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着物で出社するお酒の会社の広報の人

実は先に言っておきますと今回のインタビューには続きがあり、その名も「無名人飲酒タビュー」というものがありまして。
なんでしょう、今回のご参加者の応募があったときに、「へええお酒の会社か、お酒ね」パソコンデスクの椅子からふいにたちがる。顎に手をあてながら「うんうん、お酒か」エアコンの温度をリモコンで低くする「そうかそうか、インタビューだな」冷蔵庫に行ってペットボトルの水を取りだす「酒とインタビューかなるほど」
なるほど。「酒とインタビュー」
「飲酒タビュー」だな!
と思いついちゃったんで、さっそくご参加者さんの会社の社内BARで「無名人飲酒タビュー」やってきちゃいました! 済です済!!!!!
いやー、やっぱり、お酒と人、アルコールと会話、お酒と人生とインタビュー、いやー楽しかった楽しかった! 公開お楽しみにー!!!!!
ともあれ、その飲酒タビューに先立って行われた通常の無名人インタビューをお楽しみくださいませ。
と思う2024年7月23日9時38分に書く無名人インタビュー835回目のまえがきでした!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(作家・無名人インタビュー主宰)】

今回ご参加いただいたのは 遠山彩華 さんです!

年齢:20代後半
性別:女性
職業:KURAND株式会社 広報


現在:すごく自分がやりたかったことというか。自分がこうなったらいいなと思うものを、すごくやれてるんだろうなっていう実感はすごく日々強いです。

いまじん:
遠山さんは、今何をしている人ですか。

遠山彩華:
KURAND株式会社というところで広報と人事をしています。広報自体は経歴的には3年半くらい、人事は半年くらい、という経験になります。

いまじん:
KURANDという会社について教えてください。

遠山彩華:
KURAND自体、お酒の会社なんですけど、オンラインで販売をしている会社です。お酒を仕入れて販売する、という従来の酒屋さんのビジネスモデルではなくて、今の時代に合わせた新しい文化っていうところで、どちらかというとお客様が求めているお酒に対して提案をしていくっていうことで市場のニーズから、新しいお酒を酒蔵と一緒に新しく開発するという、今の時代に合わせた従来とはちょっと違った酒屋さんです。
その中で広報は、KURANDのことだったりとか商品のこととか、それをどうやったらもっと知ってもらえるかというのを日々考えています。

いまじん:
ちなみに売られているお酒っていうのはどういうものがありますか。

遠山彩華:
そうですね。お酒自体は本当に幅広くて、日本酒が一番多いんですけど、あとは梅酒と果実酒とか、あとはリキュールとか、他にも焼酎や、ワイン。クラフトビールといった感じです。全部日本のお酒っていうところは一緒ですね。今は、北海道から沖縄まで大体200社以上、酒蔵さんと一緒にお酒を作っています。

いまじん:
3年半ほど広報されて、今は人事もされてるってことで合ってますか。

遠山彩華:
そうですね。広報もやりながら人事もやってます。

いまじん:
なるほど、掛け持ちで。

遠山彩華:
そうですね、そんな感じです。

いまじん:
広報はどういったことをされることがメインですか。

遠山彩華:
私の場合は今はECサイトの「クランド」というサービス自体とか商品を発信するというよりは、「KURAND」っていう会社自体の考え方とか、なんでこのビジネスモデルをやってるんだとか、なんでこういう商品を作ってるかみたいな本質の部分をどうやったら発信できるのかみたいな部分をやってます。
なので例えばメディアの方とやり取りしたりとか。あとは、リアルで会えるようなイベントを運営してそういうところに来てもらったりとかっていうのを主にやってます。テレビの番組とかにこういう企画でKURAND使えませんかっていうようなご提案するみたいな感じのこともやってます。

いまじん:
人事の方はどういったことでしょうか?

遠山彩華:
人事では今、新卒採用に一番関わってます。KURANDは元々めちゃくちゃ小さい会社で、今もちっちゃいんですけど、私が入った時は本当にもう20人とか10何人とかでやってたもっと小さい会社でした。
今KURANDははコロナ禍で大きくなって、これから長く見ていくためにやっぱり新卒の未来を作っていくためには新卒必要というところで新卒採用の部分には一番力を入れて関わっています
主にやることとしては、会社の説明会をやったりとか、SNSの運用とか、あとはnoteとかでKURANDの情報を発信したりとかっていうところだったり、あとは中途の方も新卒の方も両方で新卒からKURANDに入りたいと思ってもらえるようなイベントをやったりとかというのが、今やってるところです。

いまじん:
広報から人事もやるようになられたのは、どういったきっかけがあったんですか。

遠山彩華:
会社の方針っていうところもあるんですけど。人事自体がさっき言ったサービス自体を発信するところから会社の方針を発信するように変わったんですよね。
その会社の広報っていう立ち位置が変わったときに、やっぱりそこの部分って採用にも深く関わって、会社の思いが伝われば伝わるほどやっぱり採用にも効いてくる部分なのでそこはすごく親和性が高いよねっていうのと。
あとやっぱり採用に力を入れてくってなったときに、今までは本当に人事は1人でやってたんですけど、人数が必要ですし。あともう1個はこれまで男性社員しか人事にいなかったので、女性の視点も入れたかったのと、あとは純粋に新卒に関しては私の方が年齢としては近いので。より選考に進むハードルが下がってちょっと低くなるというか、少しKURANDに興味を持ってもらいやすくなるんじゃないかみたいなところも背景にありました。

いまじん:
まだ半年ほどだとは思うんですが、広報と人事をやることでの気持ちの変化というかはいかがですか。

遠山彩華:
すごく面白いですね。やっぱり人事をやっていることによって、新卒の方目線からKURANDでこういうふうに見えてだっていうのがわかったりとか、逆に会社としての発信をしてるからこそ採用面で役立ってくることがあったりとかして、結構繋がるところが多いです
今やってる仕事ってどっちにも通ずるなと思いながらできるっていうところは、すごく一緒になって良かったんじゃないかなっていうのは、今ここ最近感じてるところです。

いまじん:
遠山さんがそもそもKURANDっていう会社に入るまでの話もちょっとお伺いしたいなと思うんですけど。

遠山彩華:
はい、そうですね。

いまじん:
お酒の会社っていうのはなぜだったんでしょうか?

遠山彩華:
そうですね。私、KURANDに新卒で実は入ってまして。新卒で6年目になるんですけど。
実は私が大学生の頃、すごくお酒に対するイメージがあまりよくなくて。
それこそやっぱり大学生とかだと変な飲み方してる友達がいたりとか、次の日二日酔いで学校に来てる人がいたり、やっぱり飲み会ですごく酔ってる様子とかSNSに載ってたりとか。そういうのをすごく見てるからこそ、もうお酒って良くないもんだよねとか、お酒って駄目な人が楽しむものだよねみたいなイメージだったんですね。タバコとお酒は悪いものの代表。みたいな感じの考え方だったんです。
そんな時に両親の友人に美味しい日本酒を教えてもらって、そのときに「こんな面白いんだ、お酒」みたいな。考えが180度ガラッと変わりまして、そのときはめちゃくちゃ感動したんですよね。
今までは日本酒って、純粋に美味しいって言う人もいるけど、でも結局うんちく語りたいだけのおじさんが好きなだけでしょ、ぐらいの感じだったんです。
元々、ご飯を食べるとき、調味料を塩なのか、醤油なのかソースなのかを楽しむのが全然味が変わるみたいなところを楽しむのがすごく子供の頃から好きで。なんか、そういうところとすごく似てるなと思って。
それが、おつまみにお酒合わせたらこういう顔が見える、あ、でもこっちのおつまみとお酒だとこんな顔が見えるみたいな感じで。料理を楽しんだりとか、そういうところのプラスアルファの部分っていうのが見えて。この感動を得たときに、あれ、これってもしかして私以外にもお酒のイメージを誤解している人がいっぱいいるんじゃないかって思ったんです。
お酒のイメージってやっぱ、酔っ払うためのものとか、パリピみたいなっていうイメージを持ってる人、特に大学生とか特にそういう時期なので、結構多いんじゃないかなと思ったんですよね。
実際にそういうお酒が好きって言ってて、お酒の本質の楽しみ方を知らなくて、テキーラはとりあえずいきなり一気飲みするためのお酒。みたいな。日本酒ってバツゲームのためのお酒だよね、みたいな。そういう認識を持ってる人って結構多いんじゃないかなと思ったときに、それってもったいないなと思って。
それを、どうやったら大学生とかお酒を飲み始めた時期の人にお酒の魅力とか、お酒はこういうふうに楽しめばもっとすごく素敵なものだよって伝えられるんだろうって考えたときに、私はいろんな人に発信できる仕事がしたい、って思ったのがお酒の業界に行きたいと思ったきっかけですね。
その中でKURANDと出会ったのは、就活中で。お酒の魅力に気づいたこと自体、就活中、本当に大学3年生の秋とかなんです。
そのとき友達が誘ってくれたのが、KURANDが当時やってた直営店だったんです。飲み比べができるっていう。そしたらすごい衝撃を受けたんですよ。

一番はやっぱり若い人が多いんですよ、
お客様。自分と同年代、自分がそのとき21とかだったんですけど、本当に周りもその年代ぐらい、20代とか、年齢高くても30代ぐらい。
置いてあるお酒も、これ本当に日本酒なの?みたいなラベルのお酒とかもすごくたくさんあるし。店員さんもお酒のことを聞くと、うんちくばかり語るんじゃなくて、楽しみ方の提案とかすごくしてくれるし。アイスにかけるとかも教えてくれたりして。こんなに提案できる会社ってあったんだ。こんな若い人が集まるお酒のお店ってあるんだ、みたいな。すごく衝撃を受けました。じゃあ、ここにいたら私のやりたいことってできるんじゃないかって思ったのが、最初のきっかけですね。

いまじん:
お酒の印象であったりとか実際に仕事で売るっていうかサービスを提供するっていうことを通して、どういった気づきであったり、ご自身で何か感じていることとかってありますか。

遠山彩華:
そうですね。私が当時思ってた時ほど、お酒のイメージって悪いものだけで広まってるわけじゃないんだな、っていうのはすごく感じました。KURANDを通して、すごく、お酒を純粋に楽しんでる人とか、お酒自体の味を人を楽しむ人とかいて。
固定概念じゃないですけど、クランドのお客様って、それこそ日本酒のこの味は悪いお酒だ、みたいなことを言う人もいないし。それに対してこういう特徴があるんだ、面白い。こういうおつまみが合うんだ、楽しいっていう感じで。
表面的な部分だけでなくて、しっかりと楽しんでくれる人が多くて。意外とそこまで私が思ってたほど逆境じゃないんだなっていうのはすごく感じました。
そういうのと同時に、KURANDがやってきたことによってこれだけの人のお酒の価値が変わったんだというのも目の前で見てきていて。すごく自分がやりたかったことというか。自分がこうなったらいいなと思うものを、やれてるんだろうなっていう実感はすごく日々強いです。

いまじん:
遠山さんのご趣味とかは?

遠山彩華:
そうですね、もう一番はやっぱりお酒を飲む事が一番好きです。
もうほぼ毎日飲んでますね。飲まない日は体調が悪い日と健康診断の前の日ってぐらい。お酒を1滴も飲まないのは、多分片手で数える程度ってくらいにはめちゃくちゃ飲みます。お酒の種類もなんでも飲みます。日本酒が一番。最初は甘いお酒が苦手だったり、焼酎も飲めなかったりとか。ビールも飲めるけど一杯でいいかくらいだったんですけど。
やっぱりKURANDで働くと、いろんなお酒を扱うからこそ、いろんなお酒のことを知る機会があって、なんでも飲めるようになりました。
それこそ焼酎も芋なのか麦の米なのかとか、そういうところまでお酒をすごく楽しめるようになったし。自分自信のお酒の楽しみ方も、KURANDに入ってから広がったっていう感じがしますね。それが一つ目の趣味です。なので、趣味かつ仕事みたいな感じで今やってます。
二つ目は着物を着ることですね。
着物を着るのがすごく好きです。きっかけは高校生のときに、元々着物着たりとか浴衣着たりとかっていうのがすごく好きで。七五三とかで着るのを子供って嫌がると思うんですけど、私はすすんで着てました。すごく特別感が好きなんです。高校生のときに母が着付け教室に通うタイミングでぎっくり腰になっちゃって。代打で受講したっていうのがきっかけです。そこから自分で着れるようになってからは、どんどんいろんなところに着て出かけたりしてました。
ただコロナ禍で着る機会がなくなっちゃって、せっかく着れるのに着る機会がないみたいなと落ち込んでたら、母に「じゃ、会社に来て行けばいいじゃん」って言われたんです。KURANDってすごく自由な社風で、服装も自由っていう会社なので。じゃあ会社で着ればいいかみたいな感じで着始めた感じですね。
会社のメンバーも受け入れてくれて、着物でパソコンをカタカタやってます。仕事しながら好きなことをやって、好きなものを身につけて働いてます。

あとは三つ目は、KURANDのお酒の商品とか、ラベルのデザインとか、そういうものを使って、会社の許可なく勝手にグッズを作りまくってるっていうのが趣味です。
今まで作ったものだと、一番多いのはネイルですね。3年前に広報になったちょっと前ぐらいからやり続けてきて、KURANDのお酒のラベルをネイルにしてもらったりとか。KURANDのロゴを書いてもらったりとか、みたいな感じで今まで毎月やってもらってます。

三年半以上なんで、多分もう40種類ぐらいは描いてもらってきてます。あとはイヤリングも作っていて。ハンドメイドの作家さんで、お酒のイヤリングを作ってくれる方がいるので、その方にKURANDのお酒の写真とかデータを送って作ってもらって、それも身につけてます。

あと一番お気に入りなのが着物です。2年前の秋の話なんですけど、母の行きつけの着物屋さんに行ったら、そこに着物作家の先生が来ていて、ひょんなことからKURANDのお酒の柄が描いてある着物を作りました。かなり高額なものではあったんですけど、本当に自分の好きなものを描いてあるしっていうので、思い切って買いました。

なんだかんだそれぞれ結構お金かけてるので、KURANDのグッズを勝手に使ってるだけで多分、150~200万ぐらいは遣ってるかなみたいな感じですね。でもそれは会社からの指示ではなく、自分の趣味で買ってやってます。
この三つが主な趣味ですかね。

いまじん:
ご自身は他の人から、どういう性格だとか言われたり、自分ではこういう性格だなとか思ったりしますか。

遠山彩華:
いつも母から言われるのは、とにかく頑固っていうふうに言われます。
子供の頃からとかも、自分がこれやるって決めたら、他の人に何を言われても絶対にもう辞めないみたいな感じの性格ですね。とにかくもう本当に一つ決めたことはやり切りたいっていう性格です。なので逆に、自分と意見が対立した人がいたときに、本当に一生折れない性格をしてるので、かなり対立したときは厄介なタイプかなとは思います。

でも友達からは結構ほんわかしてるって言われますね。自分が頑固だからこそ人と対立することがすごく面倒くさくて。すごく仲良くなると、その部分が出てくるんですけど。人に対してはある意味ドライなタイプなので。そこまで人に期待したりとか、すごく人に何かを求めたりするタイプではないですね。
例えば、待ち合わせですごい何時間も待たされても絶対怒らないですし。何をされても基本的には怒らないです。もう自分は自分なのでっていう感じで、割とマイウェイっていうか。だからなのかな、と思います。なので、結構仲良くなりたての人には本当に怒らないよねとか、ほんわかしてるよね、とは言われますけど。ほんわかしてるからというよりも、すごく多分頑固がゆえに、そうなってるって感じなのかなというふうには自分で思ってます。

過去:何かやりたいと思ったらすぐに動く、一度決めたらもうそれを貫く、みたいな感じで。走り抜けて。

いまじん:
幼少期はどんな子供でしたか。

遠山彩華:
やっぱり頑固な性格ですね。小学1年生のときにバスケを始めたんですけど。2年生になったときに、どうしても行きたい中学があって中学受験するって決めて、母にお願いをしたんですよね。
そのときにバスケをやめるならいいよって言われたんですけど、一度始めたことは絶対やめないという精神と、自分がやりたいって言い出したことは絶対に折れないっていう、そんなバスケット中学受験の両方っていうのがあったので。両方折れなくて、一生折れない間に、母が受け入れて、両方やろうっていう感じでやってきてました。
やるためには、じゃあ朝は3時に起きようってなり、小学2年生からは3時に起きて、家を出る8時までずっと勉強して、1日学校行って、帰ってきたらバスケに行くっていう生活を5年間やってました。そのくらいには一度言ったことは折れない、やりきるっていう性格を持ってるかなと思います。
もうそれから中学高校も、ずっとバスケをしていて。自分の性格的には超運動部の人って思います。諦めないっていうのが結構身に付いているタイプの性格なのかなというふうに思います。

いまじん:
バスケの魅力はどういう部分にありますか。

遠山彩華:
どのスポーツもそうだとは思うんですけど。自分の努力してきたことが実になりやすいスポーツなのかなとは思ってます。
すごく身長が高い人が有利みたいなっていうふうに思われがちではあるんですけど。例えば足が速い人だったら、誰よりも早くゴールに走ることで速攻決められますし。ひたすら積み重ねるのが得意な人はひたすらシュート練習して、シュートの確率だけは誰よりも高いってなりますし。ディフェンスも、すごく極めればそこで一番になれるっていう。
人によって努力の方向性が違っても、最終的にはその努力ってどこかしらで叶いやすいスポーツ。そこはすごくわかりやすいのかなっていうと。やっぱりチームプレイっていうところはあると思うので、1人ではできないことも人と一緒ならできるみたいな。そういう分かりやすいものがすごく魅力的だなと思います。

いまじん:
ちなみに部活以外で、小学生ぐらいの頃、大事にしていた時間とか、趣味だったり、打ち込んでいたものだったりはありますか。

遠山彩華:
やっぱり私、バスケットと勉強っていうところしか考えてない生活だったなと思っているので。っていうところだと、多分、勉強なのかなと思います。
それこそ小学生だとみんなドラマ見たりテレビ見たりアニメ見たりとかゲームやったりすると思うんですけど。私、小学校卒業するまで漫画も読んだことなかったし、テレビもほとんどクイズ番組と情報番組ぐらいしか見たことなかったですね。
だから当時流行ってたドラマとか一切見たことないんです。嵐の絶頂期だったのに、嵐の名前すら知らないような子供でした。なので、勉強のことだけを考えて。
私の場合は、家で勉強していて、本当に母と二人三脚。なんかもう、一緒に勉強して一緒に調べて、みたいな感じでしたね。結構私は勉強がすごく好きだったっていうか。
復習して身に付くっていうのがやっぱり数値としてわかりやすかったりする部分であって。そこがちゃんと成果になってるっていうのがすごく楽しかったということがありました。算数とか理科とかみたいな。やればやるほど実力がつくものがすごく好きだったんですけど。逆に社会みたいな記憶、暗記みたいなのがすごく苦手だった記憶があります。

いまじん:
勉強が好き、っていう以外に勉強することのモチベーションっていうのは、どういったところにあると思いますか。

遠山彩華:
一度言い始めたことは、最後までやろうっていう性格なので、ここまで来たら引き返せないみたいな気持ちでやってたんじゃないかなと思います。多分全部が楽しいわけではないし、やっぱり辛いこともあったりはするんですけど。でも、そこにさぼるとか、やっぱりやめるっていう選択肢が出なかったのは、自分の生活上、一度やり始めたことは、ちゃんと最後までやろうっていう性格があったからなのかなと思います。

いまじん:
ご両親から勉強しなさいとか言われたわけではなく、ご自身で取り組まれていたんですか。

遠山彩華:
そうですね。私自身がバスケットと両立するって言い始めたので。両立するんだったら朝起きるしかないよって言われて。じゃ、朝起きる、みたいな感じでやり始めた感じです。
なので勉強しなさいとはあんまり言われたことはないですね。むしろやりたいことではあるので。むしろあなたがやりたいからやってるんでしょくらいの感じで。私がもし、今日はいいかなって言ったら、あなたがやりたいって言いだしたからやったことじゃないの、まあ私はいいけどね、みたいな感じの言われ方をしてたと思います。でもそういうふうに言われたらやってやるよ、みたいな感じの気持ちで、予定よりもやっちゃうみたいな。

いまじん:
家族との関係性だったり、家族のキャラクターみたいなものって何かありますか。

遠山彩華:
私はすごくシスコンっていうふうに言ってるんですけど。妹が好きすぎるんですよ。
一歳ごろから妹の身に何かあると全部面倒を見るっていう感じでした。例えば、幼稚園で友達の輪に入れなかったら、一緒に行って輪に入れるようにしたりとか、みたいな感じでもう常に横にいてって感じだったので。
普通、幼稚園とかだと、お母さんの絵を自由帳に描きがちだと思うんですけど、妹の場合はお姉ちゃんの絵しか描かないみたいな。生活もずっと一緒にいたのかなと思います。妹も一緒にバスケやったりとか。一緒にいたのかなっていうイメージはありますね。

私が中学に入るまでは、やっぱりずっと一緒に学校一緒に通って、バスケに行って。ところが中学に入ってからはだいぶ生活リズムが変わって、お互い一緒にいることが少なくなって。
そこからちょっと独立じゃないですけど。妹はバスケをやめて、そこからは私が今までやったことないことをやり出して。吹奏楽とかやったりしてて。私がわかんないことにもすごく詳しくなって。
なので、今はどちらかというと私が面倒見るっていうよりは、お互い本当に姉妹というチームというよりは、もうなんか、仲の良い友達ぐらいの感じで。それこそ、いつも連絡を取ったときは本当にもう対等な感じで。私がたまに相談をすることもありますし。最近私の方が相談に乗ってもらったりとか。
この前とかだと、電車乗り過ごして、なぜか実家の近くの駅までたどり着いてしまって、妹に夜中の1時半ぐらいに駅まで迎えに来てもらったりとか。そんな感じで、今すごいそういう友達みたいな感じの関係性なのかなというふうに思います。
あとは、母はもう、本当に小学生の頃から二人三脚で。私がバスケも勉強もやるっていうところを本当に一番近くで、一緒に。教えるとか、叱るとか、そういうのではなくて。一緒にやるっていう。分からないことがあれば一緒に調べるし。それは勉強でもバスケでも。一緒に調べて一緒に行ってみるみたいな感じの。同じ目線で進んできた人かなっていうところですね。
母に関しても本当に友達みたいな感じなんですね。なんかちょっと美味しいもの食べに行かない?みたいな感じでたまに出たりとか。そんな感じで。すごく今は仲のいい友達ぐらいの感覚で、今、妹と母の存在があるっていう感じです。
あと、この話に出てきてない父に関しては、どちらか言うと、すごく一緒にいる時間が長いというよりは、すごく間接的に関わるタイプの人で。
家にいないで、ずっと仕事をしているっていうタイプの人です。ただ父に関しては小学校のときもPTA会長をやってたりとか、中学、高校のときもずっとそういったPTAとか役員ずっとやっていたので。
私が学校に通ってるところでも先生たちは私の父を知ってるって感じで。っていうのもあって、私に何かあったらすごい先生たちが気にかけてくれやすい環境を作ってくれたりしてたし。
それこそ地元だとみんな、あ、遠山さんね、みたいな感じで知ってくれてる環境があったりとか。遠山です、って言うだけで、どこの空間に行っても大学生に入るまでの期間は、自分の生活圏内では、あの遠山さんね、っていうふうに言ってもらえる環境だったのは、今考えるとすごくありがたいのかなと思ってます。遠山さんちの娘さんね、っていうだけで、まずすごく信頼してもらえるとか、ちゃんとしてる人だよねっていうレッテルを最初にもらえるっていうのはすごく得なことだったのかな、っていうふうに今は感じてます。そのくらいですかね。本当に何か一緒にしたとかは全然ないです。父に関しては、その環境を作ってくれた人っていうイメージでした。

いまじん:
家族で何かすごく思い出に残っていることは、ありますか。

遠山彩華:
私が小学校のときに受験するって決めてからは、本当に勉強とバスケ以外のことは一切しなかったので。旅行に行ったりとか、絶対しない家だったんですよね。すっごいちっちゃい頃に家族で出かけてから、あんまりなくって。それでも年に一度旅行に行くのは毎年やっていて。うち両親ともアウトドアとか観光がそんなに好きじゃないので。
例えば岐阜に行って関ヶ原の戦いの跡地をみんなで見に行くみたいな。そういう家族旅行はあったなとは思います。

父は、私のスタイル、やりたいことには常に応援する姿勢ではいてくれたのかなと思いますね。そんな感じでしたね。常に、私がいかに勉強に集中できるかみたいな環境をみんなで作ってたっていう感じでした。
なので、やっぱり楽しく旅行に行ったみたいなのは、幼稚園ぐらいの頃にみんなでディズニーに行ったんですけど。何となくしか覚えてないですね。

いまじん:
家族以外で、例えばご友人とかっていうのは、どういった人と一緒にいるのが好きだったなっていうのはありますか。

遠山彩華:
私は知り合いこそ多いんですけど、深く付き合う友達っていうのが実はすごく少なくって。結構広く浅くタイプだったのかなっていうのは思ってます。
自分自身がすごく社交的なタイプなので初めての人とも関わりますし、友達の友達とかでも全然喋れるタイプではあるんですけど。そこからすごく深い関係になるっていうのはあんまり得意とはしていないのかなと思っていて。
なので、それこそ大学卒業するまでの学生時代にできた友達で、今まで連絡取ってる人は本当に10人ぐらいしかいないんですね。会いたいって言って会える人はそのぐらいかなと思います。
そんな中で、やっぱり長く連絡が続いている友達っていうのは、やっぱり1年に1回連絡取るかぐらいなんですけど、でも必ず1年に1回ぐらいは何か連絡取って。で、それが続いていくっていうような感じですね。
何か特別に連絡を取るとか、すごくよく会うっていう友達はそんなには、いないかなと思います。結婚式に呼んだのも全部で9人ですね。それぐらいかなとは思います。

いまじん:
そういった方とは過去の懐かしい話とかあって、話されたりします?

遠山彩華:
あんまりしないです。今の話とか、これからの話とかをする方がメインかなとは思います。

いまじん:
遠山さんの中でターニングポイントというか、一つ自分の人生の方向性が定まったりと変わったりしたことって何だったと思いますか。

遠山彩華:
一番自分の人生を大きく変えたのは、やっぱりお酒って面白いっていうふうに感じたタイミングなのかなと思います。
それまでお酒の業界で働きたいとは思わなかったですし。やっぱり、自分のやりたいことがはっきりしたというか。それまではこういうことやりたいとか、こういう業界いきたいとか気持ちもあったんですけど、おそらくまだほわっとしていて、すごくあの出会いによって自分がやりたいこととか、将来こういうふうになってきたいみたいなところが、急にぱっと鮮明に見えた瞬間だったのかなとか思います。
あれがなかったら、多分今の私もないですし、これから先も絶対違う人生だったと思います。一番はそこかなと思います。

いまじん:
お酒を美味しいって思ったときから、それを仕事にしようっていう決心はどういうふうにされたんですか。

遠山彩華:
そこに関しては、あまり悩む時間はなかったですね。
本当に、面白いなって思った次の瞬間にはもう、就活してるときに調べていったサイトで今まで見ていた企業を全部削除して、一から探し始めて、もう次の瞬間にはもう片っ端から気になるところに連絡を送って。
KURANDを知った瞬間にすぐその日のうちに連絡して、お話聞かせてくださいって言って会いに行ったって感じです。でもそこは一貫していて。何かやりたいと思ったらすぐに動く、一度決めたらもうそれを貫く、みたいな感じで。走り抜けて。もう一度進んだからにはもう戻れないぐらいの感じに、自分からしてる感じです。

いまじん:
それがそういう性格になっていったのはスポーツがやはり関係しているんですかね、ご自身でどう思われますか。

遠山彩華:
そこは、自分の性格なのかなと思います。母の言葉が大きいかなと思います。一度決めたことはちゃんとやりきるんだよ、みたいなのはちっちゃい頃から言われてたので。で、それが絶対だっていうふうに思っていて。あんまり信じて疑わなかったからこそ、子供の頃はもうそれを絶対にやるっていう刷り込まれていて。気がついた頃にはもうそれが自分の中の当たり前になっていくって感じですね。あんたは頑固な性格だからって母に言われ続けてたので。それが、結局脳裏に刷り込まれてきた成果かなと思います。

未来:なんか、すごくいろんな人に、気軽に、会いましょうって言ってもらいたいです。

いまじん:
5年後、10年後、最後自分が死ぬところまで見据えた上での未来って、どういうふうにイメージされていますか。

遠山彩華:
30歳までは今の仕事はとりあえず全力でやろうかなと思ってます。今後のところで考えていくと、自分自身はワンステップ、キャリアアップしたいなというふうに思ってます。
具体的には、今ちょっと直近1年で考えようかなと思っているんですけど。このままKURANDの中で、もっといろんな経験を積んでいくのか、それとも業界全体をみて、違う方向性とか考えていくのか。はたまた、全く違う業界に身を置きながら、お酒の業界に関わることをしていくのかっていう3択で。2年以内にはもうそこで動き出せている状態で、将来を確定させようかなと思っているって感じです。
選択肢は持ちながら、まず今、目の前のこと。直近1年でやって、29になる目前でこのまま行くのか、どうするかっていうのを確定しようかなというのが直近5年ですね。
で、10年スパンで考えると、自分自身が去年、結婚して。子供を持つかどうかみたいなところも今考えているところではあるんですけど。自分自身はやっぱりこれからも仕事頑張っていきたいなとは思っているので。10年後に関しては、ある程度自分がやりたいことを実現し始めている時期になればいいかなと思っています。
なので具体的には、例えば大学みたいな若い方が集まる場所とかで、お酒の楽しみ方とか発信できるような役割を果たせていたりとか、ある程度自分の中でも発信力っていうところは10年経った頃にはついてる状態が理想だなというふうには、今考えています。
自分が成し遂げたいこと自体が40までには実現したいなと思っていて。そこである程度自分の中で、それを実現したなと思ったら、自主的にやりたいのはやっぱり自分でお店を持ちたいなとは思ってます。
そこは別に40代でも50代でもできることだから今すぐにっていうところではなくて。本当に死ぬまでのところでやりたいなと思っていて。最悪もう定年後に、趣味感覚で利益上がらなくてもいいからやるくらいの感覚でもいいので。
お店を持ってしっかり目の前の方、1人1人にお酒の魅力を伝えている人になれたらと思っています。自分の好きなものだけを集めて。自分の好きなことだけを発信するっていうのを最終的にやれたら、一番幸せなのかなと思ってます。なので、今自分が思い描く未来には、そんなに子供作るとかは考えてなくて。仕事を軸にしていくっていうのが、最近、薄々考えているようなところですね。

いまじん:
去年ご結婚されたってことなんですけど、旦那様との作る家族っていうのはどういうものにしていきたいっていうのはありますか。

遠山彩華:
今時点で、すごく私が仕事、頑張りたいというところなので、すごく応援をしてくれているって感じなんですよね。
私自身が今すごく帰りが遅くて。会社が遠いっていうのがあって、家に帰るのが12時前だったりすることもあるんですけど。
家に帰ったら私が何もしなくてもいい状態になってて。おつまみとか作ってくれて。私が手を洗ってる間にお弁当箱が洗われている、くらいの。すごく応援してくれているっていうところがあって。
今の形がちょうどいいのかなと思ってます。夫自身はすごくキャリア志向があったりするわけではなかったりして、キャリアを積みたいっていうよりはホワイト企業で好きなことに関わりながら、それなりに働きつつっていう感じがいいタイプなので。役割としてすごくちょうどいいなと思います。
なので一般的な家庭とは違うパターンにはなると思うんですけど。自分たちらしい感じで、この雰囲気は継続していけたらいいのかなと思いますね。ただお互いお酒は好きなので。自分が楽しみたいことは一緒に楽しめる家庭であり続けたいなとは思います。

いまじん:
2人の中で大事にしている時間っていうのは、具体的にはどういったことがありますか。

遠山彩華:
絶対に毎日、どんなに遅くに帰っても、一杯はお酒飲むようにしてます。私が帰るまでは、ほぼほぼ絶対待っててくれるので。絶対にお酒は一杯は。飲んで帰ってきたとしても、絶対に一杯は飲んでいて、そこに別に会話があってもなくても。お互いただお酒飲みながらスマホ見てるだけとか、ほとんどそんな感じなんですよ。なんか、同じ時間を共有できるところって1日の中で平日だとそこしかないかなと思っていて。土日も私は予定入れてしまうこともすごく多くて、一緒にゆっくり過ごせるそこの時間かなって思っていて。そこはすごく大事にしていきたい時間かなと思います。

いまじん:
もしも遠山さんが、お酒に出会っていなかったら、どういう人生になっていたと思いますか。

遠山彩華:
どうなんですかね。お酒と出会ってなかったら全然人生は違ったんじゃないかなと思っています。
でも、自分自身の性格は、変わってはいない。私は多分、就活のときにお酒の業界にしようってシフトチェンジはしたんですけど。その時の時点で、自分の目指す方針を変えようって思っていたのは、お酒を好きになるちょっと前から、実は、何となく自分の言いたい目指す方向性が違うなって感じてたので。
何かしら自分の興味が出ることで、人に何かを伝える仕事がしたいっていう中で出会ったのがお酒だったので。そういった意味では業界が違ったとしても、やってることは意外と変わらないんじゃないかなとは自分自身思ってます。
着物が好きなので、着物の業界にもしかしたらいるかもしれない。例えば、着物のお店とかで発信するお仕事してるとか。そういう可能性はすごくあるんじゃないかなと思ってます。
それをやりたい、やるって決めたのが自分の中でやり切る性格ではあるので、多分そこにずっといて、そこをどうするかみたいのを一生考え続けるってことだと、一緒なのかなっていう気はしてます。

いまじん:
遠山さんにとってのお酒はどんな存在ですか。

遠山彩華:
お酒自体は、私の中ではお酒ってやっぱり嗜好品なので、なくても生きていけるものなんですよね。
お酒がなくても生きていけるし、全然誰も困らないものだなとは思います。けどお酒がなかったら今より幸せなのって言われたら、それは違うなと思って。例えばご飯を食べるときに、そのままでもいいんですけど、お酒があったらもっと楽しいですし。例えば夜、なんか考え事をしたいときに、ただ考えるんじゃなくて、お酒があるっていうそれだけでまたちょっと違った空間のようにはなりますし。
あとは人と会うとき、初めての人と会う日とか。そういうときってやっぱりそこにお酒があることが多くて。お酒があるだけで、人の心の壁のハードルって少し下がるんじゃないかなと思って。っていうところで言うと、そういった人と人との繋がりっていうところも、お酒があるのとないのだと、全然違うんだろうなというふうに思います。
なので、一言で言うと、あってもなくても、どうにかなるけど、ないとつまらないし、きっと幸せじゃないんだろうなっていう思いかな、と思います。

いまじん:
今まさに広報っていうところで、きっと実際に仕事でされてるとは思うんですけど。今後、お酒を通してどんな社会を描きたいなというか、理想とする社会っていうのがあったら教えてください。

遠山彩華:
今の日本って、大げさに言うと、お酒に対してのイメージがすごく悪い方に行ってるなと思っていて。
お酒に対して良いイメージを持ってる人も多いなっていうのはKURANDに入って感じたこととはいえ、まだまだだと思っていて。
それこそ、例えばお酒ってタバコと同類みたいな感じで扱われがちだなというふうに思います。もちろんお酒によってすごく生活を変えてしまった人とか、それよって不幸になった人は、少なからずいると思うんです。
けど、そうですね。マイナスの面はやっぱりどっかにあるんですけど。プラスの面はすごくいっぱいあるなと感じてます。
例えばお酒を飲み過ぎたらやっぱり健康が、とか言うと思うんですけど。それってお酒だけじゃないなと思っていて。甘いものを摂り過ぎたらやっぱりよくないですし、塩分もやっぱり摂りすぎたら良くないし。別にお酒だけが悪いわけじゃないと思うんですけど、お酒だけがすごくやっぱり悪者扱いというか、マイナスに見られることってまだまだ多いなと思ってます。
ドイツみたいに水のようにビールを飲んでいるわけではないんですけど。やっぱり日本全体として、すごくお酒の文化っていうのは何百年も前からあるはずなのに、けどやっぱりそこに対してもマイナスイメージってすごくまだ強いと思うので。そこのイメージを変えていきたいなと思ってます。
お酒自体に対しても。例えば、日本酒好きって言うと酒豪なんだっていうふうに言われたりとか、お酒好きって言うとやっぱりちょっとチャラいイメージとか、陽キャなんだじゃないかとか、イメージを持たれたりすることに対してもすごく嫌だなと感じる人は少なくないと思うので。
お酒に対するイメージ自体を根底から変えていくことが、すごく必要なんじゃないかなと思ってます。それを実現させられるのが一番、理想かなと思ってます。

いまじん:
それを伺った上で、ご自身で持たれたいとおっしゃってたお店っていうのは、どういった場所にしたいとか、具体的なアイディアとかは描かれてたりしますか。

遠山彩華:
そうですね。固定概念を持たずに楽しめるところがいいかなと思ってます。
例えば、日本酒を飲むときにやっぱりお酒の知識がついてくると、裏ラベル見て、この酵母使ってるんだみたいな飲み方をしたりとか。そこの知識があるからこそ楽しめる面もあると思うんですけど。そういうのなしに楽しんで欲しいなと思ってます。
例えばすごくお酒が好きで、私は生原酒しか飲まない、生原酒くださいっていうのじゃなくって。例えば、気分で、今日は実は仕事で失敗しちゃったからちょっと元気になるやつ欲しいな、みたいな。今日は暑いからさっぱりするやつ飲みたいな、くらいな感覚で、お酒を注文できる世界っていうのがあるといいなと思うので。なんか、すごいそういう場所になっていくのがいいなと思ってます。
お酒のスペックを見て買うっていうよりも、純粋に目の前のお酒を、このお酒ちょっと酸味があってすっきりするね、この料理と合うね、みたいな。っていうのを、純粋にそれだけを楽しめるお店っていうのができたらいいなというふうに思ってます。

いまじん:
最後に何か言い残したことがあれば教えていただきたくて。遺言のようなものでも、読者へのメッセージでも何でもいいので最後にたっぷりお話してください。

遠山彩華:
私自身は今SNSとかでも、会社としての発信をしつつ、自分自身としての言葉もすごく出していきたいなっていうふうに思っていて。
それこそ今、Xが一番多くはあるんですけど、自分自身も何か人に伝えられる、自分の言葉で伝えられるっていうこともやりたいなと思っていて。
インスタのアカウントもちょっと動かし始めたり。
noteも復活して、今記事をちょっといくつか書いてたりとか。あとなんかいろいろ、Facebookとか、LinkedInとか。いろんなSNSをやっているので、ぜひちょっと見ていただきたいなっていう感じです。
全然、私は会いたいって言われたら誰にでも何にでも会いたいなというタイプなので、いろんな人の話も聞きたいので。なんか、すごくいろんな人に、気軽に、会いましょうって言ってもらいたいです。で、いろんな人に会って、自分の知見をどんどんいろんな人のお話とか経験をどんどん聞いていって。どんどんいろんな発信できるようにしていきたいなと思って。もう本当につい最近であったり、やってるので。ぜひ、SNSをフォローしていただけたら嬉しいなっていう感じです。

あとがき

どんなものにも、これってこういうイメージですよね、っていうのは良くも悪くも、つきものですよね。線を引くことで効率的に、だったり、楽になることは増えたりするのかもしれないけれど。でも、一度どちらかの世界に行ってしまったら、線の向こうが見えなくなってしまうのって、なんだか寂しいよなあと思ったりします。自分らしく、とかも、むずかしい。全部に意味づけしないで、なんとなくで、今日はちょっとこっちの道かな、みたいな歩き方ができたら、毎日はもっと面白くなったりするのかな。

【インタビュー・編集・あとがき:いまじん】

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