無名人インタビュー:戦略的ジャニヲタ兼彼氏ヲタクの人
こういうこと言うといかんのかもしれんけど、インタビュー至上最大最高に戦略的な人、それがみりこさん! テス! どれくらい戦略家かというと、無名人インタビューを受けた直後に人気者になってプチ有名になってメディアにインタビューされてしまうというハイパーかっこいいことをしちゃうくらいなのです。
これねえ。
まあでも、受けていただいた無名人インタビューをふりかえってみれば、ちらちらほらほら、ブレない自身の道を突き進もうという知将の片鱗が垣間見えるのですわ。
ということでみりこさん回お楽しみくださいね!
今回ご参加いただいたのは みりこ さんです!
qbc:どんなインタビューにしましょうかね。
みりこ:朝、起きてからずっと緊張してて。何話そうかなっていうのを、過去のインタビュー見ながら考えてたんですけど。
タイトルをどうつけてもらえるのかなっていうのも、すごい楽しみで。
qbc:「ジャニヲタ兼彼氏ヲタクの人」ですかね。そうじゃない面もあるんですか?
みりこ:そうじゃない面だと、けっこうnoteにいろいろ書いてはいるんですけど。
ちっちゃいころ、全然しゃべんない、笑わない子だった時代を経て、ジャニヲタが開花したんです。
qbc:では、まず今は、何をしている方なのでしょうか。
みりこ:今、普通に会社員をしております。で、趣味でなんやかんや、いろいろ漫画描いたり、デザインしたり、みたいなことをしてます。
qbc:あと、彼氏とは一緒に住んでいらっしゃるんですか?
みりこ:同棲してます。1年半ぐらいですね。
qbc:今、彼氏は?
みりこ:散歩に行ってますね。
qbc:良かった良かった。
漫画はいつから描いていたんですか?
みりこ:明確にシリーズで描こうと思ったのは、2020年の頭ですね、1月から。なので、そんなに歴は長くないんですけど。
qbc:なるほど。ジャニヲタになったきっかけは?
みりこ:一番最初に認識したのが中学生のころで、テレビドラマの「ごくせん」っていうのがありまして、それの第二シーズンで亀梨くん、赤西くんが出ていて。あと小池徹平くん・速水もこみちくん・小出恵介くんも。
qbc:あー、そこですね。
みりこ:そのシリーズが、中学2年生ぐらいのとき流行りまして。クラスで観てない人はいないような状況だったんです。
そのころ私は、スクールカースト的なものの最底辺だったんですね。クラスの端っこで本を読んでいるような子だったし、そういうキャラを自分でつくってたんですよね。ちょっとおとなしいひとで、あんまり恋愛の話とか友だちとしないし、男の子も興味ないし、みたいな。
言っちゃえば浮いてたんですよね、周りから。中学生になってから、ちょっと話せる子ができたりはしたんですけど。まあそれでも、好きな子いるの? みたいな話には全然ついていきたくなくって。っていうスタンスをとってたんですよね。
そんな中で、パーっとイケメンの流行がきまして。特にジャニーズって、カースト上位の女の子の趣味っていう感じじゃないですか。
qbc:そうなんですね。
みりこ:クラスの中心人物、ギャルっぽい子みたいな、当時の流行を追っかけてる子の趣味、みたいな感じがしてたんですよね。私はそことは違うんだ、って逆に思ってて。だから、ずっと興味ないフリというか、私はそっち側の人間じゃないです、みたいな感じで、話にもついていかないようにしてたんですよね、中学のときは。
ただ、高校生になったら変わろうと思ってたんですよ。根が真面目なので、このキャラを小中学生のときはつき通さなきゃいけないと思ってて。小中一貫してたんです、キャラを。
qbc:なるほど。
みりこ:変に中学校の途中からちょっとデビューしたとして、なんか、あいつどうしたの? って感じになるのが嫌で。本当に周りの目が怖い人間だったんですよね。っていうのがあって、高校は、誰も同じ小中の人が行かないところを選んだんですよ。そこでちょっと変わろうかなっていう。今までの私を知らない人だったら、いろいろ好きなものだったりとかっていうのを、ちょいちょい話すことができたんで。
やっぱり、言うと、好き度が上がっていくというか。言ったことによって、私、好きなんだなって。自分で暗示じゃないですけど、積み重なっていって。だんだん、あ、ジャニーズが好きっていうのが、アイデンティティになるのかっていうのを確立していった感じですね。
qbc:いろいろあるんですね。
みりこ:中学時代はフワッと、テレビで観るレベルとかで。あんまり家族にも言えなかったので。恥ずかしいし。なんか、いきなり色気付いたなって思われても嫌なんで、言えなかったんです。家族に対しても、やっぱり積み上げてきたキャラみたいなのがあったし。そもそも恋愛のことを言うとか、好きなことを言うっていうのは、思春期的な恥ずかしさもあって。
なんかちょっと、妄想もありきで好きって感じでしたし。
qbc:はい。
みりこ:男の子でこういう人が好き、みたいなのって、だれにも言えなかったですね。
だから、テレビも、流れでついてたのをすごい観る、みたいな感じでした。
亀梨くん、赤西くんが所属しているKAT-TUNが好きで。特にKAT-TUNって、ちょっと不良系のジャンルなんですよ。王道からちょっと外れたちょっと不良な男の子たちカッコいいみたいなグループだったので、余計に教室の隅の女が「好き」って言う人たちではなかったんですよね。
高校生になって、ようやくちょっと、あ、言ってもいいんだなって思えたのが、友だちもそういうジャニーズ好きって言う子がいたりとか。絵も、アニメとか絵を描くのとか好きですっていうのを、ちゃんと言ってる人がいて。
高校はけっこう個性豊かな子の集まりだったので、みんな、それぞれ好きなものがあるっていうのが全然否定されない文化で。じゃあ私もって思って、だんだん言ってった感じですね。
そのときのジャニーズヲタクレベルとしては、ちょっとテレビ変えていい? って言えるようになった、みたいな。
本当はファンクラブも入りたかったんですけど、お金がかかるものなので、稼いだお金じゃないとダメよって親に言われて。
qbc:どれぐらいですか?
みりこ:年五千円とか四千円なんですけど。高校生にはおっきいお金なので。
高校のとき、たまたま1枚チケットを譲ってもらったのがあって。それに行って、すごい楽しかったんですよね、コンサート。楽しかったなって思って、引き続き、テレビ観たりとか、ちょっとCD買いはじめたりとか、っていうのができるようになったのが、そのころですね。
大学生になってからが、私の歴の中でもジャニヲタ本番というか、スタートになるんですけど。
まず、Twitterをはじめたんですね。最初、自分の知ってる人だけとするアカウントにしようかと思ってたんですけど。ふと、これ、ジャニーズ好きな人とつながったらいいんじゃないかって思って。で、ヲタク的なアカウントをつくったんですね。そうしたら、いろいろ。
そのときハッシュタグは今ほど活用されてなかったんですけど。検索して、誰々好きです、友だちになりましょうって流れがあって。そこからフォローして、フォローされてっていう感じに。
大学1年生のときに、グループの1人目の脱退があって、ネットが大荒れしたころがあって。混沌を目の当たりにしました。
でも、1人抜けて、これからがんばらなきゃみたいなところを応援する仲間というか。そういうので、今ここで盛りあげていかなきゃっていう、謎の団結があって。そこから、ネットにのめりこむ感じになったんですよね。
私は趣味で絵を描いてたりもしたので、そこでファンアートみたいなのを描いたりしてたら、けっこうフォロワーさんが喜んでくれたりとか。フォロワーさんが増えたりして。
qbc:絵はいつぐらいから?
みりこ:昔からノートにいっぱい落書きするタイプの人間でした。がっつり描くっていうよりは、落書きをみんなで交換したりっていうのはありましたね。中学の限られた友だち内と、高校のときにイラスト好きだよって言ってくれる子が、確か前の前の席ぐらいにいたんで、そこでイラスト交換して、みたいなことはしてたんですけど。
ガッツリ同人誌とか描こうっていう、そういうレベルじゃなかったです。どっちかっていうと、仲間内で描いて楽しいです、って感じです。
それをジャニーズに応用したらいいのでは、って気づいたのは、大学のときですね。
qbc:note用のTwitterとは別に、ジャニヲタアカウントがあるってことですか?
みりこ:あります。いちおう、秘密にしてますね。今、フォロワー1,300人ぐらいのアカウントなんですが。
「みりこ」のほうが、リアルな友だちにも応援してもらってるので、ちょっとそこがつながるのは、ちょっと恥ずかしいなとは、まだ思ってます。存在は知られているはずですけど。
qbc:探し当てられたりしないんですね。
みりこ:おそらく。わかんないです。
qbc:絵柄もテイストも違うってことですか?
みりこ:ちょっと違うけど、まあ見る人が見れば、ああってなりますね、たぶん。
qbc:ちょっと緩いイラスト?
みりこ:そこは一緒です。
大学時代、ファンクラブもちゃんと入って。ネット同士のやりとりなんで、会いたいっていうのが次に出てくるんですよね、オフ会的なところで。会って話してみたいとか、どういう人なんだろうとか。そういうところにライブがあるんですよ。ライブがあると、ライブ会場で会いましょうとか。ここで待ってるんで、このお洋服着てるんで、っていうので会うんですよね。
qbc:私、大晦日に後楽園ホールでプロレス見たりするんですけど、ジャニーズの方も集合されてますよね。
みりこ:ドームのそばに三角錐みたいなモニュメントがあるんですけど、三角のところにいるよ、みたいな感じですね。
qbc:その後はそのまま就職?
みりこ:就職して普通の会社員で。最初、いろんな業界受けて、本当は出版社に行きたかったんですけど、やっぱり狭き門だったので、ちっちゃい印刷会社に入りました。
似たようなもんじゃないかと思って行ったんですけど、まあまあ違うなっていうのを、入ってから感じました。
仕事しながら、定時で帰って無理矢理コンサートに行く、みたいな生活をしてました。
qbc:彼氏とは、どういうところで知り合ったんですか?
みりこ:マッチングアプリです。なんとなく、27くらいのころに婚活目的で。
5年前ぐらいにKAT-TUNがいったん活動休止になったんですね。2年間活動休止になって、これはここで婚活をしろってことなのか? みたいな感じに友達となって。誰もそんなこと、言ってないんですけど。もちろん活動休止は悲しいんですけど、ヲタクをいったん休めと、ポジティブに考えて。
婚活パーティも行ってみたりしたんですけど、そんな良い人にはめぐりあえなかったりとか、なんやかんやあったりして、結局2年の活動休止の中で出会うことができずっていう状態でした。
どっちかっていうと、彼氏っていう存在がほしいっていうより、好きな人の存在がほしいっていう感じだったので、婚活を継続するか迷いましたね。
qbc:なるほど。
みりこ:会う人に当たり外れもやっぱりあるし。婚活パーティとか街コンみたいなやつで、いろんな人としゃべったりはするんですけど、好きになれそうな人っているかなって思って。
結局、出会ってやめるみたいなのが多くって。疲れたりして。休み休みな感じです。
qbc:何がダメだったんですか?
みりこ:基本的に、私がすごい面食いなんですよね。初恋が福山雅治なんで、最初のハードル爆上がりっていう。で、好きになったKAT-TUNも、顔面偏差値高いし。
思春期をそこに捧げちゃったものですから、理想の顔面のハードルが高くなってまして。
好きになるタイプってあるじゃないですか。やさしければいいっていう人もいれば、こういう人がいいっていう人がいる中で、私は顔が良い人がいいっていう。
qbc:はい。
みりこ:そういう感じでアプリで会ったりしてたんですが、婚活疲れたなと思ってて。
そんなときに、友だちと台湾に行って占いに行ったら、あなた結婚できるよって言われたんです。それで、本当ですかって言ったら、まだ会ったことない人だよって言われまして。年上で普通の会社員で、みたいなことを言われて。
これ、もう1回アプリやってみるしかないなって思って最初に会ったのが、今の彼なんですよ。
そういうの、ちょっと信じてみるタイプなので。もしやこの人がって思いながら、今、一緒に住んでます。
qbc:どんな顔がお好きなんですか?
みりこ:中性的な顔が好きなんですよ。男らしいっていうよりも。
彼氏はEXITの兼近さんとか。Hey!Say!JUMPの八乙女くんとかに似てます。ちょっと目が大きくて、垂れてて、みたいな。
彼氏は、漫画どおりメガネかけてるんですけど、彼。メガネとったら、めちゃくちゃイケメンじゃんっていうのがあって。少女漫画的な感じが、すごい良かったです。
qbc:性格は?
みりこ:めちゃめちゃマイペースですね。おっとりしてる感じの。
でも、2人で歩いてるとき、車道側出てくれたりとか。そっと、階段とかで下側を歩いてくれたりとかっていうやさしさとかだったり。あんまり怒ったりしないようなところが、穏やかで良いなと思って。
qbc:好みのタイプだからってつきあえるわけでもないじゃないですか。
みりこ:それはそうなんですけど、ラッキーなことに、最終的には向こうから告白してもらいまして。
イケメンなんですけど、理系の男子校だったのでそんなに出会いがなかったらしく、そんなにチャラついてない感じとか、見た目とのギャップもあるなと思ってて。そういうところで、私のほうからも良いなあと思ってたとこに、彼のほうも、たぶん良いなあと思ってくれて、言ってくれたんだろうなっていう感じだったんですけど。
そのへんの向こうの気持ちは、恥ずかしくて聞けてない感じですね。
qbc:同棲までしてるのにきけないの?
何回目のデートで告白だったの?
みりこ:3回目です。で、その日に、いちおう返事はしたんですけど。
告白されて、顔を見れなくなっちゃって、恥ずかしくて。
qbc:なんで見れなくなっちゃった?
みりこ:なんか、イケメンに告白されてる自分っていうのが、恥ずかしくなっちゃって。恥ずかしいし、でもうれしいし。
qbc:イケメンっていう意味では、初めてイケメンだったの? 自分の思うイケメンとは初めてだったの?
みりこ:顔の好みっていうところでは。
わー、恥ずかしくなってきましたね。
qbc:インタビュー上、しかたなくつっこんで聞いてるだけですからね。
みりこ:じゃあ、付き合うってことでって、その日は帰りました。そこからは、職場が離れてはいますけど、会いに行ける距離だったんで、仕事終わりにごはん行ったりとか。
私は実家だったんですが、彼氏が一人暮らしをしてたんで、そこのおうちに行ったりとか。順調に押しかけつつ、っていうので。なんとか同棲に持ちこみっていう。
qbc:都内同士なんだし、同棲しなくてもよかったんじゃない?
みりこ:私としては、一緒にいたいなっていうのがすごいあったので。
帰ってきて、顔の好きな人がいるっていうのが、なんか、すごい良いなって思ったんで。
彼としても、まあ、良いよみたいな感じで言ってくれてはいたので。お互いに同棲の意思はありましたね。
家族も、もうそろそろ良いねって。そんなに反対とかされず、むしろ大手を振って送りだされていった感じですね。
qbc:同棲どうですか?
みりこ:生活自体は、おっとりしている感じの人なので、そんなに喧嘩もあまりなく。たまに、ルーズすぎてちょっと困るみたいなところはあるんですけど。
ここまで1年半続けてきて、居心地が悪いと思ったことは、あんまりないですね。
qbc:なるほど。重要な点は「家に帰ったときに、顔の好きな人がいたら良いな」かなあ。
みりこ:結婚とか同棲とかって、それがメリットかなって個人的には思ってるんで。
qbc:一緒にいて安心できる人がいるとかじゃなくて、顔の好きな人がいる、なんですね。
みりこ:テンション上がりません?
qbc:上がるけどさ。
みりこ:家に帰って中島みゆきかかってたら、テンション上がりません?
qbc:最初の1、2回ぐらいは上がりそうだけどさ。
みりこ:私はお金出して顔の良い人を観に行ってる人なんで、コンサートとか舞台とか。そこにメリットを感じてますね。
qbc:未来についてはどう考えてらっしゃいますか?
みりこ:結婚は今年したいなと思ってるんですけど、あとは彼がうんと言ってくれればいいなっていうところです。
qbc:今年っていうのは何か理由が?
みりこ:来年の1月に、私30になっちゃうので。
彼のご両親とも仲良くさせていただいてて、わりと外堀は埋めてます。ご両親としても、そろそろ結婚してもらわないと安心できない、みたいな話はけっこうされますね。
qbc:彼氏だけ「うん」て言わないことになってるってこと?
みりこ:そういう感じですね。
qbc:なんかの記念日に絡めようとしてるとか?
みりこ:記念日としては10月にあるんですけど、ちょっと先なんですよね。
8月にこの部屋の更新があったりして、引っ越すかな、みたいなタイミングなんで。そこで新居とともに新生活ができたらいいですね。
qbc:じゃあ、もう決めておいたほうがいいでしょ。
みりこ:ちょっと圧は、徐々にかけてはいます。ゼクシィを買ってくるとか。
qbc:私、YoutubeとかTikTokとかのカップルチャンネルを観るの好きなんだよね。
みりこ:はー、そういう圧のかけ方、してもいいかもしれないですね。
qbc:あれは夫婦でお金稼げていいなって思うよ。
みりこ:確かに。
とりあえず今年中には、なんとかしてもらいたいっていう要望があります。
彼はもともと結婚願望なかったみたいなんで、この2年ぐらいで変わってくれたかなっていうのをうかがいつつ、ゼクシィを置いておくみたいな感じで。
私がゼクシィ見てて、これ良くない? って言うと覗いてくれるんですけど。いきなり我に返って、結婚するみたいになってくるからやめる、みたいな感じに逃げますね。
なんで、まだ掴めてないです、こちらとしては。
qbc:いいじゃんね。どういう結婚式にしたいですか?
みりこ:面白い結婚式はやりたいなと思ってますね。コンサート風みたいなやつとか、ちょっとジャニーズ踏襲したようなやつをやってみたいなって思ってるんですけど。それに彼がうんと言うかは、また別の問題かなと。
彼とゴンドラに乗って、みんなにうちわとか、サイリウムとかペンライトとか振ってもらって、みたいな特殊なやつがしたいんですけど。
今、妄想だけはしてます、とりあえず。
qbc:すごい前向きですよね。スクールカーストの底辺って言ってたけど。
みりこ:基本的に、自分の中で根暗ではなかったんですよね。根は明るかったけど、それを押しこめてたんだと思うんです。
だんだん蓋が開いてきたかなって思ってます。生きるんだったら楽しいほうがいいなって思ってきて。だったら、好きなこと、全部やってやろうかな、みたいな感じです。漫画を描いてるのも、その一環ですね。
qbc:それ、彼氏と出会ったからなんですか。
みりこ:描こうって思ったのは、そうですね。描こうって思ったきっかけ自体は、2年前ぐらいに、もともと少女漫画読んでたんですけど、ある少女漫画の続編が公開されまして。
それを読んでたら、すごい、私漫画好きだったなっていうのを思い出しまして。そういえば漫画家になりたいって思ってたなあっていうのも思い出して。今ならネットとかあれば漫画家になれるんじゃないかって。ちょうど、面白い題材というか、彼氏っていうネタもあるしいけるって思ったのが、描きはじめたきっかけです。
なんで、今後としては自分の好きなことをやってって、何かしら当たってくれたらいいんですけど。当たんなくても、好きなことだからいいかなと思ってます。
qbc:そういうのを20代になってひとつひとつチャレンジしてるって感じなんですかね。
みりこ:小中で何もチャレンジができなかったところもあって、今、やっといろいろやっていけるかなと思って、やってるってところですね。
qbc:まあ、小中でやりたいことできてるなんて人は、ごく一部だと思うし。今、みりこさんは人生をすごい楽しんでる感じなんですね。
みりこ:今、楽しいですね。
qbc:彼氏とは、どういう関係性なんですか? 友達カップルとか、そういうの。
みりこ:お互い、こだわり屋みたいなところがあるので、彼が好きなことに私がついていくこともあれば、私が好きなことにつきあってくれるみたいなこともあるんで。でも、それぞれ趣味があってっていう感じなので。KinKi Kidsみたいな感じですかね。
qbc:KinKi Kidsの例えでみんなわかるかな。どっちが剛なの? どっちが剛かは重要でしょう。
みりこ:向こうが剛ですかね。
qbc:なるほど。
みりこ:私は、表舞台でバリバリやりたいことをやっていきたくて、彼は彼で自分の世界を構築して、みたいな感じです。
これ、けっこういいたとえじゃないですか?
qbc:そうだね。カップルをKinKi Kidsで例えるのわかりやすい。
みりこ:ちなみにですね、今日、剛さんの誕生日なんです。ちょうど良かったですね。
qbc:4月10日か。覚えやすいね。剛さん、元気なのかな。
みりこ:インスタはじめたみたいですよ。
qbc:そうか、ジャニーズもいろいろ自由になったんですものね。
私「愛のかたまり」が好きなんですよ。知り合いの演歌歌手に、いつもスナックで歌ってもらってた。
そうだ。ジャニオタとして、ジャニーさんのいなくなったジャニーズをどう思われていらっしゃいます?
みりこ:ジャニーさんのつくる世界はすごい面白いし、それからタレントさんがジャニーさんのことをすごく慕っていて、いい関係だなと。
ただ、Twitterで見たものの引用になるんですけど、ご存命の際はジャニーさん建築みたいな感じで、いろいろ特例をいっぱいつくってしまったがゆえに、違法建築、九龍城みたいになってしまっていて。それを今、会社として建て直してるって感じだと思うんで。ジャニーさんの顔で違法建築が成り立っていたところを直して、もうちょっとちゃんとした企業になってくんじゃないかなって。
qbc:ヲタクの優等生だよね。ちゃんと説明できちゃうんだもん。なるほどね。
みりこ:一般の人が、ジャニーさんいなくなったからダメになるんじゃないのとか、みんな事務所辞めちゃうじゃんみたいなことを言ってくるんですけど。
今、建て直してるとこなんですよ。みんな、自分で自由なことが選択できるようになったんですよ。結婚しても転職してもいいし。そういう選択できるようになったっていうのが、今。いい組織になってるんじゃないかなって思いますね。
qbc:なるほど。
みりこ:ジャニーさんがつくりあげてきたものも、もちろん大好きなんですけど。これからも期待してます。
qbc:ヲタの鏡ですね。
最後に、言い残してしまったことがあればお話ください。
みりこ:いろいろ好きなことをいっぱいやっていくんで、良かったら見てください、ですかね。
qbc:ありがとうございます。
みりこ:ありがとうございます。
あとがき
このインタビューを読んで、あなたはどう思いましたか? 何を考えたのよ? コメントで教えて?
私の思うに、待つことができる人間こそ目的を果たすことができるんだって。今回のみりこさんは、けっこう耐えて耐えて、自分の欲望に素直に生きた結果、自分の思い描いた世界を実現しつつあるのかなって思いました。なんだろちゃん。
スクールカーストの話面白かったな。暗いわけじゃないんだけど、目立たなかったって。学校がすべてじゃないけれども、何か周りに気を遣う、気兼ねする性格が今のみりこさんを形づくっているような、そんな気がしたインタビューでした。