私みたいにゼネラリスト的な感じでいろんなことに手を出して片足突っ込んで生きてても最終的に点と点が線になって複雑に絡み合うっていうことがたくさん起きるのが人生かなって思ってるので興味のあることにはたくさん挑戦した方が楽しい人生になるんじゃないかなと若いながらに勝手に思ってるので大学生とかでこれを読んでる人は興味だけで動くのも一つ手かなって今の段階の私は思ってます。人
とにかくたくさんやれ!!!!! この言葉ね。
私が営業をしていたときの頭の中にあったのは、とにかくやれ、すぐやれ、はっきりやれ、後になってでもいいから臆せずやれ、とにかくやれ、やれ、やれ、の一本槍だったんですが。
いやまあもうちょっと綾はありましたが。でも概ねやれやれやれでしたかね。
それはなんでかって、馬鹿の考え休むに似たりじゃないですが、考えるよりも行動したほうが結果が伴うからですね。これは何も考えずに行動しろって意味じゃあないですよ。
考えまくってなおかつ行動するほうがすごいです、かっこいいいです、成功します。
だけど、考えまくって挙げ句に行動しないってパターンがあって、それはダメだよね、って。
私たちの能力はたいていどんぐりの背比べです。その中で成功をつかむにはどうしたらいいのか? って言ったら、やっぱ、ね、試行回数を増やすんですよ。
とにかく、やれ、やれ、やれ。
で、同時にそこで大切なのは、くじけるな、明るくいけ、いつも明るくいけ、ですね。
やってれば必ずいつか成功するから、明るくいけ、やれ、ですね。
無名人インタビューが今こうしてここにあるのは、もーとにかく、100人までは一気にやるぞって言って、1年で1人で100人インタビューしたハードワークやれやれがあったからこそですよ。
今もマー忙しいけどマー、多動は正義! じゃあ無名人インタビューゴッ!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(無名人インタビュー主催)】
今回ご参加いただいたのは ひより さんです!
現在:作品を推すっていうのと俳優さんを推すっていうのが両方楽しめるのがタイBLの凄さかなっていうふうに思っていて。
qbc:今何をしている方でしょうか?
ひより:今は休学中の大学生で、普段は自分のやりたい勉強だったり、これから先の将来に向けた勉強と、あとは合唱団のSNS運用を2団体で行いながら、NPOでもいろんな活動をしてます。
qbc:合唱団がNPOってことですか?
ひより:合唱団は別で、大学生が立ち上げてる合唱団に二つ所属していて、NPOはNPOで別で。
qbc:休学はなぜ?
ひより:大学3年生の夏からタイに留学をしていた関係で、就職活動がちょっと、同時並行が難しかったっていうのがあったので、休学をして就職活動するための休学っていう形をとっています。
qbc:タイに留学されてた?
ひより:そうです。
qbc:タイ留学はいかがでした?
ひより:私はちょっとタイに興味を持った方法というかが、人とちょっと違ったというか。タイのドラマからタイに興味を持って、タイの俳優さんを追いかけるために留学したみたいなところがあったので、タイの経済格差だったりとかっていう部分にすごくギャップを感じたり、そういう部分はあったんですけど、比較的楽しい留学だったなというふうに思ってます。
qbc:何が楽しかったですか?
ひより:なかなか日本で触れられない人たちに、会えたっていうところとかが大きいかなとは思ってるんですけど。例えば、私タイに留学して1週間でコロナになるっていう、珍事件を起こしまして。
そのときにそのアパートに住んでたときにオーナーに連絡をして「ちょっとコロナで、家から出られなくなったんだよね」っていう連絡をしたら、じゃあUber eatsだったりとか何か頼んだら、その1階のロビーがあったんですけどそのロビーから家の前まで誰かが絶対届けるようにしておくからねみたいな。
昭和の優しさみたいなのを昭和生まれではないですけど勝手に感じていたというか。出身北海道で地方ではあるんですけど、なかなか日本にないようなこの人との関わりだったり優しさみたいなのがすごく自分に染みたり楽しいなって思った原因になってるかな。
qbc:留学っていうのは何留学だったんですかね。
ひより:交換留学です。
qbc:タイのドラマが好きっていうだけで、留学は決められたんですかね?その他に、要素があったんですかね。
ひより:私はタイドラマをまず母が見たのをきっかけに、あの見てみろと言われて、ドラマを好きになるんですけど。そもそもは、自分自身ジェンダーだったりだとか文化みたいなところにすごく興味を持って大学を選んでたっていうのがあって。
タイドラマメインにそのジェンダー描写だったりだとか、いわゆるBLですよね、をメインに据えてる作品がとても多くなってきたのが近年だったので、そこを見ながら何か日本のBLと全然違うなだったりタイの文化自体がすごく違うなっていうところに興味を持って。
タイドラマ好きだしタイの俳優さんも好きだけどジェンダーの勉強するんだったら私は今の段階ですごくタイBLが盛り上がってるタイに行って勉強するのがすごく面白そうだなって思ったっていうので留学はしたっていう感じです。
qbc:タイBLっていうのがあるんですか。
ひより:そうですね。今すごくアジアの中でも韓国だったり台湾だったりでもBLは制作されてるんですけど、タイBLは2020年、最初の制作は2014年かな、になるんですけど、から増えてきて2020年のそうですね。5月ぐらいに大爆発みたいな、すごいヒットするみたいな感じでした。
qbc:リアルのドラマなんですかね?
ひより:そうです。タイの若手俳優さんたちが出ているような作品が多いですね。
qbc:タイって比較的日本よりも同性愛についてオープンなのかなっていう印象があるんですけども、どうでした?タイBL。
ひより:そうですね。はい。
qbc:実際に行ってみて感じたこととかあります?
ひより:実際に思ったのは大学生の中とかでも、タイの大学って大学生も制服を着なきゃいけないっていうルールが、基本的には制服を着たりするんですけど、人によっては自分のジェンダーに合わせて制服を選んだりしてるっていうような側面がある一方で、社会的にピアプレッシャーというか、みんながオープンであれと周りから言われていたり、そういう雰囲気があるからオープンになるようなところがある、特に地方とかであるような状況です。
やっぱりそういうジェンダーに関して言い出しづらいっていう文化がまだまだ残っていたりだとか法整備っていう部分でもまだまだ進んでいない部分も多くて、アジアの中では台湾だけが同性婚ができる場所みたいになってるんですけど、タイもまだ同性婚ができないっていうところがあります。今ちょっと議会で盛り上がってるところなのでこれから先どうなっていくのかな?って思ってるところで、オープンに見えて実はそうでもないっていう側面もなくはないなっていうのは感じた部分ではありました。
qbc:エンターテイメントとしては見られてないってことですか、ひよりさん。
ひより:私は両方かなと思ってます。エンターテイメントとしても観てるし自分の学問の研究としてもみてるっていうところがあるので。両軸っていう感じではありますね。
qbc:タイBLの魅力をお伺いしてもいいですか。
ひより:作品を推すっていうのと俳優さんを推すっていうのが両方楽しめるのがタイBLの凄さかなっていうふうに思っていて。なかなか日本の作品って作品が終わると、何て言うんでしょう、尾を引くというかその後があるっていうのが、難しいなって思ってるんですよ。
例えば日本のBLで、「チェリまほ」(正式名称:30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい)って呼ばれるような作品が流行ったことがありますけど。赤楚衛二さんと町田啓太さんのこのカップリングみたいなのを一生推し続けるってすごく難しいというか、1作品2作品で限界がくるみたいな。映画化されたら最高だよね、みたいなのが多分日本の作品の限界かなと思ってます。
でも、タイBLだと、例えばOffGunっていうカップルがいるんですけど。彼らは、年に1作ある年もあるぐらいもう何回も作品を共にしていて。かつタイの俳優さんってインスタグラムだったりTwitterに自分の私生活をめちゃくちゃ上げるというか、クローズにしないんですよ。
何でもオープンにするからこそ作品の2人も応援するけど作品の外の、オフカメラの部分の2人も楽しむみたいなのが、タイBLの楽しみ方で。もちろんそれの悪い側面だったり、たまにあったりはするんですけど、楽しめるっていうのがありますね。
qbc:カップリング、何々っていうカップリングですか?
ひより:OffGunですね。
qbc:OffGun?
ひより:多分これをTwitterとかに出してもらうとすごい数のものが出てくると思うので。
qbc:受け攻めは一緒なんですか?作品ごとに変わってるんですか?
ひより:それはカップリングの俳優さんと監督によってちょっと異なってくる部分があるので、人によるって感じなんですけど、ここの2人に関しては常に作品通して攻め受けは一緒です。ずっと変わらず。
qbc:監督は違うんですか?監督も一緒なんですか。
ひより:タイのプロダクションの話をちょっとさせてもらうと、日本のテレビ局とちょっと異なっていて、アーティストが所属している事務所が作品を作るっていうパターンが結構多くてですね。
そのときに監督も、あの中にいる人もいれば外からじゃあ作品は監督さんこの人にお願いしたいですって言って来ていただくっていうタイプの感じなんですけど、このOffGunに関わってきた監督さんの場合だと、ここの2人の良さを生かして攻め受けはそのままでっていう人もいるんですけど。
qbc:はい。
ひより:GMM TVっていうところに所属されているオフ監督は、カップリングによっては攻め受けを全く提示しない、こういうのは、本当のゲイのカップルの場合でも、時と場合によって変わることがあるっていうのを実体験の中からお話されていて、こっちが攻めでこっちが受けですってファンの方に言わないっていうのも言ってたりするので、本当に監督さんによってここが変わってくるっていう感じはあります。
qbc:ってことは、日本のBLに比べてより組織化されてる感じですかね。映像作品に関しては。
ひより:ちょっとそこは難しいなと思います。私が業界の中に入ってる人間ではないのでわからない部分もあるんですけど、GMMっていう場所に関しては割と組織化されてるようにファンの目線からは見えてます。
qbc:なるほどね。助かります。先ほどおっしゃっていた悪い側面ってどういうところですか。
ひより:例えばファンがすごく俳優さんの、プライベートに入り込みすぎているっていう部分があるかなというふうに思って。BL作品を演じていて、自分自身がゲイであったりバイであったりっていうところを、公開されてオープンにされている俳優さんもいる一方でされていない方もいらっしゃいますし。
あとは彼女だったり彼氏だったりっていうのが、いるっていうその恋愛関係みたいなところにまで踏み込んでしまっているファン、ファンダムがあるっていうのが少し私としては懸念というかその俳優さんたちが俳優業長くやっていく上でなかなか、インターファンとタイのファンの中で相いれない部分もあるかなと思っていて。
というのは、タイのファンの人たちって、性別がどうであれ結構恋愛関係とかすごいオープンな人も多いんですよ俳優さん自体が。それをファンも推すみたいな。俳優としても推してるけどその恋愛してるその人も、また推し。
恋愛している相手含めていいよねみたいな部分がインターのファンにはまだ浸透していないっていうのがあるので、何かがいることに対して揶揄するみたいなところが見られるのが、ちょっと私生活をオープンしてるタイ俳優に対してファンがまだこう対応しきれてない部分で、うーん、どうなんだろうって思ったりはします。
qbc:ウィンター?
ひより:インターファンですね。インターナショナルファン。
qbc:ひよりさんは、この業界は長いんですか。
ひより:いや全然。見始めたのは2020年の終わりとかなので、3年ちょっとぐらいですかね。
qbc:ふうん。なるほど。業界ってのは海外のBL業界ですかね。BL自体は?
ひより:BL自体は中学生ぐらいから見てるので。何年だろう。10年ならないぐらい。9年ぐらいになるんですけど、海外のBLに興味を持ったのは本当にこのタイで興味持ったって感じで、全然新しい方のファンです。
qbc:ざっくり最近の、全体としてBLはどうですか。
ひより:難しいですけど。私はたしなむ程度に日本タイ韓国を見てはいるんですけど、BLっていうものにすごく焦点が当たる一方で、いわゆるGLというかそれ以外のLGBTQの人たちに対する焦点のあたり方っていうのが足りないかなと個人的には思っていて。
タイの中でもいくつか作品として、レズビアンの作品だったりだとかあとパンセクシュアルだったりっていうところを描いてる作品もなくはないんですけど、ちょっと足りてないかなっていうところとか。
あとはよく言われるのはファンタジーであって現実に即していないっていう話をされることが、周りの友達とかからもされることがあったので、ここに関しては、世間に知られてない作品がたくさんあるからもったいないなって思ったりはするので、マーケティングだったりプロモーションっていうところに、これから先BL業界がどう力を入れていくかで変わっていくんじゃないかなっていうところがあります。
qbc:ただ、よりリアルな人間関係を描いたものっていうのはやっぱあるんですかね?
ひより:そうですね。人間関係にとどまらずといいますか、実際に活動家としてLGBTQに関してタイ国内で法整備を進めたいっていう思いだったりとか、思ってるってる方をドラマの中に呼び込んでいるような作品とかもあったりして、本当にその人たちに出てもらっていたり署名活動のQRコード画面に出てきたり、あったりして、そういう部分が作品としてあるにも関わらず知られていないっていうのがすごいもったいないなと思ってっていうか、そういう感じですかね。
qbc:それは本人役として出るタイプですか?
ひより:そうですね。本人役として出ているはずです。
qbc:面白いですね。すごいな。
ひより:そうですね。なかなか日本の作品では見たことない取り組みで、すごいなと思ってます。
qbc:こんな話で良かったんですか。このインタビューで大丈夫ですか?
ひより:はい。
qbc:合唱団とかNPOも聞いていきますか。
ひより:そうですね。なんか一応繋がりは持ちつつやっているのでその辺は。
qbc:合唱団は、大学の?
ひより:そうですね。合唱団はインターカレッジ的な感じなんですけど、二つ団体に入っていて一つは、私自身北海道の高校出身なんですけどそこの高校のときに仲良くしていた別の高校の先輩方が、新しく東京で合唱団立てますっていう話をされてたので、入れてくださいって言って初期メンバーで入ったっていう感じでした。
もう一つの団体は、そこの北海道の先輩方が作ってくださった団体を通して知り合った別の大学のお友達が新しい女声合唱団を作りますよっていうんで、じゃあ運営で入らせてって言って、運営側に携わりたいっていう気持ちで今その合唱団に入っているっていう感じです。
qbc:歌うこと自体がお好きなんですね。
ひより:そうですね。合唱自体、歌うことが好きですし音楽も好きだったので小学生の頃からずっと合唱は続けていたんですけど、最近になって私が好きなのは別に合唱をすることが第1優先ではなくて、組織を運営したりとかSNS運用したりみたいなところのマーケティング的なことをやりながら、周りの人たちをどう巻き込んでいくかみたいなのを音楽の世界でやるのが楽しいなって思ってるので、多分合唱界にずっと身を置いてるんだろうなって思ってるっていう感じです。
qbc:フィールドが音楽じゃないと駄目ですか?どうですか。
ひより:そんなことはないと思います。普通にビジネスにすごく興味があって。それはちょっとNPOの話に関わってきちゃうんですけど。
NPOでソーシャルビジネスを学んで、そこでビジネスっていうことをがっちり学んでから合唱にそれを反映するようにっていうことになってきたので、それを、合唱界隈っていうなかなかマーケティングだったりとかそういうプロジェクトマネジメントみたいなことをがっちりやってる団体がまだまだ少ない、特に学生団体の中ではそういうロジック的なことを考えながら進めてるっていうところがあまりない、人脈だよりみたいなところがあるので、そこを改革できたら面白いんじゃないぐらいなテンションで最近やってるっていう。
qbc:ソーシャルビジネスはどの系統を?
ひより:NPO法人そのものとしては国際協力×教育っていう感じのところなんですけど、ソーシャルビジネスっていうところで言うと東南アジアの起業家さんたちで、目的はそれぞれ別々の人たちが関わっているようなところにいたので。何かくくりがあまりないんですけどソーシャルビジネスの中にも。そんな感じです。
qbc:趣味って何かあるんですか。
ひより:趣味はタイドラマを見たり、あとタイドラマをタイ語とか英語から日本語に翻訳する。あとは本当歌うことだったり音楽聞くことだったり、ですかね。
qbc:音楽は何が好きですか?
ひより:最近はタイの音楽ばっかり聞いてるんですけど、開拓をしようっていう試みの中で韓国の歌を聞いてみたりとか。あとは家族が洋楽をすごく聞く人たちだったり、あと昭和歌謡も聞くので、その辺カラオケに行ったら同世代から面白がられるかなみたいなテンション感で聞いてます。
qbc:性格についてなんですけど。周りの人からなんて言われます?
ひより:責任感が強くて、言い方悪いですけど馬鹿正直っていうふうに言われて。なのと、親からよく言われるのは中身が、40代後半って言われます。
qbc:それは不満なんですか。
ひより:いや、全然そんなことはなくて自覚症状ありって感じですかね。
qbc:どこら辺が40代後半なんですか。
ひより:なんだろう。考え方とかが多分40代後半って言われるというか。大体人にアドバイスを求めたり、人ってすると思うんですけど。そういうときにこういうふうに今思ってるんだよね、例えば友達と合唱団を運営をしてるのでこういうマーケティングの方法を使ってやたらいいと思うよって言われた時に、ロジックではない返し方をされることがたまにあるんですね。好き嫌いで返されるという。
そういったときにどうすればいいのかみたいな解決策とかをアドバイスを求めながら話していると、親にこうしたらって言われたらそれはやった、こうしたら、それはやったっていう何か自分の中で積み上げていく経験みたいなものの量が人と比べて多いっていうような点で、何か経験値あるから40代後半みたいだねって言われることが多いですね。
qbc:自分自身ではどう思います?性格。
ひより:でもそうだろうなって、すごく。40代かどうかは置いておいて同世代と比較して、大人っぽいだろうなとは思っているというか。そもそも幼稚園の頃からなんですけど、同世代と話があったことがないんですよあんまり。
qbc:元々。
ひより:はい、そうなんです。例えばなんですけど、幼稚園年長のときに将来の描きましょうみたいな、短冊とかがあったら、私は周りがプリキュアになりたいとか、セーラームーンがいいみたいなことを言ってる横で、ホテルのフロントスタッフになりたいですって書いてたような人間なので。
ちょっと違うよねっていうのは常にどこの幼稚園であれ小学校であれ中学校であれどこにいても何か若干違う立場にいるみたいなところあったので、なんか別に言われてもそうだよねとしか言いようがないという。
qbc:好きな食べ物は何ですか?
ひより:難しいですねこの質問。好きな食べ物ってあんまりなくて。しいて言うならゲテモノって答えるんですけどいつも。砂肝とか、鶏ガラとか。そういう、あんまり好んで食べない人が多そうなものが結構好きです。
qbc:砂肝と鶏ガラ?
ひより:鶏ガラスープを取るときの鶏ガラ。多分、冷凍とかで売ってると思うんですけどスーパーに。あれを、食べます。
qbc:茹でて?
ひより:そうです。あれに塩コショウをかけてついてる肉を食べるっていうのは母がやってたのを真似するだけなんですけど、やります。
qbc:別に手羽元とか手羽先でもいいじゃないすか。鶏ガラって胴体の部分でしょう。主にあれ。
ひより:そうですそうです。
qbc:北海道だからですかね?
ひより:えーそんなことあるんですかね。
qbc:いやほらザンギあるくらいだし、北海道だと身近なのかなって。
過去:すごく戦略的なというか、緻密に物事を進める一方で、衝動的にやりたいこともやるみたいな。
qbc:過去ついてお伺いしたいんですけども、子供の頃はどんな子でした?
ひより:子供の頃はさっき言った感じで同世代と話が合わない、ちょっと大人といるのが好きな子供ではあったんですけど、そのわりにすごいよく泣く子供でした。今もよく泣くんですけど。そんな感じですね。
qbc:今もよく泣くって何で泣くんですか?
ひより:いや何でも泣くんですよね。例えば何かドキュメンタリーとかで感動ものでも泣くし。最近泣いたのだとTikTokとか見ても何かそういう感動系のやつは何も考えてなくても泣いちゃったりするんですけど。
子供の頃はもっと違う理由で泣いてたかなとは思うので。何か今は感受性のおかげで、せいでって感じはするんですけど昔は本音が言えなくて泣いてたみたいな感じなので、ちょっと種類が違う泣きかなと。
qbc:子どもの頃の好きな遊びは?
ひより:遊び。子供の頃に好きだった好きだった自覚はないんですけど親によく言われるのは、黙って本を二、三時間平気で読んでた子供だったと言われます。
qbc:何を読んでたか覚えてます?
ひより:でも、普通に絵本とかを図書館で10冊借りましたってなったらその10冊をうわって読んだりしてました。
qbc:タイトルで言うと?
ひより:覚えてないですけど、なんだろう。でもぐりとぐらとかも普通に好きでしたし、あとミッケとか、ああいう絵本じゃないですけど、間違い探しとかああいう系もやってました
qbc:小中高とどんな子でした?
ひより:小学校の頃は、結構引っ込み思案というか、なんだろういろんなことやりたいと興味を持っていても、周りの目を気にしてやらなきゃっていうふうに思っていたタイプだったんですけど。
小6ぐらいで、ちょっと周りの子たちとトラブルになったりして。自分の馬鹿正直な性格のおかげでというかせいでトラブルになるんですけど、そのあたりから何か周りの目を気にするのもくだらないなって思い始めて。
中学は、地元の中学じゃないところを選んで進学するんですけど、そこで個性だらけの先輩だったり同級生に出会うことで自分の個性のなさを痛感する中学時代を送ってその後高校で、あの自分の個性を見つけて結構オラオラといろいろとやる。結構計画性のある高校生活を過ごしてました。
qbc:個性は、どんな個性を見つけましたか?
ひより:すごく戦略的なというか、緻密に物事を進める一方で、衝動的にやりたいこともやるみたいな。何か、反対のようで反対ではないと自分では思ってるんですけど、その両方を持っていろんな物事にチャレンジするっていう行動力を自分の中に見つけたというか。
例えば、私は大学受験を絶対にAO入試か推薦入試で受かって終わらせると、中学3年生の冬に決めるんですけど。長期的に勉強を頑張るっていうことにあんまり楽しさとか面白さみたいなのを自分の中でずっと見いだせていなかったんですけど、AO入試とか推薦入試って高校でやったことだったりとか、どういう日々を過ごしてきたかみたいなことも見られるじゃないですか。
それをたくさん3年間で積み上げて、こんな人間ですって言えたら勝ちじゃん?ってちょっと自分の中で中学3年生のときに思ってしまって、内申っていう意味で、コツコツ勉強頑張りながら留学したり、英語スピーチの大会に出てみたりとか何かいろんな事にするみたいな、行動力、計画性みたいなのを見つけられる感じですかね。
qbc:きっかけは?
ひより:きっかけですか?
qbc:その個性を見つけられたきっかけ。
ひより:三者面談とかでそれこそ先生と話をしてたときに、私はこういうふうにしていきたいですみたいな話をすると、何か周りの生徒と比べてやっぱり、緻密に計画してるよねって言われて。そこから自分の中でいろいろ紐解いていったら、確かにそうかなって思ったって感じですか。
qbc:もうあったものを、浮き彫りにされたっていうことですね。作ったっていうよりかは。
ひより:そうでした。何か別に自分で気づいてとかっていう感じでは全くなかったです。そのおかげで気づけたというか。
qbc:どんなご家族、どんな人たちに、どんなふうに育てられて、大きくなったんですか?
ひより:家族構成は父と母と一歳半離れた弟がいます。親の教育方針的な感じで言うと世渡りがうまくなれと言われて育ったタイプです。
qbc:世渡り?
ひより:はい。世渡りがうまくなれって言われていたんですけど。そういう何か人との関わり方だったり、はよく言われた子供時代だったなと思うんですけど。でも、かといって勉強しなさいって言われたこともないですし、怒られた記憶もあんまりないんですよ。
そういうのは親が1人の子供というよりかは人間として接していたっていうのは、今となって思う部分ではあるんですけど。すごく放任主義に見える一方で、1人の人間として育ててくれていたっていうところが大きいって。何かあなたの人生だしあなたの責任だから勉強するもしないもあなたの勝手みたいな感じで話してましたね。
qbc:BLとの出会いは?
ひより:BLとの出会いは、友達が好きだったので、ちょっと聞いてみなよみたいな。最初はなんかラジオ?声優さんの多分ラジオCDみたいなのを強制的に聞かされたんですよ。なんてものを聞いてるんだこの人たちはと思いつつ、おすすめされたものを断れない性格なので、そうなんだって言ってずっと聞き続けてたり見続けて、今にたどり着くって感じです。
qbc:どこがいいですか?魅力は。
ひより:魅力。私はBLに対しては最初は知らないものだからっていうところが、自分の中の魅力だと思ってたんですけど、今はちょっと違うというか。タイBLを見てるときの興味っていうのは、BLだからとかジェンダーに関係あるとかないっていうよりも、タイの文化だったり、みたいなところに興味があるので。
今日本のBL見てくださいって言われてもあんまり自分で積極的に見にいかないのは多分そこでそのものを楽しんでるっていうよりもその先にあるものというか、文化だったり、言語だったりっていうところに興味があるので。そのそのものに興味があるのではないかもしれないです。なので魅力っていうのも、ちょっとBLに求めてる魅力はあんまりないかもしれないです、今は。
qbc:リアルに描けば描くほどBLっていうのはメジャーな恋愛形態とかとバッティングしたりするわけで、結局既存文化を浮き彫りにする形になると思うんすけど、そういうところが好きってことなんですかね?
ひより:そうですね。うーん。
qbc:全然そんなんじゃなければそんなんじゃないですよで大丈夫ですよ。
ひより:既存文化を浮き彫りにする。うーん。知らない文化を見に行くのが多分楽しいのかもしれません。その既存でも私が知らないところだと思うし。多分タイBLにとどまらず最近は韓国BLに手を出してるっていうところもあると。
それはやっぱり自分が知らない国の文化の中だったら、ジェンダーってどういうふうに捉えられるんだろうみたいな、興味だったり。あとは、男女の恋愛のドラマをタイのもので見てたとしても、使われるちょっとスラングだったり、言葉が違うなっていうふうに思っていて。なんかそういうところを、見てるのかもしれないです。
qbc:単純な一般の質問なんですけど、なんでこんなにBLがはやってるんですか、アジアで?
ひより:何でなんでしょうね。
qbc:日本の影響?
ひより:そもそもは日本から輸出されたもので。なのでBL自体は流行っているんですけど、今流行ってるのは逆にタイから日本とか、タイから韓国みたいな逆輸入みたいな、なんていうんでしょう、インターナショナライゼーション的なそういうやつのおかげで流行ってるんだろうなとも思いますし、日本のBLがすごく売れる以上の規模でタイBLが売れてるのはやっぱり、コンテンツとしてすごく成り立ってるというか。
ドラマがあってタイの俳優さんの私生活があって、両軸で楽しんでた人の元に各国でファンミーティングだったり、コンサートをやるみたいな、リアルの体験も含めて、彼らはこう活動してるので。タイBLっていうのは。もたらされる影響だったり、得られるものっていうのが大きいからこそ、タイBL流行ってるんだろうなって思うし、その影響がタイ以外の国にも派生してるからこそBLって面白いみたいになって周りの人たちも、他の国でも、はやってるんだろうなって勝手に思ってます。
qbc:日本のメインは2次元ですもんね。
ひより:そうですね、確かに確かに。
qbc:そうですね。声優カルチャーの1個でもありますもんね、BLは。なるほど。その他大学生時代、今もそうですけど、大学で何かありますかね?
ひより:大学時代やっていたことって感じですよね。
qbc:何でもいいですよ大学時代。
ひより:大学は、私を象徴するかのように雑多な大学生活をここまで歩んできてるんですけど。学問で言うと社会学をメインにしながら、ビジネス系の勉強と国際政治も勉強してましたね。他の活動で言うとさっき言ってた合唱団だったりNPOだったり活動しつつ、大学の中では、留学経験者の先輩方と一緒になって雑誌を作る活動をしたり。留学関係の情報を後輩たちが得られるような情報を載せた雑誌を作ったりとかはしてましたね。
あとは留学。タイは対面で10ヶ月留学してたんですけどそれ以外にオーストラリアの大学に4ヶ月、オンラインで留学したり。フィリピンの大学と何か研修みたいなので、何日?1週間ぐらいだったかな、交流したりとかもしてたんです。本当にいろんなことに片足突っ込みながら、いました4年間、5年間かな。
qbc:何を得ましたか?
ひより:学問に関してはすごく知識を得られたなって思うんですけど。全体的に言うと、知らなかったところに踏み出せる勇気みたいな行動力を倍増させたかなと思っていて。やっぱ高校までは北海道にいて、限られた情報の中ですごく生きてきたなって感覚があるんですけど、大学がやっぱり東京だったりだとか。あとコロナ禍の中で大学に入って2020年の4月に入学してたっていうところもあって、インターネットの使い方が普通にうまくなったというかオンラインが使えるようになったっていうところで、大量の情報を入手できましたし。
大学も私は英語で全ての授業を取るっていうタイプのプログラムにいるので、それもあってなんか、日本以外の言語でも情報とれるようになったってあって、取れる情報が増えたからこそこっちもあっちに行ってみようって選択肢も増えたっていうところで次に踏み出す力っていうのがすごくついた大学生活。まだ終わってないんですけど、はい。
qbc:インタビューはなぜ受けていただいたんですかね?
ひより:そもそも多分私の友達の友達みたいな人が受けていたことが、1年か2年か前にあって。それをインスタのストーリーで見たところからnoteを読ませていただくようになったんですよね。普段見ていたときに、私の最近の多分就活関係の記事にいいねをしていただいていて、なんかいいねきたって思ってたときに、インタビュー終了するかもの記事を見て、じゃあ申し込みます!と思って申し込んだっていう感じでした。
qbc:誰ですかね?
ひより:友達ですか?
qbc:はい。
ひより:それが最近すごい調べて見てるんですけど、何かトラックできなくて誰だったのかがわからないっていう。
qbc:どこにいた人?
ひより:でも大学生にいた人、同じ大学の人で、小説を書いてる大学生なんですけど、誰だったかわからないっていうのですごいモヤモヤしてるんですいません。
qbc:そうですね。無名人インタビューのどこに興味を持っていただきました?
ひより:そうですね。私自身就活を12月で終えたんですけど、就活のときに自己分析をして、なんかすごい自分のことを解析できたなって思ったつもりでいたんですけど、これインタビューを受けたらちょっと変わるかなとか思いながら、もっと深掘りしてもらえたら面白いかも知れないと思って受けてみました。
未来: いろんな方向性から、その人が好きだって思うことを追求できる社会を作りたいなって思ってますね。
qbc:なるほど。未来についてちょっと聞きますね。
ひより:はい。
qbc:5年10年30年40年。何歳まであるかわからないですけれども。未来、最後死ぬまでをイメージして、今現在で未来はどういうふうに思い描いてますか?
ひより:もう私死ぬときの目標があるんですけど勝手に。老衰で80代ぐらいで死にたいっていうのがあって、そこに向かって逆算して生きてるんですけど。そうするために、そこで80代で老衰で、どこで死にたいのってなったら海外で死にたいなとか、あんまり日本じゃなくていい。日本だとしたら北海道がいいなぐらいなイメージでいて。そこにたどり着いてのんびり80代を過ごすためには、稼がなきゃいけないから、ここから数十年、最低40年ぐらいですよね、そこまでがっつり働かなきゃいけないよねみたいな感じで。
この先5年の目標としては、日本の中小企業を元気にできる社会人になりたいなって思ってるのと、あとは自分のジェンダーの知識をもっともっと深くしていくっていうのを思って、就職活動してたので、ここから5年はそういう若手の社会人で行きたいなって思ってます。
10年後以降に関しては、2パターンあって。最低でも今の自分の中で2パターンあって、社会人の経験を経て、まだもうちょっと日本でフィールドを置いておいてここで働きたいって思えば、ビジネスの世界に足突っ込んだまま、いろいろやりたいな思うんですけど。このままの予定で行けばIT系でその辺をやっていく予定で。
一方でジェンダーの興味が10年後も絶えてなかった場合、大学院行くだろうなって思っている。社会人のままでいくか大学院生になるのかみたいなところで、10年後以降考えてるみたいな感じですかね。
qbc:直近の決まってるっておっしゃったビジネスのほうは、どんな系統のことをされるんですか?
ひより:IT系の企業のビジネス職で入っていくつもりでいるんですけど。ざっくり言うとIT技術を使って、顧客の、中小企業の方だったり企業の方々のバックオフィス関連のお仕事をDXでこう解決していくみたいな、に関わっていく予定です。
qbc:最近つらかったことありますか?
ひより:最近つらかったことは、2023年通してパワハラ・セクハラ・モラハラ三大コンボにあうっていう、ちょっとつらかったっていうか、人生の中でもなかなかタフな経験だったかなって思ってます。
qbc:何があったんですか?
ひより:パワハラモラハラは、タイ留学中にしていた長期インターンシップ先の上長にやられて。なんかあんまりこれを人に言うのもいいものかわかんないんですけど、なんか、タイプが合わなかったんでしょうね、人として。なので何かこう、されていたって感じで。
qbc:それは日本人?
ひより:そうですそうです。日本人の上長にされてました。
qbc:日本企業の?
ひより:そうですね。タイ法人の日本人の上長でした。
qbc:はい。はい。
ひより:なんだっけ。セクハラは自動車学校にこの夏、去年の夏ですね、に通ってて、なんか昭和かなっていうセクハラをされてちょっと面白かったです。もはや。
qbc:何をされたか聞いていいですか。
ひより:いいですいいです。あれでした。普通に運転してて、なんだっけ、シフトじゃなくて、サイドブレーキ。坂道発進のサイドブレーキの引き方がわかんなくて、これどうやってやるんですか、普通に手握られて、えっみたいな。それ黙ってやるんだへえって思ってて1回目は別に何かそういうものなのかなって思ったんですけど。毎回やられてたのでこれ、おかしいよねってなってセクハラですよねって言ったっていう経験がありますね。
qbc:大丈夫でしたか?どうなりましたその後?
ひより:そのあとは自動車学校のなんていうか校長というか、一番トップの人にその話をして変えてもらっていいですか。って言ってあの担当指導員変えてもらったりしたんですけど。なんか対応の仕方が親にめちゃくちゃどうなのそれって親に言われたんですけど、いつ何をされたかを全部文章化してA4の紙にしてコピーして持っていくっていうことをして、変えてもらうっていうことをしたので、それは親から若干批判をくらいましたけど。書類も必要だからって言って、やったってことはありましたね。でも無事に変えていただいたって感じでした。
qbc:タイのときは大丈夫でしたか?パワハラモラハラは。
ひより:もう何か耐えられなくなっちゃって。その人から学べることなんだろうって思って。パワハラとかモラハラが良いとか悪いとかじゃなくて、この人間性の人から私が営業職を勉強して得られることの大きさって、今他でやってる活動をより大きいのかっていうことを比較したときに、タイの留学しながら、それこそあの別の活動もたくさんしてたんですよね。タイの大学の部活動をやったりとか。
あとはさっき言ったようなNPOでマーケティング勉強したりみたいなことをしてやってたからこそ、別に営業の勉強は就職してからでもやろうと思えばできるしこの人から学ばなくてもいいなと思って、一旦何かクッションを置くという形で2週間お休みくださいって言って、2週間お休みをもらった上で辞めますって言って辞めました。
qbc:ちゃんとしてますね。なるほどね。人生において一番中心に置いておきたいことっていうのは、1個置けって言われたら何を置きます?もしくは何がもう置かれてます?
ひより:人生において一つ自分の中心に置くとしたら、何かの選択肢を自分が選んだとして、それが楽しかったり、チャレンジングで自分に何か価値を残せるものかどうかっていうのがすごく大事になってそうですかね。
qbc:価値あるものってなんですかね?
ひより:価値あるものは、そうだな。自分の経験になるのももちろんなんですけど、周りの人が幸せになったりとか、社会が一歩でも前進するようなことであるっていうことが大事かなと。
qbc:学生なんですけど、明日休みだったら何をしますかね?
ひより:もう実際明日休みなんで。最近で言うとなんですけど。実際は、朝起きて、簿記の勉強、日商簿記3級の勉強を今しているんで、簿記の勉強して、タイドラマの翻訳をやって、時間が空いたらピアノ弾いたりギター弾いたり。あとはもう年末年始ずっとできていないシティーズスカイラインっていうあのゲームを多分2時間ぐらいやって。
qbc:あ、最近出たやつ?2だっけ?
ひより:2はやってないんですよ。2のグラフィックがあんまり好きじゃなく1をやってるんですけど。
qbc:1週間休みだったら?
ひより:1週間休みだったら。それって急に決まった休みですか。それとも3ヶ月ぐらい前からですか。
qbc:3ヶ月前から決まった。
ひより:だったら、1週間あったら多分タイに行きます。今なら。
qbc:なるほど。また行きたい?
ひより:そうですね。時間とお金さえあればいつでも行きたいです。
qbc:1年休みだったら?
ひより:うーん。1年休みだったらワーキングホリデーでアイスランドかスウェーデンあたりに行こうかなと思います。
qbc:そういうのっていつ考えてるんですか?ここまでバリエーション豊かに答える人少ないです。
ひより:そうですよね。なんか私は一つの行動をするときに、バックアップ策を最低でも三つは持ってるタイプで。たとえば、タイに留学10ヶ月しますって決めたときも、タイの留学が、交換留学で大学内の選考に落ちましたとか、タイの大学から受け入れできませんって言われたら何しようって考えてて、バックアップ策1がニセコに国内留学をするっていうので。2個目はアイスランドにワーキングホリデー本当に行こうかと思ってて、あとは大学を3年で卒業するっていう3つ選択肢が自分の中にあったんですけど。
これが常にあるんですよ。就職活動だったり、普段の生活の中でもそういうふうにバックアップ策だったりを持ってるので、多分こういう何か破天荒なアイディアが出てくるんだと思うんです。
qbc:一生、お金の心配をせずに休みだった場合何をします?働いてもいいんですけど。どうします?
ひより:だったら多分海外に行って、修士と、Ph.D.のあれですね、学位?を学位じゃないかあれを取りますね。修士とか博士号を取って、働くんじゃないですかね。多分。
qbc:何を取ります、学位は?
ひより:ジェンダーとか、文化系のものを多分とると思います。で、大学教授を目指して動くんじゃないですかね。
qbc:今目指さないのはなんでですかね?
ひより:今目指さないのは、自分が尊敬してる大学の教授がいるんですけど、その人はすごく社会を見た後に、英語教育の世界に入ってきた方で。自分のゼミの先生は全く反対でもうずっとアカデミックの世界にいらっしゃる方なんですけど、私はどっちの教授を目指したいかって言われたら世界とか社会とかビジネスの世界を知ってる人間でありたいなって思ってるというか。
もちろん、アカデミックにいればいるだけ知識はつくとは思うんですけど、実際ビジネスの世界で使えるジェンダー学だったりとか、何か机上の空論じゃないって言ったらあれですけど、何かそういう地に足つけた研究がしたいなって自分をって今は目指さないっていう感じですかね。
qbc:就職ってあっさり決まりませんでした?
ひより:就職は、割とあっさり決まりました。ここがいいって、すごく明確にありましたね。
qbc:落ちるっていうのがあるわけで、落ちなかったですか?
ひより:落ちました。なんだろう、グループディスカッションで落とされましたし、二次面接とかで落ちた会社もあるんですけど。でも絶対そこには原因があるというか、自分が興味あったり性格が合わない企業だったんで、メンタル的な落ち込みっていうのは、ほぼなかったですね。
qbc:この質問はですね、ひよりさんが面接に来たら通してしまうなと思って、思いながら話をしてたんですね。
ひより:はい。
qbc:だからあっさり決まりましたよねっていう質問なんですけど。ってことは自分が入りたかったのに入れたってことですね?
ひより:そうです。第1志望の会社から内定もらってるので、そういう意味では、うん、面接通りましたって感じです。
qbc:のらないところに嘘はつけないってことですね。
ひより:そうです。企業の面接で嘘ついたり、SPIのその検査とかで嘘ついたりするの、ちょっとアンチなんで、全部普通に自分の言いたいこと言ってって感じでした。
qbc:ちょっとずつ40代後半と言われるのがちょっとわかってきました。なるほどね。何か他に、ジェンダーはなぜ興味を持ちだしたんですかね?
ひより:ジェンダーに興味を持ったのは、高校1年生のときにカナダに2ヶ月間の短期留学に行っていて、そのときに、それまでは自分の周りにいるとかいないとかあんまり気にして生きてきたことなかったんですけど。
カナダのときの友達がほぼほぼ全員LGBTQIA+当事者だったっていうので、そういうのもあるのねというか、全く自分の知らない世界に踏み込んだっていうところで。これもうちょっと勉強したら面白いかもしれないって思った。
のと、自分自身のジェンダーも、何か今までは女性として生まれてきて、男性のことが好きになるんですよねって勝手に思っただけで、実は違うかもしれないって思ったわけで、ちゃんと勉強してみたいなって思ってそれで興味を持ちました。
qbc:どうでした、実際勉強してみて?
ひより:奥が深すぎて常に何か難しいって思ってるというか。大学の毛色としても、リベラルアーツと呼ばれるような学部にいるので、やっぱりジェンダーだけを勉強できるわけじゃないというか、ほかも勉強やらなきゃいけないっていうところで、なかなか知識を詰め込む時間っていうのを作れてないっていうのと、そもそもジェンダーっていうのがまだまだ議論の余地があったりだとか、すごく幅広すぎる学問なので、追求しづらいって思いますね。
qbc:社会学自体は、自分の中でどうでした?
ひより:面白いですけど、世の中で、特にTwitterとかでやっぱり社会学とかって無駄だよねって言われるのもわからなくはないなって思うときはあるんですよね。目に見えて使える学問じゃないなって思う一方で、すごく世の中のベースにあるというか。就職活動を例に挙げても、じゃあマイページ作りました、ES書きますっていうところに、男女っていうものが存在してたりとか。
本当にその辺に転がってるようなものが社会学なので、内容次第じゃないって思ったり。なんか無意味だって切り捨てられるような学問ではないだろうなって思いながら勉強してます。
qbc:こういうことをやりたいとかって、何か具体的なものって今あります?
ひより:こういうことがやりたい。
qbc:作り上げたい成し遂げたい。
ひより:今後何年かけてやるかわかんないんですけど、就職活動ときに言ってた軸みたいな感じになっちゃうと、人々の好きの、ライクの方の好きを追いかけられる社会を作りたいみたいなのは、自分の中にあって。それはいろんな方向性でできると思っていて。
例えばバックオフィス関連の仕事を社会人としてしていくってなれば、その経営者の人って別にみんな経営がやりたくて経営してるっていうわけじゃなくて、多分本業の例えば、北海道の美味しいご飯をいろんな人に届けたいみたいな思いがあってやってるけど、経理だったり人事みたいなところにお金かけなきゃいけないよねみたいな。
そういう人がたくさんいる、そこの作業をAIとか自動化とかで、うまくしていきましょうみたいなところともあるし。あるいはこの目標の達成って、ジェンダーみたいなところでもできると思ってるので。いろんな方向性から、その人が好きだって思うことを追求できる社会を作りたいなって思ってますね。
qbc:もしも、コロナが起きなかった世界線に行ったらどうなってると思いますか?
ひより:まず一旦多分大学に入って、すごくチャレンジしたいことにチャレンジするだろうなって思う一方で、今の自分には全くなってないだろうなというか、多分、大学入って、大学の寮に入る予定だったので、大学の寮で過ごして、なんか就職活動頑張らなきゃって行って就職活動頑張ってコンサルとか、総合商社とか、ああいう体育会系の人多そうな業界とかに入っていくみたいな、ちょっと今とは違う将来を見据えて動いてただろうなって思います。
qbc:コンサルって、戦略コンサル?
ひより:そうですね。戦略コンサル。
qbc:そっちに興味があったってことですか?
ひより:そうです。元々はそっちに興味があったんですけど違うわってなってやめました。
qbc:そっちの方向っていうのが、全然感じられなかったんですよねこの50分ぐらい。
ひより:私が戦コンぽくないってことですよね。
qbc:目指しそうにない。
ひより:私も最初は戦コン全然目指してなかったんですけど、多分、初見見た人たちからすると、結構ロジックでゴリゴリ考えて、オラオラ進んでいくタイプに見えるらしくて。初対面で会う人からするとすごいガッツのあるタイプだねって言われるからこそ、戦コンとか合うんじゃない?って周りに言われたり、先輩方とかにそういう業界でも活躍していけるんじゃないっていう話をされて、多分その波にのまれて、そっちのほうを目指してたのかなって思います。
qbc:それは大学1年生の頃?
ひより:そうですね。
qbc:どっちが良かったと思います?
ひより:私は今がベストだと思ってるんですけど、コロナがあったからこそ、私中学校高校と地元を離れてちょっと遠い学校に通ってたのもあって、親と過ごせなかったり家族といられなかったので、コロナのおかげでオンラインで授業を受けて、家にいるから今があるし。
qbc:実家に帰ったってこと?
ひより:そうです。東京にまず上京しなかったんですよ。
qbc:できなかったんだ。
ひより:はい、そうです。大学側からオンラインでやるからって言われたんで、じゃあ行かないですって言って、北海道にいられたので。それのおかげで今がありますし、それがなかったらタイにもきっと行ってないですし。コロナのおかげで今があるので。
qbc:実家にはどのくらいいたんですか?
ひより:大学1年生の1年間。
qbc:1年間実家。
ひより:はい。
qbc:なるほどね。どれぐらいぶりに、そんなに家にいましたか?
ひより:えー。長期間平日にこれだけいたのは、多分小学生ぶりでした。もう本当丸6年、学校にほぼ1日いて家には寝に帰ってくるみたいな生活しかしてなかったので、6年ぶりでしたね。
qbc:最後の質問をしなければいけないんですけども。最後に残したことはっていう質問で、インタビュー振り返りでもいいですし、読んでいる人のメッセージもいいし、遺言になっても構わないです。最後に言い残したことがあればお伺いしております。
ひより:はい。もう私自身のことをたくさん書いてるnoteもあるのでぜひ興味を持っていただいた方には読んでいただきたいなって思ってるのと。
周りの人でこれを言ってて私はうん?って思ったことだったんですけど、スペシャリストになりたいとか、こういう能力に長けてる人になりたいっていうのがあるっていう発言に対して思ったことで。
私みたいに別に、ゼネラリスト的な感じでいろんなことに手を出して片足突っ込んで生きてても、最終的にすごく点と点が線になって複雑に絡み合うっていうことがたくさん起きるのが人生かなって思ってるので。興味のあることにはたくさん挑戦した方が楽しい人生になるんじゃないかなとあの若いながらに勝手に思ってるので、大学生とかでこれを読んでる人は興味だけで動くのも一つ手かなって、今の段階の私は思ってますということがお伝えしたかったです。
それと、宣伝にはなるんですが、所属している合唱団めりいごーらんどで3月22日19時〜卒業記念演奏会を行うので、合唱や独唱に興味のある方、ぜひ東京は小平まで足を運んでいただけますと私が大変喜びます笑。以上です。
qbc:ありがとうございます。
あとがき
セレンディピティ大事にしたい。
偶然をひきよせるために、めちゃ試行回数増やすング。
【インタビュー・編集・あとがき:qbc】
【編集:本州】