「僕にはお芝居とか喋りの仕事しかない」と高校生のころに思った声優(聲優)の人
みなさん声優さん好き? マンガとアニメ大国日本の至宝じゃない? そうじゃない?
アメリカにハリウッド俳優、インドにボリウッド俳優がいるなら日本には声優がいるじゃない、て思うよ。私好きだよ。
私が中学生の頃は林原めぐみさんに代表される第三次声優ブーム(こう言うんですよこう言うんです)で、林原めぐみさんといったらエヴァーの綾波レイとかハローキティのキティちゃんとかコナンの灰原哀で、今もずっと現役なのもすごい。
声優が作りだす世界観がなかったらVTuberもVTuber企業も上場しなかっただろうし。
🐶個人と組織、人間の自由について考えさせられる出来事だった。
🐱生前葬というもの、弔うということがどんなものか分かる放送だった。
てか私の弟は某TVシリーズのCG監督なんだよね(自慢)。
てか声優さんやVTuberさんや歌手の方たちのインタビューってめちゃ耳が幸福なんだよね(自慢)。
そう、声優さんの「わかりやすいすごさの一つ」はふだん自分たちが何気なく使っている声というものを、ぜんぜん別次元のものにしてしまうことだと思うんですよね。
「おはよう」という一言も、訓練を積んだ声優さんの喉から発せられるだけで立ち止まってしまうような印象を持ち始める。
ちょっと発声の講座にでも行こうかしら。人生の変わる魔法の発声術。
てか弟ともう何年はなしていないのか。。家族ともっと向き合うべきでは?
ということで今日の無名人インタビューもぜひにお楽しみくださいませ!!(主催:qbc)
今回ご参加いただいたのは 有野優樹 さんです!
現在:自分の声に力を持たせたい「聲優」
toki:今、何をしていらっしゃる方ですか。
有野:今は主に声のお仕事をしておりまして、特にナレーションを中心に活動をしております。
例えばYouTubeに載せていただくWeb動画の商品だったり、サービスだったりの紹介のナレーションであったり、あと、皆様がよく飛ばされるYouTubeの動画広告のナレーションであったり、そういったものをやってます。たまにラジオのパーソナリティをやらせていただいたり、ボイスドラマやゲームアプリの声を担当したり。
あとは最近はですね、まだこちらはそんなにばっと精力的に活動できているわけではないんですけど。
僕、怖い話、怪談話が好きでして。自分自身の体験談を語らせていただいたり。
あと友達とか、喫茶店の店員さんとか、お会いした方々の体験談を聞かせていただいて、僕が怖い話を語る場で、お借りしたお話を披露させていただいたりっていうのもあったり。
toki:知識不足で申し訳ないのですが、声優さんって、お仕事はどのようにとっていくものなのでしょうか。
有野:僕の場合は、今フリーランスで活動しているんですけども。
動画の制作会社さんから直接、例えば「クライアント様の〇〇会社様から、こういったサービスの紹介の動画を作ってほしいっていう依頼が来ました。この動画にナレーションをつけたいんですけども、有野さんのボイスサンプルを提出したところ、ぜひお願いしたいということなので、ナレーションを担当していただけますか」みたいな形で、その動画の制作会社様から直接ご依頼をいただくっていう形ですね。
toki:ご自身の声を使って幅広くお仕事をされているなっていう印象だったんですけれども。
こういう仕事は楽しいとか、そういったものってございますか?
有野:そうですね、やっぱりキャラクターを演じるの。特に自分と乖離しているキャラクターですかね。例えばちょっと性格の悪い役だったり悪役とか、そういった役柄を演じられるときは、やっぱり楽しいですね。
普段自分が物をはっきり言えるタイプの人間ではないので、その役で「お前こうだろう」みたいなセリフを言えるとちょっとスッキリした気持ちになって楽しいなっていう気持ちがあるので、自分と乖離した役を演じるときですかね。
toki:すっきりした気持ちになるんですか。
有野:そうですね、やっぱり普段自分が使わない言葉を使うんで、なんかこんなこと言えてる! みたいな感覚になるんですよね。
toki:今、特に力を入れていることって、お仕事でもプライベートでもいいのですが、何かございますか。
有野:結構、読書が好きなんですけど。
読書の時間は必ず取るようにしていますね。やっぱりそれが、例えばナレーションであったりお芝居であったりのときの読解力に繋がったり、友達と喋ってるときだったりラジオに出演させていただいたときのフリートークにも使えたりするので。
あと、生意気ながらたまにナレーションとかのレッスンをさせていただくことがあるんですけども、そのときにわかりやすくお伝えするために、やっぱり論理的に話を展開できた方が相手の方にもわかりやすくお伝えすることができるので、読書の時間っていうのは、1日の中で最低でも2時間ぐらいは取るようにしてますね。
toki:読書っていうのはどういう位置づけなのでしょう。趣味の範疇に止まらず、お仕事の方にも繋がってきているという感じですか。
有野:両方の意味がありますね、お仕事と趣味と。
特に仕事の部分では、例えば声優さんが書かれた本を勉強という意味でも読みますし、単純にこの本面白そうっていう、その好奇心で読む場合もあるので、どっちもありますね。
それと、話のネタですかね。例えば心理学だったり、ビジネスだったり、本当に全く関係ない本、例えば何ですかね、最近読んだ本とかだと、般若心経、お経の本だったり。
そういう全く別ジャンルの本を読むと、いやいやそれ今読んで何の役に立つんだよっていうふうに言われることもあるんですけど、意外と「そういえば」っていうふうに出せる機会があったりするんですよね。
なので特に僕の場合だったら、怖い話とかが好きだったりするのでお経とかの知識が入ってくると、この怪談とお経がちょっと結びつくから、何か別の機会のときにこれ話せるなとか、怪談関係の現場のときにはこれが話せるなとか、そういうふうにちょっと紐づいたりしますし。
フリーで声のお仕事をやられてる方って他にもたくさんいらっしゃるんで、自分自身をどういうふうにアピールをしていったらいいのか営業してったらいいのかっていうときに、ビジネス書で読んだ知識で、こういう営業していったらいいですよとか、繋がったりするので、勉強と好奇心両方の意味がありますね。
toki:怖い話が好きというお話が何回か出てきてるんですけど、怖い話のどういったところに魅力を感じるのでしょうか?
有野:僕自身が霊感とか全然ないので、一種非現実的な話といいますか、何か同じ世の中に生活していてそういう体験をしたことがある人がいるんだっていうところの面白さですかね。
自分では体験ができないことなので、その自分の体験にない話とか、さっきの読書の話にも繋がってくるんですけど、自分の体験してない仕事を経験をされてる方のお話を聞くのってすごく楽しいので。面白くて興味を注がれるので。
その怪談で何かこういう体験をしましたとか、金縛りにあったんですとか心霊スポットに行ったとか、僕も怪談話は好きですけどさすがに心霊スポットまでには行こうとは思わないので、行った方の話とか聞くと、そんな体験したんだ、めちゃくちゃ怖いなっていうのがすごい面白いですね。自分の体験にない話を聞けるってところに魅力を感じますね。
toki:なるほど。先ほどお話しされていた、「自分と全く違うキャラクターを演じるのが楽しい」とか、そういうところに何となく繋がりがある感じがしますね。
有野:自分で体験できることって限界があるじゃないですか。そうなるとやっぱり、誰かの体験を聞かせてもらって疑似体験するっていう。お芝居も、自分じゃないものになって、生々しい話、お金をいただくっていう。それがすごく非現実的な体験なので、面白いなと思いますね。
toki:ちょっと話は変わりますが、ご自身では自分のこと、どういう人だと思いますか?
有野:小学生のときとかに結構、親に何でも、これなに? あれなに? とかって聞いたりとかしませんでした?
そんな感じで、すごい好奇心があるような人間だと思いますね。何でも知りたくなるみたいな。それが仕事であっても趣味であっても。
別に些細なことでもいいんですよ、「私リンゴが好きなんですよ」って言われたら、「リンゴの何が好きなんですか」みたいな。「こうこうでこうだから美味しいんですよ」、「ああなるほど」みたいな。なんか何にでも興味を持つっていう、その好奇心旺盛っていうところが一番ですかね。
あとはジキルとハイドみたいな感じで、出たがりなのに消極的みたいな。目立ちたいからこういう仕事を選んでいるのに、でもいざ、はいどうぞ出てくださいって言われると、「いや、ちょっとあの…」っていうふうに、なんか後ろに下がろうとしてしまうみたいな。出たいのか、引っ込みたいのかどっちなんだっていう。この矛盾を抱えているっていうのがありますね。そんな感じだと思います自分の場合。
toki:なるほど、不思議ですね。出たがりだけど、消極的。そういうふうになったきっかけや理由みたいなものって何かあるのでしょうか。
有野:僕、学生時代にそんな目立つタイプの人じゃなかったんですよ。ムードメーカーとか盛り上げ役とか。なんか抜群に成績がよくてとか抜群に運動ができてとか。目立つ人間じゃなかったんですけど、どこかで多分注目されたいっていうのがあったんですよね。
でも特に秀でた才能があるわけではなく、でも出たくてどうしようと思ったときに、テレビで聞いた話とかラジオで聞いた話とか、自分が例えば家族旅行に行ったときとかの体験談を学校で面白おかしく喋ったんですよ。なんかこうこうこうで、こういうのがあって、超面白かったんだよねって話したら、お前喋り面白いなみたいな、なんか突っ込みとか超おもろいじゃんって言われるようになって。
もしかして僕、成績も良くないし運動神経も良くないけど、喋りでおもろいのかもしれないと思って。そっからなんかもうめちゃくちゃ芸人さんのラジオ聞いたりとかして、学校で喋るようになったら、なんか喋りが面白いやつみたいな感じに言ってもらえるようになったので。
友達に喋りがウケたっていうところがきっかけかもしれないですね。出たくないけど、自分が出れる場所を見つけたっていう。喋りを面白がってもらえた、これが多分声の仕事に興味を持つ根本的な何かきっかけになったのかもしれないですけど。
過去:勉強もできないし運動もできない。じゃあ何ができるんだっていう中で、喋りだったらいけるのかもしれないっていう。
toki:過去のことについてお伺いしていこうと思います。小さい頃は、どんなお子さんでしたか?
有野:もう本当に、何もできなくて。中学生の頃なんかは、いじめられっ子だったんですよ僕。
中学1年の後半ぐらいから3年の前半ぐらいまで、本当に、あの、ベタに靴がないとか。
上履きがないとかそれぐらいだったらね、学校内で裸足で歩き回ればいいんですけど、家から履いてきた外の靴が帰るときに無くなってるとか、そうなるとちょっと困っちゃうんですけど。あと、本当にトイレで水かけられたりとか、そんな学生だったんですよ。
toki:はい。
有野:最初の頃とかは、特に反論する人間じゃなかったので、もうやられっぱなしだったんですけど、あるときにちょっとやり返したんですよ。で、やり返したときに、向こうが「おっ」ていう感じのリアクションをしたんですよね。今まで多分、散々僕がただやられるだけで、特に反論とか反抗しない人間だったので、向こうも「何もしてこないからいいや」っていう感じだったと思うんですけど。
そのやり返したときに、「おっ」ていうリアクションがあったときに、「これもしかして相手そこまで強くないのかも」って思ったんですよ。なんか、おとなしくどうせ反論したって、相手そこそこ人数がいるので駄目だと思ってたんですけど、「あれ、この程度でちょっとびっくりするっていうことは、相手そんな強くないかも」って思って、僕は特に力とかもなかったので、言葉で言い返すようになったんですよね。
toki:おお。
有野:そしたら向こうは、ただなんかぶったりとか力があっても、言い返せる言葉を持ってなかったので、その「言い返せた」っていう成功体験も含めて、もっといろんな言葉を知ればこの人たちを触らずにやり返すことができると思って。最初は消極的だったんですけど、中学の2年とかぐらい、ある程度物心がしっかりついてきたときぐらいから積極的になったっていう感じでしたね。
なので、特に小学生の頃なんかはもう全然授業で指されたとしても、わかっててもわかりませんって言ったりとか。もうとにかくそのみんなの前で喋りたくなかったみたいな。本当に消極的な小学生でしたね。
toki:どうしてあまりみんなの前で注目を浴びたくないような、消極的な性格だったんですかね。
有野:やっぱり、笑われるっていうのがすごく嫌だったんですよね。笑われるっていうのが、本当に馬鹿にされてる笑いだったので。その笑いをとにかく浴びたくなくて、何かみんなの前に出たくなかったんですよね。それが一番ですかね。
でも中学生になって、喋りで笑ってもらえるようになってから、笑われてるじゃなくて笑ってもらえてるっていうふうになってから、ちょっと嫌じゃなくなりましたけど。小学生のときのとにかく出たくなかったっていうのは、笑われるのが僕、本当に嫌だったっていうのがありますね。
toki:それで、いじめは終わったのでしょうか。
有野:そうですね。多分、あれって中3の頭ぐらいで終わったんですけど、多分そんときにもうみんな進路とかの方に意識が行き始めてたので、それどころじゃなくなって自然に終わった感じでしたね。
多分それまでね、みんなただ学校生活を送るだけだったので暇があったんですけど、暇じゃなくなったのか、多分なくなったのかなっていう感じでしたね。
toki:なるほど。そのいじめがなくなって以降の中学生活はいかがでしたか。
有野:そんときから僕、アニメとかが好きで、そのアニメ好き友達が、オタク仲間がいたので。それからは学校に行ったら、その子たちと「あのアニメ見た?」「あのキャラ超かわいかったよね」みたいな話ばっかりしてたんで、すごい楽しかったですね。
toki:お友達に喋りが面白いねっていうふうに言われ始めたのも中学生の頃ですか?
有野:そうですね。いじめっ子たちに言い返せたっていうのと、自分の喋りとかツッコミがウケたっていうのが、中学生ぐらいだったので。
そっから何か、自分は喋りだったらいけるのかもしれないっていう、勉強もできない運動もできない、じゃあ何ができるんだっていう中の、わずかな、何か仕事になりそうな種というか。みんながその時、進路どうするとか将来の夢なに? みたいな話があったときだったので。
自分、そのとき特に夢なかったんですよ。これになりたいとか、あれやりたいってのがなかったので。その時にもしかしたらアニメも好きだし、声優とか喋りの方ならいけるかもって思ったので、そのときぐらいですかね。
toki:中学卒業後、高校生活はいかがでしたか。
有野:高校生活、僕男子校だったんですけど、前半はむちゃくちゃ楽しかったんですよ。まあ1年は普通に高校生活を送ってて、友達と放課後ゲームセンターに行って遊んだりとかしてたんですけど。1年の後半、1年から2年に上がる春休みの時に、声優の養成所に通い始めたんですよね。でまあ、男子校ですから、男子としか関わらないわけですよ。で、その養成所に通い始めて、自分と同年代ぐらいから20代後半ぐらいまでの女性と話すことになるんですよね。そのときに、もう男子高校生ですから、もう高校生活よりも養成所の方が楽しくて楽しくて。
で、3年生くらいまで養成所に1年間通ったんです。3年から演劇の専門学校に通うことになるんですけど。3年生の1年間はいろいろ進路の準備とかをしないといけない、オープンキャンパスに行ったりとかそういうのをしてしてる時期だったので、養成所はどうせ演劇の専門学校に行くから、一旦やめてっていう感じでしたね。
toki:なるほど。
有野:なので3年生の1年間は、高校に本当に行ってたぐらいですね。ただ行ってた。勉強とかもろくにしてなかったんで、最低限だけ出席日数取れればいいやぐらいの感覚だったので、そっから3年の1年間は、友達からの遊びも全部断ってみたいな。
いやもう「専門学校の見学行ったり、大学の見学行ったりしないといけないからじゃあ」みたいな。そのときから、ちょっとあいつ最近遊びに誘っても付き合い悪いよなみたいになったんですけど。「いやいや、もうその付き合いとか悪いとかじゃないから本当に」ってなって。1年間は真面目に進路活動をしていたので、高校生の頃が一番充実していた学生生活だったような気がしますね。
toki:声優の養成所に通おうと思った理由は何だったんですか?
有野:声優になりたいっていう気持ちはあったんですけど、そのなるためには何をしたらいいのかが全くわからなくて、ただその養成所の名目に「声優になるための養成所です」って書いてあったので、ここに行けばいけるかもしれないっていう、単純な理由ですね。
toki:養成所に行くことに対して、ご家族や周りの方の反応はいかがでしたか?
有野:やっぱ友達には最初の頃はちょっと馬鹿にされましたね。「声優マジかお前」「何、声優なんの?」みたいな感じで言われてて。
でも、親は割と僕が養成所に行きたいからちょっとお金を工面して欲しいって言ったときには、「いいよ全然」っていう感じで、割とすんなり認めてもらえた感じがありましたね。
でも、母親は全然「やりたいことやりなよ、いいじゃんいいじゃん」っていう感じだったんですけど、父親は駄目とは言ってないんですけど、声優になりたいからお芝居が学べるとこに行きたいんだっていう話をしたら、「別に金は出してやるけど、将来、食えなくなったって言って、実家に帰ってきても食わしてやらないけど、いいな」みたいな感じで。
そのときに改めて、いよいよ本気でちゃんとやらなくちゃいけないんだなって思って。うんわかった、その代わり養成所代だけはごめん出して欲しいって、ならわかったいいよっていう感じでしたね。
toki:お父さんの方が少し厳しい反応ではあったけれども、でもそれによってご自身の決意も固まったっていうような感じだったのでしょうか?
有野:そうですね。特に、父親が高校の先生なので。進路のときには、「お前やりたいことどうすんだ」って言われたときに、「芝居やりたい」って話をしたら、「そうか、そこまでちゃんと考えてならいいけど」っていう、渋々な感じはありましたけどね。
失敗して欲しくなかったんじゃないですかね、多分。
父親には、厳しいことを言ってもらえた分、自分でもちゃんと腹をくくることができたので良かったなと思いましたね。
toki:高校生の頃には、自分はもうこの道で行くんだと、決意はかなり固まっていたのでしょうか。
有野:そうですね。もちろん芝居とかナレーションがやりたいっていう気持ちもあったんですけど。とにかく会社員になりたくなかったんですよ。
toki:それはなぜですか?
有野:朝決まった時間に起きて、決まった場所に行って、決まった人とか関わって、決まった時間に帰ってきて、を週5で繰り返すなんて、もうとてもじゃないですけど、高校生の時にアルバイトをコンビニでやってたんですけど、そのコンビニのアルバイトって当たり前ですけど同じ時間に出勤して、同じ人と関わって、同じ時間に帰るわけじゃないですか。そのアルバイトでさえ、これを会社員になって、一応転職とかはしないという体にして半永久的にここで自分が定年まで働くっていうことを考えたら、「だめだ、ノイローゼになっちゃう」と思ったので、会社員だけは絶対なれないって思ったんですよ。なので、必然的に会社員以外の仕事がしたいっていうのもありましたね。
あとやっぱり喋るのが好きだったので、喋る仕事がしたいなっていうのもあって、もう意志は、「僕にはお芝居とか喋りの仕事しかない」っていう感じでしたね。
toki:最初は声優の養成所に通われていて、その後は演劇の方に進まれたというっていうことでしたが、声優からその演劇っていう方向に行ったのには、何か理由はあったんでしょうか?
有野:行った専門学校は、僕は声優になりたくて行ったんですけど、いろんな演技を学ぶ授業があったんですよ。アニメーションのいわゆるアフレコのレッスン以外にも舞台のレッスンだったり、舞台演劇のレッスンだったり、あとカメラを回した映像の演技レッスンだったり。総合的にお芝居って言ってもそういうふうに細かく分けるといっぱいあるので、そういうのを全体的にやったので。なんか授業だったのでね、やったというより、やらされたみたいな状態ですけど。なのでそれで段々演劇っていう方向にいったっていう感じですかね。
toki:なるほど。高校卒業されてからは、どのような大学に行かれたんですか。
有野:演劇専門学校に行きました。それで、本格的にガッツリとお芝居、例えば映画のエキストラに参加したりとか、ラジオ番組のアシスタントMCをやらせていただいたりとか、ゲームアプリにひと言ふた言のちょい役で出させてもらったりとかしましたね。
toki:専門学校の期間は、いかがでしたか?
有野:もうこのときがやっぱり一番楽しかったですね。自分のやりたいことができてて、小中高みたいに座学じゃないので、実際マイクの前に立って芝居をやるとか、体を使って演技をやるとか、長い間座ってるっていうことがなかったので、もう本当に自分のやりたいようにとかやりたいことを学べてるっていう実感があって。
このとき専門学生なので2年間だったんですけど、この2年間が一番楽しかったですね。例えば、在学中にTokyo FMさんっていうラジオ局があるじゃないですか。Tokyo FMさんにアシスタントMCとして出演させていただいたりとか。実際ちゃんとしたプロの現場に行くこともできたので、より楽しかったですね。
toki:演劇の専門学校卒業後、社会に出てからのことについて、教えていただいてもよろしいですか?
有野:専門学校卒業してからは、まずすぐの進路として、声優の事務所に入ったんですよね。で、声優事務所に入って1年間所属していたんですけど、ちょっと合わなくて辞めてしまって、フリーランスになったんですよ。
で、なったんですけど、仕事や人脈があったわけでもないですし、何もない状態で辞めてしまったので、本当に何もなかったんですよ。で、これはまずい、どうしようって思って。専門学生時代にお世話になった2人の先生の方がいるんですけど、1人が舞台の演出家の方、もう1人はナレーターの先生なんですけど、このお二人には僕すごくお世話になりまして。卒業した後全く仕事がないのに事務所を辞めてしまったので、そのお二方の先生それぞれに、僕どうしたらいいんでしょうっていう相談をして。舞台の演出家の方には、ちょっと現場に来て何かお手伝いとかやってみるって言われて、もうぜひもう何でもやらしてくださいっていうふうに言って、舞台の演出助手をやらせてもらってたんですよ。
toki:はい。
有野:その傍ら、ナレーターさんの先生には、まだコロナの前だったので、飲みとかご飯に連れてっていただいて。飲みとかご飯といっても、ほぼ進路相談みたいな感じだったんですけど。フリーでどういうふうにやったらお仕事できるんですかねっていうふうに言って、そのときに初めて、営業という手段を教えていただいて、自分で会社に直接売り込みに行くんだよって。声優事務所とかじゃなくて、動画の制作会社さんとかアニメーションの制作会社さんに直接飛び込みで、何かやらせてくださいっていうふうに営業するんだよって言われて。でも、最初の頃はきっと門前払いというか、全然仕事がきっと決まらないと思うんだけど、折れずに頑張って営業し続けてねっていう話を言っていただいて、わかりましたって言って。
toki:はい。
有野:そのときから、演出助手と営業っていうのを開始したんですよ。それでも、またそっから1年ぐらい経っても全然仕事が決まらなくて。「僕もうダメかもしれない」ってその時思ったんですよ。もうこのまんまだと、本当に仕事もないし、営業しても、もう実績もないですから。営業しても、実績のない若造が急に来てもね、何をしたらいいんだろうみたいになっちゃうので向こうも。
もう全く仕事が決まらずに、1年ぐらい経って、これだけやって駄目だったら、もう嫌だった会社員におとなしくなるしかないのかななんていうふうに思っていたんですけど。ある時に営業した動画の制作会社様から「もしよかったら5秒ぐらいの短いセリフなんですけど、ちょっとやってもらえませんか」っていう連絡が1本来たんですよ。で、これはもう「やりますやります何でもやります」っていうふうに返して、それがスタートになったといいますか。
toki:おお。
有野:今でもその制作会社さんにはお世話になっているんですけど、そこの制作会社様にいろいろスタジオでの収録のお仕事であったり。このご時世、自宅収録というものもありまして、自宅で収録して収録した音声を、その先方に納品をしてOKだったらお仕事完了っていう形の、そういう自宅収録もあるんですけど、この自宅収録とスタジオ収録の経験は、本当にそこの最初に案件をくださった制作会社様にすごくお世話になっている形ですね。そこから徐々に半年に1本だったのが2,3ヶ月に1本になって、1ヶ月に1本ぐらいのペースになってっていう形ですかね。
toki:そこから少しずつ軌道に乗り始めたという感じですか。
有野:そうですね。そっから本当にもう徐々に徐々に。一応、一昨年よりも去年の方が、去年よりも今年の方が、この感じのままでいくと1年でもらってる額は更新していけてるんじゃないかなっていう感じですかね。
未来:有野優樹ってなんかいろんなことやってるけど結局何やってる人なのって言われるぐらい、いろんなことをやりたい
toki:最後に未来のことについてお伺いしていきます。◯年後、こういうふうになっていたいとかっていう、理想の姿は何かありますか。
有野:僕、アニメのクレヨンしんちゃんが大好きで、TVアニメも映画も見てるんですけど、クレヨンしんちゃんに出演したいっていうのが、声優としての夢なんですよね。
っていうのと、あと先ほど話したように怪談も大好きなので、特に夏のこの時期になるとテレビで怪談番組ってあるじゃないですか。その怪談番組のナレーションをやりたいっていうのも一つ夢なんですよ。これがそのお仕事としての夢。クレヨンしんちゃんに出演するというのと、怪談番組のナレーションをやるっていうのがお仕事の夢で。
自分としての夢といいますか、僕、週1回、YouTubeに週1本、毎週金曜日に朗読を投稿しているんですよね。あの青空文庫のその著作権フリーの作品を朗読したり、自分で書いた詩を読み上げて投稿したりしてるんですけど、これをまず今年中にチャンネル登録者数を1000にいくっていうのが目標で。少ない目標ですけど、1000人登録者行きたいってのが目標で。
toki:なるほど。
有野:それから、将来的にこういう人物になっていたいっていうのがあるんですけど、みうらじゅんさんってご存知ですか。あのすごい髪が長くて、髭を蓄えてるサングラスのおじさんがいるんですけど。このみうらじゅんさんのような人になりたいっていうのが僕の夢でして。
そのビジュアルに、長髪でサングラスで髭っていうふうになりたいわけではなくて、みうらじゅんさんって本当にいろんなことやられてる方なんですよね。
作詞をやったり、本を出したり、イラストレーターとして活動されてたり。あと、「ゆるキャラ」ってあるじゃないですか。この「ゆるキャラ」を広めた第一人者でもあるんですよ。あと「マイブーム」っていう言葉あるじゃないですか。この「マイブーム」っていう言葉を作った人でもあるんですよ、みうらじゅんさんって。
toki:そうなんですね。
有野:で、マイブームって言葉がたしか199何年に流行語にもノミネートされてるぐらいなんですけど、オリジナルの言葉、自分の造語みたいのを作ってそれが一般化してる、ていうすごい人で。
みうらじゅんさんはこういうインタビューのときとかに、職業って何ですかって聞かれると、一応イラストレーターとはお答えしてるんですけど、最近イラスト描いてないとも言ってて。自分でも職業なんだかわかんないんですよねみたいなこと言ってたんですけど、何をやってる人なのかわからないけど、みうらじゅんっていう人は知っているみたいな、なんかそういう人になりたいなっていうのが夢なんですよ、僕。
有野優樹っていう人物はいるけど、あの人なんかいろんなことやってるけど結局何やってる人なのって言われるぐらい何かいろんなことをやりたい。
声のお仕事を一応メインでは学んできましたけど、将来的に怪談をもっと喋っていきたいですし、本を出したいって夢があったり。あと、広辞苑に載るぐらいの自分のオリジナルの言葉を作りたいっていうのもあったりしますし。いろんなことをやりたいので、何かそういう結局何やってんのあの人って呼ばれる、名前は知ってるけどみたいな人になりたいっていうのが、その将来的な夢ですね。
toki:今現在の自分の状態に対しての満足度って、100%で表すと何%ぐらいになりますか?
有野:いやあ、満足度で言ったらもう5%ぐらいですね。
と言っても別に、決して今の仕事に不満があるわけじゃないんですよ。そういうことではなくてもっとやりたいことがたくさんあるので、っていうことですね。
その今のナレーションのお仕事が嫌だとかお芝居がというわけではなくて、それはそれでもちろんすごく楽しいんですけど。そういう表現活動以外にもやりたいことがたくさんありますし、お芝居とかナレーション以外の表現活動もたくさん、曲を作りたいとかもいろんなことがあるので、まだできてないことがたくさんあるっていう意味で5%ですね。
toki:まだまだ伸びしろというか、可能性にあふれているという意味での5%ということですね。
有野:すごく良いようにとっていただいて、ありがたいです。
toki:noteのプロフィールに「聲優」という言葉を使われていますが、ここにはどういった意味があるのでしょうか?
有野:なんでその字にしているかというと、「聲」には響きっていう意味もありまして、自分の響きで表現したいという意味を込めて「聲」の字を使ってるんですよね。僕、自分の言葉に力がないなっていうところにコンプレックスを感じていて。
例えば「ありがとう」の言葉一つにしても、例えば「ありがとう」「おはよう」とかって、誰でもおそらく言ったことのある言葉じゃないですか。
でも、僕が言うのと先輩が言うのだと、なんでこんなにも「ありがとう」の一言で差が生まれるんだろう、なんで先輩の「ありがとう」ってこんなに重みがあるんだろうっていうのをずっと考えていたんですよね。それを先輩だから、僕は若造だからっていうちょっと解像度の低い理由で片付けたくないなっていうのを思っていて。
そのための一歩じゃないですけど、その差をつけるためにといいますか、自分の声に力を持たせるために、声優の「声」を「聲」の字を使っています。
toki:「自分の響きで表現したい」というのを、もう少し噛み砕いて言うと、どういったイメージですか?
有野:自分の言葉で表現するっていうことですかね。
例えばさっき僕、読書が好きって言いましたけど、誰かの書いた文章や、「有名な〇〇さんがこういうふうに言っていたんですけど」とか、「有名な哲学者がこういう名言を残してまして」っていうふうに、その人の言葉を借りるんじゃなくて、そういうのも触れてもいいんですけど、そういうのに触れて、自分なりにあなたが言ったらどういう言葉になるのっていう意味ですかね。
そういう意味で、ちゃんとあなたがどう思ってるかっていう言葉で出して表現していきたいっていう、そういう意味の響きですかね。
toki:なるほど。自分自身の言葉で表現していく。
有野:それが別にかっこいいとか、丁寧な言葉とかじゃなくても全然いいと思ってて。いわゆるダサい言葉とか、何それって馬鹿にされるような言葉だったとしても、それが僕自身の言葉だったら、全然いいなっていうふうに思っていて。なので、いろんな方の考えに触れて、自分の言葉でちゃんとしっかり出すっていう意味で自分の響き、それで表現できたらいいなっていう。
朗読を投稿してるっていう話をしたんですけど、朗読している詩は自分で書いていて、自分で書いてる詩っていうのもやっぱり意味があるんですよね。自分で考えた言葉だったり、辞書には載ってないような言葉。一見すると、何この言葉っていうふうに、きっと理解はされないんでしょうけど、まずはそういうところからかなっていう。
toki:はい。
有野:やっぱ新しいことって最初は理解されないものだと思ってるので。本当に理解されないまま、埋もれてしまう可能性もありますけど。でも、それをいっぱい数打ちゃ当たるでやっていくうちに一つ、先ほどのみうらじゅんさんの「マイブーム」のように一般化する、あの言葉って考えたの有野なんだって言われるような言葉が産めるようになったらいいなっていう練習も兼ねてるんですよね。
なので、自分の響きっていうのは自分の言葉、自分で考えた言葉ですかね。
toki:「自分の言葉に力がない」とお話しされていましたが、反対に「言葉に力がある」というのはどのような状態なのでしょうか?
有野:これがですね、今まだ自分でも探し中っていうところなんですよ。どういう言葉が、どういう声が、力を持っている声なのか、どういう声が説得力のある声なのかっていうのがまだ自分の中で答えが見つかっていなくて。
なので、多分きっと迷ってる。定義をしっかりしていないから迷ってるっていうのもあると思うんですけど。
でも、先ほどとちょっと重複してしまいますけど、ベテランの役者さんだから説得力がある、若手だから説得力がないっていうふうにするんじゃなくて、若手の方でも、なんかこの人貫禄あるなって人もいれば、ある程度年を重ねているのになんか新人のように若々しいなっていう方もいますから、何かその差はまだわかってないっていう感じですかね。
今、どうしたら自分の言葉に力が出るのかっていうのは模索中です。
toki:有野さんにとっての、声優のやりがいや面白さはなんですか?
有野:自分の知らない言葉に出会えるっていうところですかね。セリフとかナレーションの原稿っていうのは、人が考えた言葉なので、自分が普段の会話じゃ使わない言葉、使わないってのはその言葉を知らないから使えないのであって、知らない言葉に出会えるそのときに初めて、この言葉なんて読むんだろう、意味って何だろう、と思って調べると、こういう言葉があるんだっていう発見になるので。
自分の知らない言葉に出会えるっていうのが結構魅力ですかね。
toki:知らない言葉に出会えるというと、読んだり書いたり、言葉を使う他のお仕事でも、そういう場面があると思うのですが、その中で「声優」という仕事でしか味わえない面白さって、何がありますか?
有野:声っていうのは、要は空気の振動じゃないですか。声のお仕事って、その空気の振動に値段をつけて売るっていうのって、結構変わった仕事だと思うんですよね。
例えば、職人さんだったらこの漆塗りの茶碗は1個1万円ですとか、なんとか焼きのお皿は1枚20万円ですみたいな、ちゃんと形があるじゃないですか。でも、声の仕事ってのは形がない。空気の振動を録って売るっていうのって、これってなんかすごいなあと思うんですよ。
なのでそれは声の仕事にしかない魅力なのかなと思いますね。やっぱりこの人が喋ったから、いくら払いますっていうところに価値があるので。それはなんかすごいなと思いますね。
toki:なるほど。
有野:音ですけど、例えば風の音を録音して売るみたいなものですから、感覚的に言えば。そういうのと変わらないもの。ただ声っていうのは、音程がありますから、ただの音ではないっていうので、そこの差はあると思いますけど。
声っていうのが、やっぱ一つの音階の付いてるただの音ではあると思うので。まあそれは歌手の人も僕は同じだと思うんですけど、そこは何か自分でやってて、不思議だなと思いますね。
ねえ、だって、今までやっぱり人と喋ってて録音して、それがお金になる、喋ったことがお金になるなんて経験ないじゃないですか。
toki:はい。
有野:例えばアルバイトだったら、時給1,000円で5時間拘束されたら出来が良くても悪くても5,000円はもらえるんじゃないですか、その後クビになるならないとかの話はいったん別にしても。
なので、そのときに元気にいらっしゃいませと言おうが、ちっちゃくいらっしゃいませと言おうが時給は1,000円なわけで、これはなんかすごいですよねって思います。
toki:もしもフリーになってから、1年間仕事を探して営業をしていた時に、動画制作の会社から初めての仕事を依頼されていなかったら、今の人生ってどのようなものになっていたと思われますか。
有野:うわー。夕勤からのアルバイトをずっと続けてたんじゃないですかね。17時18時から22時ぐらいまでのアルバイトをダラダラ続けてたんじゃないですかね。週5とかで入って。そうですね、やっぱり午前中から働きに行くってのは考えられないので。
それでなんかダラダラやりながら、どっかでお芝居とか声の仕事引っかからないかなって思いながらダラダラダラダラやってるっていう。ろくに就職経験とかアルバイト経験とかもないので、何か他の仕事をやってるっていうのが想像つかないんですよね。
でも、このnoteで僕、1記事大体5、600円ぐらいで有料記事を出しているんですね。これが結構売り上げが1万円以上いって、そこそこご購入いただいて、いろんな方にシェアしていただいたりご感想をいただいたりしているので、もしかしたら書く仕事、書く表現の方にも行ってたかもしれないですね。
toki:おお、なるほど。
有野:ブログとかnoteを書いている理由も一つあって、もしも自分が喋りれなくなってしまったとき、それが何かしらの障害を抱えてしまったりとか、あの単純なことでいえば風邪をひいてしまって声が出ないとか、あのそういうときに自分の表現活動を止めないために書くっていうのをしてるんですよね。やっぱ喋れなくなってしまったらそこで止まっちゃうんで。なので、週5で夕勤をダラダラやりながら書くことをするみたいな感じですかね。
toki:なるほど、ありがとうございます。何か最後に言い残したことだったりとか、何か話し足りなかったことなどあればお伺いしておりますが、何かございますでしょうか?
有野:noteでメンバーシップっていうサービスが始まるんですよ(インタビュアー追記:7/13より開始されました)。申請を送ったら通ったので、メンバーシップサービスを開始しましたっていう告知がしたいです。
というわけで、有野さんのメンバーシップのご参加はこちらから!
あとがき
やりたいこと、好きなことで生きていけたらどんなに幸せだろうなと思います。
ただそう思うとき、自分は好きなことで生きている人の現在の姿にしか目を向けられていなかったのだなということに、最近気付かされました。
もうだめかもしれない。
そう感じながらも、諦めず営業を続けたからこそ、自分の武器であった「喋り」で生きていくことを実現させた有野さん。
好きなこと、得意なことで生きていて、毎日楽しそうなあの人もこの人も、それを実現させるまで歩いてきた長い道のりが必ずあって、その過程に目を向けることなく「好きなことで生きられるっていいな〜」なんて、呑気に言えないなあと思ったり。
同時に、決して平坦ではない道のりをくぐり抜けた先の景色を、自分も見てみたいなと少しわくわくしたり。
そんなことを考えさせられたインタビューでした。
そして、さすが”聲”優さん、読者の方々にこのインタビューを音声でお届けできないことが残念でなりません!
これは直接お話が聞けるインタビュアーの特権ですね〜
有野さん、ありがとうございました!
というわけで、次回の無名人インタビューもお楽しみに!
インタビュー担当:toki
編集協力:mii
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