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『光のマーケティング』でものづくり企業の未来を照らしたい、web制作会社の代表の人
むかしむかし、暗闇の国がありました。
人々は光を知らず、暗闇の中で暮らしていました。
そこに輝助(きすけ)という若者がいました。彼は「光のマーケティング社」の社長で、光の素晴らしさを人々に伝えようとしていました。
ある日、輝助は小さな蛍を見つけます。その微かな光を人々に見せると、最初は怪しまれましたが、少しずつ興味を持ち始めました。
次に輝助は、満月の光を紹介します。人々は月明かりの美しさに心を奪われ、光への関心を深めていきました。そして最後に、輝助は人々を山の頂上へ連れて行きます。
夜明けと共に太陽が昇り、世界が光に包まれたその瞬間、人々は目に見える景色と色彩に驚き、感動の涙を流しました。
やがて暗闇の国は「光の国」と呼ばれるようになり、輝助はこう語りました。
「光のマーケティングとは、ただ光を売ることではなく、人々の人生をより明るく、豊かにすることなのです。」
そして『一燈照隅、万燈照国』(一つの灯りは隅を照らし、万の灯りは国を照らす)ということわざが、この国に広まったとさ。
めでたし、めでたし。
と思う2024年10月19日13時15分に書く無名人インタビュー918回目のまえがきでした!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(作家・無名人インタビュー主宰)】
今回ご参加いただいたのは 鷲尾和子 さんです!
年齢:30代前半
性別:イケメンと言われると、ちょっと嬉しい女性です。
職業:東京のweb制作会社・fūun(フウウン)のCEO兼エンジニア
公式サイト: https://fu-un.com/
note : https://note.com/fuun_inc/
x : https://x.com/fuun_press
prtimes :https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/144154
現在:『光のマーケティング』って?
qbc:
今、何をしている人でしょうか?
鷲尾和子:
今は株式会社fūun(フウウン)という会社を立ち上げて、代表兼エンジニアの私と、webディレクター兼デザイナーと、アートディレクター兼コピーライターの3人で主に活動しています。
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qbc:現在の事業について教えてください。
鷲尾和子:
私たちは、主に「ものづくり企業」に向けたWeb制作やマーケティング支援を行っています。
web戦略の企画と実行に必要なスキルを持つメンバーを少数精鋭で揃えることで、低コスト、高クオリティ、広範囲の支援を実現しています。
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また、そこでは、従来のマーケティング手法とは少し違うアプローチを大切にしていて、「光のマーケティング」という手法を元に活動を目指しています。
qbc:「光のマーケティング」という言葉、すごく興味深いです。具体的にどういう考え方なのでしょう?
鷲尾和子:
従来のマーケティングって、「今の課題やマイナス面をプラスに変える」という問題解決型のアプローチが多いんです。例えば「今こういう問題があるから、この商品で解決しましょう」みたいな。
でも、「光のマーケティング」はそうではなくて、「この商品は素晴らしいものだし、それを使うあなたももともと素晴らしい」というポジティブな価値を伝えることに重点を置いています。
qbc:なるほど、光っていうのは「そのままの良さを大切にする」という意味合いなんですね。
鷲尾和子:
そうです。その商品や企業の「好き」という気持ちや価値を届ける。だから「光」という言葉を使っています。
qbc:それを『光のマーケティング』っていう『光』っていう語感を持ってきたのは、どういう気持ちからなんですか?
鷲尾和子:
もともと、私はものづくりが単純に好きでして。自分自身も何かを作ることが好きで、例えば手作りの作品だったり、仲間と一緒に何かを形にするプロセスだったり。
その「ものを作る人たち」が持つ温かさや明るさを、マーケティングでも表現できないかなと思って、「光」という言葉を選びました。
qbc:ものづくり企業に特化している理由は何ですか?
鷲尾和子:
私自身がものづくりをしている人たちが好きなんです。ものづくりには「その人の手で形にする」という魅力がありますよね。
私たちがサポートしているのは、例えば建築設計事務所や陶器の製造会社など、幅広いジャンルですが、共通して言えるのは「商品を大切にしている企業」です。
自分たちもその商品やプロジェクトに心から共感できるからこそ、支援に力を入れられるんです。
qbc:ものづくり自体が、例えばIT製品もものづくりに入るじゃないですか。それが例えば、木で作った器ですよとか、陶器ですよとか、どの辺までのものなのかなっていう。
鷲尾和子:
確かに「ものづくり」の定義は広いですよね。私たちとしては、デジタルプロダクトも含めて支援可能なんですが、特にBtoC向けの商品を扱っている企業が多いですね。伝統工芸のようなアナログな商品でも、IT製品でも、その商品に「こだわり」や「物語」があれば、サポート対象になります。
qbc:会社を作った理由って何だったんでしょうか?
鷲尾和子:
前職での経験が大きいです。Web制作やマーケティングをする中で、制作そのものが目的化してしまっている案件が多いと感じていました。
例えば「とりあえずサイトを作らなきゃ」とスタートしてしまうと、途中で「何のために作っているんだっけ?」となってしまうことがあるんです。そこに違和感を覚えて、自分たちでマーケティングから制作、運用まで一貫して支援できる会社を作ろうと思いました。
qbc:目指しているもの、やりたいことについて教えてください。
鷲尾和子:
私たちがやりたいのは、ものづくりをする人たちがその本業に専念できる環境を作ることです。それが「光のマーケティング」の根底にもある考え方です。
私たちの力で、企業さんのプロジェクトがより明るい方向に進んでいけたらいいなと思っています。
qbc:具体的にはどのような取り組みをされているんですか?
鷲尾和子:
例えばWeb制作のお仕事でも、私たちは「何のためにWebサイトを作るのか?」という目的をしっかり考えるところからスタートします。ただサイトを作るだけではなく、その前段階でのマーケティングがすごく重要なんです。
qbc:マーケティングをおろそかにしてしまうと、どうなってしまうんでしょう?
鷲尾和子:
よくあるのが、ターゲティングや要件定義が不明確なまま制作が進んでしまうケースですね。途中で「誰に向けて作っているのか」「何のためのサイトなのか」が分からなくなってしまって、手戻りが発生してしまうことが多いんです。
qbc:それだと、時間もコストも無駄になってしまいますよね。
鷲尾和子:
そうなんです。だからこそ私たちは「今、サイトが本当に必要なのか?」というところから考えます。
例えば、サイトではなくLPを作って広告を回す方が認知拡大につながる場合もありますし、その企業さんの状況や目的に合わせて最適な提案をするようにしています。
qbc:なるほど。Web制作とマーケティングを一体で支援されているんですね。
鷲尾和子:
はい。単発で制作を終わらせるのではなく、たとえば、毎月のコンサルティングを通じて施策をアップデートしながら支援していくなど、お客さんの負担を減らしながら施策を現実的なものに落とし込みながら、「サイトを作っただけ」にならない様な、企業にとってきちんと実感が持てる結果に繋げる支援を目指しています。
制作だけでなく、戦略からしっかり伴走していくことで、企業さんが本当に必要なものに集中できる環境を作っていきたいと思っています。
過去:コーディングとの出会いと人生の転換点
qbc:
子供時代から今に至るまでのご経験、詳しくお伺いしたいです。まず、どんなお子さんだったんですか?
鷲尾和子:
小さい頃は、とにかく走り回るのが好きで、家の中で遊ぶより外に出て鬼ごっことかしていました。親には、人形を買い与えてみたけど一度しか触らなかった、と言われました。
走り回るのが好きな割にはよくボーッとしていて、勉強や勝負事に興味のない子どもでした。
三つ上の兄がいるんですが、何でも兄と同じことをしたい!って思っていて、家族以外の人にはあまり興味がなかったんだと思います。
人見知りが激しくて、転勤族だった父の仕事で引っ越しが多かったんですが、新しい環境に馴染むのに半年くらいかかるタイプでした。
qbc:
転校が多い中で、友達作りや生活に苦労されたことはありましたか?
鷲尾和子:
友達を作るのに時間がかかるタイプだったので、馴染むまで孤立感を感じることもありました。でも、そのおかげで一人でいることは苦にならなくなったし、観察する癖がついたのかもしれません。
qbc:
高校時代や大学時代についても教えていただけますか?
鷲尾和子:
高校では「一匹狼」と思われることが多かったです。自分ではただ自由にしていただけなんですが、周りから見ると謎な存在だったみたいですね。わたしとよく一緒にいた友人は「どうやって話しかけたの?」と聞かれていたそうです。(笑)
先生にも歯向かっているように周りからは見えていたみたいです。ただ、怒ってはいても何かと気にかけてくれている先生が多かったです。
大学では看護師を目指していたのですが、実習ではできていた「患者さん一人ひとりと向き合うこと」が、実際に働き出すとできないという現実が分かって、次第に足が遠のいてしまいました。
結局は途中で辞めてしまいましたが、学祭の準備や何かを作る活動は好きでした。
qbc:
その後はどうされたんですか?
鷲尾和子:
大学を辞める前後は、家庭環境が悪化していたこともあり家出をしました。今は、そのわだかまりもなくなっていますが、当時は結構激しくて(笑)
その後は、パートタイムで働いたりしていましたが、営業や事務職が全く向かず、初めて本気で「自分で生きるための仕事を見つけなきゃ」と思い立ったのがWebの仕事に出会うきっかけでした。
qbc:
Web業界に進むまでの経緯をお聞きしたいです。なぜこの道を選ばれたんですか?
鷲尾和子:
正直なところ、最初の理由は「人と話さなくてもいい仕事に就きたい」というものでした(笑)。静かな環境でできる仕事をいくつか考えていて、本が好きだったので書店員や図書館司書も候補に挙がっていました。
でも、父が持っていたノートパソコンで遊んでいた経験もあって、パソコンを活かせる仕事が自分に合っているかもと思い、Web業界に決めました。
そのあたりは、このnoteでも書いています。苦手な事、嫌な事から見つける、自分の活きる場所もあると思うんですよね。
qbc:
Web業界にはどのように入ったのですか?
鷲尾和子:
地元のWEB制作会社にとにかく面接してほしいという履歴書を送りました。
未経験でしたが、奇跡的に面接をしてくれることになり、面接の場では「読解力と理解力には長けていると自負しているので、言われたことは何でもできると思います!」と強気の発言をしました。
社長さんがその「根拠のない自信」を気に入ってくれたようで、その場で採用が決まりました。
qbc:
未経験でWeb業界に入ったとのことですが、最初に苦労したことは何ですか?
鷲尾和子:
技術的な壁が一番大きかったです。
専門用語が全くわからなかったので、業務中に出てくる言葉を全部調べながら作業を行っていました。
基本的には自力で解決する方が好きだったので、それが結果的に学ぶ力を鍛えるきっかけになりました。
qbc:
独学で勉強されたとのことですが、特に助けになった方法や参考にしたものは?
鷲尾和子:
最初は「HTML & CSS」や「JavaScript入門」などの初心者向けの技術書を読みました。
でもそれだけでは頭に入ってこないので、実務をこなす過程で技術者がブログに書いてくれているものやGitHubの公開プロジェクトを参考にしました。
実際に自分の表現したいものを調べながらコードを書くのが、一番早くて実用的な勉強方法になりました。
qbc:
コーディング以外で楽しいと感じる瞬間は?
鷲尾和子:
マネジメントをするようになって、人の行動や特性を分析するのが楽しいですね。小さい頃からそうですが、プライベートでも人を観察するのが好きなんです。
みんなが楽しめる場を作るのも好きで、旅行やイベントの企画なんかもよく立てますが、自分自身は参加しないことも多いです(笑)。みんなが楽しんでいるところを、外野から眺めるのが好きなんですよね。
qbc:
段々と、過去から今の話につながってきましたが、最近楽しかったお仕事での技術的な挑戦、具体的に教えていただけますか?
鷲尾和子:
最近だと、chatGPTを活用した自動化ですね。
例えばスプレッドシートでGoogle Apps Script(GAS)を使って、自動抽出を行う仕組みを作ったんですが、これは関数だけでは対応できない部分を補うものでした。実際に自動化が動いた瞬間は、とても達成感がありました。
qbc:
それはクライアントワークの一環だったんですか?
鷲尾和子:
はい、一応クライアントがいる案件でした。ただ、いなくてもこういった仕組み作りはついついやってしまって気づけば何時間も経っていることが多いです(笑)。
qbc:
そのプロセスはWeb制作の枠を超えていますね。どちらかというと業務コンサルティング寄りな印象ですが?
鷲尾和子:
そうですね。特に業務効率化の提案をする場面では、Web制作という枠にとどまらない課題解決が求められることが多いです。
例えば、別の案件ではSEO記事を自動生成するプロンプト作成にも携わりました。
これはもともと他のメンバーが担当していたのですが、リソース不足で私が引き継ぎました。解決に時間がかかるような難題だったので、1日中向き合った結果、形にできたときは本当に嬉しかったです。
qbc:
そのような技術的な挑戦を通じて、どんな方向性を目指しているんですか?
鷲尾和子:
一言で言えば「テクノロジーで課題を解決すること」ですね。DXパートナーのような立ち位置を目指し、企業が抱える課題を解消しながら、ものづくりの現場が本業に集中できる環境を作りたいです。
qbc:
そこでものづくりの文脈にもまた繋がると。
鷲尾和子:
そうですね。やはり元々、何かを作ることが大好きだったので。
私だけでなく、チームのメンバーにも、絵を描いたり漫画を作ったりといったクリエイターが多く、それぞれが「ものを作ること」に情熱を持っています。
そういったバックグラウンドから、自然と「ものづくりをしている人たちを支援したい」という気持ちが強くなりました。
qbc:
マネジメントにも触れていましたが、どんな人材育成や組織づくりをされていますか?
鷲尾和子:
自分が、とにかく「好きなこと」と「得意なこと」しかやりたくない人間なので、それを軸にしています。
メンバーの特性や好きなこと嫌いなこと、他の人よりも得意なこと苦手なことをしっかり把握して分析し、どのポジションでどんな業務だとストレスが少なく仕事をできるのかを考えています。
また、上下関係を可能な限り排除し、全員が教え合い質問し合える関係性作りに力を入れています。
その中で足りない人材を新たに確保しに動く、という感じです。
qbc:
働く人に優しいマネジメントですね。
鷲尾和子:
「甘い」と言われることもよくありましたが、わたしはそうは思っていません。
嫌なこと、やりたくないことは簡単に見つかると思いますが、本当に好きなことや人よりも得意なことというのは、いつも頑張っている人にしか分からないことだと思います。
頑張っているからこそ、「これは自分が一番できる」だったり「これだけはどうしてもできない」が分かるんです。
また、教え合うということは、好きな分野や得意な分野においては他の人よりも知識がないと成立しません。
だからこそ日々努力し研鑽している人しか、この組織づくりの一員として働けないのです。
qbc:
なるほど、決して優しいだけではないと。とはいえ、得意なことや好きなことであれば、頑張ることも苦じゃなくなりますよね。
鷲尾和子:
そうですね。
得意なことや好きなことであれば、楽しく仕事や勉強をして自信もついて、一石二鳥です。
自分の性格的なことも一因としてありつつ、効率重視でこの組織づくりが良いと判断しました。
qbc:
最後に、人生の転換点について教えてください。
鷲尾和子:
やはりWebの業界で就職したことですね。
それまでは勉強もスポーツも音楽も、何をやっても続かなかったけど、この仕事に就いてからは、「天職だ」と思うくらい楽しくて。
好きなことだとこんなに続けられるんだ、って自分でも驚きました。
飽き性だからこそ、新しい技術がどんどん出てくるWebの世界や、様々な分野でものづくりに携わっている人たちと関わることが楽しいのだと思います。
未来:『ものづくり』の先にある『まちづくり』
qbc:
未来についてお伺いします。5年10年、さらにその先を見据えたとき、どのようなビジョンを描いていますか?
鷲尾和子:
会社としては、ものづくりを起点にしたまちづくりに携わりたいと思っています。
伝統的な技術や文化、ものづくり産業が衰退しつつある現状を見ると、何かできることはないかと考えさせられるんです。
特に地方では、後継者不足や市場の縮小で大変な思いをされている方が多いので、そういった課題解決に少しでも貢献したいですね。
qbc:
具体的には、どのような形でまち作りを進めていきたいと考えていますか?
鷲尾和子:
最近は、その一歩として建築事務所や設計事務所の支援を始めています。
建築設計事務所や空間デザイン事務所は、ただ建物を作るだけでなく、地域のマーケティングやブランディング、さらにはまち作りの一端を担うような役割を求められることが増えています。
ただ、その分リソースが足りなかったり、デジタル面での知識が不足していたりと、現実的な壁も多いんです。そういったところで、私たちがWebやマーケティングのノウハウを提供しながら、支援を進めています。
qbc:
設計事務所との協業を増やすというお話がありましたが、今後の方向性としてどんな展望を持っていらっしゃいますか?
鷲尾和子:
建築設計や空間デザインは、その地域の魅力を伝える大切な役割を担っていると思っています。
だからこそ、設計事務所やデザイン会社と手を組んで、地域の伝統や文化を発信するお手伝いをしていきたいです。
それは単にデジタル化を支援するだけでなく、地元の良さを見直して新たな価値を創出する取り組みに繋げていきたいですね。
qbc:
ご自身の将来像についてはいかがですか?
鷲尾和子:
いずれは地方に住みたいと思っています。
東京ではなく自然に囲まれた場所で、自分の好きな家を建てて、好きな車に乗り、好きな人たちと関わりながら猫と一緒にシンプルに暮らす。そんな生活が理想です。
でも、その前にやらなきゃいけないことはたくさんあります。地方のものづくり産業や地域活性化に寄与する活動を、会社としてしっかりと形にしていきたいですね。
qbc:
その地方への関心はどこから生まれたのでしょう?
鷲尾和子:
一つは、祖父母が地方に住んでいて、その暮らしを見てきたことが大きいです。
母と一緒に月に一度祖父母の家を訪れる生活をしていましたが、近所の人と関わりが少なく、孤立している部分を感じていました。
昔はもっと近所付き合いがあったはずなのに、それが失われている現状を見て、「地域のコミュニティを広げる活動がしたい」と思うようになりました。
qbc:
そのような経験から、地方活性化の具体的なアイデアが生まれたんですね。
鷲尾和子:
はい、特に友人の話も影響しています。
友人が旦那さんの転勤で地方に引っ越した際、仕事を探すのも子どもを預ける場所を見つけるのも苦労していました。
そういった状況を改善できる環境を作りたいと思っています。
例えば、Webを活用してリモートで働ける仕組みや、子どもを預けやすい施設の提供など、実現できる可能性はたくさんあると思うんです。
qbc:
今の活動が、その未来の一部を作っているように感じます。
鷲尾和子:
そうですね。「好き」という気持ちを軸に、今できることを一つずつ形にしていきたいです。
ものづくりや地域の伝統を守りつつ、未来に繋がる活動を続けていければ、それが私たちの幸せにも繋がると信じています。
qbc:
ありがとうございます。最後の質問です。
『最後に残したい言葉』ということで、遺言でも、読者へのメッセージでも、独り言のようなものでも構いません。何かお聞かせいただけますか?
鷲尾和子:
私たちは、ものづくり企業さんを応援したいという気持ちを根底に活動しているのですが、具体的にはWebでの集客や戦略設計、クリエイティブとの連携、組織の効率化といった部分でのサポートが得意分野です。
制作だけでなく、効率化や仕組み化を含めてトータルで支援できるのが私たちの強みだと思っています。
企画から制作までを一貫して対応することで、いわゆるよく大きな企業でありがちな、「部署間の壁」や「距離感」を感じさせない支援が可能です。
「かゆいところに手が届く、隣の席の人の様な存在」でありたいと思っていますし、実際にそれを喜んでいただけたクライアントさんの声が私たちの励みになっています。
また、『光のマーケティング』という言葉を掲げていますが、これは「従来のマーケティング手法を否定する」というわけではなく、私たちが信じている「好き」や「価値」を伝えたいというポジティブな思いを表現したものです。
その思いが、企業さんのプロジェクトを明るい方向に進める力になればいいなと考えています。
ぜひ、ものづくりに力を注いでいる企業さんには、私たちのスキルや経験を活用していただければ嬉しいです。
そして、それが私たち自身の「好き」や「楽しさ」にも繋がっていく。そんな関係性をこれからも築いていきたいと思っています。
最後にもうひとつ。
たくさんの人が、自分の「好き」や「得意」を仕事にできる環境を作っていきたいです。
仕事とプライベートをしっかり分けて充実している人はいるものの、社会に馴染めず会社に馴染めず、仕事でストレスを感じている人も多いと思います。
どんな人にでも役割や出来ることがあり、それを常に思考することで活かし伸ばしていくことを、fūunでは大事にしていきたいです。
qbc:
ありがとうございました。
あとがき
人生いろいろだなあ。
【インタビュー・あとがき:qbc】
【編集:夕星】
#無名人インタビュー #インタビュー #社長 #経営者 #web #マーケティング #デザイン #地域 #地方 #地域活性 #地方創生
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