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自分の自己実現が本当に自分が自由でいいっていう感覚の人

むかしむかし、ある村に、自由(じゆう)という名の若者がいました。自由は、「自分の心の声に従って生きることこそが、本当の幸せ」と信じていました。
村では多くの人が「こうあるべき」という型にはまった生き方をしていましたが、自由は違いました。
朝は、心が目覚めるまでゆっくりと過ごし、
日中は、その日の気分で好きな仕事を選び、
夕暮れには、空の色が変わるのを眺め、
夜は、星を見ながら詩を書いたりしていました。
村人たちは最初、自由の生き方を不思議がりました。
「どうしてみんなと同じように生きないの?」
「そんな気ままでいいの?」
自由はいつも穏やかな笑みを浮かべて答えました。
「私が私らしく生きることで、誰かを傷つけることはありません。むしろ、本当の自分でいられることが、私の幸せなんです」
自由の仕事は、その日の気分で変わりました。
ある日は、子どもたちに物語を語り、
次の日は、畑仕事を手伝い、
また別の日は、病人の看病をし、
時には一日中、新しい歌を作っていました。
不思議なことに、自由の自由な生き方は、周りの人々に良い影響を与えていきました。
子どもたちは自分の夢を語るようになり、
大人たちも少しずつ自分の気持ちに正直になり、
お年寄りたちも昔の夢を思い出すようになりました。
ある日、若者が自由に尋ねました。
「そんなに自由でいて、本当に大丈夫なの?」
自由は空を見上げて答えました。
「私の自己実現は、私が本当に自由でいることなんです。それは、ただ気ままに生きることじゃない。自分の心に正直に、でも他者も大切にしながら、自分らしく生きること。それが私の幸せなんです」
後に自由は村の賢者となり、こう語り続けました。
「自分らしさを生きることは、誰かから与えられた自由ではありません。自分で選び、自分で決め、その結果も受け入れる。それこそが本当の自己実現なのです」
そして「自由の花は、己の心に咲く」ということわざが、この村から広まっていったとさ。
めでたし、めでたし。
と思う2024年11月19日9時58分に書く無名人インタビュー948回目のまえがきでした!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(作家・無名人インタビュー主宰)】

今回ご参加いただいたのは 木村妃花 さんです!

年齢:30代前半
性別:女性
職業:人生早送り師


現在:24時間を限りなく充実度が高いものにしたいと思って。

ポンプ:
現在、何されてる方ですか。

木村妃花:
今、人生早送り師っていう、コーチングとかコンサルのイメージなんですけど。

ゆくゆくやりたいっていうことを今、前倒してやりましょうっていうスピード感を持ったサポートをしています。

ポンプ:
コーチングとかコンサルとの違いってどういったところですか。

木村妃花:
はい。 コーチングだとコーチング以外の、例えばティーチングとか、カウンセリングとかが業務範囲外というかちょっと違った扱いになっちゃうのでコーチングだけを期待されてる人(向けの)・・・私は他にもいろいろ提供したいものがあるので、コーチを名乗ることはやめました。

ポンプ:
他に提供したいものを具体的に教えてください。

木村妃花:
早送りです。
目の前の方の人生の早送りをしたいと思ってこの仕事を作りました。 

ポンプ:
早送りされたいきっかけってどういったところから生まれましたか。

木村妃花:
私が2024年3月に、ギランバレー症候群という神経麻痺の病気になりました。

そのときは全身の神経が麻痺したので車いすで入院生活をしていました。

病名がわかるまでに1週間の期間があってそこで自分はもしかしたら死ぬかもしれないっていうことで死と本気で向き合ったんですね。

そのときに、やりたいこととか、やり残してるなっていうことがたくさん出てきました。いつ死ぬかわからないので時間をどんどん前倒しして24時間を限りなく充実度が高いものにしたいと思いました。

24時間は増えないけど、24時間の質を上げれば、時間の充実度が変わるんじゃないかと思ったのがきっかけです。

ポンプ:
今どういった姿勢でインタビューを受けて頂いてますか。

木村妃花:
座って受けています。
今はもう顔の神経麻痺もだいぶ回復してきていて、首から下は動くので日常生活に支障がない状況です。

ポンプ:
まだ支障が残ってるところってあるんですか。

木村妃花:
はい。 顔面麻痺があります。30%ぐらいはまだ回復していないです。

ポンプ:
そうなんですね。
喋りにくかったりするんですか。

木村妃花:
そうですね。
言葉によってはちょっと話しにくいときがあります。
もう慣れたので大丈夫です。

ポンプ:
何人ぐらい早送りされた感じですか今のところ。

木村妃花:
多分この仕事を作る前から・・・学生の頃。無意識に自分や他の人のことを早送りしていました。

ギランバレー症候群になる前から、決断や行動を迫られる時が多くて。
名前がないだけで、活動自体は学生ぐらいからしていたんだと思います。

ポンプ:
早送りに関わってこられた方は、通算で何人ぐらいいらっしゃるんですかね。

木村妃花:
全然わかんないです。 年間自分が何人と関わってるかちょっと全然想像つかなくて…最低年300人だとして、10年間3000人とか?何か証拠があるわけじゃないんですけど。

ポンプ:
それで今は収入を得られてる感じですか。

木村妃花:
収入を得ています。

ポンプ:
どんな手法で早送りをされるんですかね。

木村妃花:
ゆくゆくはこれをやりたいと思ってるんだよねっていうのを、もう今やれましょうよっていうことなんですけど。

例えば転職しようと思ってて、でももう、3年経ってるなっていう人がいたとしたら、本音ベースで何をしたいかを聞いて、決まっているなら明日上司に時間もらって辞めるっていうふうに伝えたら?という提案をしたり。動けなかった3年が、1日で退職まで進んだとか。

ポンプ:
それを成功させて、収入を得てるっていう状況なんですかね。

木村妃花:
そうですね。 転職とかはまた全然別ジャンルですけど。

ただゆくゆく起業しようと思ってるっていうので10年できなかったけど私とセッションをすることで半月で起業の決断をしたっていう人もいます。

ポンプ:
難しさみたいなところで言うと、どんな難しさがありますか。

木村妃花:
言葉で伝えるのが結構難しいです。
だからこそ体感してもらった方が早いです。
普段、早送りしているっていう感覚がない人からしたら、文字を見てもあんまりイメージがつかないっていうところが難しいなと感じます。当たり前ですけど。

ポンプ:
キーワードが急いでる印象にも聞こえたんですけど、思い入れのある言葉だったりするんですか。

木村妃花:
思い入れはなかったです。

ただ自分の行動、決断の速さを表す言葉はなんだろうと考えたときに、早送りっていう言葉がたまたま出てきたんです。
それで人生を早送りしている人っていうので、名前を付けました。

ポンプ:
早送り師以外の時間だったり、活動ってどんなことされてるんですか。

木村妃花:
今はこの活動にかなり注力しているので、ブログを書いたりとか、アウトプットするためにインプットしたり。あとは人とたくさん会って対話の時間を重ねたりとか、そういうことをしています。

ポンプ:
好きなこととか、続けてる活動とか何かありますか。

木村妃花:
はい。 歌を歌うことが好きで、中学生ぐらいから歌を、趣味というか好きでやっていて、こないだ自分の楽曲を作りました。

ポンプ:
楽器も使えるんですか。

木村妃花:
ウクレレを弾くんですけど、あんまりうまくないので自分の楽曲制作時は友達にギターをお願いしました。

ポンプ:
それ以外は、どんなことをされてるんですか。もしあれば。

木村妃花:
めちゃくちゃ多趣味で逆に何を言ったらいいかなって思うぐらいです。
タロットカードの占い師もしています。

ちなみにスピリチュアルな要素はほぼありません。
一切スピってない占い師っていうことで、皆さんには伝えています。

ポンプ:
なるほど歌手であり占い師であり、他には何がありますか。

木村妃花:
オフは散歩は定期的にしていて、生活の一部になっています。 好きなことです。

ポンプ:
散歩の仕方で、木村妃花さんなりの工夫はありますか。

木村妃花:
自然の細部を感じるように。
木だったり、建物のデザインなど細かい箇所に目を当てて散歩しています。

お花とか小鳥なんかもいいですね。そういう人工的じゃない要素も好きです。

ポンプ:
時間としてはどのぐらい歩いてるんですか。

木村妃花:
日によるんですけど満足できる時間は1時間半くらいかな。

ポンプ:
どのくらいのペースで散歩行かれてるんですか。

木村妃花:
週3から週5ほど散歩してます。

ポンプ:
そのときに何か、早送り師に関する考えごとをしたりしますか。

木村妃花:
多いです。アイディアが下りてきたりとかあとは自然を見る中で気づいたこととか、人が話してることが耳に入ってきてそれが思わぬアイディアだったり。

ポンプ:
アイディアはどういう状況で必要とされるのかがちょっといまいちイメージができなかったんですけど。

木村妃花:
アイディアが必要というよりかは、無意識に思い浮かんじゃう感覚です。
エピソードとしては目の前から人が来て右行こうか左に行こうか?面と向かうと気まずくなるときってあるじゃないですか。

ああいうとき、右左ってお互い動くからそうなっています。
一旦自分が止まってみることで、相手が自由に進路を決められるなあと思ったり。

そういった出来事も、自分が迷ってることがあったら重ねてみて、一旦立ち止まってみようというアイディアが降りてきたり。そんなことを考えています。

ポンプ:
迷ったときに立ち止まるっていう発想って、どちらかというと、早送り師の発想とは対照的な印象でもあるかなとは思うんですけど、ご自身にとっていかがですか。

木村妃花:
早く進もうと思って、結局右左になりって他の人と一緒にやっているより静止した方が最終的には早い、っていうので、人生を早送りするのだったら、目先の速さじゃなくて、一旦止まっても、最終的に早い方を選ぶっていう方法もあるよなっていうのを、私の活動だなって捉えることもあります。

ポンプ:
そう出てきたヒントを、早速というか、どなたかに向けて、表現できたりしたことっていうのはやっぱりもちろんあるんですよねきっと。

木村妃花:
ありますね。
もうどうしたらいいかわからなくていろんなものに手出してるっていう方がいらっしゃって。

そのときに今必要なのは外でいろいろ調べたりとか受けたりすることじゃなくて、1回立ち止まって自分自身を考えることじゃないですかって。
この思考法で前進した人もいます。

ポンプ:
他の職業でやりたいこととか何かありましたか。 

木村妃花:
来年以降、うつ病の人がセルフケアできるようにする会社を設立したいです。

ポンプ:
わかりました。 前は何かあったんですか。

木村妃花:
 やりたい仕事がありませんでした。
前は自分がこれがやりたいっていう職業が逆になくって。なので自分で作るっていう選択になりました。

ポンプ:
ご自身で新しい職業を生むっていう状況なんですけど。 どんな感情が生まれたのかを教えていただいてもいいですか。
新しい仕事をまずこの世に産み出すっていうときの気持ちから、実際に軌道に乗せるっていうところまでの心の持ちようについて。

木村妃花:
回答になっているかわからないんですけど、この職種を作ったときに、Googleとかいろいろ検索してもどこにもないってことを確認しました。そこでかぶりがないと分かった時にやっと会えたっていう感動がありましたね。

これだ!見つけた!っていう満足感。

新しく作ったばっかりの頃はしっくりこない1週間を過ごして。

そこからいろんな人に人生早送り師ですって伝えてからやっと馴染んできて。
名前だけでもインパクトがあるって言ってくれる方もいらっしゃったので、名前が勝手に仕事してくれているっていう分身みたいな愛着が湧いています。

ただ、早送りっていうのは焦りとも表裏一体だなと思っています。

ポンプ:
それは木村妃花さんが感じていることですか。

木村妃花:
そうですね。
早送りっていうことと焦りっていうのは紙一重というか、混同しがちなので、自分が焦らないように気をつけています。

ポンプ:
早送りと焦りが表裏一体っていうのは、なぜなんですか。

木村妃花:
早送りっていうのはこの人生を充実させるために、1日の24時間の内容を濃くしたい半面、結果を早く出したいとか、目標を早く達成したいと焦ってしまうこともあるんですよ。焦りの使いこなし方はこれでいいか?と自分に問いかけています。

早く早くっていうので、無理して体を壊したりしちゃうと本末転倒なので、それは良くない焦りです。長い目で総合的に見た時に早送りできていることが大事です。

ポンプ:
実際に接してこられた方を振り返ってみると焦りに飲まれてしまった方もいらっしゃったりするんですか。

木村妃花:
今のところはいないと思います。 そうなりそうになったときに焦りは禁物と必ず伝えるようにしています。自分が痛い目みてるので。

過去:非日常の話が好きでした。

ポンプ:
どんなお子さんでしたか。

木村妃花:
リーダー気質というか、いつも周りの人たちを統率して何かを始めるとか。
何でもやっていいよって言われたら大体リーダーをやるような子でした。

ポンプ:
それはいつぐらいの記憶ですかね。

木村妃花:
幼稚園ぐらいから・・・物心ついた頃からずっとそういうポジションでした。

ポンプ:
幼稚園の他の思い出って何かありますか。

木村妃花:
女の子の遊びが好きじゃなくて男の子が好きそうな遊びを男の子と一緒にやっていた記憶があります。

ポンプ:
例えばどんな遊びですか。

木村妃花:
巣から出てくるダンゴムシを瓶に詰めるとかですね。アリとか。
出てきたらそれを瓶に詰めるとか、あとはナナフシとかバッタとか、ああいうサイズ感の虫たちをお道具箱の中で飼ってました。

ポンプ:
リーダー気質っていうことで言うと男の子を引っ張っていくようなシチュエーションがよくあったっていうことなんですかね。

木村妃花:
性別関係なく、幼稚園でもグループで活動するっていうことはありました。 なのでそのグループで何やってっていう分担になったときに、リーダーやるイメージです。

ポンプ:
親御さんからはどんなお子さんだったって言われますか。

木村妃花:
すごい我が強い子供って言われてました。

ポンプ:
ご自身で自覚はありますか。

木村妃花:
ありますね。
兄弟がいて、自分が率先することで結果的に中心にいたと思いますね。

ポンプ:
小学校の6年間はどんなお子さんだったかっていうと、いかがですか。

木村妃花:
勉強と本が好きでした。

ポンプ:
得意な科目は何ですか。

木村妃花:
全部得意でしたが国語が一番得意でした。

ポンプ:
読書は何を読んでたんですか。

木村妃花:
一通り図書館にある本は読みましたね。その中でも一番興味があったのはホラーとかファンタジーとか非日常のお話です。

ポンプ:
歴史も読まれたんですか。

木村妃花:
歴史も好きで、三国志とか、あとは江戸時代も。紀元前の話は特に好きでした。

ポンプ:
友達関係で言うとどんな6年間だったんですか。

木村妃花:
本当の意味での友達はあんまりいなかったです。 女の子の集まりがすごい怖くって。 あんまり女の子グループには馴染めなかったです。

ポンプ:
怖かったというのは。

木村妃花:
悪口を集まって言ったりとか。
あといじめまでいかないですけど、失言があるとすぐ冷たくしたりとか。
人の顔色を伺うことが得意だったので、割と顕著だったことが怖かったのと思います。人間の裏側を見た感じがしました。

ポンプ:
それはちなみに何年生ぐらいの思い出ですか。

木村妃花:
小学校高学年になってから気がつくようになりました。

ポンプ:
ご家族との関係性はどんな感じだったんですか。

木村妃花:
お母さんからの期待が強くって期待に応えようって思うような感じ・・・お母さんとの関係性は期待に答えなきゃいちゃいけないと従う感覚。
お父さんとの関係性は・・・頑固親父と反抗する娘みたいな関係性でした。

妹と弟がいるんですけど、兄弟に対してはリーダー感強めだっと思います。
妹と弟には窮屈な思いをさせていたかもしれないです。

ポンプ:
その辺り、妹さん弟さんと話したりすることありますか。

木村妃花:
大人になってから話すようになりました。

ポンプ:
そのときのお2人が振り返ったときの印象ってどんなふうに聞こえましたか。

木村妃花:
圧が強かったというか、エネルギーがありすぎて怖かったみたいです。

ポンプ:
エネルギーがあり余っているっていう事について、何か印象的なエピソードとかありますか。

木村妃花:
勉強を一生懸命頑張ってるときはもうエネルギーがすさまじく分散していた時期がありました。例えば部屋に入ってきて妹とか弟が話しかけても、今勉強してるから話しかけないで!とか。

感情ひとつひとつが強いっていうのが怖かったと思います。

ポンプ:
中学校はどんな木村妃花さんだったんですか。

木村妃花:
中学生の頃は合唱に勤しんでいました。 合唱に力を入れてる学校だったのでそこで歌と出会ってものすごく充実してました。 どんな子だったかというと、より女の子の集団が怖くなっていって、同性の人間関係に恐怖を抱くようになりました。

ポンプ:
さらに何か怖く感じるような出来事があったんですか。

木村妃花:
これといったことはないんですけど。 一番怖いなと思ったのが手紙6枚とかをメモ帳で書いてお手紙交換するっていう文化がありまして。

そこに書かれてるのは大体恋と悪口です。

そのお手紙交換が行われているのを見ると、自分のことも書かれているのは間違いないから。
見えないだけで悪い事が書いてあるんだろうなっていう恐怖・・・誰が書いたかは渡す瞬間を見ていればわかるので、内容もおおよそわかります。

そんなお手紙交換文化がありましたね。

ポンプ:
合唱以外に何か好きなこととか、ありましたか。

木村妃花:
アニメが好きになりました。

ポンプ:
どんなアニメが好きだったんですか。

木村妃花:
その当時に流行っていたアニメを見たりとか少年ジャンプに掲載されているようなアニメが好きでした。

ポンプ:
週刊誌は買われてたんですか。

木村妃花:
持ってる人がいて回し読みしてたので自分で買ったことは一度もないです。

ポンプ:
合唱はどういうふうに出会われたんですか。

木村妃花:
合唱に力を入れてる学校だったので自分が望まなくても、音楽の科目数も多いですし朝に練習したりとか、放課後に練習するっていうのが決まっていました。強制的にやるっていう感じでしたね。

ポンプ:
それはもう全校生徒が強制的にやってるんですか。

木村妃花:
そうですね。 時間によっては半強制みたいな感じで。
用事がある人は帰っていいけど、そうじゃない人はやりましょうって感じでした。

ポンプ:
どんなところに合唱の面白みを感じたんですか。

木村妃花:
努力しなくてもそこそこ上手く歌えたっていうのがあるので、ある程度上手くできたっていうことが楽しくてやっていたんだと思います。

ポンプ:
みんなで一緒に歌うと自分の声がみんなの声に掻き消されて、上手いのか下手なのかよく分からなそうすけど。

木村妃花:
確かに。
大きい声を出すことによって違いが若干聞き分けできることに気づいてから、どうやったら大きい声を出せるかを練習していました。

ポンプ:
どうやったら大きい声出せたんですか。

木村妃花:
口を開ける大きさだったりとか、喉をどれぐらい広げられるかとか。
姿勢とか細かいところを研究していました。

ポンプ:
そんなに頑張らなくてもうまく歌えたっていう最初のお話から、実はものすごい努力されているっていうお話に今至ってるのが、コントラストがあって面白いなって思うんですけど、そういうような"実は努力してる"っていうキャラはありますか。

木村妃花:
確かにそうですね。ちょっと上手にできたら、もしかしてこれって一生懸命やればめちゃくちゃ上手くなるんじゃない?っていう期待から始まって努力し始めることが多かったです。

ポンプ:
努力を惜しまないっていうんですかね。

木村妃花:
そうですね。
努力をキツいと思わないタイプかもしれないです。

ポンプ:
それってなぜだと思いますか。

木村妃花:
小さいときから塾に行ったりとか勉強するっていう習慣があったのと、いろんな習い事をやらせてもらってたので努力しないとそもそもできないってことが当たり前の生活を送ってきたから、努力に対する当たり前感が出てきたんだと思います。

ポンプ:
習い事以外で"努力をしないと明日が来ない"みたいなエピソードありますか。

木村妃花:
勉強ですかね。 勉強、読書、習い事。

ポンプ:
読書は自発的な領域だと思うんですけど周りから強いられて、読んでいたんですか。

木村妃花:
それはなかったです。 自分で目標立てて、今月は50冊読むとか決めてそれを淡々とやっていました。薄い本とかも含めて読んでいましたね。

ポンプ:
読んだ内容って、ちゃんと覚えてらっしゃったんですか。

木村妃花:
本の題名は図書カードに書いているので、そこで把握はできると思うんですけど内容は正直半分以上忘れてると思います。

ポンプ:
もう半分は覚えてるっていうことですもんね。

木村妃花:
はい。今も頭の隅にはあるのでアイディアとか何かしら考えるときに引き出しとなって役に立ってくれていると感じます。

ポンプ:
そのときの経験が今になって、実になっているっていうお話ですね。

木村妃花:
そうですね。 意外と役に立っているかもしれないです。

ポンプ:
高校生のときは、中学校と何か変わったところとかありましたか。

木村妃花:
高校生になってアルバイトを始めたことで一気に学校以外の人間と関わるっていう世界に突入しました。

ポンプ:
どんなアルバイトをされてたんですか。

木村妃花:
いろいろやったんですけど一番人生が変わったなと思ったのがプールのライフガードです。

ポンプ:
それはなぜ変わったんですか。

木村妃花:
学校は真面目な人が多かったんですけど初めてヤンキーっていう人種に遭遇して。 
漫画の世界じゃなくてヤンキーって本当にいるんだっていう。別の種類の人間と会う感覚でした。

あとはアルバイトなんで社員で働いてる大人とか大学生の先輩とかとの出会いがありました。ここでいろんな価値観を知ったし違う文化、年代によって流行も違うし、発言することも違って面白かったです。

それで想像以上に大きく価値観が広がりました。

ポンプ:
ほかに何か印象的な出来事ありましたか。

木村妃花:
権力がある男の人と付き合うとみんな手を出してこないっていう。(笑)
結局、学校も社会だなって思いました。政治があるんだなって。

ポンプ:
大学生以降で同じように印象的な出来事、何かあればお伺いしようかなと思うんですけどいかがですか。

木村妃花:
いろいろありすぎて逆にややこしくなるかなって思うので、ここまでで大丈夫です。

ポンプ:
大学生以降に起こったいろんな出来事はいいことも悪いこともひっくるめてっていう感じですか。

木村妃花:
そうですね。良いことと悪いことの幅が広い感じで。ジェットコースターみたいな感じ。 小さい波っていうよりかはアップダウン激しめです。

ポンプ:
総体的に振り返ってみて、いいことがプラスで悪いことがマイナスっていうのを全部足し上げると、どっち側に寄ってますか。 ぴったりプラマイゼロって感じですか。

木村妃花:
今となれば全部プラスですね。
でも当時はマイナスしかないって思い込んでいました。

出来事的にはマイナスって捉える人の方が多いと思います。

未来:ゴールは充実していると感じ続けることだと思います。

ポンプ:
早送り師の未来ですが、今後10年後ですとか、ご自身がいなくなるまでっていう限られた時間の中で、何かイメージを持ってらっしゃるものって、あったりしますか。

木村妃花:
はい。 影響力がある人になりたいっていうのがありたい姿です。

ポンプ:
それはなぜだと思いますか。

木村妃花:
何をしているときに一番幸せを感じるかって言われると私は多分、自分が何かを提供したことによってそれで人生が変わるぐらいの感動的な気づきを与えられたときに幸せを感じるので。

それを常にできる人になったら毎日幸せかなっていうのでたどり着きました。

ポンプ:
そういう考え方の発端って、ご自身が同じ経験をされたからっていうような背景があることが多いんじゃないかと思ってるんですけど、そこについてはいかがですかね。

木村妃花:
それも大きいですね。
自分と価値観が違う人の一言がずっと忘れられなくって、それについて本気で考えてみたり。あと駄目だって思って自分を変えようって思ったことも他の人からの何かだったりするので。素晴らしいなと思いました。

ポンプ:
価値観の違う方からの、ご自身をものすごい変えてしまった一言って、具体的にどんな言葉でしたか。

木村妃花:
一つって言われると結構難しいんですけど・・・なんだっけ。

やれない理由じゃなくて、やれる理由を探せっていう言葉は考え方が大きく変わりました。

ポンプ:
ありがとうございます。
改めて、 木村妃花さんがいなくなるまでにこれだけはしておきたいな、みたいなことで他に何か思い当たるものってあったりしますか。

木村妃花:
本当の意味で豊かになってみたいです。
綺麗ごとだけじゃなく、お金をたくさん稼ぐ経験をして選択の自由がある状態を実現したいです。

ポンプ:
今はどのぐらい豊かじゃない感じがあるんすかね。

木村妃花:
60%です。

ポンプ:
なぜですか。

木村妃花:
お金以外は割と自由だなって思いますが、収入のところでは今まだまだだからです。逆にそれ以外の部分、時間の自由度だったりとか関われる人・・・人間関係を選べたりとか。
あと言葉を選んだり洋服を選んだりとかそういう選択肢は、多いので満足しています。

ポンプ:
ちなみに今ぱっと思い当たる追加したい選択肢って何かありますか。

木村妃花:
多いですね。 自分の生活レベルを上げるとか自分にまつわることをするのはもちろんですけど、自分プラスアルファで家族にとか。

子供ができたら、子供にとか。
自分以外の人に与えるお金が欲しい。 
自分1人だけ満足することは結果的に満足いかないので、本当の意味で豊かではないと思います。

ポンプ:
それができれば木村妃花さんとしては心置きなく、この世界にお別れを告げられるっていうことですかね。

木村妃花:
自分の家族を持つということができれば満足して去れます。

ポンプ:
もしも家族と早送り師のどちらか選ばなきゃいけないんだったら、どう考えますか。

木村妃花:
家族を選んで人生早送り師以外の仕事をつくると思います。

ポンプ:
それはなぜだと思いますか。

木村妃花:
1回自分の仕事を作ったってことは2回目もできると思うので。
他の両立できるやり方を探して作れるかなと思います。

ポンプ:
ちょっと話の流れが変わりますが、師という呼び方に対して何か持たれてるイメージってありますか。

木村妃花:
あんまり人と被らないというか、あんまり就けない職人のようなイメージなので、かっこいいじゃないですか。コーチとか、カウンセラーとかいろいろありますけど、より職人っぽい感じ・・・専門職のような感覚があったので「師」にしました。

ポンプ:
これから具体的に早送り師が発展していくってなるとどんなイメージができますか。
今のその木村妃花さんがやっていることが、どんどん世の中に浸透していったときに木村妃花さんはそれに対して、どう向き合っているんでしょうか。

木村妃花:
回答になってるかわかんないんですけど。
認定早送り師とか早送り〇〇みたいなコンテンツを作って、早送りに関わるビジネスとか派生させた表現活動ができたらいいなと思います。

ポンプ:
木村妃花さんの2人目3人目を作っていくみたいなことですかね。

木村妃花:
そうですね。
その人はその人で別のまたいいところがあると思うので。
認定早送り師の中の〇〇みたいな感じで、二つ名前を持ってもいいんじゃないかなと思っています。

ポンプ:
早送り師っていう名前は、やっぱこれから広めていきたいんですよね。

木村妃花:
そうですね。
死んでもこの名前だけ残れば足跡を残せたかなと。
後悔がありません。

ポンプ:
さっき死ぬっていうことに対して、ものすごい身近に感じられたっていうエピソードが一つありましたが、その経験をする前と後で何か、ご自身の死ぬっていうことに対する考え方って変わったりしたんですか。

木村妃花:
変わりました。 どう変わったかというと。
(死を)受け入れるっていう経験を仮で1回してるので、死が近づいたらこうしようっていうネクストアクションを常に持っている感覚に変わりました。

もし死を宣告されたらこうしようが決まってるので、次宣告されたらそれをやるだけっていうふうになりました。

ポンプ:
その死ぬっていう結末に対してはどんな印象をお持ちなんですか。

木村妃花:
消滅です。 天国でどうこうとかその先の未来とかは一切考えていなくて。
まっとうした。っていう印象です。

ポンプ:
それは例えば木村妃花さんにお子さんができたとしたときに、お子さんに対してその消滅っていうものをしっかり引き継げると思いますか。

木村妃花:
難しいと思います。子供にはまだ難しいかなっていう。
何をしても子供は受け入れられないと思うので。わからないと思います。

ポンプ:
ゆくゆくは引き継いであげたいな、みたいな気持ちってあったりしますか。

木村妃花:
あんまりないですね。

ポンプ:
早送り師をお子さんに引き継ぐことは有り得ますか。

木村妃花:
ないです。自分が好きなことをやってほしいです。

ポンプ:
早送り師のゴールってどんなふうに想像していますか。

木村妃花:
ゴールは充実していると感じ続けることだと思います。
終わりがない。

ポンプ:
それに対する木村妃花さんなりの準備だったり態勢みたいなものはある程度できてるんですか。

木村妃花:
回答になってるかわからないんですけど、経験値を上げるということをすればその状態に近づけると考えています。

ひたすらいろんな経験を積む。

ポンプ:
それはどういう経験の積み方があるんですかね。

木村妃花:
人と出会うこともそうだと思いますし、あとは普段自分ではしない選択をするっていうのも、新しい経験をするっていうことなので。
行ったことない場所に行くもそうですし、やったことない経験、したことない考え方をしてみるなど。あとは継続した先に見えてくるものもあるでしょうね。

1時間をどう捉えるかというか。
ダラダラしちゃったなーって後悔するんじゃなくて、ダラダラやりきったから明日死んでもOKっていうような。
何をするにも意味を見出すようにしています。

ポンプ:
最後に言い残したことがあればお伺いしたいんですけど、いかがですか。感想でも良いんですけど。

木村妃花:
それでは・・・豊かさについて少しだけ話します。

皆さん、豊かさって口々にはするんですけど。
多分豊かさも人によって定義が違うと思っています。 

なので、皆さんの豊かさってお金とか時間とか、多分そこのことを言ってるんですけど表現の自由・・・自分の自己実現が本当に自分が自由でいいっていうその感覚だったりとか・・・、選ぶ言葉もそうだし、表情もそうだし・・・

そういったことも全部、豊かさに繋がると思っています。 なのでお金だけじゃなく実はお金じゃないところの方が、豊かさを明確にさせないと一生幸せにはなれないというか。
一生幸福を感じることは、いくらお金があっても難しいんじゃないかなということを伝えたいです。

ポンプ:
そしたら今日のインタビューは以上となるんですが最後のお話って本当に言い残したなって思ってお話いただいた感じですか。

木村妃花:
そうですね・・・そういえば私の理想も豊かってことなので、豊かさについて話しておかないと何を目指してる人なんだって読者がわかんなくなるかなと思い出しました。

ポンプ:
言い残したっていう内容の割には大きいお話だったので。

木村妃花:
確かにその通りですね(笑)。


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あとがき

新しいモノを作る人に憧れます。

誰かがすでにやっていることは、誰かがやればいい。
自分に忠実になれば、自ずと新しいモノを作ることになるのかもしれませんが、なかなかその一歩目って難しいですね。

ボクはその一歩目の手前でもがいた結果、インタビューをしようと思ったのかもしれません。

誰かがこんなことを言っていました。
「初めてカニを食べた人は偉い」
また、どこかの偉い人はこんなメッセージのシャツを着ていました。
「BET ON PASSION」

そんなわけでボクはインタビューしないと世の中の掴みどころなんて、全く分からないなーと思っています。

で、木村妃花さんにインタビューしてみて、ほんの少しだけ、頭の中が整理できた気がします。
【インタビュー・編集・あとがき:ポンプ】

#無名人インタビュー #インタビュー #ギランバレー症候群 #コーチング


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