見出し画像

決めるのは自分。人

むかしむかし、ある村に、迷之助(まよいのすけ)という若者がいました。迷之助は何かを決めなければならないとき、いつも周りの意見に頼ってばかりいました。
ある日、村の長老が迷之助に言いました。「お前の人生だ。決めるのは自分じゃ」
その言葉に、迷之助は深く考え込みました。
そんなとき、村に三つの道が開かれました。一つは豊かな都に通じる道、一つは険しい山々の向こうにある秘境への道、そしてもう一つは広大な海の向こうへと続く道でした。
村人たちは迷之助に、どの道を選ぶべきか助言しました。両親は安全な都への道を勧め、友人たちは冒険心をくすぐる秘境への道を推し、村の長老は未知の可能性を秘めた海の道を示唆しました。
迷之助は悩みました。しかし、ふと長老の言葉を思い出しました。「決めるのは自分」
深く自分の心に問いかけた迷之助は、ついに決断しました。彼は、誰も選ばなかった四つ目の選択肢を取ったのです。村に残り、新たな道を切り開くことを決意したのでした。
最初、村人たちは驚きました。しかし、迷之助の決意は固く、自分の選択に自信を持っていました。
迷之助は村に残り、今まで気づかれていなかった村の魅力を発見し、それを活かして村を発展させていきました。彼の決断と努力により、やがて村は多くの人が訪れる素晴らしい場所となりました。
後に、迷之助はこう語りました。「人生の岐路に立ったとき、決めるのは自分です。他人の意見は参考になりますが、最後は自分の心に従うことが大切なのです」
そして「己の道は己で決す」ということわざが、この村から広まっていったとさ。
めでたし、めでたし。
と思う2024年9月22日18時26分に書く無名人インタビュー902回目のまえがきでした!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(作家・無名人インタビュー主宰)】

今回ご参加いただいたのは 羊野つむぎ さんです!

年齢:30代後半
性別:女性
職業:こころとからだの見直し屋さん


現在:なんか多分、占いは向いてない方だと思います。結構、それやっちゃえば?やめちゃえば?ってすぐ言うので(笑)

安東まつ:
現在何をされてる方ですか?

羊野つむぎ:
はい。主婦で、パートをしながら漫画を書いたり、あと占いの仕事をちょっとしてて、もう占い自体は9月の末に終了する予定です。

安東まつ:
1個ずつお聞きしたいんですけども。パートの方の仕事は何をされてるんですか?

羊野つむぎ:
早朝バイトで、業務スーパーの品出しをしてるんですけど。ちょっとクビになっちゃって。(笑)

安東まつ:
え!(笑)はいはいはい。

羊野つむぎ:
来月の末で終了しまして(笑)ちょっとあんまり社会に馴染むのが向いてないのかなっていう感じはありますね(笑)

安東まつ:
差し支えなければなんですけど、どういう理由でっていうか、どういう事情があったんですか?

羊野つむぎ:
理由はわからないんですけど。教えてもらえなくって。よっぽど仕事ができなくてなのかなって(笑)そう自分では思ってるんですけど、わからないです。

安東まつ:
もう来月までっていうことで?

羊野つむぎ:
はい、そうです~。

安東まつ:
占いの方はどういうことをされてたんですか?

羊野つむぎ:
西洋占星術と、あとはダウジングって言って、ペンデュラムっていう振り子を使ってなんか潜在意識を探るみたいな。ちょっとスピリチュアル寄りのをしてまして。
で、ちょっと占いっていう名前はついてるんですけど、なんていうんですかね、ちょっと人生相談を受けるちょっと不思議な人、みたいな立ち位置でやってまして。どっちかっていうと、未来を予言するとかそういう感じではなくて、自分を見つめ直してもらうきっかけにしてくれたらいいなと思ってやってたんですけど。結構占い受けただけで満足しちゃって、行動しない人が増えてきたので、これはちょっともう占いやめた方がいいかなっていうことで、今月で終了です。

安東まつ:
これはオンラインと対面、どっちでしてたんですか?

羊野つむぎ:
オンラインと対面とどっちもやってました。

安東まつ:
なんか人によっていろいろあると思うんですけど、どういう相談、話題が多いとか、そういうのはありますか?

羊野つむぎ:
やっぱり、これからどうしたらいいかっていうのが多くって。やっぱり今、何をしたらいいかわからないっていう感じの方も多いですし。決まってないけど、これから何したらうまくいくとか幸せになれるっていう漠然とした方が多いですね(笑)

安東まつ:
そういうのを漠然と投げかけられたときにどういうふうに話を進めていくんですかね?

羊野つむぎ:
そうですね、まず西洋占星術で、生年月日で見るんですけど。こういう感じのことが向いてそうだよとか、コミュニケーションの取り方はこんな感じですねとかっていうのを、ちゃんとその人の基礎というか土台になる部分を占って。
それから、潜在意識をちょっと見ていきますねって言ってダウジングで。なんて言うんですかね、傾向、本当にそれはやりたいことなのかとか。ちょっとやりたいこと本当はあるんじゃないのとか、そういうのを深掘りしていく感じで見ますね。

安東まつ:
その占いはどういうきっかけで始められたんですか?

羊野つむぎ:
占いのきっかけは、元々小学生のときに(笑)なんか雑誌があるじゃないですか、小学生向けの。あの付録で占いセットみたいなのが付いてたときがあって。そこからはまって、何か心理テストと同じような感覚で占いにはまって、そっからずっと趣味でタロットカードを集めたりとか、してたのがきっかけですね。

安東まつ:
そこから自分が占う側に回るようになったのは、どんなきっかけですか?

羊野つむぎ:
タロットカードを持ってるんだったらちょっと占ってよって友達に言われて。なんか、当たる気がするぞみたいな(笑)ちょっと背中を押せる気がするぞっていうとこから始まってたんですよね。
で、別にそんなに集客しようとかっていうのはなかったんですけど、特に何か宣伝もしなくって、もう何となく口コミでお客さん来たりとかっていうことが重なって、占い師っぽいことになって来たぞみたいな(笑)感じでした。

安東まつ:
もう一個、今始めてる漫画の方をお聞きしたいんですけども。漫画はどういう題材のものを描いてらっしゃるんですか?

羊野つむぎ:
多分これに関しては見てもらった方が早いなと思うんですけど、三角関係なんですけど、絵は結構ほっこりしてて、なんか最初ラブコメなのかなっていうふうに見せかけておいて、実はドロドロみたいなのを(笑)結構、短編を連作していく感じの漫画を描いています。

安東まつ:
どういう媒体で書いてらっしゃるんですか?

羊野つむぎ:
Webですね(笑)iPadで描いてもうサイトに載せていくだけなんで、お金にはならないんですけど。感想結構いただくので、それがやりがいになってる感じですね。

安東まつ:
どこに載っけてらっしゃるんですかね?

羊野つむぎ:
今チャットで送っても大丈夫ですかね?

安東まつ:
ありがとうございます。へ~、これは個人ブログの形態ですかね?

羊野つむぎ:
そうです。サイトっていう形で。

安東まつ:
なるほど。ここで自分で更新して、ここにコメントが来てっていう感じで。

羊野つむぎ:
そうですね。

安東まつ:
漫画を描き始めたきっかけとかは?

羊野つむぎ:
漫画は、元々夫が、何て言うか、絵師っていうんですかね、ネットでイラストすごい描いてる人で。ちょっと有名なんですけど、バリバリもうめちゃくちゃうまい人なんですけど。なんか私にすごく漫画を描けと長年言い続けてきて(笑)私なんか、一枚絵描けるだけだから、イラストしか書けないよってずっと断ってたんですけど。こういう漫画もあるよって見せてくれたのが、縦長の、最近流行りのウェブトゥーンっていうんですかね、スマホで読む漫画があって。これだったら、何か4コマ漫画の延長だから描けるかもしれないと思って描き始めました。

安東まつ:
なるほど。

羊野つむぎ:
結構その見せてもらった漫画が、ラフな感じだったんで、こういう感じでも漫画って描いていいんだと思って、だいぶハードルが下がりましたね。

安東まつ:
イラスト自体は描いてらっしゃったんですか?

羊野つむぎ:
そうですね。イラスト自体はずっと描いてて。スピリチュアル界隈にいたときも、イラストはやってて。っていう感じです(笑)

安東まつ:
それはなんかお仕事でちょっと描いたりしてたのか、それこそ同じような感じで、自分で描いてサイトに載っけたりとかしてたんですかね?

羊野つむぎ:
お仕事ですね。占いで来てくれた人に対して、何て言うんですかね、守護霊じゃないですけど、なんかガイドの姿を描く、それでメッセージを伝えるみたいなことを昔やってて。今はやってないんですけど。だいぶ怪しいことをしてて(笑)
それはもうコロナ禍でやめたんですけど、そっからずっと描いてなくて、イラスト自体も。なんですけど、漫画描き始めて、またイラストも復活したって感じです。

安東まつ:
へえ、なるほど。
イラストは元々描いておられたので、絵を書くってこと自体には抵抗なかったのかなと思うんですけど。

羊野つむぎ:
そうですね、はいはい。

安東まつ:
漫画の、そのストーリーを考えるっていうところで、この題材を選んだ理由とかっていうのは何かありますか?こういう感じで描いてみようかなって思った理由は?

羊野つむぎ:
そうですね~、まぁ基本恋愛を土台にしたストーリーなんですけど。私が描きたいなって思ったのが、なんていうんですかね、スピリチュアル界隈って結構激しい人が多くて(笑)愛だよって口で言いながらも、結構なんか裏で悪口言ったりとか。お客さんの悪口ブログに書いたりとか、っていう方も結構いて、なんか人間って矛盾してて面白いなって思ったんですよね。

安東まつ:
あ~、なるほど。

羊野つむぎ:
で、漫画でそれを描きたいなって思ったときに、一番人間の闇の部分っていうか、ドロドロしたところが出てくるのって恋愛じゃないですか(笑)

安東まつ:
はいはいはいはい。なるほど~。

羊野つむぎ:
だから恋愛の漫画描いてみようと思って。

安東まつ:
へ~、結構そのどろどろしたところ描くにあたって、結構現実で見たことも盛り込まれてる感じなんですか?

羊野つむぎ:
そうですね。ちょっと多いかも知れないですね(笑)自分が経験したのもそうだし、人から聞いて、「え!そんなひどいことあったんだ。つらいね。」って思ったこともちょっと入ってるし。あと、なんていうんですかね、セリフの掛け合いが何かうまくかみ合ってないけどちょっと会話になってるようななってないようなみたいな、リアルでありがちなことも、ちょっと盛り込んでます。

安東まつ:
あ~、なるほど。なんか元々イラスト描いてたときと、今漫画描いてらっしゃるときで、結構描くときのモードというか、考え方とかって結構違いますか?ご自身の中で。

羊野つむぎ:
昔っていうか、スピリチュアル系で描いてたときは、結構思いついたものを書くだけだったんですけど。今やっぱり物語を先に考えてから、1枚絵でも漫画でも描くっていう感じになってきてるので、そのイラストと漫画でモードが違うっていうのはあんまりないですね。
どっちもなんか、意味を考えてから描く感じで。

安東まつ:
順序がそうなってるんですね。

羊野つむぎ:
そうです。

安東まつ:
ありがとうございます。今さっきおっしゃってた、パートされてるのと、漫画と占いでお話を聞いてきたんですけども、なんかそれ以外で、何か趣味とか、もうちょっとラフなハマってることとかでも大丈夫ですけど、何かあったりはしますか?

安東まつ:
パンを焼くこと(笑)

安東まつ:
へ~!はいはい。

羊野つむぎ:
なんかムシャクシャしたときにパンを焼くことがあって。なんか怒りを、なんか発酵させてパンチするじゃないですか(笑)

安東まつ:
あ~、工程が(笑)

羊野つむぎ:
そうそう(笑)オラー!みたいな(笑)そういうのを発散するのにパン焼くのいいですよ(笑)
あと、あと何してるかな~。普段何してるんだろう(笑)なんかいろいろ趣味はあるんですけど、結構広く浅くなんで一つ一つに力をあんまり入れてないというか(笑)なんかペンデュラム自作したりもしますし。タロットカードも自作したことありますし。
あ、でも、やっぱり作るのが好きですね。YouTubeぼーっと見てるとかよりかは、何か写真撮りに出かけたりとか、自分で何かするのが好きです。

安東まつ:
ありがとうございます。なんか結構今いろいろ教えてもらったんですけど、1日のスケジュールっていうか、これも日によるのかなとは思うんですけども。朝からどんな感じで過ごしてるのか、流れをお聞きしてもいいですか?

羊野つむぎ:
今のところパートはまだ続いてるので(笑)朝5時に起きて、1時間で支度して。で、6時から9時ぐらいまで仕事をして。あとは漫画書いてますね。漫画描いたり家事したり買い物行ったり、って感じですね。
で、占いが入れば占いをするし。入らなければ、何かパン焼いたり(笑)あとカフェ巡りも結構好きなので、お気に入りのカフェで3時間ぐらい滞在したりとか(笑)で、帰ってきて夕食作って食べて。また漫画描いて(笑)基本、漫画描いてる(笑)

安東まつ:
漫画描くのにやっぱり一番時間を?

羊野つむぎ:
そうですね~。アイディアを出したりとか、してますね。

安東まつ:
さっき、旦那さんが絵師をやられてるっていう話がちらっと出てきたんですけども、なんか旦那さんとの関係とか、一緒にどういう時間を過ごしてるのかとか、お聞きしてもいいですか?

羊野つむぎ:
結構バラバラに行動してる(笑)

安東まつ:
あ~、確かにさっきのスケジュールの感じだと。

安東まつ:
そうそう。前までは結構べったりしてたんですけど。なんか休日は絶対一緒に出かけるとか、犬の散歩も絶対一緒に行くとか。してたんですけど、結構最近お互いにそれぞれ何か別々のことをしたりしてて。
で、今夫は、ガーデニングにすごくハマってるんで(笑)ガーデニングと筋トレにすごいハマってるんです。なんか走りに行ったりとか(笑)するんで、結構バラバラのときが多いですね。その間にカフェに行ったり、家事済ませておいたり、漫画描いたり(笑)バラバラですね、最近は。

安東まつ:
またちょっと違う質問になっちゃうんですけども。ご自身のことをどういう性格だなと思いますか?

羊野つむぎ:
雑!何でも雑(笑)なんか結構、人間関係で苦労したりとか、ちょっと浮いちゃったりすることが多いんですけど何でも。仕事も多分それで駄目になったと思うんですけど(笑)
そう、一瞬悩むんですよ。一瞬くよくよするんですけど、ま、いっかみたいな(笑)しょうがないよね!って(笑)次行こう!って言って、切り替えが結構雑な分、早いかもしれない、切り替えが。

安東まつ:
なるほど、なるほど。

羊野つむぎ:
あれ、さっき泣いてたのにもう何か違うことしてるって(笑)さっきめちゃめちゃくよくよしてなかった?みたいな(笑)何に対しても雑ですね(笑)
だからなんか多分、占いは向いてない方だと思います。結構、それやっちゃえば?やめちゃえば?ってすぐ言うので(笑)

安東まつ:
あ~、なるほど。

羊野つむぎ:
なんかあんまり背中を押せる言葉っていうのは言えてないと思います(笑)あんまり参考にならないと思います、私の生き方(笑)

安東まつ:
なるほど。人によってはもうちょっと寄り添ってほしいとか。

羊野つむぎ:
そうですよね。寄り添うができないんで(笑)やれば?やれないならやめれば?みたいな。なんか数年同じことで悩んでる人とか、もう意味がわからなくて(笑)

安東まつ:
ありがとうございます。


過去:牡羊座らしくないわねみたいな(笑)もう嫌になっちゃって!なんだろう、なんか型にはめて語る感じがすごく嫌で。

安東まつ:
過去のお話をお聞きしたいなと思うんですけども。ちょっとざっくりとした質問にはなるんですけども。小さい頃は、自分はどんな子供だったなと思いますか?

羊野つむぎ:
自己中(笑)何でも自分中心でしたね(笑)

安東まつ:
はいはいはい。

羊野つむぎ:
結構…そうですね、だから周りからすごい浮いてましたね。やっぱりみんな調和を重んじるから、日本人って。これが好きとかこれが嫌いとか、結構はっきりしてる子供だったんで。それをしかも言っちゃうから、嫌われやすいし、なんか変な人が寄ってきやすい。変わった子から好かれやすい(笑)

安東まつ:
へえ!なるほど、なるほど。

羊野つむぎ:
だから周りは結構、個性の強い子が友達になることが多かったです。

安東まつ:
好き嫌いはっきりしてたっておっしゃってたんですけど、当時、どういうことが好きで、どういうことが嫌だったなとかっていうの覚えてらっしゃいます?

羊野つむぎ:
詳しくはちょっと覚えてないんですけど。やっぱり絵を描くとか占い系が好きで。嫌なのは、なんか曖昧なこと、とか。あとなんだろう。みんなこう言ってるんだからこうしなきゃいけないよみたいなのが嫌いでしたね(笑)

安東まつ:
なるほど。

羊野つむぎ:
こうなんだから駄目だよ、とか言われるのも嫌いだったんですけど。それはあなたの個人的な好き嫌いですよねって、思ってました(笑)ちょっと、ひろゆきさん風に(笑)

安東まつ:
もう小さい頃から(笑)

羊野つむぎ:
そう(笑)ちょっとなんか、冷めた子供だったというか。自己中だけど、なんかそういう冷静な面もある感じでしたね。自分が自己中な分、人の自己中なところが見えるというか。うーん…でしたね(笑)

安東まつ:
なんかさっき、変わった子に好かれるともおっしゃってたんですけど、どういう感じで変わっているというか。

羊野つむぎ:
そうですね~、空気が読めないタイプの子とか(笑)やっぱりちょっと、類は友を呼ぶじゃないですけど、夢見がちな子とか、ちょっと周りから浮いてる子に好かれるんですけど、私は同類だと思ってないんで(笑)

安東まつ:
なるほど、なるほど(笑)

羊野つむぎ:
だから、好かれても困るんだけどな~みたいな(笑)一緒だよね!みたいな感じで来るんですけど、いや、一緒じゃないですみたいな(笑)私は、自分の意思で1人なんです~って。

安東まつ:
そっか、向こうは仲間を求めてっていう感じで来る。

羊野つむぎ:
そうですね、依存されやすいんですよね~、結構。

安東まつ:
それは結構、小学校とか幼稚園とか、そのあたりですか?

羊野つむぎ:
小中高ずっとそんな感じで、う~ん…でしたね。高校のときはもう本当にこじれてて、誰も誰も俺に触るんじゃねぇみたいな(笑)誰も寄ってくるんじゃねぇみたいな(笑)感じになっちゃってましたけど。

安東まつ:
なんか、そこの変化みたいなのはありました?小学校中学高校で。高校でそのモードになるまで、何か例えば出来事やきっかけがあったとか。

羊野つむぎ:
あ~、きっかけ…中学生のときに、ちょっと不良の女子に絡まれて。人間って面倒くせぇなと思って(笑)思って、なんかもう関わりたくないってなっちゃったんですよ。他人全般と。
なんだろう。みんな自己中じゃないですよ~っていう顔をして、お前は自己中だって言ってくるけど、みんな結局自己中の塊じゃんみたいな(笑)出方が違うだけじゃないですかと思って、関わりたくないなってなっちゃったんですよ。

安東まつ:
そっか、結構人間自体がもう。

羊野つむぎ:
そう、そうなんです。

安東まつ:
なるほど。その高校時代、もう人は関わりたくないってなってるモードのときに、なんか好きだったこととか、ハマってたこととかはあったんですか?

羊野つむぎ:
そうですね…音楽聞いてました、ずっと。Coccoとか、椎名林檎とか、ちょっと尖った系の(笑)

安東まつ:
あ~、いいですね、なるほど。

羊野つむぎ:
聞いてて…だいぶ救われてましたね、やっぱり。暗い歌詞とかに、なんか共感するというか。1人でもこんな暗くても生きていけるのかってなって。

安東まつ:
その高校の後は、どういう進路に進むんですかね?

羊野つむぎ:
大学に進学して、放送研究会に入ったんですよ。

安東まつ:
へえ~。はいはい。

羊野つむぎ:
学内ラジオみたいなのがお昼休憩の1時間にあって、その番組を作ってました。ラジオパーソナリティをやってたんですよ(笑)

安東まつ:
なるほど、どういうコーナーを当時やられたんですか?

羊野つむぎ:
音楽のランキングを、なんかカウントダウンしていくみたいな。CDTVみたいな(笑)なんか独自に集計したデータで、ランキング、今週はこれが人気でしたよみたいな。
曲紹介を、イントロに合わせてうまいことかっこよく決めるぜみたいな(笑)っていうのをやってましたね。

安東まつ:
放送研究会に入ったきっかけは何だったんですか?

羊野つむぎ:
高校で音楽聞きまくってた時期に、ラジオにもはまってて、ラジオパーソナリティーってかっこいいなって思ったのがきっかけですね。そっから放送研究会がある大学を調べて(笑)

安東まつ:
え~!じゃあもう最初から?

羊野つむぎ:
そうそう、ラジオに出る為に大学を決めるみたいな(笑)逆なんですけど、普通(笑)っていう感じだったんで、授業の方はあんまり身が入ってなかったですね(笑)

安東まつ:
そうか、メインはもうそっちですもんね、それで決めているっていう。

羊野つむぎ:
そうそう。マスコミを勉強しながら、ラジオパーソナリティーをやるっていう。

安東まつ:
なるほど。高校のときから、どんなラジオを聞かれてたんですか?

羊野つむぎ:
FM802っていう、大阪の。

安東まつ:
あ~、そうですね。音楽の番組ですもんね。

羊野つむぎ:
そうそうそう。カウントダウンとかもあって(笑)すごい憧れてたんですよね。他人と関わりたくないと思ってたんですけど、高校のときは。大学でサークルに入ったんでやっぱり関わらないといけないじゃないですか。やっぱり変な人多いんですよ(笑)話したい表現したいっていう人って変な人多いから、やっぱりそこでも変な人に好かれて。なんか大型掲示板に悪口書かれたりとか。(笑)誰やこれ書いたん、みたいな(笑)それをまた見つけちゃうんですよね、上手いことね。

安東まつ:
そっか、同じコンテンツを見てたりとかもするから。

羊野つむぎ:
そうですね。かぶってるんで。見つけちゃうんですよね。
それでちょっと心を病んじゃって。なんか誰も信じられないみたいな(笑)

安東まつ:
一応同じ好きなものやってる仲間内でそういうことがあって。

羊野つむぎ:
そう、仲間内なのに、なんかいろいろ言われたりとかしたんで、ちょっと病んじゃって。大学も辞めるか辞めないかみたいな話まで行ったんですけど、結局頑張って卒業して。
で、就職活動うまくいかず(笑)病んでるんで、やっぱり見抜かれますよね、面接官にはね(笑)

安東まつ:
そのタイミングで就活もされたんですね。

羊野つむぎ:
そうですそうです。だったんで、決まらずで。で、結局仕事は、普通の仕事には就けなかったんで、なんか1回結婚してみようってなって(笑)
で、ちょっと昔からの知り合いの人と結婚したんですけど、うまくいかなくって全然。なんていうんですかね、結構束縛が激しい人だったんで、やっぱりそこでも変な人に好かれるっていう感じで。家から出してもらえなかったんで。働くのも駄目だし、遊びに行くのも基本駄目だしみたいな状態で離婚して。
で、再婚したのが今の絵師の夫です。

安東まつ:
なるほど、ありがとうございます。
インタビューの応募の時に、スピリチュアルハラスメントのお話されてたと思うんですけど、それはどのタイミングで?

羊野つむぎ:
それは再婚してからの。

安東まつ:
あ、その後のお話なんですね。そのお話ちょっと詳しくお聞きしてもよろしいですか?

羊野つむぎ:
タロット占いをネットでやってて、無料で。楽しいなってやってたら、何か話しかけてきた人がいて。最初っから距離が近かったんですね。なんかこの人変な人の香りがするぞって思ったら(笑)あなたはすごい才能があるわよみたいな話しかけられ方をして。そっからスピリチュアルの世界に入ったんですけど。
結構、スピ界隈の人って押しつけがましい人が多いっていうか(笑)言い方がすごく悪いんですけど。頼んでもないのに、あなた生霊ついてるわよとか。なんかお経を唱えておいた方がいいわよとか、数秘9の人はこう生きないといけないのになんでしないの?とか、牡羊座らしくないわねみたいな(笑)もう嫌になっちゃって!なんだろう、なんか型にはめて語る感じがすごく嫌で。
で、自分だけはそうならないようにしようとは思ったんですけど。やっぱりなんか、そういう世界にいると洗脳されていくんですよね(笑)なんかそういうふうにするのが普通みたいな。自分に対しても、何だろう、自分の本音がわからなくなっていくっていうか。
「好き嫌いがあると駄目」みたいなのがあるんですよ、スピリチュアルって。嫌いな人がやってきても、それは運命なんだから許しなさいと(笑)愛で包みなさいと(笑)っていうのがあって、私は元々好き嫌い激しかったんで、それがすごい苦痛だったんですね。今思えばなんですけど。そのときは全然気づいてなくて。
で、無条件の愛で包むのが普通なんだと思ってたんですけど(笑)元々好き嫌い激しいからやっぱりすごいストレスになってたみたいで、だんだん体調壊すようになって。
で、これはもう縁を切らないと駄目だなと思って、その最初に誘ってきた人、話しかけてきた人と最初にまず縁を切らないとどうもならないと思って。それで縁を切ったんですけど、そしたら、見にいったのが悪いんですけど、SNSのアカウントですごい悪口書かれてて(笑)なんか私から離れた人は必ず不幸になるとか、あいつは地獄に落ちたとか、結構書かれてた。あ、地獄に落ちるって言う人、本当にいるんだ!って思って(笑)

安東まつ:
確かに、見たことない。

羊野つむぎ:
そうそうそう(笑)そういうのが、全体的にスピリチュアルハラスメントだったって気づいたのが、だいぶ後になってからなんですよ。だいぶ洗脳されてましたね。っていう感じですね、スピハラの部分(笑)

安東まつ:
その方に声かけられてから、どういうふうな関わり方をされてたんですかね?

羊野つむぎ:
関わり方、そうですね、結構密度が高いというか。何でも相談するし、されるし。なんかそれでお金が回ってるとこあるんですよね。スピリチュアル界隈って。その身内で相談し合ってお金払ってみたいな。

安東まつ:
あ、そうなんですね!

羊野つむぎ:
そう!結構あるんですよ。これ言っていいのかな(笑)多分占い界隈とちょっと違ってて、特殊なんですよ。

安東まつ:
そっか、また別なんですね。

羊野つむぎ:
そうそうそう。なんか「ヒーリングお願い、3000円でいいよね~」みたいな人とか。お金を払って循環しようっていう考え方があるんで。占い師さんは多分占い師同士で占わないんじゃないかな。多分ですけど。

安東まつ:
はいはい。

羊野つむぎ:
そう。お金はエネルギーだから、貯金してたらたまらないとか(笑)滞るから循環させないとみたいな(笑)

安東まつ:
へえ~!あ、そうなんだ~。

羊野つむぎ:
だいぶお金使っちゃいましたね、それで(笑)

安東まつ:
すいません、私ちゃんと分かってないんですけど、スピリチュアルってそもそもどういう分野なんですかね?占いとの違いとか。

羊野つむぎ:
私的には、哲学の一種だと思ってるんですけど…。なんか…私のですよ、私の考えとしては、分類としては2つあって、キラキラ系と悟り系があるんですよ。

安東まつ:
へえ~!面白い。

羊野つむぎ:
キラキラ系の人たちって、自分の直感を信じてわくわくする方向に進んでいこう、っていう考えの人たち。
悟り系は、なんかもう修行系ですよね。瞑想して、自分と向き合って、なんていうのかな、嫌なことが起きたりとか嫌な人が来たとき、その人は鏡だから自分にも嫌なところがあるはずだみたいな。
で、その両方と付き合ってたんで(笑)

安東まつ:
なるほど!どっちかとかじゃなくて、どっちも。

羊野つむぎ:
はい、そうなんです。話しかけてきてくれた人は、悟り系でした。なので、結構自分にも他人にも厳しいというか。

安東まつ:
なるほど。

羊野つむぎ:
って説明でよかったですか?(笑)

安東まつ:
はい、ありがとうございます。なんとなく、哲学の一種っていうのは、なるほどな~って感じです。

羊野つむぎ:
そうそう。こういうふうに考える、っていうのがもうある程度あるというか。流派じゃないですけど、こっち系かな?こっち系かな?みたいなのがある感じですね、何となく。

安東まつ:
へぇ、ありがとうございます。

未来:漫画で人間のドロドロした部分を描いて、あなたはドロドロしてても素敵なんだよっていうのを伝えていきたいんですよ

安東まつ:
ちょっとここから未来のお話をお聞きしていきたいなと思うんですけども。
直近の未来でもいいですし、なんか死ぬときぐらいまで長めに想像してもらってもどっちでも大丈夫なんですけど、なんか将来こういうことをしてみたいなとか、それか自分がこういうふうにありたいなとか、何かそういうイメージがあれば、教えていただいてもいいですか?

羊野つむぎ:
そうですね…なんか明確にビジョンがあるわけじゃないんですけど。私がスピハラにあってそれでも占いを続けてたのって、やっぱりなんか自分が洗脳されてて、それまでの自己中だった自我の強い自分がいなくなっちゃってたんで、自分を見つめ直すってそういうことじゃないんだよっていうのを伝えたかったんですよ。占いを通じて。
なんですけど、占いって、やっぱり予言を聞きに来る人が多いじゃないですか(笑)こうすればいいよって言ってほしいというか。なので、その占いをすればするほど、自分と向き合うっていうとこから離れていっちゃうんで、それで辞めようと思ったんですね。
それで、これからやっていきたいのって、せっかく漫画書いてるんで、漫画で人間のドロドロした部分を描いて、あなたはドロドロしてても素敵なんだよっていうのを伝えていきたいんですよ(笑)

安東まつ:
お~、なるほど。

羊野つむぎ:
なんかそんな、愛だよ〜とかって言わなくていいよって。そんなすごい力があるとか特別でありたいとかじゃなくても、あなたは十分特別だし、そのままで人と関わっていっても大丈夫だよっていうのを、漫画で描いていきたいですね。

安東まつ:
なるほど。さっき占いするって自分と向き合うところから離れていっちゃうっていうお話があったんですけど、そのままで接していくとかその辺りを大事にされてる理由ってありますか?こういうのがきっかけでその辺り大事にするようになったみたいなのは、ご自身の中で何かありますか?

羊野つむぎ:
そうですね。やっぱりスピハラされて自分が消えちゃったからですね(笑)

安東まつ:
あ、そこになる。はいはいはい。

羊野つむぎ:
そうそう。自分っていうものを、なんていうんですか、嘘ついてるわけじゃないですか、言ったら。哲学を持って、それに沿って生きないといけないって思っちゃってるから、やっぱ人が勝手に占って言ってきたこととかにすごく影響を受けちゃってたんで。
なので、そのままの自分って大事だと思って。人から言われた自分じゃなくって。なんだろう。もがいたりとか、矛盾してたりとか、自己中だったりとか、その人を傷つけることもあったり、うまくいかないこともあったりして、それでも生きていくって面白いよって思って(笑)
なんか別に、修行しなくてもキラキラしなくても(笑)自分を大切にさえしていればいいんじゃないかと思って。占いとかスピ要らなくね?と思って(笑)余計離れていく気がします、個人的には。占いしたり、スピリチュアルに関わったりすると。

安東まつ:
なるほど。ありがとうございます。
なんかそこを伝えるために、漫画をツールとして選ぶ理由は何でしょう?元々、絵を描かれてたとかもあると思うんですけど。なんか漫画だから伝えられることみたいのも、もしかしたらあるのかなと思ったんですけど。

羊野つむぎ:
そうですね…絵柄がほのぼのしてるんで、やっぱり最初みんな油断して読んでくれるんですよ(笑)

安東まつ:
あ~!なるほど。

羊野つむぎ:
このイラストかわいいなって言って読んでくれるんですよ。そしたら意外と、なんかドロドロしてるぞこの漫画ってなってきて(笑)こういうときうまくいかないよね~とか、私もこういう部分があるわーとかって感想をいただくんですよ。
やっぱ漫画って視覚的にもそうだし、セリフがあるから読みやすいし。なんだろう、漫画をツールにした方が伝わりやすいなっていうふうに思ったんですよ。占いで伝えるってなったらやっぱり難しいんですよ。私的にはですけど。私がとびきり下手なのかもしれないですけど、雑だし(笑)
なんですけど、言葉だけじゃなくて絵でも伝えられるっていうのは結構強いなと思ってて。入り、そのイラストがかわいいって言って読んでくれた人が、はまって一気読みしてくれたりとかっていうのがあるんで。なんだろう、自分を見つめ直しましたっていう感想もきたりするので。あ、よしよしと思ってます(笑)狙い通りみたいな(笑)

安東まつ:
じゃあ今後、この漫画を今のような形でずっと描き続けていきたいのか、それとも何か、漫画を描くっていうことを何か別の形に変化させていきたいとか、そういう漫画についての何かイメージみたいなのありますか?

羊野つむぎ:
そうですね…今40話まで書いてるんですけど、20話ごとに本を作ってて。同人誌みたいな形ですよね。それを作ってて、まだまだ完結する気配がないんで。本をいっぱい作って、ちょっとなんか個人的にグッズも作ったりとかして、なんとなくお店にしたいんですよ(笑)
そう、お店にしたくって。で、パンを焼くので趣味で。パンと本の店がやりたいんです。

安東まつ:
なるほど!そっか、そこで繋がる。

羊野つむぎ:
そうなんです~。ちょうどバイトもクビになったし(笑)
近いうちに、何かカフェででも働こうかなと思ってて。しばらく修行して40歳ぐらいになったら、お店開こうかな~みたいなのはちょっと思ってます。

安東まつ:
そっか、じゃあパンは自分で焼くとして、本の方も自分で書いたものを並べて?

羊野つむぎ:
そうですね~。できたらいいなとは思ってるんですけど(笑)

安東まつ:
へぇ~。これ、お店出したいっていうのは、漫画描き始めたときから考えてたことなんですか?

羊野つむぎ:
1回、チャレンジしたんですよ、占いのお店で。やったことがあったんですけど、やっぱりうまくできないというか。お客さんは来てくれるんですけど、私の本当に伝えたいことが伝わらないというか。自分を否定しないで生きていった方が楽だよ~とか、自分のドロドロしたところもそれでいいんだよ~っていうのが、なかなか伝わらなくって。「はい!頑張って自分を変えます!」とか言われたりとかして(笑)で、辞めちゃったんですよね、占いの店は。

安東まつ:
なるほど。

安東まつ:
なので、お店をやるっていうこと自体は、ずっとやりたいことの中心にあるので。あとはもう、何のお店にするかだけ(笑)みたいな感じなので。今ちょうど漫画描いてるし。自分の漫画だけじゃなくて、他の何か参考になりそうな本、並べられたらいいなって。本が読めるパン屋さんにできたらいいなみたいな(笑)ちょっとそういう漠然としたものはありますね、ずっと。

安東まつ:
なんか自分のお店を出したいって思ったきっかけみたいなのはあるんですか?

羊野つむぎ:
えーっと…最近周りの人が、独立してお店を開き始めて、ぽつぽつと。私もお店やりたい!っていう(笑)近所にお店がいっぱいあるんですよ、みんなが独立してお店を開くから。

安東まつ:
あ~、知り合いの人が?

羊野つむぎ:
そうなんです~。だから私もやりたいって(笑)マイペースにできますもんね、お店があるとね。

安東まつ:
確かに、そうですよね。それこそ自分が伝えたいものも伝えるように作ることができるし。

羊野つむぎ:
そうなんです。

安東まつ:
はいはいはい。へえ、なるほど、ありがとうございます。
なんか今、やりたいことの部分でお聞きしたんですけども、ご自身はどうなっていきたいなとかいうのはありますか?こういう人でありたいとか、こういう人間ってありたいみたいな、もうちょっと漠然とした感じのイメージはあったりはしますか?

羊野つむぎ:
人の役に立たなくていいから、私はずっと気ままに自己中に生きていくので、その背中を見て何か思うところがあればいいなみたいな(笑)誰かの何か参考になればいいなと思ってます(笑)

安東まつ:
あくまでそこが前提で。

羊野つむぎ:
そう。雑で自己中でも生きていけるよ!って、人生は面白いよ!っていうのを、何だろう、行動とか見て、やってることとかを見て思ってもらえたらいいなっていうのがあります。

安東まつ:
ありがとうございます。なんかここまで話してきて、ここ話し忘れたなとか話し足りなかったなとか、そういう話ありますか?

羊野つむぎ:
なんだろうな~…スピリチュアルはまらない方がいいよ、みたいな(笑)これ、いいのかな?(笑)結構インタビュー占いの方多いですけど。

安東まつ:
確かにそうですね。それこそ多めかもしれないですね、スピリチュアルにはまってる方でインタビューを受けてくださる方も。確かに、占いやってる方とかも。

羊野つむぎ:
なんかすいません。だけど、はまらないほうがいいよって伝えたい(笑)自分を失くしちゃうような、スピリチュアルとか占いには行かない方がいいですね。

安東まつ:
はいはいはい。でも、例えば占いに行って指標が欲しいとか、それこそスピリチュアルの哲学とかに頼りたくなっちゃう気持ちも、わからなくもないというか。私は全然詳しくはないんですけど。そうなったときに、羊野さんは個人的にどういう心持ちで生きていったらいいよって思いますか?

羊野つむぎ:
えーと、あなたの守護霊がこう言ってるよとか、占いでこう出てるよって言われても、結局決めるのは自分っていう意識がないと、やっぱ後々依存していっちゃうと思うんで。
なんだろう、友達の話聞いた、ぐらいの感じで占いを受けに行った方がいいですね。そう思います。別に、なんか守護霊が言ってるよとか、上の存在がとか、神様がこう言ってるからあなたはこうしなさいって言われても、友達のアドバイスと一緒って思ってた方がいいかもしれないです。友達のアドバイスって何でもかんでも聞かないじゃないですか。それを聞いて、自分をどうするかだと思うんで。

安東まつ:
確かにそうですね。最初は参考程度にって言っても、だんだんそっちが上になっちゃうというか。占いが上になっちゃうとか、スピリチュアルが基準になっちゃうとかってなってちゃうと、それはそうですよね、確かに。あくまで対等な友達の話っていうと心持ちでいればっていう。

羊野つむぎ:
そうですね。

安東まつ:
最後になんですけども、なんかさっきちょっと言ってくださったんですけど、読んでくださってる方へのメッセージでもいいですし、インタビューの感想でもいいですし、ちょっと宣伝でもいいですし、何でも大丈夫ですけど。最後に一言二言あれば、っていうのでお伺いしております。

羊野つむぎ:
漫画、面白いので読んでください(笑)結構更新ペース早いです!(笑)

安東まつ:
ありがとうございます。

あとがき

自分とは、どういう人間なのかと言われるといまだによく分からない。むしろ年を経るごとに分からなくなっている気もするし、矛盾も増えていく。私はインタビュー中、相手の言葉の中から自分の正解を探そうとしてしまうこともある。たまにこれだ!というパーツを見つけるものの、いつまで経っても全体像はぼやけたままだ。パーツを集めれば完成するパズルのようなものかと思っていたけれど、そうではないのかもしれない。
自分らしくが難しい。結論っぽいものを出して落ち着きたい気持ちはあるけれど、こういう人間だと一本串を刺してしまうのもつまらない。言葉にするのにも限界がある。
人の話を聞いていても感じることだ。この人はこういうタイプなんだと把握したくなるけれど、そうすると他の話をフラットに聞けなくなる。相手の言葉をそのまま正確に受け取ることなんてできないのだが、できるだけそうしたい。それは、自分の中の曖昧さを肯定したいからなのかもしれない。
インタビュー後、羊野さんが「私はどんな人だと思いましたか?」と聞いてくださった。その場で思いついたことを話したのだが、正直なところ自分は全然分かっていないと思う。1時間では聞けなかった言葉や考え方はたくさんある。でも、それはどれだけ時間をかけても分からない可能性もある。それでも発動してしまう分かりたいという気持ちがある限りは、インタビューが成立するんじゃないかと思っている。

【インタビュー・編集・あとがき:安東まつ】

【編集:mii】

#無名人インタビュー #インタビュー #漫画 #占い #スピリチュアル


マガジンで過去インタビューも読めますよ!

インタビュー参加募集!

いいなと思ったら応援しよう!

無名人インタビュー
いただいたサポートは無名人インタビューの活動に使用します!!