
経験やね。経験がすごい、経験が勉強やね人
むかしむかし、ある村に、修験(しゅうけん)という若者が住んでいました。修験はいつも「経験こそが、本当の学びなんだ」と語っていました。
本を読むことも、人の話を聞くことも大切にしましたが、修験が最も大切にしたのは、自分で体験することでした。
失敗しても、
「これも経験だ」と笑い、
困難に出会っても、
「これも勉強だ」と受け止め、
思い通りにならなくても、
「この経験が、きっと次に活きる」と前を向きました。
村人たちは修験に尋ねました。
「なぜそんなに経験を大切にするの?」
修験は答えました。
「経験は、心と体で覚える学び。それは本当の知恵になるんです。だから経験は、何物にも代えがたい先生なんです」
農作業を手伝っては土の感触を覚え、
職人の工房で失敗を重ねては技を身につけ、
旅に出ては様々な人との出会いから学び、
すべての経験を、自分の糧としていきました。
後に修験はこう語りました。
「経験は、時に厳しい先生です。でも、その学びは決して裏切りません。経験こそが、本当の意味での勉強なんです」
そして「経験は心の教科書」ということわざが、この村から広まっていったとさ。
めでたし、めでたし。
と思う2025年1月27日10時56分に書く無名人インタビュー1005回目のまえがきでした!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(作家・無名人インタビュー主宰)】
今回ご参加いただいたのは らんこ さんです!
年齢:50代前半
性別:女
職業:ホテル勤務
現在:自分は非常に適当な人やなと思います。
🐋くじら:
では最初の質問です。今、何をしている人でしょうか?
らんこ:
今何をしてる・・・仕事ですか?
🐋くじら:
もう何でも。この質問に対して思いついたことを何でも答えていただけたら。
らんこ:
仕事はひょんなことからスナックを任されて、スナックをしてて。あと保険の仕事をしてるんですけど、その仕事が2年先になくなるかもしれないと言われたので、収入的にちょっと不安なのもあって、ブログの勉強を始めました。
🐋くじら:
ブログってどんなブログなんですか?
らんこ:
ブログは一応趣味でゴルフをしてるので、ゴルフのブログを書いてるんですけど。でもブログって最終的にブログで収益を上げたいと考えているので。今インターネット見たら何でも教えてくれる時代なので自分で調べてやろうかなと思ったけれども、それはかなりハードルが高いのと、年齢がいってるから理解するにも若いときより時間がかかってるのと、教えてもらった方が早いよねっていうことで、私にしたら高額ではあるんだけど、コンサルをつけてもらって、月2回、スカイプで担当の先生にどうやったら自分のブログを見てもらえるようになるかを教わりながら。
8月から始めて半年経とうとしてる。そのブログのコンサルも10ヶ月と決まってるんで、10ヶ月のうちに何とかGoogleアドセンスを通過したいなと思って。今既にもう3回落ちてるんですけどね。
Googleのアドセンスに通ったら、Googleの広告を貼ってもらえるので。でも貼ってもらえたからって収益がガンガンあるわけではなく、やっぱりキーワードを絞って、いかに今世の中の人のニーズに応えられるかどうかっていうのを、今一生懸命画策しながら頑張ってます。自分が書きたいことを書いても別にそれを必要とはしてないし、勝手に自分が想像して「これやったら読んでくれるかな」みたいな甘い考えで記事を書いても、人は見ないんだなっていうのがめちゃくちゃよくわかるようになって。
例えば、私が書いてるゴルファーが優勝したり、その子のインスタがすごくバズって、バズるっていっても、ゴルフする人ぐらいしか見ないからめちゃくちゃバズるわけではないけど、興味がある人はそのインスタとか、Xとかをずっと追ってるんだなっていうのがよくわかりましたね。
そういうのが上がると、たまたま自分がそのゴルファーを記事にしていると、実際読んでくれる人も増えるし、読んでくれないにしても、一旦1ページ目に自分の記事があったらそれを見てくれたっていうのが、サーチコンソールっていうGoogleが提供してるものでわかるので、それはすごく面白いなと思って。
だからこうやってみんな広告を打って、企業とかは、数百万、何千万ってお金をかけてやってるけど、テレビじゃなくネットの時代。アルバイトの子に聞いても、「別に部屋にテレビなんて置かない」って言ってるし、もう全部スマホで完結する時代。パソコンとスマホで完結するし。サブスクでネットフリックスでもユーネクストでも、良いコンテンツがたくさん出てるから。
私もテレビを見なくなりました。テレビ見てても面白くないなと思って。テレビは再放送が多い。私らのベビーブーム世代の人らに焦点を当てた番組が多いなとか、変わってきてるなって。「だからこれやってんねやな」と、そういうのがすごくわかるようになった。
ブログって最終的に収益出ないと、コンサル料をかけてやってる意味がないし。でも自分の知らなかったことがたくさん知れるっていうのが、自分なりに発見できた。すごく面白いなって今思ってる感じですね。こうやって世の中みんな動いてるんやなって。
インターネットのおかげで、フリーランスの人がめちゃくちゃ増えたなって。私の世代は一つの会社を勤め上げるみたいな時代やったけど、今の子は石の上にも3年とか古いし、今の時代は「そんな3年も我慢してんとさっさともう見切りをつけてやめよう」っていう時代。
一つのところじゃなくっていろんなことを経験して、それで自分に合ったものが見つかっていくんやなって。
大学出たての子が自分のしたいことを人に説明できるのは、一部なんじゃないかなって。いろんなことに携わっていろんなことを経験してからでいいと思う。今は100年時代やから、ゆっくり仕事を見つけたらいいのでは?と思う。
だからその勉強一辺倒の受験っていうのがちょっと馬鹿げてるなって。
私も自分の子どもに受験のときに、ちょっとうるさく言ってしまったことを、すごく後悔してる。
もちろん読み・書き・そろばんっていうのは絶対必要やし、日本人である以上日本語は上手に喋れた方が絶対いいし、将来、自分が仕事していく上で計算とか最低限必要と思うけど。
興味もないことを自分が将来生活していく上で繋がらへん、教養になるんか知らんけど、それやったら経験とかそういうことに教育はシフトしていくべきやし、今の学校の英語教育が馬鹿みたいやなって。今の小学生とか中学生がどういう英語教育を受けてるのか全く知らないので、何とも言えないんですけれど。
そもそも英語の先生が海外経験もないような人とか、流暢に英語を喋れない人が学校の英語の先生になるっていうこと自体なんかおかしいなって思えてきて。勉強も全てそうやけど、子どもってね自分で興味あったらなんぼでも自分で調べてくし自分で勉強するけど、しない子は塾に行こうが何しようが、家庭教師をつけようが絶対しないし。
一生懸命家庭教師つけたり夏季講習代に、2、30万かけてる若いお母さん方に、「そんなそんなことにお金を使わない方がいいよ」って言ってあげたいですね。
私の子どもは、1人は行きたいって言って、1人は行きたくないって言ったのに無理やり私が行かせて良い結果を生まなかったので。やっぱり好きなこと・したいこと、その子に小さいときから選ばせる。選ばせるっていうか、それをなんていうのかな、見守ってあげるというか。なるべく子どもが自分で自らしたいっていうことにはお金を使うというか、助けるというか。そうやってたら親も子も幸せなんやろなって今頃気がついてる感じですね。
だから学校のテストの点数とかで評価されてしまうのは、全くもって違うなと思うし、なんかもうちょっと何とかならんのかなって。もう何十年変わらない学習指導要領を、文科省はもうちょっと考えろよって思いますね。そうじゃないと、みんなが幸せにならへんなと思いますね。
🐋くじら:
なるほど。
らんこ:
自分ももっと早く気付かんとあかんなと思って。ただそれにはいろんな経験、狭い世界、自分と似たような人と、価値観とか一緒じゃないと、長く友達って結構いられなかったりするので。
私は私学の進学校に行ってたわけではないので、めちゃくちゃ固まってるってわけじゃないけど、大学行って当たり前だよねみたいな。なるべくいいところに就職したらいいよねみたいな、そういう固定観念が強すぎたなって思うな。今から思うと。
それより、いろんな経験してる子のほうが話してても面白いし。チャレンジ精神もあるし、難しいけどね。勉強したい子は周りに合わせて勉強をしていくから、それにそれが当たり前やと、子どもってほんまに若ければ若いほどこう素直に流れていくから。
それには家もね親も関わってくるからね。小さいときに一番密接に関わるのは親やと思うから、子どもは親を選べないから、親が勝手に産むから、子どもに対して上手に、みんなこれから産む人もそうやけど、変な固定観念にはとらわれないで欲しいなって思います。
🐋くじら:
なるほど。らんこさんご自身の性格は何と言われることが多いですか?
らんこ:
性格はきちっとしてると言われる。きちっとしてるとか賢いとか言われるけど、決してそうではない。そう見えるらしいけど、自分や私の家族はそれは違うといって笑います。
なので見かけ倒しやなと思ってます。それはすごく残念。見かけ通りの人だったらいいんですけど。
🐋くじら:
ご自身ではどんな性格だと思いますか?
らんこ:
自分は非常に適当な人。
🐋くじら:
そうですか。
らんこ:
適当な人。
🐋くじら:
適当ってどんな適当なんですか?
らんこ:
適当っていう言葉がぴったりな人間やなって自分で思いますね。言ってることと行動が伴ってないのもあるし。それとめちゃくちゃ好きなことがないっていうのがちょっと残念かな。
今はブログは結構楽しんいるんですけど。
自分の性格はほんまに適当やなと思います。それがすごく残念です。でも良く言えば、この適当なのがあんまり深刻に悩まへんし、あんまりボロカス言われても、そのときは腹が立つけど、結構さっさと忘れられるから、そこは自分で助かってますね。忘れられへんかったらしんどいと思いますね。
🐋くじら:
スナックはどういう形で働いてるんですか?
らんこ:
私が一応経営者です。個人客はほとんど来ないです。大きな宿泊施設があるところでのスナックなので、団体さんがドカンと入る感じ。なので、別にスナックだからって隣にぴったりくっついてお客さんとお話するっていうことはない形式です。
何十人と予約が入るとアルバイトに来てもらいます。
でも、いつ切られるかもしれない、という緊張感は持ってます。だからもう1個お金が入ってくるようなことを作らないと、と思ってブログをがんばっています。もちろんNISAもして、お金に働いてもらうようにしてますけど。
でも億単位持ってるわけじゃないので。子どもに助けてとか絶対言いたくないですし、子どもに助けてもらおうなんて微塵も思ってないし。自分で何とかしないとあかんから。
今は高校でお金の授業があるらしいですけど、もうちょっと早くお金を殖やすことを始めればよかったなと思っています。
過去:何で言うこと聞いたんやろ。人のせいにしたらあかんけど、とにかく高校はすごく時間を無駄にしてしまったなって思います。
🐋くじら:
過去の質問に入っていこうと思います。らんこさんがお子さんのときはどんな子どもでしたか?
らんこ:
学校から帰ったらすぐ遊びに行きたかったけど、親が超うるさくて、習い事を1時間しないと遊びに行かしてもらえなくって、そのせいでピアノ嫌いになりましたね。とにかく友達と遊ぶのが一番、子どもの頃の思い出って言ったら、友達と遊んでたのが一番楽しかったなって思う。
だから私は「宿題しなくてもいいから先に遊んできなさい」って。宿題なんて5分か10分で終わるぐらいの量しか出されてなかったから、うちの子の場合はね。なので「先に遊んどいで」って言って。なるべく遊ぶっていうことにはフォーカスしてたと思います。
🐋くじら:
どんな遊びをされてたんですか?
らんこ:
ゴム跳び。そのときゴム跳びがすごく流行ってて。ゴムを使って、遊んだりとか。あとクラス単位で遊ぶことが多かったので、クラスで絶対1週間に1回かな、クラスで遊ぶ曜日が決まってて、放課後校庭に集まって遊ぶっていうのが楽しかったなって思いますね。
それとあと友達が、結構最新のおもちゃを親にいつも買ってもらってたから、そのおもちゃ買ってもらったらいつも「遊びにおいでよ」って言ってくれてたので、その子の家に行ってリカちゃん人形で遊んだりだとか、そういうかわいらしい遊びもよくしてましたね。友達と遊ぶのがとにかく楽しかった。
🐋くじら:
それは小学生ぐらいですか?
らんこ:
小学生。
🐋くじら:
中学生頃はどうでしたか?
らんこ:
中学生の頃は、一番初めに入ったクラブが全く自分に合わなかったので、それで全然行かなくなって。その頃には漫画にどハマりして、漫画をめちゃくちゃ読んでましたね。でも中2からは違うクラブに入って、そのクラブではちゃんと真面目に。やっぱり合う・合わへんってあるんやなと思って。
初めにクラブに入る前にお試し期間ってあるじゃないですか。今はどうか知らないんですけど。あの体験をせずにに入ったのが駄目やったなって、体験期間って意味があるなと思いましたね。
途中で変わったりっていうのができなかったから。今ね時間がすごい大事なのかがひしひしと分かる年齢なので、若いときのダラダラと過ごした時間がもったいないなって今更思いますけど。わからないですね。若い頃は。
🐋くじら:
何クラブだったんですか?
らんこ:
初め入ったのが陸上部で。面白くなくて、きつすぎたっていうのもあるけど、もちろん昔水も飲んだら駄目だし、土日も絶対クラブやったし、休みがない。それも全部言い訳なんですけどね、今から思ったら。もう面白くないし。
次は剣道部入って。剣道部はそもそも仲のいい子が入ってたから入りやすかったっていうのもあるけど、面白かったですね剣道部は。
🐋くじら:
運動は結構好きなんですか?
らんこ:
多少あったんでしょうね好きとか。好きっていうか、練習もちょうどいい感じ。そんなに楽ってことは全然なかったけど、やっぱり合う・合わへんっていうのと、好きって思えるかっていうのが、すごく密接に関係するんじゃないかなって思いましたね。「うまくなりたい」とかも思えたし。
陸上部はただただしんどくって、早くなりたいって思って入ったはずやのに「もうどうでもいいわ」っていうふうに思えてきて。あかんね。あれは駄目ですね。
🐋くじら:
このとき将来の夢とかあったんですか?
らんこ:
ないですね。その頃別に。このまま漫画に埋もれて、ずっと生きていきたいと思ってたぐらいじゃないかな。中学生とか別にそんなん何を思ってたんだろ。そんな将来の夢、「何になりたい」とかそんなふうにあんまり思ってなかったかな。漫画好きやけど別に絵が描けるわけでもないし、読む専門やし。そんな感じ。
🐋くじら:
漫画って何漫画ですか?
らんこ:
どっぷり少女漫画。少女漫画。メンズの漫画はアラレちゃんとか。アラレちゃんとかは一応少年、あれはジャンプか。アラレちゃんとかは読んでたのかな。もっぱら少女漫画を読んでましたね。でも今の漫画の方がストーリー的には面白いかなと思いますね。
🐋くじら:
そうなんですか。今の漫画と結構違いますか?
らんこ:
全然違う。昔はワンパターン。ストーリーが結構ワンパターンなんが主流やと思うんだけど、今の漫画はすごく引き出しが多いな。話も作れて絵も書けるっていう。話と絵の人が別の場合もあるけど、ワンピース面白いし、デスノートとかもすごい斬新やなって思ったし。全然すごい違うなって。まぁね、世界に誇れるだけあるなとか思いますね。
今はもう全く、昔あんだけ漫画好きだったけど、今は全く読まないですけどね。キングダムぐらいかな。キングダム面白いな。キングダムはちょっと歴史に沿ってるけど、漫画を全く読まなくなりましたね、年をとって。
🐋くじら:
高校生あたりはどんな子どもでした?
らんこ:
高校生はつまらなかった。勉強しない、クラブもしない、何もしないというだらーっとした超無駄な時間を過ごしてしまって。まだね男の子とかと付き合って恋愛でもしてたらいい思い出になるけど、それもなかったし。若くてすごくいい時期やったのにと思う。
でもうちの親も超うるさかったから、遊びにも行けないような環境やったかな。遊びに行くことが悪みたいな感じのこと言われてたから。何で言うこと聞いたんやろなっていう。怖かったっていうのもあるけど、親が。
怖かったっていうのもあるけど、もう怖くても何でも、別に人の迷惑をかけることなんか絶対しないし、何で言うこと聞いたんやろって。今からそれは後悔ですね。何で言うこと聞いたんやろ。人のせいにしたらあかんけど、とにかく高校はすごく時間を無駄にしてしまったなって思います。
せめて本を読みまくったりだとか、何かクラブに打ち込んでた、クラブのために学校に行ってたとかそんなセリフが言えたらかっこいいなって思います。それが何にもない。ただでも良かったのは、今でも高校の友達とはもうずっと仲がいいし、ほんとにずっと仲がいいし、遊びにも行くし、旅行にも行くし、高校のときの友達はほんまにいいですね。
🐋くじら:
兄弟とかいらっしゃるんですか?
らんこ:
姉が2人いますよ。
🐋くじら:
きょうだい仲はどんな感じなんですか?
らんこ:
きょうだい仲いいですよ。次女とはすごい仲いいね。長女も別に仲悪いわけではないけど、ちょっと難しいところがあるので、気を使いながら喋る感じかな。姉妹やけど。でも次女は別に気を遣うこともなく、喋るし仲はいいって感じ。
🐋くじら:
高校卒業した後はどんな進路に行かれたんですか?
らんこ:
高校卒業した後は大学に進学して、大学は、ほんまに遊びに行ってた感じですね。ダメですね。行かんと今みたいにワーホリでも行ってたらどんだけ人生変わったんやろって思う。
大学時代の友達も今でも続いているし、友達ができたのが、一番良かったことなのかな、今から考えると。勉強はしいひんし、でも遊ぶことも家がうるさかったからってまた言い訳してるけど、遊ぶこともそんなにしてないな。だからもう遊び倒したとか、クラブし倒したとかそういうことが言えないのが非常に自分で残念で情けないかな。
それなりに遊んでたけど、でももう今の子を見ていると、バイトの子とかの話を聞いてると、ほんまに上手に遊んでんなって思う。
「十分遊んだ」「遊びきった」とか、そんなこと言えるのが羨ましい。そんなことが言えへない。勉強してたら「ほんまに勉強した」とか言えたらいいけど。
面白い授業もあったけど。授業は結構きちっと一応は出てたけどもずっと寝てるのもあったし。
体裁の良い、聞こえのいい、英文学科だったんですけど、確かに英文学面白かったけど別に英文学が学びたくてそこに進学したわけではなく、大学のネームバリューだけで学校を選んでたっていうのもあって、それも全然よろしくないなって思います。
あんな高い大学に勉強しない子に学費を出してくれたなって思う。その分のお金でもっと違うことできたやろうにって思う。
うちの子たちの場合、下の子はどうか知らんけど、上の子は全く勉強してる様子はなかったけど、でも自分で選んで行った学校やったし良かったなと思います。
全くネームバリューもないとこやけど、別にそんなん関係ないし。あの大学で良かったと思ってるのか。でもいろんな経験ができているから。いろんな経験はすごく、多分よかったと思ってると思うから。
ただただ、大学は高すぎますね。もうちゃんと勉強してへんかったら卒業させへんとか、単位あげへんとかにそういうのにしたらいいのにって思いますね。今の大学約50パーセントが定員割れって聞くので、なんで定員割れの大学があって、ちょっと大学潰した方がいいのにと思う。
だってほとんどアルバイトして学校には行ってないと言う子も結構聞くから、それやったら、なんで高校卒業してすぐ就職しいひんねやろって思っちゃいますね。
それでね、大学の学費自分で払ってるって言うけど、それって別に大学行ってへんやったら意味あんのかなって。私が言えた義理ではないんだけど。四大出たら初任給からして違うからという理由、それならもっとさっさと4年早く世の中に出ていろんな経験して稼いだ方がいいんちゃうかなって客観的に思います。
大学でしかできひん研究とか、明確であれば、もちろん行くべきやし、そういう子は絶対するから勉強を。勉強する子にね給付金ガンガン与えて、もう勉強しに行ったら卒業させへんとか、そんな仕組みにしたらもうちょっと良くなっちゃうかなって。「大学は遊ぶとこ」って、それは違うよねって今はすごく思います。
🐋くじら:
過去を通して、すごい印象的だった出来事とかありますか?
らんこ:
一番初めに海外旅行に、海外に学生のときに行ったのはすごく鮮明に今でも覚えてて。日本の外に出るっていうのは大事やなっていうのは思うから、みんな元気やし健康もあるし、時間もあるし、行った方がいいんじゃないって。日本だけじゃないよとは思いますね。
今まで何やろ。印象に残ったこと?
🐋くじら:
そうですね。あとこれで自分が結構変わったなみたいなこととか。
らんこ:
自分で変わったなって思うことない。
🐋くじら:
ない。
らんこ:
ない。
今スナックしていろんなアルバイトの子とも、若い子とも接することができるし、お客さんはいろんな人が来るから、ほんまに今まで出会ったことない人種的な感じの人に会えるのが面白いなって思ってます。だからいろんな人と喋ったりとか、いろんな人の話を聞くっていうのはすごく刺激やなって思いますね。
未来:「何々しとけば良かった」って思うんやったらそれした方がいい。したいことがあるならしたらって思う。
🐋くじら:
未来の質問に入っていこうと思います。5年後10年後、あるいは死ぬときまで想像していただいて、未来についてどういったイメージをお持ちですか?
らんこ:
5年後10年後以内に自分の行きたいところをなるべく行ってみたいなと。体が元気で健康なうちに行ったことがないところに行きたいなと。それが目標かな。
そのためには健康じゃないと駄目だから。未来はずっと健康で、病気とか怪我をせずに過ごすのが理想かな。行きたいところに行って、したいことをして、なるべく「何々しとけばよかった」って思わなくて済むように、設計していかなあかんなと思ってます。
🐋くじら:
今行きたい場所っていうとどこですか?
らんこ:
死ぬ前に行きたいなと思うのは、ピラミッドを見たいなって。ただ中近東は怖いから、もっと後の方で行こうかなと。でもちょっと遠いから、体力のあるときに行ってみたいですね。
🐋くじら:
ピラミッド見に行きたい。
らんこ:
ピラミッドを見てみたいですね。あと行きたいところ、北欧とか、でもロシアに近いなとか、そんなこと言ったらどこも行けへんやんと思うけど。ただ飛行機に長いこと乗るのが嫌いなので、できれば、なるべくアジアを行けたらいいなって考えてますね。とにかく健康。
🐋くじら:
海外に行きたいなっていう気持ちが強いってことですかね。
らんこ:
そうですね。だから日本やったら別におばあさんになっても、いけそうじゃないですか。でも海外となると、それ相応の体力もいるし。海外に先に行っとこうかなって思って。そのために早くGoogleアドセンスを通して別に働かんでも、チャリンチャリンとお金が入るような仕組みを早く作れるように、ブログを頑張らないと駄目やな。
🐋くじら:
何となくのイメージとしても、明るいというかやりたいことをやれている感覚はありますか?
らんこ:
自分がですか?
🐋くじら:
はい。イメージをしたときに。
らんこ:
そうですね。幸いなことにストレスがほとんどないんちゃうかなって。ふんだんに資産があるわけではないので、今やってる仕事が急に「あんたもういらんよ」となったらすごいストレス抱えるけど、今のところそんな感じではないので。あと数年働いたら何とかなるんじゃないかなと。
🐋くじら:
わかりました。逆にストレスに感じることってあるんですか?
らんこ:
ストレスに感じること逆にあるんですかって?
子ども2人いるけど2人とも別に健康害してるわけでもないし。
健康だから多分ストレスがないのか、対人関係で別にストレスがないからかな。楽なのかな。
🐋くじら:
じゃあ今の環境がたまたまストレスが少ないっていうか?
らんこ:
うん。たまたまストレスが少ないかな。どっか毎日お仕事行ってたりだとか、ただちょっとストレス感じるなと思ったのはささいだけどすごい予約が入ってるときになかなかアルバイトが入らないとかは、どうしようって思うけど、何とかみんな入ってくれるので。
🐋くじら:
わかりました。もしもの未来質問というのをさせていただいてるんですけど、らんこさんは「大学とかでワーホリをしてたら」っておっしゃってましたけど、海外に出るような機会がある人生だったらどうなってたと思いますか?
らんこ:
うわーどうなってたか。全然違うでしょうね。勝手な妄想やけど、きっと英語がペランペランになってて。若いときに行ってたら多分すーっと入って。いやどうなってやろ?
🐋くじら:
海外で暮らせそうですか?現地で。
らんこ:
それはちょっと分からない。長期滞在とかしたことがないので、せいぜい1、2週間の旅行やし。それを本当に体験したかったなと思います。どうなってたんでしょう。ただ1年とか2年とか過ごすことができた人なら、すごく柔軟な考えになってたんじゃないかな。柔軟な考えになって、もっと自由に生きてたんじゃないかな。
だから海外を覗くっていうのは、すごくいいきっかけ、人生においていろんなことを考えるきっかけにもなるし、多分すごく変わるんじゃないかなと思う。いろんなものの見方。どうなってたんやろ。わかんない。たぶんすごくポジティブに考えられるかな。
🐋くじら:
今よりも?
らんこ:
うん。いろんなことを。
🐋くじら:
今もすごいポジティブな雰囲気も伝わってきますけど、そんなことはないですか?
らんこ:
自分ですごいポジティブな性格やなとは、何も考えてへん人やなっていう感じはするけど、ポジティブやなっていうそういうのはあんまり自分では感じれない。
🐋くじら:
わかりました。これをするまではちょっと死ねないなみたいな、人生の目標みたいなのはありますか?
らんこ:
そんなの考えたことない。自分が死ぬときに、子どもたちが元気やったら一番かなって思う。それだけかな。
🐋くじら:
昔も将来の夢があんまりなかったっておっしゃってましたけど、基本的にあんまり将来のこととか、もしこうだったらとか、そういうことを考えますか、考えないほうですか?
らんこ:
考えてないと思う。昔も今も考えてないよね。若いときにでもそれって考えておいた方がいいよねと思う、今思えば。
🐋くじら:
でもご自身は考えていなかった。
らんこ:
考えてなかった。考えてきたことがなかったね。考えた方がいいよねって思う。
🐋くじら:
それって性格的なものですかね?
らんこ:
だから基本的に何も考えてへんで生きてんねやろなって思う。何も考えてない方なのかなって。
🐋くじら:
そうですか。
らんこ:
「何にも考えてへんのやなって私」って。
🐋くじら:
でもそれでやってこれた。
らんこ:
何とかなると思って。何とかなってるからかな。考えたほうがいいね。
🐋くじら:
どうですかね。
らんこ:
いや若い人考えた方がいいよ。
🐋くじら:
将来のことを。わかりました。お子さんは今何歳ぐらい?
らんこ:
25と28。
🐋くじら:
もう社会人ぐらいですかね。
らんこ:
そうですね。大人ですね。
🐋くじら:
じゃあもう今はそんなにお子さんの心配をする必要もなく。
らんこ:
心配だけど、私が心配してあの子たちの人生が変わるわけでもないし、好転するわけでもないし。心配やけど、心配したところでどうにもならんなと思います。健康で幸せになってくれたらそれでいいかな。
🐋くじら:
わかりました。ではそろそろお時間なので、最後の質問になるんですが、最後に言い残したこととして、読者に向けてとか、ご自身に対してとか、あとインタビューの感想でも何でもいいんですが、何か最後に出てくる言葉があればお聞きしたいんですが。
らんこ:
そうですね。意外結構喋るもんですねと思いました。
🐋くじら:
そうですね。すごいいろいろご自身の考えを言ってくださったように思います。
らんこ:
考えなんだかわかんないけど、人生は一度きりだから、後悔ないような人生を皆さん送りましょうと言いたいですね。
🐋くじら:
後悔のない人生。
らんこ:
うん。後悔のない人生がいいんじゃない。
🐋くじら:
振り返ってみてそう思ったってことですか?
らんこ:
そうそう。「何々しとけば良かった」って思うんやったらそれした方がいい。したいことがあるならしたらって思う。若い子は特に。
あと勉強ができるだけじゃ駄目だよって思う。
🐋くじら:
人生もっといろんな経験をして。
らんこ:
そう経験やね。経験が勉強やねって思う。必要最低限の読んだり書いたり計算したりは絶対に必要だけど。それとあとは何でも知っておいた方がいい。知識は邪魔にならないって思う。
知らないことの方がやっぱり圧倒的に多いんだから。いろんなこと知った方が多分人生も楽しいんじゃないかなって思う。
🐋くじら:
はい。以上で大丈夫そうですかね。
らんこ:
大丈夫です。
🐋くじら:
わかりました。ここでインタビューを終わりにしたいと思います。今回は無名人インタビュー受けていただいてありがとうございました。
らんこ:
面白いね。ありがとうございました。
あとがき
🐳くじらも海外志向が強い人間なので、うんうんと頷きながら聞いていました。
実際、海外に出てみると、日本の勉強や学歴なんて本当に意味のないものになってしまうので、それよりかは色々な経験をして、生きる力を身につけていくのが大事なのではと。
日本社会で、特に学生の頃は決められたレールが明確にあるので、それに対して疑問を持つ機会も少ないかもしれません。でも、それって良くないですよね。人はみんなそれぞれ違うのに、なんでみんなで同じことをするのに疑問を持たないんだと笑
そんなことを思ったインタビューでした。
今回は無名人インタビューを受けていただき、ありがとうございました!
【インタビュー・編集・あとがき:くじら】
【編集:本州】
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