした!
【まえがき:一休誰絵(無名人インタビュー副編集長)】

今回ご参加いただいたのは あすか さんです!

年齢:20代前半
性別:女
職業:大学院生


現在:なんかそんな気を遣わないっていうことも気遣いなんじゃないかって

qbc:
今、何をしている人でしょうか?

あすか:
今は大学院の修士の1年生で研究をしながら就活をしています。

qbc:
何の研究されてるんですか?

あすか:
研究室では…そうですね、海に生息するプランクトンの研究をしています。

qbc:
生物学っていうことですか?

あすか:
そうですね。生物学、遺伝子系の生物学になるかもしれないです。

qbc:
あ、へぇ~、なぜそちらの方を志向されたというか、目指されたんですか?

あすか:
そうですね、結構正直に言ってしまうと、その研究室をまず選んだのは、先生の面倒見がいいっていうことを聞いて。で、その研究テーマは生態学、生態系内で生き物同士がどうやって関わってるかみたいなことに興味があって、それが一番近いテーマだったので、それを選びました。

qbc:
なんかそもそもその界隈というか、業界自体に入った理由って何だったんですか?

あすか:
そうですね、まず大学を選ぶときに、一番最初、高校2年生のときに文理選択で1回迷って。迷った理由が、文系科目の方が得意だけど、でも生物だけすごく好きで、その生物がやりたいから理系に進むか、得意なことをやった方がいいのかっていうので迷ったんですけど、結局生物系に進むことにして。

で、大学選ぶときに、正直ちょっと点数センター試験受けてから点数で選んだ大学ではあったんですけど…そうですね、生物をやりたいっていうのだけで、一応国立に絞ってたんで国立で、関東で生物できるところみたいな感じでちょっと割りと成り行きで入りました。

qbc:
なるほど。就活はどんな感じなんですかね?

あすか:
就活は、普通に企業に就職しようと思っていて、食品メーカー。周りが結構、大学全体で食品メーカーに進む人が多いので食品メーカーを受けてみたり。
あと一応、自分の興味で出版に挑戦してみたりしようと思ってます。

qbc:
なんか、自分自身の興味ってどこにあるかって…。領域で言うと生物はもちろんありますよね。出版もいろんな分野があると思うんですけど、そういう意味でいうと自分の好きなカテゴリーってこんな感じですっていうのは、ぽんぽんぽんっていうとどんな感じですか?

あすか:
そうですね、生物が好きなのと…なんか勉強が好きっていうとちょっと違う気がするんですけど、割と多分知的好奇心が強い方で、科学雑誌読んだりとか。

さっき文系の方が得意って話があったと思うんですけど、結構自分って日本語が好きな方で。言葉に対してこだわりがある方だなっていうのを何となく感じています。

で、なんで出版に行きたいかっていうと、図鑑が作りたいんですけど。それで、自分の好きな生物っていう分野と日本語とか言葉っていうのを、何か両方組み合わせて何かできたらいいなって考えたときに、その専門分野をもっと一般の人にわかりやすいように説明するような仕事に興味を持って、出版を考え始めました。

qbc:
今ってどんな気分で過ごしてるんですか?

あすか:
そうですね、今は…結構天気とかに影響されやすいんですけど、最近は温かいので割と元気に、まだ追い詰められてない。就活もそんなに追い詰められてないっていう感じです。

qbc:
楽しい楽しくないで言うと?

あすか:
割と楽しいです。

qbc:
最近の楽しみって何ですか?

あすか:
最近の楽しみは、まず大学の研究室のメンバーと結構仲が良くて。ふとしたときに、くだらない話をしたり、研究室に残って、夜に鍋をしたり。そういう普通に日常が楽しいのと。
あとは割と朝早く出て夜遅く帰る生活なんですけど、寝る前にYouTube見るのとか結構楽しみです。

qbc:
YouTubeは何見てるんですか?

あすか:
YouTubeは、今は東大の院生のたむらかえさんっていう人にすごいハマってて。

qbc:
女性?

あすか:
女性ですね。東大の物理学科の方です。ご存知ですか?

qbc:
デスノートの、あの体育座りみたいに座ってるタイプみたいな感じの?

あすか:
そうですね(笑)ちょっと陰の雰囲気を出してるかもしれないです(笑)なんかザ・理系
みたいな。

qbc:
あ、なんか雰囲気が変わりましたね。

あすか:
あ、本当ですか。確かに、なんか1年ぐらいやってて、表に出てちょっと雰囲気変わったかもしれないです。

qbc:
何かほんとこんな人いるんだみたいな、変な人がいるなって、おすすめに上がってきた記憶はあって、その後特に見てなかったんだけど…。あ、なるほどね。たむらかえ2っていうのは見たことはありました。

あすか:
そうです。メインチャンネルよりサブチャンネルの方が伸びてるっていう方で。

qbc:
あ、そうなんだ!なるほどね~。

あすか:
メインはそのお菓子作りの動画を上げてるんですけど、そっちじゃなくてそのラジオとか喋りをやってる2の方が人気で、私も2を結構見てます。

qbc:
なるほどね。おかしのやつを最初に見つけて、こんなふうに変わったんだと思ったけど、2見たら知ってるって。

あすか:
むしろ多分2の方が人気で、登録者も多いっていう。

qbc:
どこが好きなんですか?

あすか:
そうですね、最初も見た動画が、この人が異常に熱中した趣味について時系列順に、小さい頃虫にはまって、その後楽器でフルートをやって、大学生になってお菓子作りにハマってみたいなのを、一つ一つ説明していく動画があって。それが一番好きなんですけど、30分ぐらいある動画で。ひたすらすごいストイックな方で、本当に異常熱中っていう言葉がぴったりだなっていうぐらい極めちゃうんですよ。

それが、何だろうな、私も割と趣味に熱中するタイプなんですけど、ちょっと罪悪感を感じてるときもあるというか、他にやることがあるけど趣味に熱中しちゃうっていうところがあったんですけど。

そのたむらかえさんの動画を見てたら、なんかすごい人生楽しんでるなっていう感じがして。なんか私もこうやってもうちょっと趣味にまたハマってみたいなって思いました。

あとは単純に、他の動画、結構、喋りのラジオを聞いてるんですけど、頭がいい人の何か論理的だけどくだらない話みたいなのが面白くって聞いてます。

qbc:
どれぐらい前から見てるの?

あすか:
全然、もうここ1ヶ月ぐらいで。

qbc:
あ、なるほどなるほど。

あすか:
YouTube、前はもっと幅広く見てたと思うんですけど、急になんかその一つのチャンネルしか見れないみたいな時期があって。QuizKnockを3ヶ月ぐらい、もう1人でいる時間は多分ほとんど画面も見てないんですけど、聞いてるみたいな時期が3ヶ月ぐらい続いて。
急に冷めて、次は令和の虎に1ヶ月ぐらいハマって。次、たむらかえが1ヶ月ぐらいっていう状況です。

qbc:
へぇ。他に趣味はおありなんですか?

あすか:
そうですね、趣味は今は…読書はずっと小さい頃からの趣味です。

qbc:
どんなのが好きなんですか?

あすか:
最初図鑑とかで始まって、今は小説ですね。小説、朝井リョウさんの新作読んでて。あとは結構女の人、小川洋子さん、よしもとばななさん。あと誰かな…、町田その子さんとか、女性の方が多いかもしれないです。

qbc:
特にジャンルとかはなくって感じですかね?

あすか:
現代小説、なんですかね。ミステリーとかはあんまり。なんか読書好きな方って、結構聞くとミステリー好きな方が多いんですけど、私はあんまりミステリーは読めてないです。読みたい気持ちはあるんですけど。

qbc:
小川洋子さんは何がいい?好きな作品タイトルとか。

あすか:
あ、シュガータイムが一番好きです。なんか過食症の女の子の話だったかな。

qbc:
どこがいいんですか?

あすか:
なんか、私本読むときに、ストーリーっていうより多分言葉の表現を重視してて。その小説が好きっていうより小川洋子さんの書く文章が好きみたいな感じで読んでるんで。多分どこがっていうと、ストーリーだっていうよりは、小川洋子さんの言葉の表現とかが好きっていう、ちょっと抽象的な感じになっちゃうんですけど。

基本的に好きな作家さんっていうのは、言葉選びが好きな作家さんっていうことになると思います。

qbc:
なるほど。性格は周りの人から何て言われます?

あすか:
そうですね。性格は…割と、みんなと仲良くするじゃないですけど、輪を重んじるタイプだね、みたいなのは。最近就活してて、なんか私ってどういう人だと思う?みたいのを聞いたときに、そういうことを言われます。

qbc:
じゃあ自分ではどう思う?

あすか:
確かにあんまり、平和主義っていうか喧嘩するの好きじゃないし、あんまり人に対して怒りが湧かないので、友達だと多いかなって思います。

あと結構もう1個言われたのが、すごい極端だねって言われて。それは自分でもそう思うんですけど。なんか前まで研究室に来るのが、10時から11時ぐらいの間だったのに、後輩となんか早起き競争しようっていうことになって急に、何でか忘れたんですけど。

それで始めたら、3人でやってて、1日目3番目で悔しくて、もう2日目から何か圧倒的1位みたいなのをもう1ヶ月ぐらい続けてて。すごい極端ですねって後輩に言われました。なるほど。

qbc:
自分ではどう思う?

あすか:
自分でも本当、0ー100の極端な人間だなと思います。なんかスイッチのオンオフが激しいというか。ハマったらすごいハマるし、趣味とかも、なんか熱するのも一瞬冷めるのも一瞬みたいな感じがします。

qbc:
なんか今一番我慢してることって何ですか?

あすか:
今一番我慢してること?うーん、我慢してること…そんなにないですかね。今ちょっと思い当たることないです。

qbc:
性格で、今度はその家族とかパートナーとか親友とか、距離の近い人から言われるような性格の一面ってありますかね?

あすか:
それで言うと、考えすぎっていうのはよく言われるかもしれないです。

qbc:
まぁ、そのたむらかえさん的な考えすぎっていうのもあると思うし、表現としてネガティブな意味で使ったりもしますけど、どういう意味での考えすぎですか?

あすか:
多分ネガティブな意味というか。なんか人に気を遣いすぎとか、そんなことみんなそこまで考えてないよみたいなことはよく言われます。

qbc:
具体的なエピソードでいうと何か?

あすか:
そうですね…なんかサークルで後輩との接し方があんまりわからなくて。後輩にこんなこと言ったら、なんか気を使わせちゃうんじゃないかとか。私が行ったら、後輩だけで楽しんでるのに迷惑なんじゃないかっていうのを話したときに、そう言われました。

qbc:
そういうことはよくある?

あすか:
そうですね、はい。まぁ自分でも確かに、なんだろうな、人に嫌われないようにし過ぎてたな思ってるところではあります。結構、今そこを直してるっていうか。

気を使うのは結構いいことだと思い込んでたんですけど。なんか一番最近印象的だったのが、なんか飲み会とかでサラダを取り分けてくれる人がいるじゃないですか。

qbc:
はい。

あすか:
そうすると、サラダを取り分けたことによって、取り分けなかった人がうまれてしまうみたいな話をラジオで聞いて。それはたむらかえさんじゃないんですけど。
なんかその気を使う人がいることによって、気を使えなかった人みたいな感じになっちゃうみたいな話を見て、なんかそれ確かにそうだなと思って。

そんな気を遣わないっていうことも気遣いなんじゃないかって。なんか変な日本語ですけど。そう思い始めて。なんかあんまり人の心配し過ぎるのって何かその人にその能力がないって思ってるのに近いなって思ったというか。

例えば、バイトとかで後輩がちょっと横のレジで困ってると、結構すぐ手を出したくなっちゃうんですけど。あえてちょっと自分で何とかできるか、ちょっと見守るみたいな。そういうのは意識してやってるかもしれないです。

あすか:
なるほど。その考えすぎじゃないかっていうのは、友達に指摘されたんでしたっけ?

あすか:
今、付き合ってる人ですね。

qbc:
なるほど。その指摘されたときどう思いました?

あすか:
言われた時は結構ショックでしたね。

qbc:
自分が自分で思っている中には無かった?それは。

あすか:
そうですね。やっぱり気を使うことはいいことだと思い込んでたんで。
あとは考えすぎ…。でも、図星だからショックだったっていうのもあるかもしれないです。考えすぎてる。私が多分くよくよ悩んでて言われたことだったんで、なんかちょっと否定されたって、当時は感じたかもしれないです。

qbc:
それをなんかポジティブに捉えようみたいなのは考えなかったんですか?

あすか:
でも今は割と、なんかその通りだなって思ってる。そう思って、さっき言ったみたいに気を使わないように気をつけてるっていう状況ですね。その場では結構…いつも人に指摘されると、その場ではショック受けちゃうことが多いんですけど、後々まぁその通りだなって思って受け入れるみたいなことが多いです。

qbc:
なるほど。

あすか:
なんか好きな食べ物を教えてください。

qbc:
はい。好きな食べ物は、お寿司ですね。

qbc:
ネタは何が好きとかあります?

あすか:
イカとサーモンとウニです。

qbc:
ありがとうございます。

過去:あ、私は去年の冬から自分の育て直し期間っていうのをやってるつもりでやってて

qbc:
じゃあ過去について聞いていきたいんですけども。子供の頃はどんな子供でした?幼稚園とか、覚えてる記憶ですね。

あすか:
はい、そうですね。幼稚園の頃は、泥団子作りとかしてたかなって思います。
あと、母にすごい言われるのが、私自身は記憶では覚えてないんですけど、なんかおままごとの道具を全部身に着けようとしてたらしくて、なんかすごい欲張りだったのかなって思ったんですけど。

qbc:
なるほどね。好きな遊びとかありました?

あすか:
幼稚園の頃…でもやっぱり泥団子作りは、流行ってたんですかね、なんかいかにきれいに作れるかみたいなのをすごいやってた記憶があります。

qbc:
性格的なところでは何かありました?

あすか:
性格は、割と明るい方というか、活発って言われることが多かった気がします。

qbc:
小学校はどんな感じ?

あすか:
小学校では…そうですね、小学校のときはもう結構、男とサッカーとかしてて、ずっと。なぜか女の子は多分外遊びする子がそんなに多くなくて、私1人だけ男の子に混じってサッカーしてたっていうのが結構印象的です。

で、なんだろうな、男の子とすごい仲が良かったっていうわけでは多分なくて、サッカーがしたいから、男の子しかいないから男の子としてたみたいな。だから結構、小学校のときは、ちょっと浮いてたんじゃないかなって今思うと思いますね。

qbc:
でも、当時は浮いてた感じはしなかったってこと?

あすか:
あんまり自覚は…自覚あったのかな…。別にいじめられたりはしてなかったんですけど。でもなんか、ちょっと失礼かもしれないんですけど、周りより自分がちょっと大人びてるなっていう感覚はありました。

qbc:
あー、なるほど。なんかそれは具体的にどういう時?

あすか:
結構みんな、なんだろうな…、ちょっとした嫌がらせをしたりとか、普通に真面目に授業を受けないとか。なんかそういうのに全然自分が興味なくて、なんか何が楽しいんだろうなってちょっと思ってた気がします。

qbc:
今はどうですか?そういうことに関して。

あすか:
今は…そうですね、今は周りより自分が子供っぽいなって思ってるんですけど。
そのきっかけが、中学校までは、結構自分が勉強ができる方で、なんか修学旅行とかの実行委員とか部活の部長とかもやって、自分がやった方が速いぐらいに思ってたんですよ。いろんな仕事を、人にやらせるよりも自分がやった方が速いからやる、っていう気持ちだったんですけど。

高校に入って、高校の周りの子が優秀すぎて。なんか別に私がやらなくてもいいじゃんって思ったり、なんかすごいそこで1回勉強で挫折して。挫折を味わって、なんかそっから今も割と、自分ってすごい子供だなって思います。

qbc:
なるほど。中学校時代はどんな過ごし方だったんですか?

あすか:
中学校のときは、なんか1軍の女子っていう感じじゃなくって、教室の端っこで女子3人とかでお喋りしてるみたいな。すごいおとなしいわけじゃないけど、一軍でキラキラしてるわけでもないみたいなポジションで。でもやっぱりそのときまでは結構、さっき言ったみたいに自分がやった方が速いっていろいろ思ってたんで、部長やってみたり実行委員やってみたりして、人前に立つ機会は多かったなと思います。

qbc:
なるほどね。

あすか:
あと、すごい真面目でしたね、多分。なんか校則とかすごいちゃんと守ってたし、真面目じゃない人に対してイライラするぐらい真面目だったと思います。

qbc:
高校はどんな感じなんですかね?

あすか:
高校入って、勉強ができなすぎて。っていうか、小学校の4年生から中三までずっと塾に通ってたんですよ。で、高校受験で高校入学したタイミングで塾をやめたら、もう何か与えられないと勉強ができなくて。自分で勉強するっていうのが全然できなくて、もうそこで自信がへし折られちゃって。

もう順位的にもほぼ最下位みたいな感じになって。で、1回ちょっともうなんか学校は一応行ってはいたんですけど、もうやる気が全然ないみたいな状態に高1の終わりぐらいになって。

で、ちょっとそのやる気がなくなってた時期はすごいバンドにはまってて。バンドのライブだけを生きがいに。来週バンドのライブあるからそこまで生き延びようみたいな気持ちで、ライブのために生きてて。で、それが高2の夏ぐらいまで続いて。

で、高2の夏に親にそろそろやばいんじゃないかと思われて、大学受験がまずいんじゃないかと思われて予備校に入れられて、結構予備校で出会った先生とか塾長の方がいい人で、それでまたやる気が出て、何とか大学受験に間に合ったっていう感じです。

qbc:
何でその、復帰できたというか。

あすか:
復帰できたのは、そうですね…。塾の先生が結構励ましてくれたっていうのと、友達が本当みんないい子で。女子高だったんですけど、なんか周りの子たちがストイックですごい努力家だから、1回自分がそれと比べて落ちこんじゃったんですけど、私が別に駄目でも周りの子たちは優しくて。

1人の子に、「なんかそのままじゃまずいよ」みたいなことを言われて。なんか女の子の友達にそんなこと言われたことなかったんで、結構びっくりして。なんか、ちゃんとやんなきゃ私まずいんだっていう気持ちになって、結構そこからスイッチが入り。

あとは塾に一緒に通ってた高校の友達と、なんかライバル関係みたいな感じで競ってたら、勉強できるようになった、っていう感じです。

qbc:
なるほどね。なんかそれに関して、どういうふうな気持ちですか?

あすか:
そうですね、うーん…。結構人生でその高校入ってからの挫折っていうのが転換点になってるなって思ってて。なんかそこで1回プライドとかが、自分は勉強ができるっていうので保ってきたプライドとかが全部折れて。でもそっから何か周りの人に助けてもらったりしながら復活できて、大学を無事合格できたっていうのが、自分の中で自信に繋がってるかもしれないです。むしろ。

なんか、むしそこで1回早めに折れておいてよかったなって思います。大学入ってからとか社会人になってから、井の中の蛙だったっていうことに気づくより、早めに気づけてよかったですね。

qbc:
大学はどんな感じなんですか?

あすか:
大学はすごい面白くて、入ってよかったなって思ってるんですけど。授業がすごい面白いっていうよりは、授業も面白いんですけど、なんか人がすごい面白くって、周りの人が。

そうですね、ちょっとどこまで詳細に言っていいかわからないんで一旦話すんですけど、海洋系の大学に入ってて。で、釣りが好きな人が多かったりとか、魚の名前にめちゃくちゃ詳しい人が多かったりだとか、変わってる人が多くて。今の時期でも、ビーサンで廊下歩いてたり、普通に釣竿しょって授業を受けに来てたり、なんか変な面白い人がすごく多くて楽しいです。

今の大学入ってよかったなってすごい思ってます。

qbc:
なるほど。なんか、4年間もう過ごされた訳ですよね?その間のエピソードって、なんかどんなことが起こったんですか?大学生活は。

あすか:
そうですね。大学生活は、サークルでなんか島に行って魚突きをするサークルに入って。せっかく海洋系の大学に入ったから、なんかその大学でしかできないことをやろうと思って。スキューバダイビングは別に大人になってからでもできるし、お金がかかるかなと思って、その素潜りサークルに入ったんですけど。

活動自体もすごく面白くて。単純に海とか島が好きだから何度行っても楽しいし。このサークルもちょっと変な人が、変わった人が多くて。みんな割と…なんだろう。

例えば、宿に泊まったときに宿のおばさんがミニトマトをサービスで出してくれたんですけど、それをもうみんな自分のことしか考えずに一目散に食べるんですよ。で、食べれなかった人は食べなかったのが悪いみたいな感じで。結構今まで、なんか気を使う人が友達にも、自分を含めて友達にも多かったんで、なんかすごい衝撃を受けて。なんか怒りとかじゃなくて、こういう人たちもいるんだみたいなぐらいの驚きがあって。

でもなんかそれぐらい、気を使わずにお互い居てもいいのかなじゃないけど。すごい居心地が良くて。一応引退は3年生の冬なんですけど、引退してからも、この前も学祭で、もう4つも年が離れた1年生と一緒に学祭で何かやったりとか。未だに関わらせてもらってます。

qbc:
なるほど。その後、院に進学したのは何でだったんですかね?

あすか:
院に進学したのは、まぁ一番単純に言ってしまうと、就活がつらくて就活から逃げたかったっていうのが大きいんですけど。そうですね、就活就職するか、院に進学するか、すごく迷って、大学3年生のときに。もうなんかどっちか決めないとしんどいから、親ももういいって言ってくれるなら院に進学しようって思って。だから正直、結構消極的な理由ではあるんですけど。

うちの大学は配属が4年生からなんで、就活する大学3年生とかのタイミングでは、まだ研究をしたことがないっていう状態で。で、研究したことがないまま就職を決めるのはつまらないなっていうか、せっかくだから研究を経験してからにしたいなと思って。研究をやってみるっていうことにしました。

qbc:
なんか、人生の転換点っていうと、高校の時代以外に何かあります?

あすか:
そうですね。去年の冬に、大きめの失恋をして。結構それは、自分のことを考え直すきっかけになりました。

qbc:
どういうふうに考え直したんですか?

あすか:
結構自分の性格というか、落ち込みやすいところとかが原因でなんか別れてしまったなっていう自覚があって。さっき言ったその気を使いすぎないようにするとかも、それの一環なんですけど。

あ、私は去年の冬から自分の育て直し期間っていうのをやってるつもりでやってて。多分、言ってしまえば、認知行動療法を自己流でやってるみたいな感覚なんですけど。ちょっと偏ってる考え方を自分で気づいてちょっと直してくみたいな。

qbc:
失恋の大きい小さいって…どういうもの?

あすか:
期間的にも3年間ぐらい、大学入ってから3年間ぐらい付き合ってて。で、女子高だったんでその間何もなくて、だからもうほぼ初めてみたいな状況で3年間ぐらい続いてて。で、もう結構近くに住んでたんで、大学も一緒だったからほぼ毎日会ってて。多分、今思えばかなり依存してて。で、突然振られてしまったんで、ショックが大きかったですね。

qbc:
話したりみたいなことはなかったんですね?どうして別れるんだっていうことに関して。

あすか:
そうですね…話したのは話したんですけど、うーん…なんか向こうがいつの間にか私に対して限界が来てたみたい。向こうもあんまり言えないタイプで、私に対して。で、なんかその限界が来てしまって、急に振られたみたいな感じでした。

qbc:
限界が来た?

あすか:
そうですね、どこまで話すか微妙なんですけど…多分、私が重かったっていう。なんか嫌われるのが、なんか見捨てられ不安みたいなのがすごく強くて。なんかもうその人に嫌われたら終わりだっていう感覚が強かったからこそ、なんか多分試すようなことをしてしまって。

qbc:
え!?…私が大げさに捉えてるっていう前提のもとに。ただ、失恋の結果、認知行動療法みたいなものを持ち出して、自分を立て直さなきゃいけないっていうのは、どんだけ相手にすごいことをしたのかというのが気になったっていうのが、単純な今の質問で。

あすか:
うーん、多分情緒が不安定で、私の。で、4年生になったタイミングで研究室にも入って、そのストレスとかで相手に八つ当たり、八つ当たりまではいくか分かんないですけど、その人の前でなんか弱音を吐きすぎたり、なんか泣いちゃったりっていうので。

多分向こうはすごい優しい人だったんで、自分が何もできないとか、自分が何かしても意味がないっていうことが多分すごいストレスで。なんか気を遣うのがつらいって、最終的には言われました。

qbc:
相手の前で、相手が何か言ったんじゃなくて泣いたっていうこと?

あすか:
そうです。普通に研究がつらくてとか。今思うとすごい申し訳なかったなって思うんですけど。

qbc:
なるほどね。ご両親からどのように育てられました?

あすか:
両親からは、そうですね、割と自由にさせてもらってると思います。進路とかも自分で決めて。なんかあんまり制限されたりとかっていう記憶はないんですけど。

でも、失恋したタイミングで、自分が何でそんな見捨てられることに対して恐怖感を持つのかとかっていうのを考えていった結果、なんか両親があんまり、両親同士が仲が良くなくて。自分と両親は仲いいんですけど、両親同士があまり仲が良くなかったから、なんかそれで家で安心できなかったんじゃないかみたいなことは、いろいろ考えました、去年。

qbc:
そういうのは1人で考えるんですか?

あすか:
うーん、大学のスクールカウンセラーの人のとこに行って話してみたり。でもそれぐらい。本読んだりとか、YouTube見たりとかしながら、いろいろ考えてました。

qbc:
なるほどね。なんか生まれ育ったところの風景ってどんな感じのところだったんですか?

あすか:
生まれ育ったところの風景は、割とのどかな場所で。田舎ってほどではないと思うんですけど。

今は結構もう住宅街になっちゃってるんですけど、私が小さかった頃は、普通にカブトムシが取れたりとか、なんか木がたくさん生えてて。祖父母の家の近くに住んでたんで、祖父母がやってる畑手伝ったりとか。割と自然の中で育ったかもしれないです。

qbc:
なるほど。今は変わったっていうか、住宅が増えたっていうこと?

あすか:
そうですね、なんか駅と駅のど真ん中に家があって、最寄り駅から家が遠いんですけど。駅から順番に開発が進んでいって、それが到達したというか、家ばっかりになりました。

qbc:
なるほど。

未来:自分で勉強するのは結構ハードルが高いけど、人に教えてもらうとすごい面白くてわくわくする

qbc:
未来について聞いてきますけれども。5年10年30年って、最後に自分が死ぬっていうところまでイメージしてほしいんですよ。そこまでイメージした上で、未来ってどういうふうに思い描けますかね?

あすか:
なんか、あんまり正直まだ考えられてないんですけど、1個、自分がすごいわくわくすることとか、好奇心を基準にいろんなことを選択してきたなっていう感覚があって。例えば文理選択でも、文系の必須の方が自分は多分何か成功できるというか、得意だからうまくいくことが多いだろうしとかいろいろあるんですけど、その中で自分の興味とかわくわくすることを優先してきたっていう感覚があって。

でも、やっぱりわくわくすることじゃないと頑張れないなって思うので、これから先も何かわくわくすることをやっていくっていうのは考えてました。

qbc:
わくわくすることって、例えば?

あすか:
わくわくすること…例えば、生物の勉強だったり、あと知らない人と話すのがすごい好きで。知らない人、初対面の人と話すのがすごく好きで、なんか読書好きな人が集まる場とか、何か地元の人ばっかりの居酒屋さんとかにふらっと入るのが好きで。そういうとこで知らない人と話すのが好きなんですけど。

そういうこと、何か新しいコミュニティに飛び込んでいったりっていうのは、続けていくだろうなって思って。

qbc:
あとは?

あすか:
あとは、単純に海とか島とかが好きなんで、できれば海があるところに最終的に住めたらいいなって思ってます。

qbc:
人と話すのはなんで楽しいんですかね?

あすか:
多分、目の前にいる人がどういう経験をしてきてどういうことを考えて、何をやってるのかみたいなことに興味があって。

私はそれが、何かその、人に興味があるんだと思ってたんですけど、この話を友達にしたら、なんか新しく出会う人の方が新しい情報が多いから刺激が多くて好きなんじゃない?って言われて、確かにそういう部分もあるなって思って。結構刺激を求めてるんだと思います。

qbc:
刺激って、例えば辛いものも刺激じゃないですか。新しい人と会って話したときっていうのの刺激とは何ですかね?

あすか:
そうですね。全然違う職業の方とか、違うことを勉強されてきた方とかの話を聞くと、何かそういう視点もあったのかみたいなのが面白くって。

なんか飲み会で1回、ボランティア先のいろんな年代、年齢とかいろんな職業の方が集まる飲み会があって、そこで自分の卒論のテーマが何だったかっていう話になって。で、その卒論のテーマっていろいろあって、なんでそんなこと研究しようと思ったの?みたいな話がすごく面白くって。

だから自分の知らない世界を知りたいみたいな気持ちがあるんだと思います。

qbc:
知らない世界を知るとなんで面白いんですかね?

あすか:
うーん…なんかどんなものでも、ある程度勉強をすると面白いっていう感覚があって。例えば、私、全然スポーツやって来なかったんですけど、友達が野球が好きで、野球の試合に連れてってもらって解説してもらいながら見るとすごい面白いんですよ。

なんか勉強でも、ちょっとやってみてわかってくると面白いみたいな感覚があるので、何か割と世の中のもの何でも楽しめるんじゃないかなと思ってて。

だから、自分で勉強するのは結構ハードルが高いけど、人に教えてもらうとすごい面白くて
わくわくするっていうのは思います。

qbc:
まぁ今の話と繋がるかどうかなんですけど、人生で何をしてるのが楽しいっていうふうに思います?生きる上において。

あすか:
人生で楽しいのは、そうですね…なんかやっぱり目の前のことに集中できてるときかなって思うんですけど。

例えば、音楽のライブもその没頭してるっていう感覚があるときが一番楽しいし。あとはあれですね、くだらない、真面目に不真面目みたいなのがすごい好きで。なんか例えば大学の内輪ノリみたいな。研究に例えてくだらない話してるみたいな。すごいくだらないんだけど、なんか真面目に議論してるみたいな時間がすごい好きですね。

qbc:
なんで楽しいんですかね?

あすか:
なんでですかね…うーん、難しいです。なんかあるあるネタみたいなのって結構面白いなと思ってて。自分たちの界隈とかコミュニティでしか通じないネタみたいなのってしょうもないけど面白いじゃないですか。そういう感覚なのかもしれないです。

qbc:
なるほど。もしもの未来の質問っていうのをしていて、もしもその高校のときに、挫折から立ち直れなかったら、どういう人生になったと思います?

あすか:
もうなんか恐ろしくてあんまり考えたくないですけど…そうですね。

立ち直れなかったら…下手したら引きこもりとかになってたかもしれないですね。もうそこで自信を完全に失ってしまって。けっこう周りの人が優しかったし信頼できたから良かったですけど、そういう状況じゃなかったら、「もう周りが全部敵」みたいに見えてたかもしれないです。

qbc:
なんかでも、その引きこもりになったからネガティブな方向になるっていうのでは必ずしもなくて、ひきこもりみたいなYouTuberもいますよね。

あすか:
確かに。

qbc:
そういう意味で言ったら、どうですか?ネガティブな方に行って、何かもしかしたら発見があるっていう想像してほしいっていう質問なんですけど。

あすか:
ネガティブな方に行ってそこでうまくいかなかったら…?

qbc:
あの、悲しい思いって思わせて離れていくような、その運の力を持っているというふうに私は解釈してたんですね。それは、使いようなわけで。その要素は、挫折から復帰したことによって閉ざされたんですよ、一旦。

でもその要素って持ってて。挫折する必要もなかった訳ですよね。人によっては挫折しないんですよ、そこでね。「しょうがない、これぐらいだな自分」っていう風になって、ぱっと切り替えちゃう人もいるわけですけど。

自分の自信っていう部分がおられたことに、こう引きずられたわけですよ。その重力っていうのは持ってて、彼氏の周りで泣いてしまうとか。その力っていうのが違う方法で生きるっていう可能性ないかなって思って。

あすか:
えぇ~…難しいですね。例えば考えすぎてしまうのを良い方向に行かすとかってことですか?

qbc:
そうですね。それを良いと思わせるかどうかっていうのはまた見せ方の問題でしかないので。だから不真面目なことを真面目に語るっていうのと一緒で、その些細なことを永遠に考え続けるっていうのはできるわけですよね。

あすか:
はい。そうですね。

qbc:
それは芸になるかもしれないわけですよね。

あすか:
確かに。それで言うと、今やってる研究テーマが自分にめちゃくちゃはまってると思ってなくて、正直。なんかもっと、例えば心理学とかだったら、すごいのめり込んでた可能性があるなって研究しながら思ってて。

qbc:
あ、そのレベルの違い?生物でもないと思う?

あすか:
生物…、生物面白いんですけど、なんか私研究よりも勉強が好きだったのかなって正直思ってて。知識を入れることが好きだったけど…。生物の中でも…うーん、そうですね…。

qbc:
仮に心理学、発達心理学みたいな方向で、論文がとにかく発表されると。世の中に出回る前っていうか、とにかくそういうのを読み漁って、この研究面白そうだなみたいな論文を紹介する人になるっていうのは楽しそうですか?

あすか:
面白そうです。確かに。

qbc:
出た瞬間に、普通の人は読まないじゃないですか。読みあさって、例えば「え!赤ちゃんって全然AIと人間を見分けられないらしいよ!」みたいな。

生後何ヶ月まではみたいな。で、そこから妄想が始まるみたいな。

あすか:
面白そうです。確かに。

qbc:
それを、認知療法で治そうとしてるのは勿体ないなと思って。

あすか:
うーん、でもなんか恋愛だけじゃなくて、ちょっと生きづらさを感じてる部分はあったんで、なんかもう少し身軽になりたいみたいな、あれはあったかもしれないです。

qbc:
職業としてこういうことをしたいとか、そういうのはあります?

あすか:
職業としては、出版社で図鑑の編集したいっていうのと、あとメーカーだったら営業がやりたくて。なんかパソコンに向かってずっと仕事をしたりとか、あと研究したりとか、工場で品質管理したりとかっていうよりは、なんか人と接してる方が楽しい、刺激的だなって思ってるんで、営業をやってみたいです。

qbc:
なるほど。なんか10年後の自分に質問したら、10年後の自分に今何をしてる人ですか?って質問したら何て答えると思います?

あすか:
難しいですね。10年後の自分に何をしてる…

qbc:
どこにいるんですかね?

あすか:
まぁ10年後、33歳なんで…。うーん、私、一応発達障害の診断を受けてるんですけど、ADHDですね。ADHDの人って、30歳で成人する説みたいなのが結構言われてて。

qbc:
へえ〜。

あすか:
なんか子供っぽいって話があるんだと思うんですけど。30歳になったらもう少し落ち着いてるのかなっていうのは、ちょっと期待も込めて。10年前よりは落ち着いてるよって言ってほしいですね。

qbc:
なるほど。ありがとうございます。最後の質問がですね、最後に残した言葉っていうので、遺言でもいいし、読者向けメッセージでもインタビューを受けた独り言みたいになってもいいんですけども。最後に言い残したことがあればお伺いしております。

あすか:
最後に残したことは、そうですね、挫折をしてなかったらっていうのを考えたことがなかったし、挫折して変われてよかったって思ってたんで。結構変わらなかった、挫折しなかった未来っていうのを考えたのが面白かったんで、もう少し1人でも考えてみようと思いました。はい。そんな感じですかね。

qbc:
ありがとうございます。

あとがき

人は人でしかない、と。

【インタビュー・あとがき:qbc】

【編集:mii】

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