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守る側の立場になった方が人生は楽しい人

むかしむかし、ある村に、護助(まもりすけ)という若者がいました。護助は幼い頃、いつも誰かに守られる立場でしたが、大人になって気づいたのです。「守る側の立場になった方が、人生は楽しい」と。
最初、村人たちは護助の言葉の意味が分かりませんでした。「守られる方が楽なはずなのに」と不思議がったのです。
護助は村の見回り役を買って出ていました。夜道を照らす提灯を持ち、お年寄りの家の戸締まりを確認し、子どもたちの帰り道を見守りました。
ある時、村人が尋ねました。「なぜそんなに守ることが好きなの?」
護助は優しく微笑んで答えました。
「誰かを守ることで、私の世界は広がるんです。守るべき人がいることで、私は強くなれる。その人の笑顔を見ることが、何より嬉しいんです」
護助の活動は、次第に形を変えていきました。
春には、新芽を守るために垣根を作り、
夏には、子どもたちの水遊びを見守り、
秋には、収穫を害獣から守り、
冬には、お年寄りの暖を守りました。
そして気がつけば、護助の周りには様々な "宝物" が増えていきました。
守った花々が咲き誇る庭、
守った子どもたちの元気な声、
守った作物の実り、
守った人々の安らかな寝顔。
ある日、村の少年が護助に言いました。
「僕も護助さんみたいに、誰かを守れる人になりたい」
護助は嬉しそうに答えました。
「守ることは、決して重荷ではないんだよ。誰かを守れることは、この上ない喜び。そして、守るべき人がいることが、私の人生を豊かにしてくれているんだ」
後に村人たちは気づきました。護助が守っていたのは、単に物事や人々だけではなく、村全体の幸せだったことに。
そして「守る喜び、守られる幸せ」ということわざが、この村から広まっていったとさ。
めでたし、めでたし。
と思う2024年11月7日16時00分に書く無名人インタビュー941回目のまえがきでした!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(作家・無名人インタビュー主宰)】

今回ご参加いただいたのは 大石ももこ さんです!

年齢:不詳
性別:女性
職業:TikTokコンサルタント

Facebook:https://www.facebook.com/zeirishinomikata/


現在:もっと一生続けられる、自分もそういうふうに思うし、お客さんにもそう思ってほしい。一生付き合っていきたいと思って頑張ってます。

qbc:
今何をしている人でしょうか?

大石ももこ:
今ですね、TikTok動画コンサルタントをしています。

qbc:
はい。何かその他にされてることって何かありますか?

大石ももこ:
そうですね。株式会社経営のミカタっていう会社の代表取締役で、その内容としてはTikTok動画のコンサルタントと、あとその動画マーケティングを教えることと。そしてあとはですね、経営者の方の自己紹介動画も作ってます。
これがとても楽しいです。

qbc:
いつ頃からされてるんですか?

大石ももこ:
起業したのは2年前になります。

qbc:
今、お仕事の方はどんな感じですか?

大石ももこ:
そうですね。お客さん、クライアントさんは主に士業…税理士とか、中小企業診断士さんとかそういう士業系の先生と、あとクリニックの先生と、あと経営者さん、起業家、コンサルタントという堅い職業方の、TikTok集客とか動画制作をしてまして。
これやってる目的っていうか、目指すところなんですけど、TikTokって一般的なイメージとしては多分、歌ったり踊ったりしてバズる企画を狙うみたいなところがあると思うんですけど。ちょっと…ちょっとというか、だいぶそことは方針が違っていまして。真面目な職業の方が多いので、そういうブランディングを壊さないように大事にして、理想のお客さんだけを集めて欲しいっていうところを目的に、集客のお手伝いをしています。
なので、自分も、すごく何て言うんですか、価値観の合うお客さんだけしかいませんし、クライアントさんにも、そういうストレスのない状態を作ってほしいっていうふうに思ってます。そんな感じでお仕事をしてます。

qbc:
プラットフォームってTikTok以外はないんですか?TikTokのみ?

大石ももこ:
一応メインがTikTokで、他にもご希望があれば、YouTubeとか、あとインスタグラムFacebook、Pinterestとか、いろいろ、やることはやります。

qbc:
動画以外もって感じなんですよね?

大石ももこ:
動画のみですね。

qbc:
あ、動画のみ。なるほど。
なんか、始められたきっかけってどんなものだったんでしょうか?

大石ももこ:
そうですね。元々は、税理士事務所に勤めていたり、会社の経理の仕事をしてたんです。それで、まぁそういう関係で、元々経営者さんとか士業の先生とお仕事上付き合うことが多くて。で、まぁその税理士事務所さんの下請け業務をやるみたいな感じも、最初仕事に含まれてまして。私が起業したときに。
なんですけど、結局その事務的な下請け業務よりも、その集客のお手伝い、集客が苦手な先生とか経営者さんが多かったので、その部分を手伝っていけたらいいなっていうところがまず一つのきっかけです。
で、なんで動画なのかっていうと、動画ってやっぱりテキストを読むのが面倒くさいとか、理解できないみたいな人たちにもすごくわかりやすく伝えられるっていうのが思ってまして。
そこで何のプラットフォームを選ぼうかなってなったときに、2年前っていうと、ちょうどTikTokがビジネスに使えるちょうどいい機会が来たときだったので、じゃあTikTokでやってみようってなって、始めました。
で、誘ってくださった方もいて。それが、TikTok集客の本を昨年出版しているんですけど、その共著者の杉本幸雄先生が、TikTokを勧めてくださったんです。それもあって、TikTokっていうプラットフォームを選んだっていう感じです。

qbc:
っていうことは、TikTok経験がスタートのときは無かった?

大石ももこ:
そう、無かったんですよ。無かったんですけど、動画っていうところはすごく可能性を感じてたのと、なので始めるときには、自分も全然SNSってあんまりやってなくて(笑)プライベートでは全然なんですよ。
なので、本当に仕事として集客とか認知拡大の一つの手段としてすごくいい、SNSは使えるっていう、ただそれだけで選んで勉強して実践していきました。

qbc:
一歩戻って、そもそも起業自体はなんでされるっていう風になったんですか?

大石ももこ:
起業はですね、自分の生き方として、死ぬまで、誰かの役に立って報酬を得て働いていたいっていうのがありまして。そうすると、人に雇われてるといつか終わりが来る、っていうのを思ったんですね。これが一つと。
それから、会社に勤めてる仕事っていうのは、あんまり積み上がっていかない感覚がありまして。その会社を辞めてしまうと、そこまでの人脈とか積み上げてきた仕事の成果とか、そういうのが完全にゼロではないですけど、なくなってしまうみたいな。積み上がらないっていうふうに思ってまして。そこも、やっぱり自分で事業をすれば、一生続けていけるんじゃないかなっていうふうに思ったからです。

qbc:
めちゃくちゃ教科書的な回答というか何か…

大石ももこ:
(笑)

qbc:
なんていうか、計画的な考え方なんですけど。それは何か影響を受けてそういう考え方だったんですかね?

大石ももこ:
影響を受けて?…いや~、そうですね…。

qbc:
積み上がらない感覚を感じる出来事があったとか?

大石ももこ:
あ~、そういうことですね。

qbc:
なんでそう思うようになったのかっていうのが気になるんですけど。

大石ももこ:
結婚して子供がいるんですけど、その夫が転勤があったりして、そうすると一緒について行くってなると、その会社をその都度やめなきゃいけなくて。ある程度の経理の経験とかがあるので、その土地土地で仕事は見つかるんですけど、結局数年で辞めちゃうっていうのが何回か続いたっていうのもあります。
そうですね、そこが積み上がらないっていう。その場その場の仕事っていうんですかね。時間をただ売って、仕事して収入を得るっていう、そういう感覚がありました。なので、そうではなくて、もっと一生続けられる、自分もそういうふうに思うし、お客さんにもそう思ってほしい。一生付き合っていきたいと思ってほしいみたいな、そういう仕事がしたいなって思ってます。

qbc:
今、お仕事をやってるとき、どんな感情のことが多いですか?

大石ももこ:
TikTokのプロデュースってなると、最初から最後まで自分でやることもありまして。企画から撮影と編集と、SNSへの公開、そのデータ分析と報告とっていう、この全部のルーティンを1人でやることもあるんですけど。
そうですね…どんな感じ…?何でしたっけ?質問もう一回いいですか?

qbc:
お仕事をしてるときの感情ですね。

大石ももこ:
感情ですか?(笑)

qbc:
振り返ってみていただいて、どんな気持ちでしていることが多いですか?

大石ももこ:
感情…。まぁ最初話したんですけど、その1回で終わる仕事ってあんまりないので、固定した数少ないお客さんを相手にしているっていうので、どんどん付き合いが長くなればなるほど、企画の質も動画の出来も、あと成果としても上がっていくっていうのがすごい嬉しいなって感じてるのと。
あとは…そうですねぇ。応援してる気持ちです、いつも。お客さんなんですけど、もっと良い方向に行くように、どうやったら手伝えるかなとか、もっと成果を出してあげたいなとか。だからすごく、どうやったらこの人の見せたい部分っていうか、クライアントさんのクライアントさんのこととか、考えたりしてますね。
今より少しでも幸せになるお手伝いできないかな、みたいな。

qbc:
喜怒哀楽でいうとなんかどんな感じですか?

大石ももこ:

喜怒哀楽ですか。喜怒哀楽ってそんなにないですけどね。仕事中ですもんね。仕事中の喜怒哀楽…まぁ、怒ることはないですよね。

qbc:
はい。

大石ももこ:
すごく期待されている、期待してくれるとそれは嬉しいですし、プレッシャーに感じることもありますし。成果を出さなければいけないので。
バズることを目的としてる運用代行さんとかとはまたちょっと違うんですけど、でもそれでもやっぱり数字を報告する必要はあるので、そういうときはどう報告するか、良い方向ができるように頑張りすよね。
あとは、そうですね。撮影は結構緊張しますね。一発勝負ですし。動画の編集はもう、ひたすら根気ですよね。結構、長時間になることも多いので。そうですね~…。

qbc:
なんかどんな成果が出たりしてるんですか?

大石ももこ:
売上重視なので、支援したときから一番早くて50日間ぐらいで年間契約が取れてるお客さんとかもいらっしゃったり。あとは問い合わせの件数が増えたりとか、売り上げでいうと20%アップとかになってすごい喜んでくださってるお客さんとか。そういうのが数字上の成果ですね。
あとは、その動画を作ることによって、今のクライアントさんとの関係性がより良くなったりみたいなこともあって、そういうのも結構報告していただくと嬉しいですね。それもすごい成果だなって思います。

qbc:
ありがとうございます。
じゃあ、お仕事以外ではどんなことされてますかね?

大石ももこ:
仕事以外ですか?家庭があるので、子供たちと過ごす時間とかありますね。でも本当はまだ起業して3年目なので、すごい仕事の割合が多いです。ものすごい、こんなに働くのかっていうぐらい働いてるので(笑)なので、仕事以外の時間って本当に少ないですね。仕事してないと落ち着かないです。

qbc:
今、どれぐらいなんですか?平均的に、その仕事以外の時間ってどれぐらい作れてるんですか?

大石ももこ:
仕事以外の時間ですか…え、どうだろうな。多分仕事してるのが、仕事とか仕事関係の何かをやってるのが、1日13、4時間やってるので、平均的に。そうすると、24時間の内…

qbc:
睡眠はどれぐらいですか?

大石ももこ:
睡眠…5時間ですね。

qbc:
じゃあ残り6時間ぐらい?

大石ももこ:
残り6時間ぐらいですね(笑)

qbc:
食事、入浴っていうので1、2時間とって。でもそれでも、3、4時間は…。

大石ももこ:
そうですね。数字上で見ると、そっか3、4時間はあるのか!っていうふうに今思いました。

qbc:
まぁ、少ないですけどね(笑)

大石ももこ:
そうすると、まぁ3、4時間…でも、自分の何かをする時間っていうのはないですね。まぁ子供が2人いるので、その子供たちに関することとか。絵本読んであげたり、ブランコ一緒にしたり。庭にブランコがありまして。そのブランコに乗りながら一緒におやつを食べるみたいなのがコミュニケーションで。
あとは、そうですね…でも食事作ったり家を整えたりとか、一般的な主婦の方がすることをその時間でやるっていう感じですね。あと子供の行事とか、地域の行事とかいろいろある。その辺りもそういう、何とかやってるみたいな感じですね。

qbc:
いわゆる趣味の時間みたいなものっていうのは…?

大石ももこ:
無いです(笑)

qbc:
やりたかった、ないしは過去やってたみたいな趣味のことって、どんなことなんですかね?

大石ももこ:
あ~、スキューバダイビング、趣味でやってまして。結構一生懸命やってた時期もあったんですけど、それは起業前で。
そういうわけで、あの、海好きなんですよ。それで1年くらい、1年半ぐらい前に、伊豆に引っ越してきまして。目の前海なんですけど、1回も潜ってないですね(笑)今年は、夏1回も海で泳がなかったなって、今思いました。
なのでそれぐらい、自分の趣味の時間ってない、ないですね。
あと趣味は、手芸。お洋服作ったり、バックとか、そういう編み物とか、何でもそういうの好きで、何でも作るんですけど。それも全然、ミシンを引っ越してから出してないっていう、今まではずっと常備、常駐して、いつも目の前に置いてあったんですけど、それを出してないことに今気がつきました(笑)はい。そんな感じです。

qbc:
性格は人からなんて言われたりします?

大石ももこ:
性格は…そうですね。穏やか、怒ることあるの?みたいに聞かれます。
ありますけど、子供には。ほかの人に怒るってことはないですね。
あとは、面白いねとか言われる。ちょっとすごい苦手な部分と…苦手な部分っていうか、人ができることが結構できないみたいなことがあります。特に苦手なのが、方向音痴なんですよ。すごい方向音痴と、電車の乗り換えとか苦手で。あ、クライアントさんって都内と神奈川県、横浜とかのお客さんが多いんですけど、何回も行ってるのに電車乗り間違っちゃったりとかするので、2時間…1時間は前に着くように行くんですけど。それでも何か間違えることありますね。
あと物を探すのも苦手です。スーパーとかで、目的のものが見つからないみたいな。何でも聞いちゃうみたいなのがあります。
あとは、大勢の会議とか苦手ですね。あと大勢の人が集まるところも苦手で。だけど、2人とか少人数だと全然話せるんですけど。そうですね、そういうところがあります。

qbc:
身近な人から言われる性格とかあります?家族、パートナー、お子さんとか、親友とか。

大石ももこ:
そうですね…まぁいつも明るいよね、みたいなのは言われますね。あんまり、落ち込んでる暇もないっていうのもありますけど、基本的にはもう前を向いていく感じで。
子供たちからは、なんか鉄人みたいとか言われます(笑)いっつも仕事してるし、寝ないしみたいな。風邪ひかないし、いつもだから本当「鉄人だね、ママは」って言われます。夫からもそんなような評価ですね。
友達からはどうだろう。うーん、そうですね…友達も同じような感じかな。すごい元気だねって言われます(笑)

qbc:
ありがとうございます。

過去:本当の意味での自立して、自分が誰かを守る立場になるんだなっていうことを思って、じゃあ起業しようってなりました。

qbc:
過去についてちょっと聞いていきたいんですけど。子供のころは、どんなお子さんでしたでしょうか?

大石ももこ:
子供のころは…主体性がないっていう感じですね。小学校に入って友達作るにも、五つ上に姉がいるんですけど、もう友達できなくて姉が心配して作ってくれたりとか。母も姉もすごいかわいがるというか、すごくかわいがってくれて。姉は本当に第2の母親ぐらいな感じで(笑)そうですね、母親が2人いるような感じで、甘やかされて育ちました。

あとそうですね、小さい頃から結構何か夢中になるとそればっかりやる癖とかがありまして。例えば竹馬の検定とか、保育園ですね多分。竹馬とか、何だろう、なんかそういう何かを競うみたいのは結構好きで夢中になってやってましたね。
小学校のときは手芸にもハマっていて。ビーズでなんかアクセサリー作ったりとか、もう小学生ぐらいのときから多分縫いもので、手縫いでお洋服を作るみたいなこともしてましたね。それもすごい夢中になると、寝ないでやるみたいな、一晩みたいなところはありました。

その反面、そうやってなにか習い事をしたりとかすると、ピアノとかもやってたんですけど、全然興味がないというか、だけどそれを言い出せなくて辞められないというのがあって。

qbc:
なんか好きだった遊びとかそういうのありますかね?

大石ももこ:
好きだった遊びは、一輪車が好きでしたね。
一輪車がもうすごい好きで。なんかその時々に夢中になるものができると、そればっかりやるんですよ。一輪車もすごいハマった時期はそればっかりやるし。自転車もそう、そればっかりやるし。あと何ですかね、あやとりとかもすごい好きな時期があったり。折り紙とか。

qbc:
家で遊ぶのと外で遊ぶのは、どっちが好きだったんですか?

大石ももこ:
あ~、子供の頃は両方好きでしたね。家では基本的には1人が多くて、外では友達と遊ぶのが多いっていう状態かな。

qbc:
小学校ではどんな子供だったんですか?

大石ももこ:
小学校はそんな感じで、なかなか友達ができなかった。勉強の方もそんなに…どうですかね、中の上って感じですね。まぁ普通ですね。特に特徴も無かったと思います。そんなに怒られることも少なく、そんなに存在感もなかったと思います。

qbc:
その普通っていうのが、その人基準になってしまうんですけど。大石さんから見て普通じゃない人ってどんな人だったんですか?

大石ももこ:
(笑)普通じゃない人っていう感じは、小学校のときはやっぱり運動がすごいできたりとか、リーダー的な学年の役員みたいのやったりとか。そういう子を見つつ、自分はそうなれないみたいな感じですかね。人前で話すの苦手なんですよ。今もですけど。

qbc:
中学校はどんな感じ?

大石ももこ:
中学校はですね、まぁ同じような感じですね。数少ない友達と。
あ~、パソコン、ワープロ検定とかすごいはまった時期がありましたね。あ、高校か、それは。
中学生の頃…部活も大してやってなくて。本当に何にも、本当に特徴ないんじゃないかなと思います。勉強はやっぱり中の上ぐらいで、テストの前になるとちょっとやるみたいな。
あまり普通教科みたいなのに興味が無くて苦痛でしたね。

qbc:
高校はどんな感じだったんですか?

大石ももこ:
高校は、普通高校に行かなくて。普通高校っていうか、商業科のある高校に行ったんですね、女子高で。これがその後の仕事に繋がってるんですけど。父親が経営者だったこともあって、将来は税理士になるのがいいんじゃないの?とか、すすめられて。もう普通科の普通のいわゆる国語とか数学とか、ああいうのやるのは本当もう、眠くて眠くて本当嫌だったので、全然違う勉強してみようかなって思って商業科に行ったんですよね。

そこで簿記とかワープロとかそういうのを習って、面白いなって思ったんですよ。ワープロ検定とかすごいはまって。もう競うっていうのがすごく面白くて。1分間に何百文字打てるみたいなことをすごい面白がってやってましたね。もうテレビ見ながらでも、そのテレビ見ながらその言ってるセリフを全部打っていったらどうなるかみたいな(笑)そんな感じでまぁ、その時期ハマったっていう感じですね。
で、この商業科は偏差値も全然高くなかったので、本当に勉強もほぼせずみたいな。かといって友達とすごい遊ぶかっていうとそうでもなくて。家にいるのが好きみたいな状態でした。

qbc:
お父様は、お仕事は何の会社をされてたんですか?

大石ももこ:
父はもう亡くなって、会社もないんですけど。保育園を経営してたり、健康食品とかの販売会社ですね。体に関わることとか、健康に関することですね。そういう仕事をしてました。

qbc:
その後はどうされるんですかね?進路進学、この後は?

大石ももこ:
高校の後は、専門学校に行きました。税理士科のある専門学校に行きまして。そこで結局税理士にはなってないんですけれども。そうですね、税理士試験落ちまして。
で、結局、これその専門学校行ってるときから思ってたんですけど、あんまり好きじゃないっていう(笑)お金の計算とか税金とか、あんまり興味なかったんですよ。
商業高校でもそうだったんですけど、新しいその勉強、全然違う分野の勉強は、結構簿記の勉強とか楽しくて、一時は夢中になるんですけど。パソコンとかワープロのその入力検定とかもすごい夢中になるときは夢中になるんですけど、そのブームが去ってしまうとですね、
全然興味ないんですよ(笑)
それで税理士試験も、そんな一時のブームで受かるほど甘くないので。もうものすごい皆さん勉強して税理士資格を取るわけで、そこにそこまでの情熱がないので、ほぼ身も入らずみたいな(笑)でも簿記の資格だけは取れてるので、このあと就職のときもそう困らず税理士事務所に入れました。でもあんまり興味ないっていう状況ですね。仕事としてできる状態にはなったっていう感じです。

qbc:
じゃあ、それと比べると、今のTikTok中心のSNS運用コンサル、運用代行みたいなお仕事はどうなんですか?

大石ももこ:
そうですね、これは楽しい…楽しいっていう感情とはまたちょっと違うんです。

qbc:
違うんですか?

大石ももこ:
ははは!そうそう、そうですね。楽しいのとはちょっと違いますね。やっぱり仕事なんで。だけどすごく役に立つっていうのは思います。すごく自分が役立てる仕事だなっていうのは感じてまして。
あと、どんどん自分が成長していけるっていうところもすごく魅力だし。お客さんが、面白いです。ははは!お客さんが面白いって、おかしいんですけど…(笑)お客さんが魅力的な人達ばかりなんです。

qbc:
ごめんなさい、13時間も費やすわけですよね?

大石ももこ:
1日でですよね(笑)

qbc:
それの面白さが、人と接する、面白い人であるからっていうのは…ほんとそうですか
?(笑)作業自体は?

大石ももこ:
作業自体はですね、もうアレですね、修行ですね(笑)自分が成長するっていうことを喜んでます。

qbc:
じゃあ、そこ外注してもいいと思います?

大石ももこ:
外注もしてるので…。

qbc:
じゃあ外注はフルでしたいですか?むしろそこは。

大石ももこ:
あぁ~、フルでしたいかって言うと、少しずつそう…フルは無理だろうけれども。今、起業して3年目でやっと少しずつそうやって外の人の力を借りるっていう段階に今来ている。今移行期かなっていう風に思います。

qbc:
はいはい。

大石ももこ:
そうそう。そうですね。ずっと1人でやってきて、そろそろ限界が見えて(笑)で、自分も今のアカウント運用も安定してきたので、少しずつ人に任せて、自分はまたもっともっと作業じゃない部分に時間の優先順位を上げていきたいなっていうふうに思ってます。

qbc:
極端に言うと、制作の仕事があって、そういう今のお仕事って多分マーケティングのデータの分析の部分と、総合的なその方向性のプロデュースみたいな作業にわかれると思うんですけど、どこが一番興奮するとこなんですかね?大石さんにとって。

大石ももこ:
興奮するところ?(笑)そうですね、そこが一番大事ですよね。

qbc:
分析するのが好きな人もいたりするじゃないですか。この手の仕事で。

大石ももこ:
あぁ~、分析の部分…。

qbc:
あとはプロデュースの方、キャラクターを作ったりこういう方向でみたいなプロデュースの方が好きだったり、っていろいろあると思うんですよ。

大石ももこ:
プロデュースの方が好きです。その分析の部分は、もっと得意な人がいたらその人にお願いして。そこも必要な人材って感じです。

qbc:
なるほど。じゃあちょっと過去の話にまた戻って、ご両親からどのように育てられたと思ってらっしゃいますかね?

大石ももこ:
あぁ~、甘やかされて育ちましたね。

qbc:
それは、お姉さまと比較してっていう意味で?

大石ももこ:
そうですね…。自分も2人子供がいるので思うんですけど、やっぱり1人目ってすごい、何か言葉を選ばずに言えば、すごい一生懸命なんですよ、親も。子供のことにものすごく目がいっていて、ずっと子供を見て一生懸命育てるっていうのがあるんですけど。2人目になると、ゆとりもあるしなんかかわいい存在なんですよね。まさに自分はその2人目で、かわいいかわいいだけでいった感じです。

qbc:
なるほど。じゃあ、20代、その学校を卒業された後ってどんな感じの流れに?

大石ももこ:
そうですね。会計事務所に新卒で入ったんですけど、10ヶ月で辞めてるんですよ。まぁ、世間の厳しさを知るというか。そこまではね、ずっと甘やかされて守られて生きてきたわけなんですけど。好きなことだけやってたわけですね。
で、会計事務所に入って、今思えば、自分が経営者になって思うことは、やっぱり会計士の先生、社長というか、事務所の所長さんですけど、意識が全然違うわけですよね。ものすごい期待というか、求めるものもありますし。で、自分は全然新卒で入って、知識だけは一応ありますけど、できないわけですよ。
今思えば、相性も悪かったんですよ(笑)先生は結構エネルギッシュで、もう俺について来いみたいなタイプなんですけど。私はお話しててわかると思うんですけど、結構のんびりした感じで、わーっと喋られるの苦手なんですよね。
そこで、合わないっていうのが一つと、先生の求めるレベルに達してないっていうのと、自分のふがいなさとかいろいろあって、週末になるとですね、高熱が出るみたいな状況になってしまって、つらいんですよ。もうなんか行けなくなっちゃって、10ヶ月でもう辞めさせてもらうことにしまして。その時は結構、絶望です。新卒で入って、1年も持たなかったみたいな感じで、どうしようってなりました。

そこから半年ぐらい、なんか引きこもってました。それもまたそれで、生活の不安がないので、実家にいましたから。誰からも責められないというか。大変だったねみたいな、また甘やかされるわけですよね。でも基本的には頑張りたい気質なので、その誰かと競ったりするのが好きですし。
なので、駄目な自分が嫌で、もう1回就職しようってなって一般企業の経理の仕事についたんですね。もうそのときには会計事務所に勤める勇気がなくて、ちょっと気分を変えて普通の企業の経理の仕事をやってみようって思って。
で、そこで、今度は上司がすごい優しかったんです。周りもすごく優しいっていうか、相性も良かったんですよ。21のときに出会って、今でもその付き合いがある人たちなので、そのときの人たちは。なので、すごくラッキー、自分はラッキーだったなっていうふうに思います。そこですごく人間関係に恵まれて。いろんなことをそこで仕事を覚えて、実務経験が積めて。そこの会社に6年ぐらい勤めて、結婚して転勤になって、仕事を辞めてっていう感じです。

qbc:
ちょっと時間的に…私もそのペースを掴まれた感じだったんですけど(笑)それでもう主婦時代が続くってことですか?

大石ももこ:
そうですね。主婦時代に入るわけですね。

qbc:
それから起業まで何年ぐらいですかね?

大石ももこ:
起業まで?何年だろう。

qbc:
経営のミカタまでですね。

大石ももこ:
経営のミカタまでですか?13年ぐらいありますね。でもその間はずっと専業主婦だったわけじゃなくて、パートしたりしてる時期もあったし、個人事業主の時期もあったので。ただ起業したのは40のときかな。

qbc:
そうか。そう考えると、経理よりの事務サポートみたいな感じでしょうかね。

大石ももこ:
そうですね。その仕事です。そうですね、経理の仕事で、元々個人事業主として2年ぐらいやってたので。

qbc:
なんかその間に、何か大事件起きました?ちょっと駆け足なんでこういう聞き方になるんですけど。

大石ももこ:
大事件ですか?(笑)そうですね~…

qbc:
小さい事件でもいいですよ。

大石ももこ:
あ、手芸やってなかったですね。その間ずっと。これ今の仕事にも繋がってるんですけど、手芸やらなくなったのって、これ、作りたいものがなんか挫折しちゃって作れなかったんですよ。結構難しいもの、お洋服とか作ってて、本だけじゃわからなくて、そこで投げ出してから10年ぐらい多分作ってなくて。
なんですけど、YouTubeが出てきて、YouTubeと出会ってからまた加速するようになったんですね。そこで動画の力っていうのをすごい感じましたね。そこもあります、今動画系の仕事ついてるの。

qbc:
それは見る専門?

大石ももこ:
そのときは全然見る専門で。仕事にしてからですね、発信しだしたのは。そう、そうです。仕事以外でプライベートで発信することないので。

qbc:
うんうん。

大石ももこ:
そうですね~。あとは何だろうな。子供は、そんな好きじゃなかったんですけど、育てることになって。育てるかとなってっていうのもおかしいですけど(笑)
面白いなって思います、子供。かわいいなって。あんまり一般的な、まぁ一般的ってわかんないですけど。特に長女は何ていうか、すごい一緒に頑張る仲間みたいな感じです。存在的には。

qbc:
お子さんは今何歳?

大石ももこ:
10歳です。下の子が5歳なんですけど

qbc:
大変ですね、へえ。

大石ももこ:
そうなんですよ、結構。今なんか一緒に戦う仲間ですね。

qbc:
いや、これちなみに男の子だったらどうだったと思います?

大石ももこ:
男の子?(笑)

qbc:
一番上の10歳の子が、男だったらどうだったと思います?

大石ももこ:
いや、一緒じゃないですかね。

qbc:
同じですかね。

大石ももこ:
違うかな?いや、多分一緒ですね。一緒に頑張るって感じになると思います。
なのですごい仕事してるし、撮影で泊まりでいないときとかもあって。すごく助けられてますね。今となっては子供もいてよかったなと思います。

qbc:
人生の転換点、あるとしたらどこにおけます?

大石ももこ:
転換点は、そうですね…あ、事件ですよね、それ。転換期はですね、起業しようっていう…あ、夫がちょっと体調崩して会社を辞めるってなったときに、やっぱり今だなみたい思いました。起業。そうですね、それが事件だった。

qbc:
あぁ~。

大石ももこ:
それまでも、もちろん一生自分は働いていきたい頑張りたいとか、役に立ちたい、それでしかも報酬を得たいみたいな想いはずっと思ってたんですけど。でも子供も小さいし、タイミングじゃなかったというか。
でも、夫がちょっと働けないってなったときに、じゃあ自分が働こうっていうふうに思いました。それが転換期かな。

ずっと、そう、子供の頃から甘やかされて、ずっとを守ってくれる人がいたんです。ね。
で、結婚してからは夫がずっと守ってくれてて、生活に不安がないっていう人生がずーっと38年間ぐらい続いていたんですけど、それがなくなったんですよね。
それで、あ、自分は自立しなきゃいけないっていうふうに。本当の意味での自立して、自分が誰かを守る立場になるんだなっていうことを思って、じゃあ起業しようってなりました。それが転換期。

qbc:
ありがとうございます。

未来:自分の力で自分で選んで主体的に生きるとか、頑張って何かをやるみたいな、自分が守る側の立場になった方が、人生は本当に楽しい

qbc:
未来なんですけど、5年10年30年、とりあえず自分が死んでしまうまでイメージして、どんな未来をイメージできますかね?

大石ももこ:
もっと成長した自分がいて、今みたいな自分とか今よりもっと前の自分を助けてあげられる存在を想像してます。

qbc:
もしもの未来っていう質問をしていて、もしもとりあえずパートナーが倒れるなど体調崩されなかったらどういう人生になってたと思います?

大石ももこ:
もっと起業が遅くなってたと思います。ずっとそのまま行ったとは思えなくて、どこかのタイミングでやっぱり起業したと思うんですけど、今よりもっと遅かったと思います。

qbc:
もしも、手芸、手先がもっと器用だったとしたらどういう人生だったと思います?

大石ももこ:
いや、一緒じゃないですかね。マーケティングの勉強とかすると、なんか、いいものがあっただけでは売れないなみたいな。売る力がないと、自分がそれを仕事にするみたいなのは難しいだろうっていうふうに思うので、あんまり変わらなかったと思います。

qbc:
なるほど。

大石ももこ:
でも子供がいなかったら、違う人生だったかもしれないなとは思います。

qbc:
どんな人生に?

大石ももこ:
ダイビングしたりして。自分のためだけに過ごしてたかもしれないです。こんな風に頑張らなかったと思います。

qbc:
なるほど。最後の質問は、最後に言い残したことっていうので、遺言でも、読者向けメッセージでも、振り返ってなんか独り言みたいになってもいいんですけど、最後に言い残したことがあればお伺いします。

大石ももこ:
誰かに守られてる人生って楽なんですけど、自分のためだけに生きてるっていうか。でも自分の力で自分で選んで主体的に生きるとか、頑張って何かをやるみたいな、自分が守る側の立場になった方が、人生は本当に楽しいっていうことを今思ってます。そういうふうに思える、そういうふうに思って生きる人が増えたらいいなっていうふうに思ってます。遺言です(笑)以上です。

qbc:
はい。ありがとうございます。

あとがき

人は多様なんだな!

【インタビュ・あとがき:qbc】

【編集:むん】

#無名人インタビュー #インタビュー #TikTok #コンサルタント


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